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天之河光輝

あまのがわこうき

天之河光輝とは、ライトノベル『ありふれた職業で世界最強』の登場キャラクター。
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概要

南雲ハジメのクラスメイトで、白崎香織八重樫雫坂上龍太郎の幼馴染。17歳。

容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧超人。地球では雫の祖父が師範代を務める八重樫道場に在籍しており、剣道の腕前は全国クラス。そして天職は勇者と、まさに非の打ち所の無い人物に見えるが、実は内面にかなりの問題を抱えていた…

プロフィール

出演作品ありふれた職業で世界最強
性別男性
出身地日本
好きなもの幼馴染(特に白崎香織)
嫌いなもの南雲ハジメ
CV柿原徹也


人物

※以下、WEB・書籍版のネタバレを含むため、注意。

















正義感と善意の塊の様な性格で、持ち前のルックスとカリスマ性も相まって、学校の生徒達から強い信頼と高い人気を持つ。
傍らに香織や雫がいる事から少ないが、月に二回以上告白されるほど女子からモテている。

一方で、その完璧超人ぶりのせいで雫曰く自分の正しさを疑う事を知らないために、自分の考えが常に正しいと信じて疑わず、悪く言えば自分と違う他人の価値観を受け入れられない、自分の非を認められない等の性格上の欠点も多く、その自覚もない
また、優しさや善意といった清廉潔白な表面と裏腹に、自分が気に入らないもしくは邪魔だと認識した相手に対して遠巻きに貶めたり、無理矢理な大義名分を取り繕ってまで排斥しようと考えたりする自己中心的な本質を秘めているが、タチが悪い事に光輝自身はそうした自分自身の負の一面を断固として認めようとしない

故に、精神的には子供っぽく自分本位な面が目立ち、この事を周囲(特に雫)が諫めても、自分自身に災いが降りかかってしまう事がほとんど無かったため、真剣に耳を傾けようとしなかった
また、正義感の強さ故に短絡的で思い込みの激しい部分に加え、本人は無自覚なのだが、かなりの自信過剰かつ自意識過剰で、それが時として自分を過大評価し過ぎな面や、親しい人、愛する人達に対する独占欲に繋がる事もある。
更に人の善意を無条件で信じては良い様に利用されて、周囲に迷惑をかけてしまったり、自分にとって不都合な事態に直面すると他人に責任転嫁して自分の行いを都合良く正当化する悪癖がある(この点は周囲から「ご都合解釈」と評される)
呪いをテーマにした作品に登場する敵役の言葉を借りるのなら、「理想と現実の擦り合わせができていない馬鹿な子供」とでも言うべき人物。

元から強いヒーロー願望の持ち主であり、地球から異世界トータスへ召喚されるまでは人生や人間関係において挫折らしい挫折も味わった事が皆無だった。この弊害で、現実の苦労や厳しさも分かっておらず、トータスを救う「勇者」として戦って欲しいというトータス側の要求も後先考えず安易な考えで受け入れてしまい、結果的に他のクラスメイト達がなし崩し的に協力させられる事になってしまっており(ただし、あくまで光輝は周囲に協力を呼びかけただけであり、協力する事を強制したわけではない。協力する事を選択したのは、完全にクラスメイト達自身の意思である)、聖教教会のイシュタルからは、世界を救う勇者というより『便利な手駒』として利用されている。
が、光輝本人にその事への自覚や責任感は無いどころか、「異世界で魔物達と戦う以上いつかは人族と殺し合いをしなければならなくなる」という想像力さえ持っていなかった(平和な現代日本で生きてきたのなら無理もない事ではあるが)ために、魔族とは言え自分達を殺そうとする相手を殺すのに躊躇し、仲間を窮地に陥れてしまう事さえあった。

こういった人格が形成されたのは、弁護士だった祖父・完治の影響によるところが大きい。完治は幼少期の光輝を気遣って、弁護士としての自身の体験談を語る際には意図的に美化した表現を使っており、現実的な体験談は光輝がもっと年を重ねてから話すつもりでいた。しかし、完治が後者を話す前に急死したため、光輝は前者の体験談のみを胸に刻み込んでしまった。
加えて、光輝自身の能力の高さゆえに地球では失敗や挫折を経験した事がなく、現実では通用しない理想的な正しさを抱いたまま成長してしまったのである。

そして、トータスで勇者として戦いに身を投じたのを切っ掛けに、それまで運良く経験する事のなかった”挫折”、そして決して綺麗事だけでは済ませられない”現実”に直面した上、価値観や信念等の全てにおいて真逆といえる存在が台頭してきた事で、彼のそれまで信じていた物が次第に崩れ始める事になるのだった……

対人関係

幼馴染の香織、雫、龍太郎の事は大切に思っており、その他の人間関係においても基本的に誰に対しても優しいのだが、その振る舞いは八方美人とも言え、更に人によって接し方に露骨な差が出てたり、中途半端になっている為、後々厄介な問題となってしまっている。

とはいえ、雫と恵里に関しては問題の原因となる言動をしているのが小学生の頃の話であり、「当時まだ幼い子供でしかなかった光輝にそれ以上何が出来たのか」という意見もある。

