レーザートカゲ
れーざーとかげ
トカゲをベースに、腹部にパラボラ状のレーザー砲を備えた出で立ちが特徴である・・・のだが、その能力や目的の全容が作中で明らかになることはなかった。
それもそのはず、このレーザートカゲが登場したのはエピソードの冒頭のみであり、その時点で既にジェットマンと交戦状態に陥ってレッドホークのウイングガントレッドで殴り飛ばされた末、そのままファイヤーバズーカを喰らって倒される、という扱いでしかないのである。この間わずかに30秒程度であり、能力を発揮する云々以前の話でしかない。
撃破後、その身体から分離したバイオ次元虫は巨大化する前に、レッドホークのバードブラスターから放たれた冷凍ビームで凍結・捕獲されるのだが・・・分析のために遺伝子工学研究所に送られたこのバイオ次元虫が、さらなる一波乱を引き起こすこととなるのである・・・。
デザインは企画者104の河野成浩が担当。出てきてすぐに倒されるキャラクターであることから、ライトアルマジロのスーツの改造を前提に、甲羅や肩のトゲといった特徴的なパーツがオミットされ、腹部もライトからパラボラ状のレーザーに変更。足回りはジクウマンモスのそれを流用し、頭頂部も含めたモールドを変更する形で、「ライトアルマジロっぽく見えないよう」対応されている。
体色についてはレインボー造型企画の判断に一任しているため、デザイン画稿にも特に着彩は施されずほぼ線画の状態で決定稿とされている。またそのデザイン画稿では、ライトアルマジロの印象を打ち消す要素の一つとして襟巻も描かれているが、これは実際の造形には反映されていない。
臨獣トード拳エルカ:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場する敵怪人の一体。扱いはレーザートカゲのそれに近いが、能力の披露や巨大化して戦隊ロボと戦っている点ではまだマシとも言える
デンシャロイド2:『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する敵怪人の一体。冒頭に登場してわずかに30秒程度で退場し、メイン怪人の前座として扱われた、という共通項を有する
アニダラ・マキシモフ:『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する敵怪人の一体。戦隊の巨大戦力に踏み潰されるという差異はあるものの、こちらも登場と同時にあっさり死亡するという扱いは共通している
ニンジンワルド:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵怪人の一体で、扱いとしてはこちらもレーザートカゲのそれに近いが、一応エルカと同様に作中で能力や巨大化は一通り披露しているので、多少ではあるが扱いはまだマシ・・・と言えなくもないのかも知れない