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概要
CV:村川梨衣
【ロキ・ファミリア】所属のアマゾネス。
ファミリアでは、中核を担う第一級冒険者の一人で17歳。
双子の姉にティオネ・ヒリュテがいる。
二つ名は【大切断(アマゾン)】。
元ネタは、ギリシャ神話に出てくる女性だけの部族・アマゾーン。
彼女の種族であるアマゾネスの由来でもある、またアマゾンで大切断なので、『仮面ライダーアマゾン』も由来していると思われる。
59階層の遠征帰還後に、Lv.5からLv.6へとランクアップする。
人物像
とても天真爛漫な性格で、誰に対しても臆することなく積極的に接することが出来る。
ナイスバディが多いアマゾネス族のわりにはスレンダーな体をしており、特に貧乳であることに本人は結構気にしている(なお、『メモリア・フレーゼ』の「オルギアス・サガ」で着た服から見える胸は誤差の範囲内だが若干バストアップされていた)。
本人自身は特に興味がないようだが、アマゾネスらしく性には寛容。
ファミリア内では姉妹であるティオネ以外には、アイズ・ヴァレンシュタインやレフィーヤ・ウィリディスと仲が良く、4人で街に買い物に出かけたりしている。
また、ファミリアの他の仲間に対する思いやりも非常に強く、ファミリア内で死者が出た際もその事を素直に哀しんだり、それを馬鹿にする者に対し怒りも見せるが、その事を「遺恨」として引きずったりはせず、「冒険者をしていれば死者も出るのは当然」として心の中で整理を付けている節も見せる。
その為、ファミリアのメンバー内では「憎しみ」や「敵討ち」といった動機で思考停止に陥る様子は見せず、『異端児(ゼノス)』の一件でも冷静な考えで行動し、彼等にも人間と同じく仲間を想う気持ちがあった事に気付いている。
ベル・クラネルの片角のミノタウロスとの戦いを目撃し、彼の戦う姿を幼少期に読んで気に入ってた童話『アルゴノゥト』の主人公と姿を重ね、それ以降ベルのことを「アルゴノゥト君」と呼んで気に入り、彼のファンとなる。
『戦争遊戯(ウォーゲーム)』では、競技開始前にアイズと共にベルを鍛え上げている。
また【アポロン・ファミリア】を相手に奮闘するベルに興奮しながら声援を送るなど、好意的に接している。
余談だが、アマゾネスにしては異性に対する興味はあまりなく、彼女が好みのタイプを直感で答えたときは『種族はヒューマンで歳は同年代か年下』と返答していた。
また、ベルに抱きついた時に周りと違って自身の薄い胸でも意識してくれた事に対して、嬉しく思っている。
出身地はオラリオから離れた東南に位置し、アマゾネスの聖地と呼ばれ、現在は女神カーリーを主神とする国家系ファミリアである半島の国・『テルスキュラ』。
現【カーリー・ファミリア】の団長の一人であるバーチェ・カリフとは、師弟の関係。
カーリーの眷族として、眷族の間で互いに殺し合って研鑽を積むという風習に従い、ティオネと共に闘技場でモンスターや同族であるアマゾネスたちとの命懸けの闘いの日々を送っていた。
過酷な環境であったためか、当時は全く笑わず、死んだようにただ闘争と訓練を繰り返していたが、ある時通路に捨てられていた『英雄譚の紙切れ』を見つける。
バーチェにそこに書かれていた物語を読んでもらい(バーチェも共通語が分からなかったため、カーリーにふりがなを書いてもらい)、英雄譚の面白さ知り、その後もカーリーに新しい本をねだっては与えられ、のめり込むようになる。
自分の頭の悪さをティオナも自負しているが、文字を覚えるのは意外と早かったらしく、共通語も英雄譚を読んで学んでいった。
ティオネに共通語を教えたのもティオナであり(ティオネからしたら屈辱だった)、師匠であるバーチェも自分を差し置いて言葉を覚えていくティオナを見て、影でショックを受けていた。
