「私の操は団長のもんだ!!」
プロフィール
概要
【ロキ・ファミリア】所属のアマゾネスの少女。
Lv.6の第一級冒険者で、ファミリア内では幹部を担っている。二つ名は【怒蛇(ヨルムガンド)】。双子の妹にティオナ・ヒリュテがおり、自分と同じく【ロキ・ファミリア】に所属。
出身地はアマゾネスの聖地にして、女神カーリーが主神を務める国家系ファミリアである半島の国『テルスキュラ』。
人物像
容姿
長い髪をした美少女で、アマゾネスらしく露出度の高い服を好んで着ている。
作中の女性陣の中でもトップクラスの巨乳の持ち主で、自分と違い貧乳のティオナにマウントを取る事がよくある。
性格
快活な妹とは違って冷静沈着で女性らしく見えるが、これは後述の理由から猫を被っているだけ。本性はとても短気で、アマゾネス本来の狂戦士的な一面を持ち、一度切れたら仲間達にも手をつけれない程の凶暴性を見せる。彼女の【怒蛇(ヨルムガンド)】と言う二つ名もこの気性の荒さが由来となっている。
かつてファミリアに入団する際に、団長のフィンとの一騎打ちに敗れているが、以降自分を打ち負かした雄に惹かれるアマゾネスの本能に従い、彼の事を理想の雄として熱烈な想いを寄せるようになる。その為、フィンに対して日々積極的なアプローチを行っているが、フィンの食事に媚薬を混入したり、夜這いを試みたりと限度を知らないので、フィンは彼女の事を恐れて逃げ回るのがファミリアの日常となっている。ちなみにティオネの現在の猫を被った性格も、フィンのタイプがお淑やかな女性と聞き、妹に引かれるほどの努力によって得たものである。フィンに対して反抗的、或いは意見する相手にもすぐ噛みつく問題児。
また、フィンに近づく女性は抹殺対象と見なしており、特典SSや『メモリア・フレーゼ』のイベントなどでフィンが一目を置いているリリの命を狙った事が何度かある。ちなみにこの際のティオネは、リリ曰く「バーサーカー」との事。
人間関係
双子の妹。喧嘩をする事もあるが姉妹仲は良好で、よく一緒に組手をしている。明るくいつも側にいてくれたティオナの存在はティオネにとって救いとなっており、彼女の事を『太陽』のように思っている。
同世代の親友たち。派閥内でもダンジョン内でも彼女たちと一緒に行動する事が多い。
- アルガナ・カリフ
現【カーリー・ファミリア】の団長。ティオネが【カーリー・ファミリア】にいた頃は彼女と師弟の関係だったが、修行内容が凄惨だったこともあって、ティオネ本人はアルガナを見ただけで本来の荒々しい性格に戻るほど嫌悪している。
作中の活躍
カーリーの眷族として、眷族の間で互いに殺し合って研鑽を積むという風習に従い、ティオナと共に闘技場でモンスターや同族であるアマゾネスたちとの命懸けの闘いの日々を送っていたが、同族を殺し続けていく事に嫌悪感を抱くようになっていき、当時姉のように慕っていたアマゾネスの少女セルダスを儀式によって殺めてしまった事は現在でも大きなトラウマとなっている。
Lv.2へランクアップしてからはアルガナを師に凄惨としか言えないような鍛錬を受け続け、日に日に荒れた性格になっていき、英雄譚を読んだことで自分とは対照的に明るくなっていくティオナに、嫉妬や憎しみといった感情を抱くようになる。しかし唯一の血の繋がった存在でもあるためか、カーリーに気に入られていたティオナを疎ましく思っていた他のアマゾネス達の闇討ちを未然に防ぎ、妹を守っていた。Lv.3昇華のための儀式をティオナ相手に行う日が近づくが、ティオナがティオネと殺し合うことを拒否し、姉妹でテルスキュラを出たいとカーリーに懇願し許可される。