  • 白崎香織
幼馴染の1人。彼女に対しては異性として好意を抱いていたが、一方で彼女がずっと自分の傍にいると思い込むなど、無自覚に強い独占欲を抱いてもいた。

過去のとある出来事から、香織はトータスに召喚される以前からハジメに対して純粋に恋心を抱き、積極的に接していたのだが、光輝はその経緯を知らずに「香織が好きなのは自分だ」と勝手に思い込んでおり、それどころか「香織はやる気も協調性も無いオタクで独りぼっちのハジメに同情して接しているだけ」とハジメの学校での振る舞い(後述の通りかなり不真面目かつ改善の兆しすら見えず、真面目に学校に来ている者からすれば不快感を抱くであろうもの)を見て、必要以上に敵対心を持っていた事が、後述のハジメに対する接し方に大きな悪影響を及ぼしている。

  • 八重樫雫
幼馴染の1人。香織に対して程ではないが、彼女に対しても無自覚に独占欲を抱いていた。

雫も光輝が実家の道場に入門した当初は好意を抱いていたが、小学生の頃に、自分と仲が良い事に嫉妬した女子達から雫が嫌がらせを受けて光輝に助けを求めた際、光輝本人の性善説に基づいた安易な考えで事態を重く捉える事が出来なかった。そのため、結果的に加害者側を直接注意して事態を悪化させるだけになってしまった。そのため、現在は雫からは恋愛感情を抱かれておらず、手の掛かる弟の様な扱いを受けている。

  • 南雲ハジメ
八方美人な振る舞いが最も悪い形で顕著になってしまう相手。

前述の理由から「ハジメは自分の弱さを利用して香織に構ってもらっている」と勘違いしていた事に加え、ハジメ本人の授業態度があまりにも不真面目(授業中は居眠りばかり、登校は遅刻ギリギリ、いくら注意しても改善の兆しすらない、など)であったため、彼に対して嫌悪感、忌避感を抱いて事あるごとに突っ掛かり、それに対して香織や雫がフォローしてもすぐに彼に非があるかの様に反論する上に、それに悪気も下心も無いため香織を困惑させ、雫には呆れられていた。
例としては、訓練場で檜山大介達がハジメを虐めていた時は怒って止めたものの、香織がハジメを心配して気遣うと、逆に檜山達の方を正当化する様な物言いをしていた。尤も、これは地球でのハジメの言動を考えると分からなくもないだろう。

奈落に落ちたハジメと再会した際には、その豹変ぶりと自分さえも凌ぐ圧倒的な力を身につけていた事に驚愕しつつも、奈落での壮絶な経験によって、非常に冷徹且つ徹底した合理主義者になった彼に対するスタンスの違いから、その懐疑心や嫌悪感はより一層強くなり、その矢先に香織がハジメに対する想いを告白して、彼のパーティーに移籍した事をきっかけに明確な敵愾心へと悪化

当のハジメからは何度突っかかっても適当にいなされるばかりか、反論ついでに自分の性格や行動における矛盾点・問題点をあけすけなく痛烈に酷評されるなど、以前とは打って変わって、真正面から対立される様になった事や、ハジメに対する忌避感を懐く一方で、彼の圧倒的な力に依存している自分自身の不甲斐なさへの悔恨を含めた屈辱感も相まって、やがて光輝自身の性格・言動の矛盾や歪みに拍車をかけていく事となる…。

ハジメにとっては、豹変前から檜山達と同様に(自身の学校での態度による自業自得的な一面があるとはいえ)鬱陶しい存在としてストレスの原因となっており、豹変後も檜山達に対しては『実力が逆転して圧倒的な差がついた』事だけでなく、『自分が奈落に落ちた真相』という弱みを突く事で完全に閉口させ、「無関心」でいられるのだが、光輝の場合はそうした弱みはない為に黙らせる手立てがなく、更にハジメに対する対抗意識や(無自覚な)自尊心の高さ故に、しつこくハジメに難癖をつけて突っかかろうとする。

その反面、反りは合わずとも檜山達のような明確な敵対関係という訳では無い事から、ある程度利害が一致し、光輝が突っかかる姿勢さえ見せなければ、(その言動を鬱陶しがったり、自分の目的の為に利用するという意図を含ませつつも)ハジメが譲歩する形で、同伴や共闘も普通に行っている。また、その間は主に雫が両者を取り持つなどしてどうにか均衡を保つ事ができ、終盤まではハジメと光輝の間に決定的な決裂や武力衝突といった事は起きなかった

ちなみに、フェアベルゲンの刊行されている『月刊 フェアベルゲン』の編集長兼長老の一人のマオの悪意で、ハジメに対して男色疑惑があるかのような記事を書かれたことがある。

精神的に追い詰められている彼女に「俺が守ってやる」と優しい声をかけたものの、恵里が事実を歪めて話した事もあり、その深刻な状態を本当の意味で理解してはいなかった。結果、一応は彼女の置かれた状況は改善したもののそこで自己完結してしまい、これが彼女の暴走の遠因になってしまう。

