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ティオナ・ヒリュテ

てぃおなひりゅて

ティオナ・ヒリュテとは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場人物。
目次 [非表示]

「あたし、のこと応援してるから!」


「ずっと、ずーーっと!君のこと、見ているから!」


プロフィール編集

年齢17歳
身長165C
種族アマゾネス
職業冒険者
所属カーリー・ファミリア→ロキ・ファミリア
Lv.5→6
二つ名大切断(アマゾン)
CV村川梨衣

概要編集

ロキ・ファミリア】所属のアマゾネスの少女。

Lv.6の第一級冒険者で、ファミリア内では幹部を担っている。二つ名は【大切断(アマゾン)】

双子の姉にティオネ・ヒリュテがおり、自分と同じく【ロキ・ファミリア】に所属している。


出身地はアマゾネスの聖地にして、女神カーリーが主神を務める国家系ファミリアである半島の国『テルスキュラ』。


人物像編集

容姿編集

短髪の髪型をした、笑顔が絶えない朗らかな少女。

アマゾネスらしく露出度の高い服を好んで着ているが、姉のティオネとは真逆で真っ平らな胸をしており、この事に凄まじい劣等感を抱いている。本人はこれを母親の胎の中でティオネに全て取られたと思っている。


性格編集

とても天真爛漫な性格で、誰に対しても臆することなく積極的に接することが出来る。

もっともあまり頭はよくないので、犬猿の仲のベートからはよく「バカゾネス」と呼ばれている。


自分に居場所をくれたファミリアに対する思いやりは強く、仲間達のことを心底大切に思っており、彼らに危害を加える者には決して容赦はしない。一方で、幼少期から過酷な戦いの世界に身を置いてきたこともあってか「冒険者をしていれば死者も出るのは当然」として心の中で整理を付けている節もあり、仲間の死に対して怒りや悲しみを見せることはあっても「遺恨」として引きずることはない。


また、目の前の出来事をありのままに受け入れられる寛容さを有しており、『異端児(ゼノス)』の一件でも周りに流される事なく冷静な考えで行動し、彼等に自分たちと同じように仲間を想う気持ちがあることにも気付いている。


本来アマゾネスは性に奔放で、強い男を見かけたら自分のものにしようとする傾向があるのだが、ティオナは色恋沙汰に全くと言っていいほど興味がなく、周囲からも珍しいと言われている。もっとも、生まれつき闘争心の強いアマゾネスの例に漏れず戦闘狂の一面はあり、如何なる状況でも無邪気で猛々しい笑みを浮かべ、勝利をもぎ取って来た事から、師であるバーチェからは「テラスキュラの中でも一番の馬鹿で一番の猛獣だった」と称されている。


幼少期から英雄譚を愛読しており、その知識はベルにも引けを取らない程。中でも喜劇の『アルゴノゥト』を一番気に入っており、自分の人生に大きな影響を与えてくれた事もあってか、自分はアルゴノゥトに救われたと思っている


ちなみに自分の頭の悪さをティオナも自負しているが、文字を覚えるのは意外と早かったらしく、共通語も英雄譚を読んで学んでいった。ティオネに共通語を教えたのもティオナであり(ティオネからしたら屈辱だった)、師匠であるバーチェも自分を差し置いて言葉を覚えていくティオナを見て、影でショックを受けていた。


人間関係編集

双子の姉。喧嘩をする事もあるが姉妹仲は良好。幼少期から自分に寄り添い、道を照らしてくれた『月』のような存在。


派閥内でも特に仲が良い親友で、彼女たちと一緒に行動する事が多い。


  • バーチェ・カリフ

現【カーリー・ファミリア】の副団長にしてかつての師匠。【カーリー・ファミリア】在籍時は彼女から苛烈な鍛錬を受けていたが、一方で英雄譚を読み聞かせてもらったこともあって、内心ではもう一人の姉の様な存在とも感じていた。


【ヘスティア・ファミリア】の団長。初対面時に彼が片角のミノタウロス相手に戦いを挑む場面を目撃するが、この時の雄々しく戦うベルの姿に童話の主人公である『アルゴノゥト』の姿を重ねる。それ以降ベルのファンとなり、彼の事を「アルゴノゥト君」と呼び、ずっと見守り応援し続けている。その為【ロキ・ファミリア】の中ではアイズ同様ベルに好意的に接しており、彼の鍛錬に付き合う事もある。余談だが、好みのタイプを直感で答えたときは『種族はヒューマンで歳は同年代か年下』と返答しているが、これはベルにぴったり当てはまる。


