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CV深町寿成



概要

ライトノベル『ありふれた職業で世界最強』の主人公。

地球にいた頃はごく普通の高校生であったが、ゲーム会社の社長である父・愁と漫画家の母・菫の影響により、所謂オタクであった。

天職は錬成師。


人物

変貌前

地球にいた頃は、温厚ながら良くも悪くもどんな時・場所でもマイペースを貫く性分で、友情や恋愛どころか他者との関わり自体どちらかと言えば無関心であった等、社交性に関して著しく欠けている部分が目立っていた。


生まれ育った環境故に、実質的に就職先が内定しているようなものだった(両親の職場で即戦力のアルバイトとして働いていた)事もあってか学園生活にも無関心で、むしろ軽視していた節さえあった、成績こそ平均並みであったが、趣味のゲームを連日徹夜でやっていた影響もあって授業中は居眠りばかりで、登校は遅刻ギリギリと授業態度は「不真面目そのもの」で、優等生の天之河光輝からは問題児と目され度々注意を受けるも聞き流していた。


その不真面目さに加え、オタクである事を隠そうともしなかった事が災いしたのか、クラスメイトの大多数から距離を置かれ、積極的に話しかけるのはクラスのアイドル的な存在である白崎香織だけという状況であった。更にはこの事が原因で香織の幼馴染みに当たる天之河光輝からは無自覚な仲間外れを受けたり、檜山大介とその一味からはいじめ(というよりいちいち揶揄われる等のちょっかいと言うべきか)を受けたりするなど、一部のクラスメイトから嫌がらせを受けていた。


一方、自身と同様に温和ながら個性的な両親の教えによる影響から、「誰かが傷つくくらいなら、自分が傷ついた方がいい」という非暴力主義的な考えや他者の為に自分を犠牲に出来る優しさも持ち合わせていた。見ず知らずの他人を助けるために公の場で土下座をする事も厭わず、偶然この光景を目撃したことで香織から好意を抱かれている(ただ、香織が目撃した場面に関しては後に真意が判明する場面があるのだが、それは善意というよりは……)。


また、異世界である「トータス」に跳ばされて自身が戦闘に役立てない職業の才能の持ち主であった事が発覚しても、自分なりに試行錯誤して仲間として共に戦う事になったクラスメイト達の窮地を救おうとする等、本質的には正義感の強さも持ち合わせていたと言える。その際、窮地を救った園部優花からも好意を抱かれている。


変貌後

オルクス大迷宮で奈落の底に落ちた後は、生きて元の世界へと帰還を果たす為にこれまでの非暴力主義だった自分を完全に捨て、敵対する者は容赦なく徹底的に叩きのめし、必要とあらば殺生も躊躇わない弱肉強食主義へと切り替える。

また、マイペースだった性格に関しても、無力化した相手を無意味に痛めつけて優越感に浸ってほくそ笑む等、自分を虐げた相手と同じ行為をするまでに暴力的かつ破天荒で、冷徹非情かつ傲慢な性格へと変貌。自分の利益を最優先に考え、目的の為なら他者も利用する等、倫理観や常識を無視した合理的ながらも型破りな手段を厭わなくなった。

ただ、価値観が変わっても、自分の仲間や慕ってくれる人には甘く、かつて自身が世話になった人や心配してくれた人を気遣う等の義理堅い面も稀に見せている。敵対者には苛烈に対応する一方で、(ハジメ視点で)落ち度の無い者を理不尽に虐げることも無い。


また、なんだかんだ結果として様々な人を救い、自身の強さと「無能」から這い上がってその強さを手に入れたという経緯、いわゆる「俺様」な性格もあり、終盤で壮絶な戦いに心の折れたクラスメイト達を奮起させたり、後日談ではクラスメイト達「帰還者」のリーダー格・「魔王」と称されるまでになっている。


劇中の活躍、動向

ある時、クラスメイトの大半と共に異世界「トータス」に召喚されてしまい、錬成師という異世界ではありふれた職業を習得する。


召喚されてからは天職の不遇さとステータスの低さから、更に低い評価を受けることになる。

自身を召喚した神に対してはオタク知識由来の不信感を最初から持っていた。

オルクス大迷宮での研修中に起きた事故により召喚されたベヒモスを単独で足止めしていたが、香織に好かれるハジメに嫉妬していた檜山により誤射を装って炎魔法で攻撃されたことで地面の崩落に巻き込まれ、奈落の底に落ちていった。


