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天之河光輝

あまのがわこうき

天之河 光輝(あまのがわ こうき)とは、ライトノベル『ありふれた職業で世界最強』の登場人物。
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概要

南雲ハジメのクラスメイトで、白崎香織八重樫雫・坂上龍太郎の幼馴染。17歳。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧超人。地球では八重樫道場に在籍しており、腕前は全国クラス。そして天職は勇者と、まさに非の打ち所の無い人物に見えるが、実は内面にかなりの問題を抱えていた…。

プロフィール

出演作品ありふれた職業で世界最強
性別男性
誕生日
出身地日本
身長
体重
特技
好きなもの
嫌いなもの
CV柿原徹也


人物

※以下、web版のネタバレを含むため、注意。









正義感と善意の塊のような性格で、持ち前のルックスとカリスマ性も相まって学校の生徒達から強い信頼と高い人気を持つ。傍らに香織や雫がいることから少ないが、月に二回以上告白されるほど女子からモテている。
一方で、その完璧超人ぶりのせいで雫曰く「自分の正しさを疑うことを知らない」ために、自分の考えが常に正しいと信じて疑わず、悪く言えば自分と違う他人の価値観を受け入れられない、自分の非を認められない等の性格上の欠点も多く、その自覚もない。
精神的には子供っぽく自分本位な面が目立ち、このことを周囲(特に雫)が諫めても、自分自身に災いが降りかかってしまう事が殆ど無かったため、真剣に耳を傾けようとしなかった。
また、正義感の強さ故に、短絡的で思い込みの激しい部分があり、本人は無自覚なのだが、かなりの自信過剰かつ自意識過剰で、時としてナルシストな面まで見せる事も。更に人の善意を無条件で信じては良い様に利用されて周囲に迷惑をかけてしまったり、自分にとって不都合な事態に直面すると他人に責任転嫁して自分の行いを正当化する「ご都合解釈」をする悪癖まである。

元から強いヒーロー願望も持っていた上に、地球から異世界トータスへ召喚されるまでは人生や人間関係において挫折らしい挫折も味わった事が皆無だったが故に苦労や現実の厳しさも分かっておらず、トータスを救う「勇者」として戦って欲しいというトータス側の要求も後先考えず安易な考えで受け入れてしまい、結果的に他のクラスメイト達がなし崩し的に協力させられる事になってしまっており、聖教教会のイシュタルからは、世界を救う勇者というより「便利な手駒」として利用されている。
が、光輝本人にその事への自覚や責任感は無いどころか、香織達と異なって「異世界で魔物達と戦う以上いつかは人族と殺し合いをしなければならなくなる」という想像力さえ持っていなかった為に、魔族とは言え、自分達を殺そうとする相手を殺すのに躊躇して、仲間を窮地に陥れてしまう事さえあった。

こういった人格が形成されたのは、敏腕弁護士だった祖父・完治の影響によるところが大きい。完治は幼少期の光輝を気遣って、弁護士としての自身の体験談を語る際には意図的に美化した表現を使っており、現実的な体験談は光輝がもっと年を重ねてから話すつもりでいた。しかし、完治が後者を話す前に急死したため、光輝は前者の体験談のみを胸に刻み込んでしまった。加えて、光輝自身の能力の高さゆえに地球では失敗や挫折を経験したことがなく、現実では通用しない理想的な正しさを抱いたまま成長してしまったのである。

そして、トータスで勇者として戦いに身を投じたのを切っ掛けに、彼のそれまで信じていた物が次第に崩れ始める事になるのだった。

対人関係

幼馴染の香織、雫、龍太郎のことは大切に思っており、その他の人間関係においても基本的に誰に対しても優しいのだが、その振る舞いは八方美人とも言え、更に人によって接し方に露骨な差が出てたり、中途半端になっている為、後々厄介な問題となってしまっている。

白崎香織
幼馴染の1人。彼女に対しては異性として好意を抱いていたが、一方で彼女がずっと自分の傍にいると思い込むなど、無自覚に強い独占欲を抱いてもいた。

八重樫雫
幼馴染の1人。香織に対してほどではないが、彼女に対しても無自覚に独占欲を抱いていた。

雫も道場に入門した当初は光輝に好意を抱いていたが、小学生の頃に雫が嫌がらせを受けて光輝に助けを求めた際、「言えば分かってもらえる」という安易な考えで事態を重く捉えようとせず、迂闊に相手を注意して事態を悪化させた上、そのまま自己完結してしまった上にその後助けようともしなかった。そのため、現在は雫からは恋愛感情を抱かれておらず、手の掛かる弟のような扱いを受けている。

南雲ハジメ
上述の八方美人な振る舞いが最も悪い形で顕著になってしまう相手。

過去の彼の行動から、香織はハジメに対して純粋に恋心を抱き積極的に接していたのだが、経緯を知らないとは言え、「香織が好きなのは自分だ」と勝手に思い込んでいた光輝は、「香織がやる気も協調性も無いオタクで独りぼっちのハジメに同情して接している」と、かなり酷い解釈している上に、ハジメが自分の弱さを利用して香織に構ってもらっていたと見なした結果、嫌悪感を抱いて事あるごとに彼に突っ掛かる様になってしまっている。