そうして素行や言葉使いが日に日に荒れていくティオネとは対照的に、性格が明るくなり、笑顔を見せるようになっていく。
実はアルガナ・カリフとの鍛錬で心身共にボロボロになっていくティオネを見兼ね、ティオネに知られることなく、彼女に代わって儀式を行い、多くの同胞を手にかけて姉を守っていた(ちなみに、この頃のことは夢でたまに見る位はトラウマになってた模様)。
ある日、Lv.3昇華のための儀式をティオネと共に行う日がやってくるが、ティオネと殺し合うことを拒否し、姉妹でテルスキュラを出たいとカーリーに懇願する。
カーリーの許可を得てティオネと共に出国した後は、ファミリアを転々とし、オラリオにたどり着く。
数多のファミリアの勧誘を受けた姉妹は自分たちに勝った者のファミリアに入るという条件を出し、勧誘にきた冒険者たちを全て返り討ちにしていった。
オラリオの冒険者の手ごたえの無さに失望しかけていた時に【ロキ・ファミリア】と出会って勝負となり、ガレス・ランドロックに敗れてファミリアに入団する事になる。
【ロキ・ファミリア】に入ってからは新しい居場所が出来たことにとても喜び、他の団員たちの事もティオネ以外の家族として大切に思っている。
またアマゾネスの例に漏れず、当然戦闘狂でもあり、如何なる状況でも無邪気で猛々しい笑みを浮かべ、勝利をもぎ取って来た事から、バーチェ曰くテラスキュラの中でも一番の馬鹿で一番の猛獣だった。
『異端児』に対しては、ダイダロス通りの戦闘時から戦いにくさを感じており、攻防戦の際にウィーネがルゥを庇った際は、分析が苦手な彼女なりに抱えていた事に合点がいったようで、殺さず見逃している。
この時、ベルも自分と同じ様な気持ちになったのではないかと感じていた。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施した際、ベルを「フレイヤの眷族」と認識していたことで、自分達のもとに現れた彼に敵意を向けていた。
だが、その後に無性に『アルゴノゥト』が読みたくなったが、何故か読んでも全く楽しめず、泣きたくなるほど虚しさを覚えていた。
その後、フレイヤの『魅了』が解除されると、ベルに対して酷いことを言ってしまったと怒り、【フレイヤ・ファミリア】の本拠にアイズとティオネとともに乗り込んで襲撃する。
その後、【ロキ・ファミリア】が『派閥大戦』に参加できないことに特に納得いかない様子を見せ、宥めていたガレスに不満をぶつけていた。
だが、協力まで禁止されていないことに目を付けてティオネと共にベルの元を訪れ、レベルアップしたベルの調整を行った。
冒険者としての能力
戦闘では、アマゾネス特有の戦闘技術と専用装備《大双刃(ウルガ)》を用いて戦う。
ファミリア主力陣の中では唯一魔法を発現しておらず、ベート・ローガのように特殊装備も使わないが、数値0の『魔力』を除けばステイタスの平均値はかなり高い。
ファミリア内でも『力』のアビリティがガレスに次いで高いため、道具や装備が整っていれば超硬金属(アダマンタイト)の破壊も可能。
姉のティオネとは、息のあったコンビネーションにより、敵を悪魔の如く蹂躙していく。
また2種類のダメージを負うごとに効果が増すスキルを所持しており、ティオネと共に追い詰められてからが最も強いと称されている。
ステイタス
Lv.6
※以下Lv.5時の最終判明ステイタス
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
A889 | A867 | B778 | A801 | I0 |
拳打 | 潜水 | 耐異常 | 破砕 | |
G | G | H | I |
発展アビリティ
- 拳打
作中で詳しいことは説明されていない。