その後、恐ろしい強さのモンスター達に遭遇し、その1体である爪熊によって左腕を失う。逃げた先で伝説の鉱石・神結晶とそれから溢れ出る神秘の回復薬・神水を見つけたことでどうにか生き延びるが、心身ともに絶望に追い込まれる。


当初は死への恐怖で挫折し、この状況を作り出した者達への憎悪を燃え上がらせていたが、この現状を打開するにはその憎しみは不要だとして捨て去り、生きて地球に帰るために立ち上がる。

その際、奈落の底で味わった絶望と憎悪で人格が歪み、一人称が「僕」から「俺」に変化し目つきも鋭くなっている。


以後は狩った強力な魔物を喰らい、神水で魔物の肉の毒による肉体への苦痛や崩壊を癒やしながら、強引にステータスを上げていく。その影響により髪は白くなったが、肉体が強靭なものとなり、「魔力操作」・「纏雷」などの魔物の特殊能力も使えるようになった。「鉱物鑑定」など錬成師の技能にも目覚め、衝撃や熱に強いタウル鉱石と火薬の代わりになる燃料石を見つけたことにより地球の現代兵器である拳銃の開発に成功している。


階層を進んだ際に結界に捕らわれた吸血姫と出会い、騒動に巻き込まれないようにするため去ろうとするが、境遇が似ている事を知り、彼女を助け、「ユエ」という新しい名を付けた。


その後、大迷宮の最下層まで到達、大迷宮のボスとの死闘にて右目を失う深手を負いつつも勝利し、その奥の隠れ家で反逆者と呼ばれるオスカー・オルクスの残した遺言を聞き、予想していた通り、神が邪悪な者であると知る。

しかし、あくまで目的は元の世界の帰還であるため、オスカーの願いとは裏腹に、神と戦う道を(この時は)選ばなかった。


以後は反逆者が残したという残りの大迷宮を攻略すれば元の世界に戻るヒントが見つかるだろうと、オスカーの隠れ家に二ヶ月ほど滞在し、装備を整えたり魔物の肉で能力を底上げしたりと周到な準備を整えた後に迷宮を脱出。気長な冒険を始める。


隠れ家に滞在中、生成魔法により向上した錬成で右眼には魔力の宿った義眼、左腕には万能な義手を取り付けたが、その見た目は(魔物を食べた際の変貌と合わせて)厨二病の塊になってしまい、かなり落ち込む。


旅に出た当初は先述のように元の世界の帰還のみを目的とし、邪魔をする者に対しては『降りかかる火の粉は徹底的に払うどころか、その火の元まで断つ』と言わんばかりに徹底的に潰しにかかり、殺害すら厭わなくなる。

一方、変貌前に自身を散々邪険に扱ってきたクラスメイト達(特に光輝)には憎むどころか無関心な態度を向け「別に復讐したりするつもりもないが、そっちから俺達の邪魔をしてくるなら容赦しない(要約)」「あくまでも同じ世界から転送されてきた”同郷人”だけであって、決して”仲間”のつもりはないから、干渉してくるな(要約)」というスタンスを突きつけて牽制する程度で、それ以上の干渉を避ける(自身を奈落に落とした檜山にさえ、その一件を引き合いに脅しをかけ、閉口させるに留めていた)様にしていた。


それでも尚、敵対する姿勢を示した者や、自身の逆鱗に触れる行いをした者に対しては、奴隷商人や犯罪組織などの通常の悪党は勿論の事、たとえ相手が大国の皇族や魔人族の幹部、そしてクラスメイトであろうとも一切容赦する事なく、魔人族に魂を売ってクラスメイトを裏切った清水幸利や、前述の牽制を無視して同じく邪な野望を抱いていたクラスメイトの一人と共謀し、ハイリヒ王国を滅亡の危機に追いやった檜山に至っては、それぞれ恩義ある人物自身の大切な仲間に危害を加えられたという理由から、抹殺している。


加えて、当初は仲間として認めた者や義理を感じている相手以外に対し、人間不信といえる程に排他的な態度が強く、困っている人がいても平気で見捨てようとするほどだったが、ユエやシア達との出会い、恩師である畑山愛子から「そんな『寂しい生き方』をしないでほしい」と諭されたこと、自分を「パパ」と慕ってくれた少女ミュウとの交流を経て、わずかながら人間性を取り戻していった。