作中の様相

本編前半

トータスに召喚された後、後先考える事無く「勇者」になる道を選び皆のリーダー格となっていたのだが、『オルクス大迷宮』での実践訓練で、檜山の迂闊な行動でベヒモスが出現。それと同時にガイコツ騎士・トラウムソルジャーの群れも出現して退路を塞がれクラスメイト達がパニックに陥るが、光輝は立て直すどころか目の前のベヒモス打倒に執心するあまりメルド団長の指示を無視するなど、臨機応変な対応が出来ず悪化させる始末(しかも、それを説得して気付かせたのは皮肉にもハジメである)。
そして、ベヒモスを相手に自分達の撤退する時間を稼ごうとしたハジメが、奈落に落下して生死不明になる事態となってしまう。

この事態に、他のクラスメイト達は個人差はあれど精神的に大きなダメージを受けており、中には園部優花の様に戦いを恐れて戦意を失った者さえいたのだが、光輝の場合は内心ハジメを「香織にまとわりつく存在」と疎ましく思っていた事もあってか、あっさりと彼が「死んだ」と割り切ってしまっており、ハジメの消息不明を最も悲しみつつも彼が生きていると信じようとした香織に対し、無神経な物言いをして深く傷付けてしまう事になっている。

また、ハジメが奈落に落ちる原因(というよりも落とした張本人)となった檜山からは「光輝が許したなら、みんなも許す流れになる」という思惑から、上辺だけの謝罪にも拘わらず(ハジメの事とはいえ)あっさり許してしまうなど、結局は良い様に利用されている。

その後も勇者として着実に能力を向上させていたものの、戦いに対する覚悟については無自覚のまま中途半端となっていた。
事実、ヘルシャー帝国の使者の護衛の一人に変装してハイリヒ王国に訪れていた皇帝ガハルド・D・ヘルシャーに「腕試し」の決闘を行った際には、


「確かに並の人間じゃ相手にならん程の身体能力だ。しかし、少々素直すぎる」

「お前は、俺達人間の上に立って率いるんだぞ? その自覚があんのかよ?」

「傷つけることも、傷つくことも恐れているガキに何ができる?剣に殺気一つ込められない奴がご大層なこと言ってんじゃねぇよ」


…と、散々な評価をされている。さらに、本人の居ないところで本音を聞かれた際は、


「ありゃ、ダメだな。ただの子供だ」

「理想とか正義とかそういう類のものを何の疑いもなく信じている口だ。なまじ実力とカリスマがあるからタチが悪い」

「自分の理想で周りを殺すタイプだな」


…とボロクソに言われてしまう程だった。ただし、この時の光輝は平和な現代日本から一方的に召喚されて一年も立っていない状態であるため、あまり多くの事を望むのは酷というものだろう。

オルクス大迷宮で女魔人族であるカトレアと遭遇した際は、彼女によってメルド団長が瀕死の重傷を負い、他の騎士達も無惨に殺害されてしまったにも拘わらず相手を殺す事を躊躇したのが原因で(尤も、平和な現代日本で育っていれば殺人を忌避するのは当然の事である)、それを見抜いたカトレアに追い詰められてしまうが、そこに死んだと思われていたハジメが現れ、彼が魔物やカトレアを倒す形で助けられる。

しかし、さっきまで自分が殺されそうになっていたのにも拘わらず、戦意を喪失したカトレアを躊躇なく殺したハジメを一方的に糾弾し、その筋違いな言動にその場にいたほぼ全員に呆れられている
この時光輝に賛同していたのは、皮肉にもハジメを元から嫌っていた檜山達のグループだけだった。

迷宮からの帰還後、ハジメ一行に付いていく事を決意した香織が彼に告白するのを目の当たりにし、それを受け入れられないばかりか「香織が自分に告白するようハジメが仕組んだ」という、都合のいい邪推をするだけでなく、さっきまで「仲間」と強調していたハジメの事を「敵」への認識に切り替える自分勝手さを見せる。

それに対し、香織本人からは「自分達は確かに幼馴染みだけど、だからってずっと一緒にいる訳じゃないよ」とやんわりながらも決別を言い渡され、雫からも「香織は別にあんたの物じゃないんだから、何をどうするのか決めるのは香織自身よ」と諫められるのだが、それを潔く受け止められなかった光輝は、ひたすらハジメの揚げ足を取るような発言を繰り返し、遂にはハジメの仲間達すらも「ハジメに引き込まれた犠牲者達」と見なし、自分の元へ来るよう勧誘する。

しかしそんな自分に返ってきたのは、怒りを通り越してドン引きした彼女達の「無言」の拒絶であり、それに逆上した光輝は、ついに「決闘」と称した実力行使に出て(しかも計算してなのか否なのか、この時光輝は持っている武器の差を考慮した『素手』での戦いを条件としている)、「自分が勝ったら二度と香織に近づかず、ハジメの仲間全員も自分に引き渡す」という、勇者どころか野盗の脅迫まがいな要求も行い、更には当人の承諾も得ず強引に襲い掛かるのだが、当然ながら端から決闘などまともに応じてやるつもりもなかったハジメは、光輝が一方的に突っかかっている間に、靴に仕込んでいた魔法陣を使って錬成を行い光輝の足元に落とし穴を作っており、何も知らずに踏み出した瞬間にその落とし穴に落ちる形で返り討ち…というよりは自滅するという醜態を晒してしまった。
さらに、落とし穴の中には過剰にも四種類の(閃光、衝撃、麻痺、催涙)手榴弾が仕込まれており、その効果でしばらく行動不能となってしまっている間に、ハジメや香織達は出立してしまった。