作中の動向編集

幼少期はカーリーの眷族同士で互いに殺し合って研鑽を積むという風習に従い、ティオネと共に闘技場でモンスターや同族であるアマゾネスたちとの命懸けの闘いの日々を送っていた。


過酷な環境であったためか、当時は全く笑わず、死んだようにただ闘争と訓練を繰り返していたが、ある時通路に捨てられていた『英雄譚の紙切れ』を見つける。

バーチェにそこに書かれていた物語を読んでもらい(バーチェも共通語が分からなかったため、カーリーにふりがなを書いてもらい)、英雄譚の面白さ知り、その後もカーリーに新しい本をねだっては与えられ、のめり込むようになる。


そうして素行や言葉使いが日に日に荒れていくティオネとは対照的に、性格が明るくなり、笑顔を見せるようになっていくが、その一方でアルガナ・カリフとの鍛錬で心身共にボロボロになっていくティオネを見兼ね、彼女に代わって儀式を行い、多くの同胞を手にかけて姉を守っていた(ちなみに、この頃のことは夢でたまに見る位はトラウマになってた模様)。


Lv.3昇華のための儀式をティオネ相手に行う日が近づくが、ティオネと殺し合うことを拒否し、姉妹でテルスキュラを出たいとカーリーに懇願。

カーリーの許可を得てティオネと共に出国した後は、ファミリアを転々とし、オラリオにたどり着く。

数多のファミリアの勧誘を受けた姉妹は自分たちに勝った者のファミリアに入るという条件を出し、勧誘にきた冒険者たちを全て返り討ちにしていった。

オラリオの冒険者の手ごたえの無さに失望しかけていた時に【ロキ・ファミリア】と出会って勝負となり、ガレスに敗れてファミリアに入団する事になる。

【ロキ・ファミリア】に入ってからは新しい居場所が出来たことにとても喜び、他の団員たちの事もティオネ以外の家族として大切に思っている。


『異端児』に対しては、ダイダロス通りの戦闘時から戦いにくさを感じており、攻防戦の際にウィーネがルゥを庇った際は、分析が苦手な彼女なりに抱えていた事に合点がいったようで、殺さず見逃している。

この時、ベルも自分と同じ様な気持ちになったのではないかと感じていた。


フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施した際、ベルを「フレイヤの眷族」と認識していたことで、自分達のもとに現れた彼に敵意を向けていた。

だが、その後に無性に『アルゴノゥト』が読みたくなったが、何故か読んでも全く楽しめず、泣きたくなるほど虚しさを覚えていた。

その後、フレイヤの『魅了』が解除されると、ベルに対して酷いことを言ってしまったと怒り、【フレイヤ・ファミリア】の本拠にアイズとティオネとともに乗り込んで襲撃する。


その後、【ロキ・ファミリア】が『派閥大戦』に参加できないことに特に納得いかない様子を見せ、宥めていたガレスに不満をぶつけていた。

だが、協力まで禁止されていないことに目を付けてティオネと共にベルの元を訪れ、ランクアップしたベルの調整を行った。


能力編集

アマゾネス特有の戦闘技術と重量武器である《大双刃(ウルガ)》を駆使した豪快な戦闘スタイルの持ち主。魔法が発現していないので『魔力』のアビリティこそ0だが、その他のアビリティは全体的にかなり高めで、幹部内で一番バランスが良いステイタスをしている。


中でも『力』のアビリティが派閥内ではガレスに次いで高く、道具や装備が整っていれば超硬金属(アダマンタイト)の破壊も可能なほど。またダメージを負えば負うほど攻撃力が増すスキルを2種類所持しており、ティオネと共に追い詰められてからが最も強いと称されている。


団結力の強い【ロキ・ファミリア】の一員らしく、仲間との連携力も高い。特に姉のティオネとは息のあったコンビネーションが可能で、敵を悪魔の如く蹂躙していく。


ステイタス編集

Lv.5(最終判明ステイタス)

