CV:大竹宏
概要
作品初期に登場した悪役で、ならずもの集団「ウサギ団」のボス。2人の手下がいる。
身体に触った相手をニンジンにしてしまう特殊能力を持つ。作中ではブルマにわざと握手させ、彼女をニンジンに変えて人質にした。
しかし、ヤムチャとプーアル、孫悟空の連係プレーに敗れ、ブルマを人間に戻したあと最終的に悟空によって月に送られてしまった。
その後、第21回天下一武道会で(やむを得なかったとはいえ)亀仙人が月を粉砕したため、宇宙をさまよう羽目になってしまう。
その後の消息は不明だったが、漫画版『ドラゴンボール超』の扉絵でどこかの惑星で部下と共に餅をついている様子が描かれている。
余談
このエピソードはヤムチャとプーアルが悟空の仲間になる切っ掛けとなった出来事である。
『ドラゴンボール』の元ネタの1つである『西遊記』には「なるのに1万年かかるが一つ食べれば4万年寿命の延びる果実、人参果」という果物が登場しており、これが名前の元ネタ。
作中では悟空が兎人参化を月まで送ったことになっているが、悟空が自己申告しているだけで実際に月まで悟空が丁寧に運んでいる描写はないことと、如意棒は目一杯まで伸ばしてもカリン塔から神殿までくらいの長さにしかならない設定から、如意棒を目一杯まで伸ばして、ナッパ処刑時のベジータのように上空に思いっきりぶん投げて兎人参化を宇宙空間に出させ、月の重力で無理矢理月に着地させた説が一部の間で囁かれ、有力視されている。
ゲームでの扱い
『ドラゴンボール 神龍の謎』ではちょっとでも触れるとニンジンにされてゲームオーバーとなる厄介な敵。2度ボスとして登場する。
『ドラゴンボール 大魔王復活』では魔族に協力し、ペンギン村で村人達をニンジンに変えていた。しかしロボットであるアラレはニンジンに変えられずぶっ飛ばされ、村人達を元に戻す羽目になった。
『ドラゴンボール3 悟空伝』では西の都で悪事を働き、カプセルコーポレーションでブルマの両親を人参に変えている。
順路を無視して如意棒を入手せずに来た上で、ウーロンの忠告を無視して戦おうとするとゲームオーバー。
如意棒があればウーロンが鳥に化けてブルマの両親のニンジンを取り返し、倒すことができる。
『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -突激編-』では原作通りに登場。攻撃を受けるとニンジンにされてゲームオーバー。また普通に攻撃してもカウンターでニンジンにされてしまう。
倒すには如意棒や気功波で攻撃するか、相手がカウンターを使えないタイミングで攻撃するかしないといけない。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では月が破壊された後に地球に帰還し、ヤムチャのアジトに居座っていた。カメハウスから帰ってきたヤムチャにより再び追い出され、その後の消息は不明。
関連タグ
魔人ブウ:相手を様々な物に変化させる光線が出せる。こちらは『何にでも変えられる』『直接触る必要が無い』『無生物にも効く』など完全上位互換となっている。
ニンジンワルド:こちらも相手をニンジンに変える能力を持つが、厳密に言えば見た目がニンジンっぽくなるだけである。
外部リンク
【スペシャル企画】とよたろうが描いてみた!!【2019年6月】
※第19回目は「兎人参化」! とある町でウサギ団を率いていた、人を人参へと変身させる能力を持つ兎人参化。その能力で町の人々を苦しめていましたが、憎めない愛くるしさがありますね!