その後ハイリヒ王国へ帰還した後も、同じくハジメに対して逆恨みを募らせていた檜山と違って表立って荒んだりはせずとも、香織がハジメを選び、自分の元を去った事が受け入れられずに、尚もハジメに対する嫉妬心を含んだ筋違いで勝手極まる悪口雑言を喚くも、見かねた零から『ご都合解釈』と一蹴され、「自分の正しさを疑いなさい」と諫められた事で、それ以上の暴走は抑えられたものの、表面上は納得したフリをしただけで、心の底では「卑怯な方法で新しい力を手に入れたハジメが、香織を騙して奪い去っていった」と考え込み、ハジメに対して明確な敵対心を抱くようになる一方で、これ以降は香織を奪われた(と思いこんでいる)事で生じた心の喪失感を埋め合わせるかのように、無意識に雫を心の拠り所にするようになった。

なお、アニメ版では、同様に変貌したハジメに懐疑心や忌避感を懐きつつも、命を救ってもらった恩義も感じていたからか、内心良くは思わずとも香織の決心に口を挟んだり、ユエ達に強引な勧誘をしたり、ハジメに理不尽な決闘をふっかけたりといった身勝手な行動は起こさなかった他、ハイリヒ王国に帰還した後に上述のハジメに対する逆恨みや負け惜しみを零して雫から窘められる場面も(こちらはコミカライズ版でも)オミットされ、一人落ち込んだ様子を見せる程度に留める等、WEB版・書籍版・コミカライズ版よりはわりと素直且つ大人しい印象が強かった(ちなみに、ファン達からはこの改変は大変不評だったらしい)。

その後、クラスメイトの恵里が自身に対する歪んだ愛情から魔人族に寝返り、メルドを始めとするハイリヒ王国騎士団を始めとする大勢の命を手にかけていた事を知り、驚愕しながらも彼女を制止しようとするが、直前に恵里から口付けされた拍子に毒を飲まされ、その影響で身体が思うように動かせなくなった上、彼女の傀儡となったメルドを始めとする騎士団員達を前にして、彼らへの情や自らの手を汚す事へと躊躇から返り討ちに遭い、致命傷を負う形で追い詰められ結局は駆けつけたハジメによって救われるという、オルクス大迷宮での失敗の二の舞を演じてしまう

ハジメ一行の奮闘で恵里や侵攻していた魔人族がハイリヒ王国から撤退した後、愛子を介してハジメからトータスの真実について聞かされると「どうしてもっと早く教えてくれなかったんだ!」という疑問を投げかけるも、ハジメからは「思い込みとご都合解釈大好きなお前のことだから、大多数の人間が信じている神を“狂っている”と言われた挙句、お前のしていることは無意味だって俺から言われても、信じなかっただろ」と指摘され、光輝自身もハジメ達が来る直前にリリアーナに対して「正直南雲のことは余り信用出来ない」と言ってしまっていた為か閉口してしまう(ただし、「わざわざ光輝達クラスメイトの為に骨を折るのが面倒だからという理由で、トータスの真相や未来に関わる重要な説明を放棄する」というハジメの判断や、幾ら豹変前から散々その弊害に悩まされていたからとはいえど、光輝の事を端から「思い込みとご都合解釈によって、どうせ自分の話をまともに信じる様な奴では無い」と決めつけ、「これ以上自分がクラスメイト達に力を貸す事が当たり前だと言うつもりなら、檜山と同じに遭わせる」という内容の脅し文句まで付け加える等、歩み寄ろうとしなかった姿勢も問題がないとは言い難い)。

さらにハジメに全ての元凶である“神”と戦う意志がない事を知ると、「お前は、俺より強いじゃないか!それだけの力があれば何だって出来るだろ!力があるなら、正しいことのために使うべきじゃないか!」とハジメを非難するが、ハジメからは

「……“力があるなら”か。そんなだから、いつもお前は肝心なところで地面に這いつくばることになるんだよ。
……俺はな、力はいつだって明確な意志のもと振るわれるべきだと考えてる。力があるから何かを為すんじゃない。何かを為したいから力を求め使うんだ。お前は、その意志ってのが薄弱すぎるんだよ」


と、厳しい言葉を掛けられてしまった。

それでも勇者として世界を救う為に神代魔法を手に入れる事と、ヘルシャー帝国へ会談の為に向かうリリアーナの護衛の為に、雫、龍太郎、と共に、残る迷宮を攻略しようとするハジメ一行に強引に同行する事となった。

※その後についてはネタバレになるので後述

余談

アニメ版第2期のキャストクレジットでは『天之川光輝』と誤記されていた。

関連タグ

ありふれた職業で世界最強

勇者 自己中心的 正義中毒 引き立て役 道化 踏み台 噛ませ犬
脚本の被害者














この先は、まだアニメ化されていない第五章以降の光輝の動向に関するネタバレの為、アニメが初見の方は閲覧注意















本編後半
使命に燃えながらハジメ一行に同伴する光輝だったが、訪れたヘルシャー帝国本国において再会した皇帝のガハルトは、先述の一件もあって光輝に対する興味を完全に無くすまでにその評価は最悪となっており、ハジメと対談する際には完全に無視されてしまった上に、去り際に「形だけの勇者君」とあからさまに皮肉られる有様だった。