それに対して、香織や雫がフォローしてもすぐに彼に非があるかのように反論する(訓練場で檜山達がハジメを虐めていた時は怒って止めたものの、香織がハジメを心配して気遣うと、逆に檜山達の方を正当化するような物言いをしていた)上に、それに悪気も下心も無いため香織を困惑させ、雫には呆れられていた。当然、ハジメにとっては檜山達と同様にストレスの対象となっており、悪気が無い分、むしろ檜山達よりも厄介な相手になっている(豹変後のハジメは、檜山達に対しては彼等が自身を恐れている事もあって「無関心」でいられているのだが、光輝の場合は彼の方がしつこくハジメに絡もうとしている)。

中村恵里
精神的に追い詰められている彼女に「力になるよ」と優しい声をかけたものの、その深刻な状態を本当の意味で理解してはいなかったため、具体的に何をするわけでもなく中途半端となってしまい、これが彼女の暴走の遠因になってしまう。

作中の様相

トータスに召喚された後、後先考える事無く「勇者」になる道を選び、皆のリーダー格となっていたのだが、「オルクス大迷宮」での実践訓練で、ベヒモスを相手に自分達の撤退する時間を稼ごうとしたハジメが、奈落に落下して生死不明になる事態となってしまう。
この事態に、他のクラスメイト達は個人差あれど精神的に大きなダメージを受けており、中には園部優花の様に戦いを恐れて戦意を失った者さえいたのだが、光輝の場合は内心ハジメを「香織にまとわりつく存在」と疎ましく思っていた事もあってか、あっさりと彼が「死んだ」と割り切ってしまっており、ハジメの消息不明を最も悲しみつつも彼が生きていると信じようとした香織に対し、無神経な物言いをして深く傷つけてしまう事になっている。

その後も勇者として着実に能力を向上させていたものの、戦いに対する覚悟については無自覚のまま中途半端となっていた。
事実、ヘルシャー帝国の使者の護衛の一人に変装してハイリヒ王国に訪れていた皇帝・ガハルド・D・ヘルシャーに「腕試し」の決闘を行った際の評価は…。

  • 「確かに並の人間じゃ相手にならん程の身体能力だ。しかし、少々素直すぎる。」
  • 「お前は、俺達人間の上に立って率いるんだぞ? その自覚があんのかよ?」
  • 「傷つけることも、傷つくことも恐れているガキに何ができる?剣に殺気一つ込められない奴がご大層なこと言ってんじゃねぇよ。」

と、散々な評価をされている。
更に本人の居ない所で、本音について聞かれた際は…。

  • 「ありゃ、ダメだな。ただの子供だ。」
  • 「理想とか正義とかそういう類のものを何の疑いもなく信じている口だ。なまじ実力とカリスマがあるからタチが悪い。」
  • 「自分の理想で周りを殺すタイプだな。」

ここまでボロクソに言われてしまう程、皇帝の勇者である光輝に対する評価は最悪となってしまっており、後にヘルシャー帝国本国へ訪れた際は、光輝は完全にガハルドから無視されてしまっている。

オルクスの大迷宮で女魔人族であるカトレアと遭遇した際は、彼女によってメルド団長が瀕死の重傷を負い、他の騎士達も無残に殺害されてしまったにも拘らず、殺す事を躊躇したのが原因で、それを見抜いたカトレアに追い詰められてしまうが、そこを死んだと思われていたハジメが現れ、彼が魔物やカトレアを倒す形で助けられる。
しかし、さっきまで自分が殺されそうになっていたのにも関わらず、戦意を失ったカトレアを殺したハジメを一方的に糾弾し、その場にいたほぼ全員に呆れられている(賛同していたのは、皮肉にもハジメを元から嫌っていた檜山達のグループだけだった)。

迷宮からの帰還後、ハジメ一行に付いていく事を決意した香織が彼に告白するのを目の当たりにし、それを受け入れられないばかりか、「香織が自分に告白するようハジメが仕組んだ」という、ご都合解釈的な邪推をするだけでなく、さっきまで「仲間」と強調していたハジメの事を「敵」への認識に切り替える自分勝手さを見せる。
それに対し、香織本人からは「自分達は確かに幼馴染みだけど、だからってずっと一緒にいる訳じゃないよ」とやんわりながらも決別を言い渡され、雫からも「香織は別にあんたの物じゃないんだから、何をどうするのか決めるのは香織自身よ」と諫められるのだが、それを潔く受け止められなかった光輝は、ひたすらハジメの揚げ足を取るような発言を繰り返し、遂にはハジメの仲間達すらも「ハジメに引き込まれた犠牲者達」と見なし、自分の元へ来るよう勧誘する。
しかし、そんな自分に返ってきたのは、怒りを通り越して呆れていた彼女達の「無言」の拒絶であり、それに逆上した光輝は、ついに「決闘」と称した実力行使に出て(しかも、計算してなのか否なのか、この時光輝は、持っている武器の差を考慮した『素手』での戦いを条件としている)、「自分が勝ったら二度と香織に近づかず、ハジメの仲間全員も自分に引き渡す」という勇者どころか野盗の脅迫まがいな要求も行い、更には当人の承諾も得ず強引に襲い掛かるのだが、呆気なく返り討ちにされる醜態を晒してしまった(アニメ版では決闘騒ぎまでは起こしていない)。
香織が自分達と別れたその後も当然納得せず、雫に「自分の正しさを疑いなさい」と諫められている。