ティオナと共に出国した後は、ファミリアを転々とし、オラリオにたどり着く。数多のファミリアの勧誘を受けた姉妹は自分たちに勝った者のファミリアに入るという条件を出すが、勧誘にきた冒険者たちを全て返り討ちにしていく。オラリオの冒険者の手ごたえの無さに失望しかけていた時に【ロキ・ファミリア】と出会い、フィンとの勝負して敗れてファミリアに入団。同時にフィンに恋心を抱く事になる。
フィンとの出会いやファミリアでの生活はティオネを大きく変えていき、今では【ロキ・ファミリア】をティオナ以外の新たな家族として大切に思っている。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施した際、ベルを「フレイヤの眷族」と認識していたことで敵意を向けていたが、フレイヤの『魅了』が解除されると、殺意を漲らせながら【フレイヤ・ファミリア】の本拠にアイズとティオナと共に乗り込んで襲撃する。
その後【ロキ・ファミリア】が【フレイヤ・ファミリア】との『派閥大戦』に参加できない事が決定した際はしぶしぶ従うが、協力まで禁止されていないことに目を付けてティオナと共にベルの元を訪れ、Lv.5にランクアップしたベルの調整に参加した。
フィン達『三首領』がLv.7に昇格したことで祝宴が開かれた際、フィンの昇格に大喜びしていたがこっそりフィンの料理や飲み物に何かを入れており、あきらかに就寝時に襲う気満々であったが、アイズ達によって意識を刈り取られて部屋に戻される。
能力
基本的にククリナイフの二刀流で戦うが、本人のスキルや性格もあって肉弾戦での戦闘も多い。幼少期から『テルスキュラ』でアマゾネス由来の格闘技を叩き込まれた事もあって、剣術より体術の方が熟練度は高い。また魔法は得意ではないが、魔力で具現した光の鞭で対象を捕らえる束縛魔法を使用する。
組織力を重視した【ロキ・ファミリア】に所属しているので仲間達との連携力は高いが、短気で凶暴な性格が災いし、一度切れたら仲間たちとの連携も忘れることもある。
ダメージと怒りの丈で攻撃力が上がるスキルを二つ所持しており、ティオナと共に追い詰められてからが最も強いと称されている。作中では、腐食液を持つモンスター相手に激情のままに魔石だけを引きずり出すといった荒業や、異常魔法や呪詛(カース)を受けた怒りで戦闘力を強化して敵を蹂躙する等、二つ名にたがわない凶戦士のような戦い方をしている。
ステイタス
Lv.5(最終判明ステイタス)
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
A824 | B769 | B781 | B785 | G207 |
拳打 | 潜水 | 耐異常 | 治力 | |
G | G | H | I |
Lv.6
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
? | ? | ? | ? | ? |
スキル
- 憤化招乱(バーサーク)
ダメージを負う度に攻撃力が上昇し、妹のティオナの持つ【狂化招乱(バーサーク)】と同質のスキルだが、こちらはさらに怒りの丈によって効果が向上する効果を持つ。
- 大反攻(バックドラフト)
瀕死の状態の時に『力』のアビリティに超高補正がかかるスキル。
上記の憤化招乱と共に、この二つのスキルはアガルナとの過酷な鍛錬の中で芽生えた怒りの感情によって発現したもの。
発展アビリティ
- 拳打
作中で詳しい詳細は説明されていない。おそらく、殴打技全般に補正のかかるアビリティかと思われる
- 潜水
水中活動に補正がかかるアビリティ。水の抵抗、圧力に強くなり、更に水中内での打撃等の威力が向上するなどの効果を持つ。ティオナと共にオラリオに来る前、海のモンスター退治を多く引き受けていたようで、それがきっかけで発現したという。このアビリティによるものかは不明だが、ヒリュテ姉妹は一時間は余裕で水の中を潜れるようである。