その後も、ハジメのお膳立てで引き起こされたヘルシャー皇族とハウリア族を始めとする亜人の抗争、そして神代魔法を手に入れるべく挑んだハルツィナ樹海での冒険の過程で、ハジメ一行と共に行動していく内に…


  • 実力が開きすぎてハジメ一行の足手まといになっていること

  • ハジメが自分と違い確固たる信念と覚悟を持っていること

  • トータスの人々が「勇者」である自分よりも、ハジメを信頼していること

  • 香織だけでなく、雫までもが自分ではなくハジメに惹かれていること


そして何よりも…


  • ハジメの事を疎ましがりながらも、一方では自分自身がハジメの力に依存してしまっていること


を思い知らされていく内に、ハジメに対する劣等感、屈辱心、嫉妬心は肥大していくばかりか、自覚のない憎悪となって光輝の心を蝕んでいき、次第に表情にも影が落ちる機会が増え、雫だけでなく龍太郎や鈴からも不安視される様になる…

その為、ハルツィナ樹海攻略の際に、迷宮の試練の一つである『相手に対する好意と敵意が逆転してしまう』トラップにかかった際には、他の面々が総じてハジメに敵意を向ける中、唯一人ハジメを全力で庇い立てするという新鮮な光景が見られた。

そして、第七章で挑んだ最後の大迷宮である氷雪洞窟においては、迷宮全体かけられた魔法の影響で心身の状態が不安定になる中、迷宮の試練の相手役である負の感情をコピーした虚像に言い包められた上に、ハジメが同じく虚像との戦いを終えた雫を背負って現れたのを目撃したのがトリガーとなって、ついに積りに積もったハジメに対する負の感情が暴発。
「ハジメは幼馴染や複数の女の子を洗脳し、勇者として世界を救おうとする自分を邪魔する諸悪の根源であり、彼を殺せばすべてを取り戻せる」という妄想に囚われ、虚像と同化してハジメを攻撃するが、手も足も出ず敗北。

結局、雫はハルツィナ樹海と氷雪洞窟で、龍太郎や鈴が氷雪洞窟でそれぞれ神代魔法を手に入れる事ができた中、自分だけどちらの大迷宮の試練もクリアできず、神代魔法を手に入れられなかった

後に正気に戻った光輝は、虚像に言い含められ、ハジメに襲いかかってしまった事については流石に罪悪感を覚えながらも、ハジメに直接打ちのめされた事で戦力的にも人間的にも、何もかもハジメと差を開けられてしまった事を実感し、項垂れてしまう。
更にそこへ追い打ちをかける様に、氷雪洞窟の試練を経てハジメへの好意を自覚した雫から「私も南雲くんのことが好きになった」と告げられ、それまで自分の味方と思いこんでいた龍太郎や鈴さえも、どちらにも肩入れ出来ずに静観する様子を目の当たりにし、「皆、アイツの味方だな。人を簡単に殺して、簡単に見捨てるような奴なのに……」被害妄想も同然に、やり場のない鬱憤をハジメに対する皮肉に込めてぼやき、遂には半ば自棄気味に「こんな事になるなら、南雲ではなく自分が奈落に落ちればよかった」という、ハジメの苦労をあまりにも軽視した僻み根性まで見せた事で、とうとう香織から強烈な平手打ちを浴びせられてしまう


「……光輝くん。光輝くんのことは大切な幼馴染だと思ってる。……だから……嫌わせないで」


最愛の人から直接咎められた事は、光輝にとってはに未だかつてない程のショックとなった…。

その後、ハジメやユエが地球へ帰還する為のアーティファクトの作成する余波で溢れた魔力の波動を通して、奈落に落ちてからユエに出会うまでのハジメの壮絶な経験の回想を目の当たりにした事で、先述の軽率な発言を後悔し、ハジメが決して楽をして今の圧倒的な力を身に着けた訳ではなく、そして徹底した合理主義者に変貌したのも、単に「地球へ帰りたい」という想いからだった事は理解しながらも、それに対して自分自身の意志薄弱さを認める事は出来なかった。




ここから先、最終章のネタバレ注意

















最終章では恵里の洗脳により、上述のハジメに対する逆恨みの感情をつけこまれる形で、現れた黒幕である神「エヒト」に対する信仰心を植え付けられる。この結果、神エヒトに抗うハジメは勿論、彼に味方する雫や香織、龍太郎やクラスメイト達、更にはトータスの人々もまた、滅ぼすべき悪であるという妄想に囚われ、世界を救うはずの勇者が世界の敵となってしまう

最終決戦『神話大戦』では生きながら恵里の傀儡と化し、龍太郎と雫と戦い、激闘の末に叩きのめされて洗脳が解ける。
だが、洗脳が解けてもなお、自分が敵に操られて雫や龍太郎達に刃を向けたという事実が受け入れられず、尚も全ての非をハジメに転嫁しようとしつつ、殆ど狂乱状態となりながら文字通り『迷子の子供』の様に暴れるも、龍太郎の身を呈して制止された直後、雫から強烈な鉄拳が炸裂する。