耐久器用敏捷魔力
A889A867B778A801I0
拳打潜水耐異常破砕
GGHI

Lv.6

耐久器用敏捷魔力

発展アビリティ編集

  • 拳打

作中で詳しいことは説明されていない。

おそらく、殴打技全般に補正のかかるアビリティかと思われる。


  • 潜水

水中活動に補正がかかるアビリティ。水の抵抗、圧力に強くなり、更に水中内での打撃等の威力が向上するなどの効果を持つ。ティオネと共にオラリオに来る前、海のモンスター退治を多く引き受けていたようで、それがきっかけで発現したという。このアビリティの恩恵によるものかは不明だが、ヒリュテ姉妹は一時間は余裕で水の中を潜れるようである。


  • 耐異常

状態異常の症状を防ぐ事の出来るアビリティ。


  • 破砕

詳細不明。攻撃による破壊規模や効果の増加と予想されている。


スキル編集

  • 狂化招乱(バーサーク)

ダメージを負う度に攻撃力が上昇するスキル。

姉のティオネの持つ【憤化招乱(バーサーク)】と同質のスキルだが、あちらと違って感情による向上効果はない。


  • 大熱闘(インテンスヒート)

瀕死時に発動し、全アビリティ能力に高補正するレアスキル。

窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、戦闘力が上昇する。

このスキルを最大限利用するために、わざと瀕死寸前にまで追い込まれ逆転を狙うといった戦法を取ることもある。


装備編集

  • 大双刀(ウルガ)

大剣型のダブルブレード。【ゴブニュ・ファミリア】製のオーダーメイド。

素材はアダマンタイトを使用しており、その重量は全武器の中でもトップクラス。しかし重量に見合った破壊力と耐久力を誇り、彼女が振るえば大抵のモンスターは粉微塵になる程。


制作には希少鉱石かつ非常に高い硬度を誇るアダマンタイトを大量に使う為、その値段もバカにならない上に、制作をするにも多くの鍛冶師が不眠不休で鍛えなければならないという鍛冶師泣かせの品であるのだが、作中で何度か壊されており確認できるだけでも現在ので三代目となっている。


値段は1億2千万ヴァリスと非常に高価なのだが、借金を払い終えておらず、プロフィールにも二代目の時点で所持金-8千9百万ヴァリスと書かれており、下手したら某ファミリアの主神以上の借金を抱えている可能性がある。


  • ブレード・ローラン

深層攻略遠征の際、腐食液を出す新種のモンスター対策に【ヘファイストス・ファミリア】団長椿・コルブランドが制作したシリーズ・ローランの内一つである、不壊属性の大剣。本来はウルガのようなダブルブレードの形状を望んでいたが、その場合は制作が間に合わないと言われた為、仕方なく大剣にした。


前世編集

『メモリア・フレーゼ』の2周年イベント『アルゴノゥト』にて、ティオナとよく似た容姿をしたオルナという占い師が登場するが、恐らくティオナの前世と思われる。物語においてアリアドネに並ぶ、もう一人のメインヒロインとも呼べる存在。


ティオナとは性格も立場も大きく異なり、世界に絶望して全く笑顔を見せないという真逆の人物で、ベルの前世であるアルゴノゥトの事も最初は愚かな人物として冷めた目で見ていたが、誰よりも近くで彼の生き様を見ていく内に、次第に影響を受けて感情豊かになっていく。


物語の終盤に視力を失ったアルゴノゥトの代わりに英雄たちの物語を語り継ぐ事を約束する。現代では英雄たちの偉業を世界に伝えた『古代三大詩人』の一人『語り部のオルナ』として名を残している。


余談編集

  • 二つ名の元ネタ

彼女の二つ名の元ネタは、ギリシャ神話に出てくる女性だけの部族・アマゾーンで、彼女の種族であるアマゾネスの由来でもある。また、大切断と書いてアマゾンと読む事から、『仮面ライダーアマゾン』も由来していると思われる(仮面ライダーアマゾンの必殺技の名前が「大切断」だった)。


関連タグ編集

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ロキ・ファミリア

アイズ・ヴァレンシュタイン ティオネ・ヒリュテ ベート・ローガ ロキ(ダンまち)

ベル・クラネル アルゴノゥト オルナ アマゾネス


サンジョウノ・春姫・・・自分同様英雄譚が大好きで、それがきっかけでベルと仲良くなった人物。ソード・オラトリアのコミカライズ作者のツイートにてベル、ティオナ、春姫の3人が英雄譚談義に花を咲かせるIFイラストがあるので、気になった方は確認をオススメします。


ラム(リゼロ)・・・中の人が同じかつ双子姉妹のぺったんな方繋がり。決定的に違うのはラムは妹ではなくであること。ついでに言えば、中の人例の紐神様である

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