おそらく、殴打技全般に補正のかかるアビリティかと思われる。
- 潜水
水の抵抗・圧力に強くなり、更に水中内での打撃等の威力が向上するなどの効果を持つ。
水中戦での戦いになる場合、このアビリティが有るか無いかで雲泥の差がある。
ティオネと共にオラリオに来る前、海のモンスター退治を多く引き受けていたようで、それがきっかけで発現したという。
またこのアビリティによるものかは不明だが、ヒリュテ姉妹は一時間は余裕で水の中を潜れるようである。
海などで活動するファミリアに発現しやすく、逆にダンジョンでは水中での活動機会が少ないで、オラリオ内では所持している人間は少ないらしい。
- 耐異常
- 破砕
スキル
- 狂化招乱(バーサーク)
ダメージを負う度に攻撃力が上昇するスキル。
姉のティオネの持つ【憤化招乱(バーサーク)】と同質のスキルだが、あちらと違って感情による向上効果はない。
- 大熱闘(インテンスヒート)
窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、戦闘力が上昇する。
このスキルを最大限利用するために、わざと瀕死寸前にまで追い込まれ逆転を狙うといった戦法を取ることもある。
装備
- 大双刀(ウルガ)
【ゴブニュ・ファミリア】製のオーダーメイド。
所謂、大剣型のダブルブレード。
素材はアダマンタイトを使用しており、その重量もオラリオトップクラス。しかし重量に見合った破壊力と耐久力を誇り、彼女が振るえば大抵のモンスターは粉微塵になる程。
制作には希少鉱石かつ非常に高い硬度を誇るアダマンタイトを大量に使う為、その値段もバカにならない上に、制作をするにも多くの鍛冶師が不眠不休で鍛えなければならない、鍛冶師泣かせの品である。
外伝1巻では、新種モンスター・巨蟲(ヴィルガ)によって初代ウルガが溶けたしまった際、それを聞いた【ゴブニュ・ファミリア】の親方はショックのあまり絶叫して倒れてしまうほど。
二代目もパワーブルに寄生した『精霊の分身(デミ・スピリット)』との戦闘時に紛失している為、確認できるだけでも現在三代目である。
値段は1億2千万ヴァリス。
しかし借金を払い終えておらず、プロフィールにも二代目の時点で所持金-8千9百万ヴァリスと書かれており、下手したら某ファミリア以上の借金を個人で抱えている可能性がある。
- ブレード・ローラン
本来はウルガのようなダブルブレードの形状を望んでいたが、その場合は制作が間に合わないと言われた為、仕方なく大剣にした。
余談
『メモリア・フレーゼ』の2周年イベント「アルゴノゥト」にて、よく似た容姿と声を持つ占い師オルナが登場。
舞台背景が古代の為、ファンからは前世、あるいは先祖ではないかと推測される。
他にも容姿の似た登場人物達が多数出てくる中で、彼女はティオナとは性格も立場も大きく異なり、世界に絶望し全く笑顔を見せないという真逆の人物。
アルゴノゥトを最初は愚かな人物として冷めた目で見ていたが、外伝原作でも『英雄譚アルゴノゥト』を読み、ティオナが笑顔を見せるようになったある言葉を聞いたことで、次第に変わっていく。
物語においてアイズに似た人物・アリアドネに並ぶ、もう一人のメインヒロインとも呼べる存在でもある。
後に、古代三代詩人の一人『語り部のオルナ』として多くの英雄達を後世に伝えたとされている。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ロキ・ファミリア
アイズ・ヴァレンシュタイン ティオネ・ヒリュテ ベート・ローガ ロキ(ダンまち)
ベル・クラネル アルゴノゥト オルナ アマゾネス
ラム(リゼロ)・・・中の人が同じかつ双子姉妹のぺったんな方繋がり。決定的に違うのはラムは妹ではなく姉であること。ついでに言えば、妹の中の人は例の紐神様である。