「歯ぁ食いしばりなさいっ!大馬鹿者っ!」


あんたが泣いて謝るまで殴るのを止めないわ!」と宣告と共に、馬乗りになった雫から、歯が折れて口から飛んでいく程、強烈な往復ビンタならぬ往復殴打で徹底的に顔面を殴られつつ、これまでの積もりに積もった想いを激情に乗せて説教される。


「こんなはずじゃなかった?そんなの当たり前でしょう!思い通りになる人生なんてないわよ!
皆、歯を食いしばって、頭抱えて、“それでも”って頑張ってんのよ!目の前の事実から逃げ出しておいて、戦おうともしないで、望んだ未来なんて手に入るわけないでしょう!
あんたはね、結局、ただの甘ったれたガキよっ。都合の悪いことからは目を逸らして、言い訳ばかりに頭を回して、それも間に合わなくなったら他人のせいにして……」


そう叱りながらも、『幼馴染』として自分を見捨てずに助けようとする雫の言葉を聞いて、ようやく完全に正気に戻った。
しかし正気に戻ってすぐ、光輝が正気に戻った事で自分の元から離れたと絶望した恵里が、眼の前で自害を図り、光輝は最後まで彼女を説得しようとしたが、とうとう制止できなかった。

この大きな失敗を経て、ようやく自分の間違いを自覚し現実を受け入れる事となった

以降はこれまでの独りよがりな考えと行いを悔いる様になったのだが、それに伴い、自虐的な発言が増え、当初見せていた爽やかさやカリスマ性はすっかり鳴りを潜めて、やや塞ぎ込みがちなネガティブな性格になる等、名実共にトータスに召喚された時のハジメと立場が逆転してしまった

特に恵里の一件に関しては、「彼女を救ってなどいなかった」と一層強い心の傷となって、自責の念を抱き続ける事となる。

全てが終わった後、ハジメとユエが錬成した羅針盤とクリスタルキーが完成した事で地球の帰還が決まり、皆が歓喜に沸く中、光輝のみは彼らの輪に入る事も出来ず、罪の意識を引きずったまま地球に帰還する事となった……。


後日談『ありふれたアフターストーリー』
※アフターは連載順と時系列がバラバラなっているので注意。ここではあくまで時系列順に記す。

  • 「アフターⅡ 光輝編」まで
日本に帰還後、一度は高校に復学し学園祭に参加するなど、ある程度の期間在学していたが、やはり自責の念は強く、最終的に自主退学した後、贖罪のために単身トータスに戻り、ギルドからの討伐依頼を受けるなどして魔物退治の日々を送っていた。

依頼されていない魔物までついでに倒したりとオーバーワーク気味に行動する事が多い上に、『神話大戦』で洗脳されていたとは言え人々を裏切ってしまった事で、人々から懐疑や軽蔑の目で見られ、陰口を叩かれても敢えて反論する事なく黙って受け入れたりと、自分を顧みない行動も目立つ様になる。
自分では既に勇者の資格はないと思っているが、専用武器である「聖剣」が自分の元を離れようとせず、なぜ自分がいまだ「勇者」のままなのか悩み続けていたが、『神話大戦』から約一年後にトータスとは別の異世界にあるシンクレア王国に召喚され、王女モアナとの出会いとシンクレアを守るための戦いの中で、本編では成し得なかった「勇者」として、自分に出来る事を果たしていく中で、「答え」を見付けていく。
また、戦いの終盤で自身の捜索に来たハジメに対し


「俺、やっぱりお前のことが大っ嫌いだ」

ハジメ「奇遇だな。俺もそう思ったところだ」


と憎まれ口を叩き合う事で、遅まきながらハジメの事を認める事が出来た
そしてハジメからもその成長ぶりを認められ、『勇者』としてシンクレア王国を救わんとする光輝のお膳立てを自ら買って出て、黒幕である≪黒王≫との戦いに挑む光輝を送り出した。


「後ろを頼む――魔王」

ハジメ「前だけ見てろ――勇者」


そして、長らく抱え続けてきた葛藤と迷いを振り切り、≪黒王≫を倒した光輝は、戦いと冒険を経て愛し合う仲になったモアナやシンクレア王国で出会った人々、そして香織、雫、龍太郎、鈴、そしてハジメやユエら幼馴染や元クラスメイトらから暖かく迎えられ、王女の地位から解放されたモアナと共にトータスに戻るというハッピーエンドを迎える……











…と、ここで終わればよかったのだが、せっかく大団円に纏まろうとしていたそのタイミングを狙ったかの如く、三度目となる異世界への扉が開き、再び次なる別世界へと転送されそうになり、遂に彼の中で何かが切れた。