……というよりも、書籍版巻末のおまけSSや「ありふれた職業で世界最強 小篇集」などを見ればわかるが、オスカーの隠れ家でユエに「おいしくいただかれてしまった」のをはじめ、ユエに度々「いただかれる」わ、料理がらみで暴走するシアの迫力に何も言えなくなるわ、ユエと香織のケンカを目にして現実逃避するわと、戦闘時などのシリアスな場面はともかく、普段は周囲の女性陣に振り回されまくっている。






※この先、本編のネタバレを含むため原作未見の方は閲覧注意











































最終章ではユエと全ての神代魔法を獲得、同時に神代魔法の真理も理解してしまい、あまりの情報量に一時は倒れてしまうが、より深く理解した神代魔法を組み合わせて移動の概念を持ったアーティファクトを創作。遂に元の世界への帰還方法を手にする。


だがその矢先、黒幕である神「エヒト」の手でユエを奪われ、絶望と憎悪から自我を喪失して暴走状態へと陥り、エヒトの従者であった神 アルヴヘイトや彼が引き連れていた使徒達はおろか、エヒトに狂信して”神域”へ向かおうとしていた配下の魔人族を(老夫婦や子供など、明らかに非戦闘員であろうと分かる者も含めた老若男女かかわらず)容赦なく虐殺して周り、遂には概念魔法で世界を滅ぼそうとするも、ミュウの身体を張った制止で止められ、彼女に続く形で香織やシア、ティオ、雫達に叱咤された事で冷静さを取り戻し、ユエの救出を決意した。


冷静さを取り戻した後、集った仲間達やクラスメイトと協議したハジメは、作中で出会った権力者達やクラスメイト達、さらには竜人族などトータスのほぼ全戦力と自身のアーティファクトの量産型を結集して、トータスを滅ぼさんと総攻撃を仕掛けようとしたエヒトの軍勢相手との全面戦争「神話大戦」に挑む。

その最中、エヒトの待ち受ける”神域”に殴り込みをかけると、エヒトとの激闘の末に、ユエを奪還し、勝利する。


本編中ではその厨二全開な見た目や圧倒的な強さから、「決闘スマッシャー」だの「女神の剣」だの「フューレン支部長の懐刀」だの様々な二つ名で呼ばれていたが、神を倒したことで「魔王」という二つ名を頂戴するまでになり、以降はこの呼び名で定着する(ハジメ本人も受け入れている)。



本編のエピローグで、香織達の猛攻にハジメが屈服し、8人の嫁(ユエ・シア・ティオ・香織・レミアリリアーナ・愛子)+娘+愛人(本人達のみ認めていない)ができてしまう。


本編後は地球に帰還し、変貌した自分(ただし、見た目は仲間の魔法などを使って元に戻している)や人外の嫁たちを両親に受け入れてもらう(両親曰く「リアルチーレム」)。

帰還者を狙ったマスコミや組織などをクラスメイトの遠藤浩介を手駒として使いながら、壊滅、情報操作することで対処し、さらには嫁達やミュウの起こすトラブルの後始末に奔走したりという忙しい日々を送っている。

本編では角突き合わせる(というよりは一方的に突っかかられる)事が多かった光輝の精神的な成長を認め、特殊な形であれども和解するなど、性格は多少丸くはなっている様に感じるが、敵に容赦ない部分は相変わらずであり、下手に帰還者に手を出そうとして潰された組織や政治家は数知れず、地元のヤクザはもちろん、国際的な裏組織や国内だけでなく海外の政治家や首脳陣、さらには地獄の悪魔にまで恐れられている。


なお、表向きは学生をしながら錬成師の能力を生かしてジュエリー会社を経営している。


また、以前からメイドに並々ならぬこだわりを持っており、帰還後はリリアーナの専属侍女・ヘリーナとともに超人メイド集団・『フルールナイツ』を設立している。一応、リリアーナのためのメイド集団なのだが、明らかにハジメに臣従している(ちなみに、リリアーナはまったく関わっていない)。


