カーリー(ダンまち)
だんまちのかーりー
CV:釘宮理恵
殺し合いという名の儀式を古代より続けてきた陸の孤島『闘国テルスキュラ』を治める【カーリー・ファミリア】主神。
『闘争』と『殺戮』を司る戦神で、闘争と殺戮こそが子の真理であるという考えを持ち、その末に生まれる最強の戦士を見たいと語り、テルスキュラにて日夜、眷族のアマゾネス達を戦わせている。
赤い髪と褐色の肌の、背丈の小さい幼女神。骸骨を繋ぎ合わせた首飾りと、牙を生やした仮面をつけている。
闘争と殺戮を求め下界に降りてきた快楽主義者で、物騒な思想の持ち主だが、見た目相応に楽しげに話すことが多い。
また恩恵を与えた眷族達に対する情は持っており、英雄譚が欲しいと頼んだり『テルスキュラ』を出たいと希望したティオナの願いを聞き入れたり、アルガナやバーチェやに『共通語(コイネー)』を教えるなど子供たちが願いを言えば大抵の事は叶えてくれている。しかし、
基本的には自身の娯楽優先であり、恩恵を与え育ててきた恩は返してもらうとして、ヒリュテ姉妹とカリフ姉妹を戦わせるように仕向けている。(最も自分の我儘で闘国の文化や歴史を捻じ曲げるなどそれこそ神の暴挙及び下界の冒涜に繋がると言う真っ当な理由もあるのだが)。
名だたる大神達と並んで神威(神独特の気配)を消し人間に変身する事が出来る。
オラリオから離れた東南にある半島の国。海と断崖絶壁に囲まれアマゾネスの聖地とも呼ばれている。アレスが統べるラキアと同じく国家系ファミリアとして名を轟かせている。
男子禁制であり、いても奴隷か種族繁栄の為の道具でしか存在は許されていない。日々闘技場で捕獲したモンスターやアマゾネス同士で儀式もとい闘争を行なっており、その為か迷宮を保有していないにもかかわらず高レベルの戦士が多数存在し突き抜けた戦力を有する『世界勢力』の一つとなっている。
かつて国に忍び込み命からがら逃げだした探検家ラスティロ・フォーロは後に自身の大陸異聞録に『私も彼女達の讃歌に倣うことにする。彼の地のアマゾネスこそ、真の戦士』と言う一文を綴っている。
因みにテルスキュラ特有の言語が存在し共通語を理解できるのはカーリーを除くと頭領姉妹のアルガナとバーチェだけである。
闘争の文化はカーリーが天界から君臨する以前(古代)から同様だったらしく後に『メモリア・フレーゼ』で実装されたイベント「アルゴノゥト」にて回収されている。
イシュタルからフレイヤ打倒の勢力としてオラリオに呼び出され作戦決行までの間メレンにて顔合わせをする。彼女への協力の代わりに偶然出会ったヒリュテ姉妹とカリフ姉妹に殺し合いの儀式をさせるため【ロキ・ファミリア】の足止めを求める。
神威を消してチャンディと言う名の子供に成り済ましレフィーヤ、に接触し拉致し彼女を人質に取り、儀式をさせる事には成功したが、バーチェを倒したティオナは彼女を殺す事を拒み、アルガナは戦いに割って入ってきたフィンに倒された事で儀式は失敗。更に他のアマゾネス達も【ロキ・ファミリア】の男性陣に打ちのめされたことで、殆どが恋する乙女状態(アマゾネスは倒した雄に惚れこむという性質を持つ)になってしまい、嘆くこととなる。
テルスキュラ帰還後、暫くしてヘルメスからノッソス攻略戦の『第二進攻』の援軍要請を綴った手紙によって再びオラリオに招待され、大きな闘争の空気を肌で感じながら歓喜し、自身の眷族たちを向かわせた。
外伝6巻が『メモリア・フレーゼ』にてフルボイス実装された事によりアニメより先に声が付く事となった。本編で登場するかは不明だが釘宮ボイスののじゃロリキャラとして一部の読者からは人気がある。