「も、もうっ、嫌だぁあああああああああああーーーッ!!!」


キャラ崩壊レベルで嫌がるあまり、ハジメに飛びつき…



ハジメ「てめぇっ、この野郎! 離しやがれぇっ、クソ勇者ぁあああああああっ」

「絶対にお前を離さないぞっ、魔王ぉおおおおおおっ」



と、結果的に彼を道連れにして転送された。
ある意味、初めて光輝がハジメに一矢報いた瞬間だった……。

  • 「光輝編」終了以降
その後は、終末のSFな世界観な第三の異世界にある要塞都市コルトランにハジメと共に転送されるが、図らずも同世界を救うべく協力し合う事となり、その過程でハジメとの関係も、漫才の様な掛け合いを繰り広げつつ、戦闘では互いに背を預け合うまでに、更に改善(?)されていく事となった。
それに伴い良くも悪くも吹っ切れた事で、以降は『イジられ役』『ツッコミ役』『苦労人』属性が追加される事となった。一応、本編の時も偶にハジメ(豹変後)とコミカルなやり取りを交わす場面もあったが、これ以降それが顕著となり、真面目一辺倒なシリアス寄りなキャラであったのが少なからず崩壊する事となった。

そして、別ルートで召喚されたどっかの深淵卿も参戦し、激闘の末にコルトランも無事に救い、今度こそ全て解決したかと思いきや、またも別の世界に召喚される羽目になってしまった
そんなあまりの社畜同然な勇者としてのハードスケジュールぶりに、とうとう疲労ストレスが臨界点を越えた光輝は、自身を召喚した別世界の女神アウラロッド・レア・レフィート(略称「アウラ」)に対して、


「馬鹿野郎っ。どうしてそこで諦めるんだ!がんばれっ、がんばれっ!女神様だろう!?
貴女ならできるっ、自分でできる!必ずできる!貴女を信じる俺を信じろ!諦めたら、そこで世界終了だぞ!」

アウラ「エッ!? まさかの返答!?」


…と今までの光輝であれば考えられない様な無茶苦茶且つ半ば支離滅裂した内容の暴言を投げかけて断固拒否するというキャラ崩壊を起こしてしまった(後に話を聞いた雫達も、あまりの壊れっぷりに呆れ果て、頭を抱えていた)。

しかし光輝にキレられたアウラは、実は光輝以上のハードスケジュールで過労死寸前なOLレベルの社畜女神であり、その憔悴っぷりを見かねて(暴言を吐いてしまった事をハジメと遠藤に(誂い半分に)責められた事もあって)結局助ける事を承認する羽目になる。
その際に図らずもアウラともフラグを立てる事となり、遠藤からは妬まれ、ハジメからはその模様を映像に記録されながら、冷やかされる羽目になる。
※さらに、後にハジメと遠藤が一足早くシンクレア王国に戻った際に、ハジメが上述した映像を光輝の帰りを待つモアナに見せるという余計な事をしたせいで、後に光輝が巻き込まれる事となる修羅場に更なる拍車がかかる事となった。


遠藤「これだからイケメンは。ハーレム男は爆死しろ」

ハジメ「くくっ、あの砂漠の女王(=モアナ)が見たらどんな反応をすっかな。ハーレム男は修羅場って困れ」

「お前等にだけは言われたくないっ!!」


またその際に新たな力として、天剣へと変化したアウラを手にした事で、髪に一部だけ白いメッシュが入り、瞳は左が緋色に、右が翡翠色のオッドアイに、更には右の額から目、頬から首筋にかけて木の枝と蔦が絡み上がったような紋様が浮き出て、黒と白の双剣を構えた姿…という、ハジメや遠藤同様に厨二病の塊ともいえる外見に変化してしまい、ハジメ達から大いに茶化される羽目になった(即座に光輝もお前等に並んだだけだからな?とブーメラン的な発言を投げかけ、2人を撃沈させている)。
※ちなみにこの時に遠藤は、酒呑童子こと夜々之緋月に惚れられる事になる。

今度こそ一連の件が解決した後も、モアナに加えて女神を辞めたアウラまでもがトータスまでついて来たことで修羅場な三角関係になったりハジメやミュウに振り回されたりと、前途多難な日々を送っている。
ただし、シンクレアやコルトラン等での冒険を経て、葛藤や後悔から解放されたお陰で、性格は明るさを取り戻しており、モアナとアウラを連れて実家に一時帰省した時は家族に久しく見せていなかった笑顔を見せ(これには家族も安堵していた)、ようやく本当の意味で帰郷できた

総評

元々のご都合主義やキャラの立ち位置、方向性からWeb連載当時、本来のヘイト要員であった檜山大介や、同じく悪堕ち要員であった清水幸利、中村恵里らに引けをとらないばかりか、場合によっては彼ら以上に読者からのヘイトを集め「早く殺しましょうよ」(洗脳されて敵に回った際には「これで殺せる」とまで)などの過激な意見が感想に溢れており、特に清水と檜山がハジメの手で殺害されて物語から退場し、恵里が魔国ガーランドへと撤退して最終章で漸く再登場するまでは、彼ら以上のレギュラー的なヘイト要員が登場しなかった事もあって、次いで読者からの不平不満が多い光輝が、本編中におけるヘイトを一身に受ける事となってしまった(だが、光輝がある種の避雷針となってくれたおかげで、お世辞にも善人とは言い難く、光輝の様な一般的な倫理観、及び道徳心を持つ人間などからは「鬼畜」「悪党」と蔑まれる様な、冷酷非情な言動・判断を躊躇いなく執っていたハジメに対して、それ程ヘイトを向けられる事が無かったとも言えるが…)。