使用武器・魔法

アーティファクト

種類が多いので代表格のみ記載。

  • ドンナー

魔物の肉を喰らい、成長した際に錬成で創る。

ハジメがメインで使用するリボルバー型レールガン。

銃口に纏雷を纏わせレールガン化して音速で弾を撃てる。ゴム弾に変える事もある。

  • シュラーク

オルクス脱出前に錬成で創る。

ドンナーと同じく拳銃型で、二丁拳銃によるガン=カタ的なアクションに使用する。

最終章で、他の武器と同じく、エヒトに通用するように改良される。

ドンナー・シュラークを合わせてドイツ語で「雷鳴」という意味。

  • シュラーゲン

ユエと出会って以降に作成した対物スナイパーライフル。貫通力に秀でており、さらには大型化しているため、竜等であろうと貫通する。ドンナーの威力不足を補うために作成し、奈落ではヒュドラ戦で使用した。ヒュドラとの戦闘で融けてしまったが、後に改良型を作成する。作中で改良されていく。

最終章で、他の武器と同じく、エヒトに通用するように改良される。

ドイツ語で「粉砕する」という意味。

  • オルカン

ロケットランチャー。最初は単発だったが、後に4連装の連発型(回転弾倉式)に改良される。

最終章で、他の武器と同じく、エヒトに通用するように改良される。

ドイツ語で「嵐」という意味。

  • パイルバンカー

絶大な威力を誇る巨大杭打ち機。

取り回しは良くないものの、構造物の破壊や強敵への切り札として活躍する。

  • メツェライ

義手に装着して使用する六砲身のガトリングレールガン。発射速度は毎分12000発。

ドイツ語で「大虐殺、殺戮」という意味。

  • クロスビット

重力魔法を付与させて作成した浮遊盾。ファンネルを参考にしているらしい。

防御用だが自爆機能も付いているため攻撃に使うこともある。

後に空間魔法が追加され、どんな攻撃も通さない鉄壁の防御壁を張ることが出来るようになる

最終章で、他の武器と同じく、エヒトに通用するように改良される。

  • シュタイフ

別名は魔導駆動二輪。

ユエと共に移動するために創ったアメリカンなバイク。

どんな荒地でも備わった力で整地できる。

後にパーティーのメンバーが増えて定員オーバーになったため、一際気に入ったシアの愛車になっている。

他にもハマーのような外見の魔導駆動四輪「プリーゼ」等がある。

  • ヒュペリオン

太陽光収束レーザー砲。

三章で初登場するが試作段階なため、一発放っただけで焼き付いてしまった。

その威力は絶大で、魔人族を大量に殲滅し、戦意を喪失させるほど。

後に改良型が作られ、連続で何発も撃てる他、ミラーを使って多角攻撃も出来るようになる

本編後には衛星として地球にも上げられた。他の衛星型アーティファクトも同じである。

  • 導越の羅針盤

探知の概念を持ったアーティファクト。

どんなものでも世界を越えて探すことが可能。

元々は反逆者の持ち物だったが、ハルツィナ樹海を攻略した戦利品として譲り受ける。ハジメはこれを使うことで地球や他の世界の座標を探知している。

  • クリスタルキー

移動の概念を持ったアーティファクト。

七大迷宮をすべて攻略して、より深く理解した神代魔法と極限の帰還の意思を使って製作。

どんな場所にも移動する事が出来て、地球とトータスだけでなく、迷い込んだ天空の世界やさらに遠く離れた別の異世界のシンクレアとも繋がる事が可能。

  • オルニス

ミレディのゴーレム騎士をヒントに作られた、重力魔法が付与された鳥形の無人偵察機。偵察機の目とハジメの義眼は連動しており、送られてきた光景が義眼に届くようになっている。

  • 生体ゴーレム

蜘蛛型ゴーレム「アラクネ」、ミュウ専用の「大罪戦隊デモンレンジャー」、幻獣型の「グリムリーパー」など、用途に応じた様々なゴーレム達。

‥‥なのだが、後日談で地獄の悪魔など、様々な超常的な存在が憑りついていることが判明した。


魔法

  • 錬成

唯一使うことのできる魔法にして、最大の武器。本来は鍛治職に使われるが、落とし穴や拘束具なども作れ、戦闘にも応用できる。10人に1人の割合で持っている。

  • 纏雷

オルクスの狼の魔物の肉を食べた時に得た魔法。

電気を身に纏う事が出来るが、単体では使用せずにドンナーの発射口に使用してレールガン化させたり、スタンガンの要領で仲間が暴走した時の制裁などに使用される。

  • 生成魔法

オルクスの最深部て取得した神代魔法。

オスカーと同じ錬成の魔法で、適性が高く使用頻度も高い。

  • 概念魔法

神代魔法を全部習得することで使用できる魔法。エヒトルジュエ対策の魔法にすらなりうるほどに絶大な効果を持っているが、条件は厳しくその効果だけを一心に考え、引き出す絶大たる意志と膨大な魔力が必須であり、その前者は解放者達でも二つしか作れなかったほど難しい。