以降もハジメとはそのスタンスの違いから何度も衝突している(というより、光輝の方が一方的にハジメに噛み付いている)が、当のハジメからは相手にされておらず、何度も直面する現実の壁を前に激しく苦悩する様になる。
勇者として世界を救う戦いのために神代魔法を手に入れようと、雫、龍太郎、谷口鈴と共に強引にハジメ一行に同行するが、実力が開きすぎてハジメの足手まといになっていること・ハジメが自分と違い確固たる信念と覚悟を持っていること・クラスメイト達が自分よりハジメを頼りに思ってること・幼馴染の香織や雫が自分ではなくハジメに惹かれていることなどから次第にハジメへの劣等感や嫉妬心を抱き、憎悪を募らせていく。

第七章の氷雪洞窟では、負の感情をコピーした虚像に言い包められてついにハジメへの憎しみが爆発。「ハジメは幼馴染や複数の女の子を洗脳し、勇者として世界を救おうとする自分を邪魔する諸悪の根源であり、彼を殺せばすべてを取り戻せる」という妄想に囚われハジメを攻撃するが、結局手も足も出ず敗北し、自分だけ変成魔法を手に入れられなかった。
この時の落ち込みは半端では無かった様で、「南雲ではなく自分が奈落に落ちればよかった」という、何度も死にかけて必死に強くなって生き延びたハジメの苦労をあまりにも軽視した僻み根性まで見せる様になってしまっている。

関連タグ

ありふれた職業で世界最強
勇者
自己中心的
引き立て役……結果としてハジメの引き立て役となってしまっている。
御剣響夜……似た者同士だが、光輝に比べると大分マシなレベル。










この先は、『最終章』以降に関するネタバレの為、注意










最終章では恵里の洗脳により上記の妄想により強く囚われ、世界を救うはずの勇者が世界の敵となってしまう。最終決戦「神話大戦」では龍太郎と雫と戦い、激闘の末に叩きのめされて正気に戻る。しかし、正気に戻ってすぐ、光輝を失ったことで絶望した恵里が自害するのを目の当たりにしてしまう。
この大きな失敗を経て、ようやく自分の間違いを自覚し、現実を受け入れる事となった。以降はこれまでの独りよがりな考えと行いを悔いる様になったのだが、自分を責めることが増え、性格がやや暗くなった(恵里の一件に関しても「彼女を救ってなどいなかった」と自責の念を抱いている)。

後日談では一度は高校に復学し、学園祭に参加するなどある程度の期間在学していたが、やはり自責の念は強く自主退学。贖罪のために単身トータスに戻り、ギルドからの討伐依頼を受けるなどして魔物退治の日々を送っていた。
依頼されていない魔物までついでに倒したりとオーバーワーク気味に行動することが多い上に、神話大戦で洗脳されていたとは言え、人々を裏切ってしまったことで陰口を叩かれても敢えて受け入れたりと、自分を顧みない行動も目立つようになる。自分では既に勇者の資格はないと思っているが、専用武器である「聖剣」が自分の元を離れようとせず、なぜ自分がいまだ「勇者」のままなのか悩み続けていたが、神話大戦から約一年後にトータスとは別の異世界にあるシンクレア王国に召喚され、王女モアナとの出会いとシンクレアを守るための戦いの中で「答え」を見つけていく。
また、戦いの終盤で彼の捜索に来たハジメに
「俺、やっぱりお前のことが大っ嫌いだ」
ハジメ「奇遇だな。俺もそう思ったところだ」
と、言葉を交わしており、遅まきながらハジメの事を認めることができた。

以降の後日談では勇者であるためか他にも様々な世界に召喚されたり、ハジメやミュウに振り回されたり、モアナに加えてシンクレアとは別世界の元女神アウラロッドがトータスまでついてきて三角関係になったりと前途多難な日々を送っている模様。
ただし、吹っ切れたのか性格はやや明るくなっており、モアナとアウラを連れて実家に一時帰省した時は家族に久しく見せていなかった笑顔を見せ(家族も安堵していた)、ようやく本当の意味で帰郷できた。

関連タグ
社畜……上記の通り、後日談では次々と異世界に召喚されて休む間もなく戦い続ける羽目に……。
アリオス・オーランド……似た者同士だが、その実、性格、行動共に光輝でさえも可愛く見えるほどの外道

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