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「所詮出来損ないの次元獣がこの程度か…。」


演:丸山真穂


概要編集

次元戦団バイラムの幹部の一人である紅一点一人称は「私」。

レッドホークこと天堂竜の最愛の恋人リエ瓜二つの容姿を持つ。


万能スティック「ネクロッド」が武器。


非常に好戦的な面を持つ一方で仲間意識は強く、幹部仲間の危機の際には気に掛ける事もある。グレイも聞き惚れるピアノの技術を持っている。

バイラムのメンバーの中では新参らしく、女帝ジューザについて知らなかった。


正体編集

元スカイフォースに所属していた竜の恋人である藍リエが洗脳された姿だった。そのピアノの腕前はリエだった頃に習得した名残。

第1話にてバイラムによってスカイフォースの所有する宇宙基地「アース・シップ」が襲撃されて宇宙空間に放り出された時にバイラムの拠点である「魔城バイロック」に流れ着いたと推測される。そしてそこからラディゲに洗脳されることでバイラムに所属していた(小説版では、ラディゲのコレクションとして見初められた)。


顔を突き合わせた竜からは当初、恋人とよく似た敵の一員と言う認識だったが、第31話にて正体が判明し、竜は大きく戸惑う事となる。

最初は彼女は洗脳が解けた後はその時の記憶がなく、竜が目を離している間にラディゲを見て動揺してしまい、再度洗脳されてしまう。以降、竜はマリアを倒すべき敵から救い出すべき相手へと認識が変わる事となる。


また、彼女も正体が判明して以降は昔の記憶が蘇り、苦しむ事が増えていった。



結末編集

終盤、ジェットマンへの対抗心やその焦りからラディゲの策略に乗り、血のヒトデを身に纏い次々と男性を襲い、血を奪う魔獣と化していった。

竜の攻撃で本来の姿に戻るが、洗脳は解けていなかったせいか、マリアは彼を罠にかけて、自らの力でマリアになる。

そのマリアの変貌ぶりに、グレイはマリアを元の人間に帰すべきと判断し、竜やジェットマンに委ねた。

竜の愛情とキスにより洗脳から解放されるが、3回目に元の姿に戻った直後、ラディゲの登場と共にかつて犯した悪行も思い出してしまい、竜の元を去る。

ラディゲの元へ行った後、恨みを込めてラディゲの背にブリンガーソードを突き刺すが、逆上したラディゲに斬られて致命傷を負ってしまった。だが、この行為は後の決戦で明暗を分けることとなった

愛する男の元へ帰れないことを悟っていたリエは、竜に自分の事を忘れてしまうよう願い、彼女への想いを察していたグレイにより、その身体は彼に運ばれていった。


海辺にてグレイに抱えられながら、竜の元へ帰りたいという本音と、最期の願いを聞いてくれた感謝を述べた後、グレイの涙を受けてその肉体は融解して散った。

これでよかったのか...マリア...


死後、最愛の恋人を失った竜の心に暗い影を落としてしまったが、ラディゲとの戦闘で一時撤退した竜の前に幻影として現れ、復讐心で使命を見失いかけた彼を立ち直らせた。決戦から3年後、竜と香の結婚式の日にもそれを祝福するように彼女の幻影が現れている。


小説版編集

滅ぼした惑星の生物を一体コレクションにするラディゲの趣向によって洗脳された。

ラディゲがジューザを倒すべくジェットマンを利用するために憎しみを植えつけられ、彼女の境遇とジェットマンとの戦いの背景を嘲弄されていた。

記憶はほとんど持たないが、何故か竜に倒錯した執着を抱いており、彼を倒す事と倒されたいと言う想いが入り混じっており、彼が戦意を失った際は憤りを見せている。

ラディゲと肉体関係を結んでおり、ジェットマンを倒すべく魔獣を懐柔するために母性を向ける姿は原作の低年齢層向けと思って見るとトラウマや嫌悪を抱きかねない描写もあり、彼女の悲劇がより鮮明にものとなっている。


関連タグ編集

鳥人戦隊ジェットマン スーパー戦隊シリーズ 次元戦団バイラム 天堂竜 ラディゲ グレイ(ジェットマン) 獣化マリア

女幹部 洗脳 悲劇のヒロイン


関連する他作品のキャラクター編集

イアル姫:同じく戦隊レッドと恋愛関係にあった敵組織の一員。こちらは最終回まで生存したが、最後は同じく悲恋に終わった。

ゾンネット:同じく戦隊レッド(の変身後の姿)に恋してしまった敵組織の女幹部。こちらは逆にコミカルな展開になった。

フォッグ・マザー:演者が同じ。

破壊の使徒ジャンヌ:同じく戦隊メンバー最愛の恋人が洗脳され、悪の組織の幹部となった姿。こちらは無事生還することが出来ている。

雉野みほ/倉持夏美:共通点が多い令和戦隊第3作のキャラクター。

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