「あの鎧を私が着こなすまで、命は長らえさせてあげるわ…!」
「マホロを捨てた男に、話す必要など無い!」
演:桜井映里
概要
ミケラやヴォッファが戦闘に不慣れなため、前線に出るのは大体彼女。
主な武器は腰に提げた剣と口からの息吹だが、自身の兄である暗黒の使徒ガイルトンが敗れた後に彼を始末し暗黒の鎧を引き継いでおり、基本的に戦闘時は鎧の方を使う。
アスカの恋人であるマホロと全く同じ容貌だが、額にエヴォリアンのあざがある。マホロという名前に対して「私がこの世から消した女」と語っており、殺したマホロの体に憑依していることを示唆している。アスカにとっては恋人の仇であり、同時にジャンヌの方も自らの手でアスカ(アバレブラック)を倒すことに執念を燃やしている。
リジェの母親だが、「子供とは思っていない」と切り捨てている。特に険悪な関係ではないものの、互いに母娘というよりは組織の同輩のような接し方をしている。
気の強い女が好みな仲代壬琴(アバレキラー)から勧誘されることもあったが、彼に頬の爪に触れられると奇妙な感覚が走るため、彼を強く警戒している。
その正体
正体はアスカの恋人であるマホロ本人。
デズモゾーリャが見せた幻覚に支配され、アスカが裏切ったと思わされていた。以後は自身がマホロであったことを捨て去り、アスカへの復讐を果たすことに執着していた。
物語中盤でアスカの手によりマホロに戻ったが、暗黒の鎧に支配されたアスカを助けるため、再びエヴォリアンに寝返ったように見せかけてジャンヌに戻り、壬琴に協力させて暗黒の鎧を滅ぼし、アスカを正気に戻した。
その後はデズモゾーリャに憑依されている娘のリジュエルを救うため、スパイとしてエヴォリアンに留まっており、集めた情報を密かにアバレンジャー側に伝えることで支援していた。
なお、この時期の彼女は服装こそジャンヌだが、額にエヴォリアンのあざが無い(洗脳されていないため)。
しかし終盤で、ジャンヌが獅子身中の虫となっている事をデズモゾーリャに見破られ、デズモゾーリャに憑依されたリジュエルと共にアバレンジャー討伐に出撃した時に拘束され、さらに目の前でリジュエルがデズモリジュエルに変貌してしまう。事前に情報を与えていたこともあり、アバレンジャーと協力し遂にデズモゾーリャをリジュエルから追い出し元の赤子の姿に戻せたのだが、直後デズモゾーリャに連れ攫われ、侵略の園の生命の木に捕らわれてしまう。デズモゾーリャの残留思念が侵略の園と融合しデズモゲヴァルスと化した後も捕縛され続けていた。
マホロ自身は、デズモゾーリャに洗脳されて以降、ジャンヌとして犯してきた悪行の罪悪感に苛まれており、このままデズモゾーリャ共々アバレンジャーに倒される事で贖罪する覚悟を決めていたが、決死の想いでデズモゲヴァルスへと乗り込んできたアスカに救出される。脱出中に鎧の邪命戦士の攻撃で致命傷を負ったが、アスカを追ってきたらんるの呼び掛けで娘を抱きしめる決意を固め、ダイノガッツを放ち生還する。デズモゲヴァルスから脱出し、ようやく最愛の人との再会を果たす。
最終決戦後、爆竜達や、アスカ、そして「ミコト」と名付けた娘と共に、ダイノアースへと帰還した。
後日談『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』では家族揃ってアナザーアースに戻り、デカレンジャーの面々と交流した。
爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー
突如契約を結んできたフラビージョとウェンディーヌに冷たく接する。その後は彼女達やリジェを除いた他のエヴォリアン幹部と共に2大戦隊の前に現れ、自身はフラビージョやウェンディーヌと共にアバレイエロー&ハリケンブルーと交戦。彼女達を苦しめたが、彼女達の銃攻撃を受け、爆発に巻き込まれ咳き込みながら敗北した。
イエローとブルーの変わり身の術に「うそッ!?」と驚いたり、銃攻撃によって咳き込み凹んだ顔になるなど本編のシリアスでは見られないお茶目なシーンがある。
関連タグ
マリア:『とあるスーパー戦隊のメンバーの恋人だったが生き別れになってしまい、悪の組織に洗脳されて敵となった姿』という共通点がある。しかしジャンヌとは正反対にマリアは哀しい末路を迎えてしまった。
操舵士シェリンダ:男性戦士に執着し、戦隊ヒロインとはあまり交戦しなかった敵の女幹部繋がり。ジャンヌはアバレイエローとアバレンジャーVSハリケンジャーで激戦を繰り広げたに対し、彼女はギンガピンクとVシネ含め1度も交戦しなかった(書籍では彼女と刃を合わせているが)。