本作の問題点

主に変貌後のチートな設定や、破天荒で傍若無人ながら、稀に覗かせるダークヒーロー気質が持ち味とされるハジメであるが、やはりというか、劇中で見せる敵対者への情け容赦の無さや、下手な小悪党も真っ青になるようなアウトローな言動については、劇中内外問わず、見る者をドン引かせたり、中には作品ごと忌避感を覚えさせる事さえもあり、読者同士の間でも賛否両論として討論になるケースも、web連載中よりしばしば見受けられた他、それらの問題点は小説家になろうに連載されている作品等で、度々読者や愛好家の間で問題視されていた点でもある事から、中には「なろうの闇」と、なろう作品全体の欠点を批評する際に典型例に上げられる事が多い。


魔人族への集団虐殺について

最終章にてユエがラスボスのエヒトに攫われたのをきっかけに引き起こした『エヒト配下の魔人族への集団虐殺』については、半ば自我を失い、暴走状態に陥っていたとはいえども、その残虐極まる内容や、危うく世界をも滅ぼしかねなかったにもかかわらず、周囲の仲間達はもちろん、居合わせたクラスメイトの誰からも非難の声が上がらなかったという点が、大きな波紋を呼ぶ事になった。


相手が敵勢力とはいえ、知性などは殆ど人間と変わらない魔人達(それも既に戦意を喪失していた者達)を老若男女問わず殺害したり、ミュウのおかげで未遂で済んだとはいえ無抵抗の親子(『トータス旅行記』にて父親がガドナー、息子がゲルトという名前であった事が判明)にまで手に掛けようとした事は、最早光輝の事をとやかく言えないレベルの蛮行であったというのに、傍観していた人々が誰一人として一言も責めなかった(身を挺してハジメの凶行を止めてみせたミュウや、自暴自棄に陥っていたハジメを殴って叱咤した香織やシア、雫でさえ、ハジメが正気に戻ると、それ以上は糾弾しようとせず、ティオに至っては「ご主人様とて我を失うことはあろう。どうやら正気に戻ったようじゃし、このくらいでよいじゃろ」とだけで片付けてしまっていた)ばかりか、何事もなかったかのようにあっさり割り切ってしまったのが、異常さを際立たせる事となり、それまでのハジメの乱暴な言動や悪役じみた態度や、強引ともいえる展開にも、ある程度大目に見る意見が多かった読者からも批判の声が多く寄せられる(なお当時の原作の感想欄でハジメの所業に非難するコメントは全く無かった)など、かなり物議を醸す事となった。


この件は後日談のエピソード『トータス旅行記』で補完されている。

ハジメが香織、雫、愛子達の家族をトータスに連れて行き、当時の光景を見せる場面があったが、案の定誰もハジメの凶行ついて非難や苦言を呈する事はなく、ハジメを身を挺して説得したミュウの活躍を褒めていた(ハジメもミュウをこれでもかと絶賛していた)。この出来事によって、ようやく魔人族虐殺の扱いについての批判が少数ではあるが感想欄に書き込まれた。


流石に作者も対応せざるを得なかったのか、後にミュウの説得のおかげで命拾いしたガドナー、ゲルト親子をはじめ、当時あの場に居合わせていた魔人族の生き残り達と再会し、彼らを率いていた魔人族の現長老 カマル・ダストールと対面した事をきっかけに、初めて件の虐殺について明確にその理由や、その事に対する罪悪感の有無、そして『あの時に殺した者達は〝敵だから殺す〟というハジメの掲げたポリシーに反していなかったのか?』などについて問いただされるというエピソードが書かれた。


