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カーリー

かーりー

インド神話における戦いの女神。キャラクター名としても用いられる。
  1. 高殿円によるライトノベル作品。→「カーリー(高殿円)
  2. テレビアニメ「遊☆戯☆王5D's」の登場人物。→カーリー渚
  3. フリーゲーム「洞窟物語」の登場キャラクター。→カーリーブレイス
  4. ポップンミュージック」のキャラクター。
  5. ウルトラマンレオ」に登場する宇宙人。
  6. 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」の登場キャラクター。
  7. 全体がカールしている髪型。→カーリーヘア
  8. マンガ「3×3EYES」の登場キャラクター。


インド神話におけるカーリー

嫁さんを怒らすと怖い(意訳)


シヴァ神の妃パールヴァティの一側面とされる、シヴァの妻の一人。
カーリーの名は『時間』と『黒色』を意味する“kala(カーラ)”の女性形であり、しばしば“黒い女神”、“時の女神”と称される。カーリーの示す時間とは母なる女神の胎内、大地への回帰であるという地母神的な神性をもち、ドゥルガーと共にシヴァの暗黒面を象徴する存在であるともいわれる。

なお、ヒンドゥー教における時代区分の一つである「カリ・ユガ」の名称は悪魔カリに由来し、女神カーリーとは関係ない。
その姿は一般的に、黒い肌、長く伸びたのある口を備え、第三の目がある面貌は血塗られている。四本腕で、右側の二臂には血のついた三叉戟、左側の二臂には血を滴らせる巨人生首と血を受ける頭蓋骨を持しており、小児でできた耳飾り、人頭・・頭蓋骨を繋いだ首環、悪魔の腕で作られたなどの装飾品以外は身につけていない裸である。
絵や像で描写・造形される場合、同じ黒肌のクリシュナのように、青い肌で描かれることも多い。

カーリーの名はヴェーダ等に登場せず、叙事詩やプラーナ、特に「デーヴィー・マーハートミャ」において以下の神話が語られている。
ある時、苦行により“いかなる神にも殺されない”という力を得たアスラの兄弟シュムバとニシュムバが神々に戦いを挑んだ。
ドゥルガーだけは不死身のアスラを撃破する力を持っていたことから彼らと交戦することになり、美しい娘の姿に身を変えてヒマラヤに向かった。シュムバはドゥルガーを見止めて結婚を申し込み、断られると軍勢を派遣して彼女を捕えようとしたが、返り討ちにあって全滅してしまう。アスラは続けてチュンダとムンダーに軍勢を与えてドゥルガーに挑むが、彼らが近づいて来るのを見てドゥルガーは激怒し、黒く染まった顔から武装したカーリーが現れた。カーリーは瞬く間にアスラの軍勢を殲滅して、二人の指揮官の首をドゥルガーの前に差し出した。
次にカーリーと対峙したのはラクタヴィージャ(血の種子)で、彼は大地に落ちた己の血から無数の分身を生み出すという力をブラフマーから得ているアスラである。カーリーが彼を武器で傷つける度に次々に分身が現れたため、カーリーは口を開けて分身達を呑みこみ、流血を舌で受けて吸い尽くしてついに殺してしまった。そしてドゥルガーも一騎打ちでシュムバ、ニシュムバを討ち取り、戦いに勝利した。

カーリーは怒りから生まれた存在であり、好戦的、流血を好み、破壊や殺戮を喜ぶ恐るべき女神である。カーリーが破壊の衝動を解き放てば何者もそれを押しとどめられず、シヴァ自身が彼女の勝利の舞踏に際して足元に伏し、正気に戻るまで踏み続けられるのが世界の崩壊を防ぐ唯一の方法であるとされ、このことから時間(シヴァ)を服従させる“時の征服者”とみなされる。
また、八世紀のヴェーダーンタ哲学者シャンカラは、梵(ブラフマン)から分化した低梵が認識する世界は幻であるとされ、カーリーが幻を生み出す無智、無明を象徴するものとして扱っている。

現実の世界におけるカーリーに対する信仰はベンガル地方が盛んである。都市カルカッタの名は「カーリーガート(カーリーの沐浴場)」が由来であるとされ、かつて都市南部にあるカーリーガート寺院では祭礼ドゥルガープージャーの際に700頭に及ぶ山羊が捧げられたという。

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