オルナ
おるな
【さあ──『喜劇』を始めましょう。】
CV:村川梨衣
現代(神時代)から遥か昔の、古代の詩人。「アルゴノゥト」におけるメインヒロインの一人で、後に古代三大詩人の一人『語り部のオルナ』として名を残し、アルゴノゥトを始め数多の英雄達の活躍を紡いだとされている。
劇中では、王宮の客人である占い師として登場。アマゾネスでありながら戦の才を持たぬ変わり種であるが、星を読む才能があり、王都の行く末に助言を授ける事で破滅の危機を回避させてきたと言う。
どういう理由か世界に絶望しており、全く笑わない。
アルゴノゥトの事も最初は愚かな道化としか見ていなかったが、後にある言葉を聴いた事によって次第に放っておけない存在となり、行動を共にする事になる。
王都最強の戦士エルミナとは姉妹という話であったが、実はそれは偽りであり、彼女は唯の人間(ヒューマン)。
本名は「オルナティア・ラクリオス」であり、アリアドネ王女の異母姉である。つまり、ラクリオスの真の第一王女である。ただし、その事を妹に伝えることはないらしい。ラクリオス王の最愛の妻の娘で、半ば狂ったラクリオス王も周囲からの圧力で妻をミノス将軍に捧げたように彼女を生贄にするのは断固として固辞し、代わりにアリアドネを生贄にした。こうした経緯から、最初は世界に絶望していた。ミノス将軍の死後は根回しをしてアリアドネが権力を握るためのサポートをし、アルゴノゥトの物語を彼の要望通りに滑稽な喜劇として世界に広め、古代三大詩人の一人『語り部のオルナ』として人類のモンスター反攻勢力結成に一役買った。なお、アルゴノゥトの物語の真相をひっそりと手記に記している。その目的は流布ではなく、私たちが愛した英雄(アルゴノゥト)の真実をたった一人でも知らせたいというヘルメス曰く「男女を超えた愛」によるもの。
ティオナ・ヒリュテとよく似た容姿と声をしており、彼女の前世と思われる(『メモリア・フレーゼ』のEDでは、元気な笑顔をベルに見せるティオナで締めくくられる)。
因みに余談だが、オルナと言う名前はWeb版ダンまちでのティオナの名前エルナから来てるのかもしれない。
現代に残ってる英雄譚のアルゴノゥトには「意地悪な占い師」として登場しておりベルは「この占い師こそがアルゴノゥトの作者では?」と深読みの結果、真実にたどり着いている。現時点でこの真実に辿り着いているのはベルのみだが、ドラマCD『時を渡る道化師』に登場した英雄譚好きなヒロインアーディ・ヴァルマは、この真実をベルから聞かされたことで、『今までの解釈が全て変わる』と驚いていた。