そこでハジメが返した答えは、「(あの虐殺に対する)罪悪感や後悔といった感情はないが、それは決して相手が魔人族だからというわけではなく、『敵対した者の身分や種族は関係なく、害意を持って俺の前に現れたなら、たとえ商人だろうが、その辺の農夫だろうが容赦はしない』という自分の信念に従ったつもりだった」と弁解する一方で、それが自分のポリシーに悖っていたかという問いについては、あの時の自分が憎悪と憤怒に身を委ねた意志のなかった状態故に「暴走に巻き込んだ、いや、半ば八つ当たりで殺したようなものだ。洗脳されて殺すより余程にたちが悪いだろう」とハジメなりに思っていた節も覗かせ、もし生き残った魔人族の中で自分が殺した魔人達と親しき者がいて、彼等が望むのなら逃げずに対話するつもりでいる程度には、責任を負う覚悟がある事を示した(一部読者の間では「自分に課したルールすら破ったハジメにはなんのペナルティも背負ってないではないか」との声も上がっている。実際相対した魔人達はハジメの返答に対してあっさり納得し、恨み言の1つすら浴びせず、魔剣を貰うという不自然なまでに段取りの良い展開になっている)。


最後に…

※過度な批判・擁護する内容の記述は編集合戦の要因となります。中立性を保つ為に、追記される方は然るべき慎重さ・冷静さ・客観性・中立性をお忘れなく。


本記事を含め、ありふれ界隈では今現在も至る場所でハジメのキャラクター像や劇中での言動を巡って、ファン同士の間で擁護と批判の過激ないたちごっこが繰り広げられている状態にある。


主人公でありながら、これほどまでに賛否の分かれるキャラクターになってしまったのも、上述の3つの問題点をはじめ、作者がハジメの活躍を全面的に推しすぎるあまり、作中において、地の文含め本来なら中立的にあるべき部分までもハジメ側の観点に主軸を置き過ぎ、彼の主義思想、行動を適度に窘め、異見、抑制すべきストッパー的なキャラがいなかった(劇中では、中盤においてハジメと再会した当初の愛子がそうであったが、彼女も結局はハジメに惚れる形で彼の思想を無条件に受け入れる方向に進んでしまい、最初からハジメの思想、言動に対するアンチテーゼとしての役割にあった光輝に至っては、彼を目障りに思う一部の読者達の意見に流される形で、最終的にハジメのアンチテーゼというよりは噛ませ犬として必要以上に貶められる描写しか描かれないという扱いに至ってしまった)ことが主な要因といえる。


その結果、読者側の視点からすると「ハジメの唱える理屈、言動だけが正しいものであり、それ以外の思想を掲げる者(特にハジメの英雄譚に水を差す者)は異端」と皮肉にも本作のラスボスであるエヒトの心理と同じ(否定派曰く「(ある意味では)エヒト以上の巨悪」)ような、あまりに擁護派にとって都合の良過ぎる内容になってしまい、それを傘にきた一部の過激な擁護派によって、光輝をはじめとするハジメと相容れなかったキャラクターや、ハジメひいては作品そのものを否定する読者への過剰な攻撃が行われ、それを不快に感じた否定派は更にハジメや作品を嫌い、徹底的に貶めようと反撃する…それを繰り返した結果、「負のループ」ともいえる無益ないたちごっこに陥ってしまっているといえよう。


確かに、純粋に主人公がカッコよく活躍する姿が見たい、理屈云々抜きにフィクションの世界を楽しみたい…と考える者もいれば、主人公という立場だからといってやりたい放題やって、それを一方的に肯定され続ける都合の良い展開を許せない者がいるのも至極当然なことであるし、どちらの立場の意見も客観的に見ると一定の理解はできる。

しかし、擁護する者も批判する者も、自分の主義思想を唱えることは勿論自由であるが、作品の批評を目的とする感想欄や複数の意見が飛び交う掲示板のスレッドなどならいざ知らず、本記事のようにあくまでも中立的にあるべきサイトにおいてどちらか一方の考えに偏った主義思想を表現した内容、表現を追記しようとする行いは、第三者からしてみれば、主張の正当性云々抜きに只々『不愉快』極まりない行為であり、まして編集合戦などを起こされ、記事自体の白紙化を招くようなことになったら、それこそ誰も得をしない文字通り本末転倒といえる。

擁護したい者、異を唱えたい者、どちらも本サイトはあくまでも中立性ある記事を目的としている事を念頭に置いて、情報を追記してもらえるように心からお願いしたい。


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ありふれた職業で世界最強

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