一歩間違えれば(作者の気分次第などで)、清水や檜山と同様か、それ以下の顛末になっていた可能性も大いにあったが、最終的には後日談にてフォロー・救済される形で、多難な現実に振り回されつつも、主人公とも和解(?)し、新たな恋や平穏を手に入るという、なろう作品におけるこの手のキャラクターとしては、それなりに恵まれた結末を迎える事ができた。

なお二次創作界隈でも彼の扱いは途轍もなく悪く、殆どの作品が光輝アンチ作品となっている。中には光輝を改悪しているものもあるが、読者からは違和感が持たれていないどころか、『原作でもこんな感じ』『もっと酷い目に遭わせろ』等と称賛を受ける事すらあり、彼の異様な嫌われ具合が分かるだろう(本記事も立ち上げられた当初は、あまりにも内容がアンチ寄りに偏りすぎていた)。二次創作内での彼の役割は、どれだけ好きに無様に書こうが痛めつけようが尊厳破壊しようが許される、道化扱いである。

確かに、本編における彼の言動は、幼稚さや短慮さ、そして自分勝手さが悪目立ちしていた事が否めず、結果的に勇者の名を穢す事となってしまったものの、そうした性格の問題点や、愛する人や親しい人達に対する独占欲等にしても精神的にまだ未熟な高校生であった上に、上述した通り様々なボタンの掛け違いによって”現実の厳しさ”をキチンと学び、経験する機会がなかったが故に致し方ないと酌量できる余地がある他、後述の「クズ勇者」キャラ達の様な、勇者の立場を鼻にかけた傲慢・尊大な振る舞いをする事もなく、清水の様に自尊心を拗らせたり、檜山や恵里の様に私利私欲が暴走するなどして、自らの意志で敵方に寝返って仲間を裏切ったり、手をかけるといった明確な『悪事』に走ろうとする事もなければ、終盤に恵里に洗脳されるまでは、勇者としての使命を正しく全うしようとしていた事、そして何より、ちゃんと改心した事を忘れてはならない。
それらを踏まえた上で、劇中における行動を根幹的に見ると十分に『善良』といえ、キャラ評判に反し、最終的に救済される事となったのは、こうした事情を考慮した故と思われる。

二次創作においての注意

これは光輝だけに限らず、今作以外のなろう作品を始めとする様々な創作物における悪役や憎まれ役、ヘイト役に共通して言える問題であるが、『性格・言動が気に入らない』『主人公の邪魔をした』等の理由から、寄ってたかって槍玉に挙げたり、二次創作だからといってネタ・ギャグの範囲を逸脱するレベルで必要以上に、痛めつけたり、辱めたりするのは、客観的に見れば光輝と同類か、彼以上にたちの悪い『正義の暴走』といえるので、心当たりのある二次創作者は、くれぐれも主観的な見解に偏り過ぎずに、最低限の公平性を保った作品を作る様心がけてほしい

関連タグ(ネタバレ含む)

改心 ツッコミ役 苦労人

上記の通り、後日談では次々と異世界に召喚されて休む間もなく戦い続ける羽目に……。

最終的にハジメとの関係は、これらが当てはまるものへと落ち着いた。

他作品の類似キャラ

※ここに表記するのはノベライズ作品のキャラクター限定でお願いします。

いずれも同なろう作品で、『紆余曲折の果てに倒すべき筈の敵勢力に与してしまった勇者』達
しかしながら、光輝は盲目的且つ少々独善的ながらも勇者としての使命を正しく全うしようと心がけていたのに対し、この4人(とりわけアリオスとセイン)は勇者の立場を笠に着て、時に犯罪さえも厭わない程に身勝手な行動を繰り返す悪徳勇者という決定的な違いがあり、性格、言動共に光輝でさえも可愛く思えてしまう程に悪辣な外道・クズ達であり、いずれも最終的に改心する事なく破滅または失脚の道を辿っている為、性質としては光輝よりも、寧ろ本来のヘイト要員であった檜山の方が近いと言える。
ちなみにセインに至っては、『最終的な断罪の場面で強烈なマウントパンチをかけられる』点も共通している。

『異世界から召喚された勇者』『凄腕の剣士かつイケメンで女にモテるが、独善的で思い込みの激しいナルシストなのが玉に瑕』大切な存在が絡むと暴走しがち』など、色々と共通点が多い。ちなみに、光輝のアニメの方のキャラクターデザイン及び着用している鎧のデザインが、よく見るとミツルギと似ていたりする
ちなみに、こちらも初期は主人公に敵愾心を抱いていたが、現在は軟化している(というよりも寧ろ、主人公の方からの敵愾心や妬みが強くなっている)。

『自分達が転送された異世界の本質を正しく理解せず、自分の独善などから一度は破滅し、主人公と敵対するまで落ちぶれながらも、後に改心した勇者』繋がり。上記のアリオス達よりは、こちらの方が光輝に近い。
なお本当はもう一人いるが、彼の場合は改心というよりはキャラ崩壊であるため、ここでは割愛する。

『女子にモテるイケメン』『妹がいる』『転送された異世界を冒険する者』という共通点がある他、光輝同様に『自分自身の負の感情が具現化した自分の姿を形作った存在と戦う』試練をクリアできなかったが、彼はそこで脱落してしまった。ちなみに彼は勇者ではなく、魔導士である。

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