- 耐異常
状態異常の症状を防ぐ事の出来るアビリティ。
- 治力
詳細不明。怪我などを負った際の自然治癒力の向上かと予想されている。
魔法
- リスト・イオルム
詠唱式:【心海(うみ)に沈められし我が欲望、心海(うみ)に育まれし我が渇望——運命(とき)は来た。形をなし、牙を剥き、王蛇(へび)となれ。海を抜け、大地(おか)を越え、世界を覆え。運命(とき)を捕え、運命(とき)を止め、運命(とき)を蹂躙せよ】
拘束魔法。魔力で具現した光のムチで対象を捕らえると一定確率で強制停止(リストレイト)の状態にする。成功確率は『魔力』のアビリティに依存する。魔導士ではないので熟練度は低いが、幾度のランクアップで『魔力』の値は高く、階層主に対しての成功率は10回に1回くらいらしい。
装備
- ゾルアス
主に使う一対のククリナイフ。第一等級武装。【ゴブニュ・ファミリア】作で、値段は5800万ヴァリス。
汎用性に長けており、制作に必要な素材は『飛竜の牙』。素材さえあれば制作は比較的簡易で、ティオネはこのナイフのスペアを多く所持している。
- フィルカ
投げナイフ。深層のモンスターにも通用する切れ味を誇る。とあるアマゾネスの部族に伝わる投げナイフで、ゾルアスと同じく【ゴブニュ・ファミリア】に制作を依頼して作成させたもの。
- ハルバード・ローラン
深層に出現する腐食液を出す新種のモンスターに対応する為に、【へファイストス・ファミリア】団長の椿・コルブランドに制作させた不壊属性のハルバード。ティオネは深層の敵には大型武器の方がいいと判断した為、この武器を頼んだ。
名称は『メモリア・フレーゼ』にて判明。
前世
『メモリア・フレーゼ』の2周年イベント『アルゴノゥト』にて、『古代』の時代にエルミナというアマゾネスが登場するが、ティオネとよく似た容姿をしている為、恐らく彼女の前世だと思われる。ティオナとよく似た容姿をしたオルナという妹がおり、彼女を守るために王の命に従い暗躍しているが、オルナとの間にある秘密を隠している。登場人物の中では、終盤までアルゴノゥト達の敵として立ちはだかった。
『アルゴノゥト』から二十年後の物語『ナイツ・オブ・フィアナ』にも登場。フィンの前世と思われるディムにゾッコンになるが、彼女とフィンの縁は3000年前からあった事になる。ちなみにこの時のエルミナは44歳でディムは24歳と、現代とは逆で自分の方が遥かに年上だった。
後にヘルメスの口から古代の英雄の一人に「争姫エルシャナ」と言う人物の名が挙げられるが、『デート・ア・ライブ』との二度目のコラボイベントである「剣姫エンゲージ」において、エルミナと同一人物であると判明する。カサンドラ曰く「人類反撃の礎を築いた亜人の誇り」との事。
余談
- 二つ名について
ティオネの二つ名である【怒蛇(ヨルムガンド)】の元ネタは、北欧神話に登場する最大最強の大蛇『ヨルムンガンド』で、ロキと巨人の間に生まれた子供となっている(もっとも北欧神話のロキは、本編と違って男であるが)。ティオネの魔法【リスト・イオルム】の詠唱式も、『ヨルムンガンド』の逸話を基にしたと思われる。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ロキ・ファミリアう
アイズ・ヴァレンシュタイン フィン・ディムナ ティオナ・ヒリュテ ロキ(ダンまち)
ヒッポリュテ:おそらく元ネタ
ケツァルコアトル(小林さんちのメイドラゴン):中の人が同じかつ、ストレートなアプローチでショタキャラを悩ます共通点あり。ちなみにこのアニメは団長の中の人が主役を務めている。
シア・ハウリア:こちらも中の人繋がりにして、想い人に一途な闘うヒロイン。なお、彼女はダンまちの世界でいうと兎人(ヒュームバニー)の獣人(デミ・ヒューマン)である。