※キャストはドラマCD版。アニメ化に伴う追加キャスト以外はドラマCDからの続投。
ハジメ一行
- 南雲ハジメ(なぐも はじめ)
CV:深町寿成
本作の主人公。天職は錬成師。
自他共に認めるオタクで、ある理由からクラスメイトの大半から敵愾心を持たれている。しかし、奈落に落ちた後の出来事により性格と容姿が激変。その後のユエとの出会いにより彼の物語が始まる。当初は凡庸な能力だったが、奈落での体験を経て「化け物」レベルと化している。
CV:桑原由気
本作のメインヒロイン。天職は神子。
300年前に滅んだ吸血鬼族の生き残りで、その当時の王女。ある事情で奈落の底で封印されていたところをハジメに助け出された。「ユエ」という名前は封印を解かれた後にハジメから名付けられた。彼女との出会いがハジメの運命を大きく変えていく事となる。
CV:高橋未奈美
本作のヒロインの一人。天職は占術師。
迷宮から脱出したハジメとユエが初めて出会った兎人族(とじんぞく)の少女。他の兎人族にない特殊な力を持つ。紆余曲折ありハジメの旅に同行する。
CV:日笠陽子
ヒロインの一人。天職は守護者。竜人族の女性。
竜の状態で何者かに操られていたところをハジメに出会い、正気に戻されてハジメ一行に加わる。
ハジメのせいで「何か」に目覚める。
- 白崎香織(しらさき かおり)
CV:大西沙織
ヒロインの一人で天職は治癒師。
ハジメと共に召喚されたクラスメートの一人で、過去の出来事からハジメに恋心を抱いている少女。
ハジメと再会後、彼の心は既にユエを向いていると知りつつも玉砕覚悟で告白し、一行に加わる。
ハジメのクラスメイト等
後日談では「帰還者」と称される。
- 畑山愛子(はたやま あいこ)
CV:加隈亜衣
ハジメ達の学校の社会科教師(担任ではない)でヒロインの一人。25歳。天職は作農師。
ちっこい系で生徒達からは「愛ちゃん」の愛称で慕われている。
授業終了後に教室に残って生徒達と雑談していたところ、今回の召喚に巻き込まれてしまう。
後日談では「帰還者」のクラス担任を押し付けられた。
- 八重樫雫(やえがし しずく)
CV:花守ゆみり
長髪のポニーテールの少女で香織の親友。天職は剣士。実家は剣道道場。ヒロインの一人でもある。
光輝のブレーキ役。
- 天之河光輝(あまのがわ こうき)
CV:柿原徹也
クラスのリーダー的存在。天職は勇者。成績優秀・容姿端麗・スポーツ万能の完璧超人。
ただし、自分の正しさを疑わないので、よくご都合主義な考え方をしてしまう、悪く言えば、違う価値観を受け入れられない、自分の非を認められない等の性格上の欠点も多く、その自覚もない。
勇者としてトータスを救う為にクラスの皆を率いていくも、決して単純な勧善懲悪などではないこの世界の真のシステム、豹変したハジメとの間に生じる戦力、人間的器量の格差、次々と直面する現実に打ちのめされる中で、その性格の矛盾は歪みと化していき、やがて……。
- 坂上龍太郎(さかがみ りゅうたろう)
CV:木島隆一
光輝の親友で相棒。天職は拳士。
スポーツマンタイプでかなりの脳筋だが友情には厚く、光輝が終盤に暴走した時も最後まで見捨てなかった。後日談で鈴と交際する。
- 谷口鈴(たにぐち すず)
CV:伊藤彩沙
クラスのムードーメーカー的存在。天職は結界師。
美女や美少女が大好きで「心の中に小さな(エロい)おっさんを飼っている」と言われるほど。
恵里と仲が良い。
- 中村恵里(なかむら えり)
CV:西明日香
眼鏡をかけたナチュラルボブの黒髪少女。天職は降霊術師。
いつも鈴と一緒にいる。しかし……。
- 檜山大介(ひやま だいすけ)
CV:白石稔
常にハジメを見下していじめるチンピラ。香織に対して「光輝ならともかく自分より劣った存在であるハジメが香織に好かれているのはおかしい」というハジメへの逆恨みが原因で歪んだ好意を抱いている。天職は軽戦士。
ハジメを奈落に落として、全ての始まりを作った元凶だが、その光景をある人物に目撃された事をきっかけにその人物の言いなりになり、更に奈落から脱出したハジメに香織がついていった事で更なる嫉妬と憎悪に狂い、自らの野望の為に手段を選ばなくなる。最終的に香織を傷つけた事でハジメの逆鱗に触れ、魔物の大群の渦中に放り込まれて貪り喰い殺されるという因果応報な末路を遂げた。
- 中野新治(なかの しんじ)・斎藤良樹(さいとう よしき)・近藤礼一(こんどう れいいち)
一章から登場。檜山と一緒にハジメを見下していじめる。
檜山が密かに暗躍していた事は知らずにいたが、近藤は四章の王都侵攻の際に近くにいたというだけの理由で恵里に殺され傀儡にされ、ハジメに止めを刺された。
斎藤と中野はそのショックから引きこもってしまい、その後の戦いからはリタイアするも、後に改心し、後日談で芸能人専門の警備会社を営んでいる。
- 遠藤浩介(えんどう こうすけ)
CV:榎木淳弥
三章から登場。天職は暗殺者。さりげなく人類最強格の一人。
自動ドアが三回に一回しか反応しないほどにとにかく影が薄く、逆にそれが個性となっている。
本編ではチョイ役だったが、神話大戦でラナと出会ったことが切っ掛けで中二病を発症。
アフターストーリーでは『深淵卿(アビスゲート)』と名乗るようになり、出番が大幅に増え準レギュラーと化している。
- 園部優花(そのべ ゆうか)
CV:富田美憂
愛ちゃん護衛隊のリーダー格。天職は投術師で、戦闘時は二本で一式の投擲用ナイフに魔法で炎を纏わせて戦う。
- 清水幸利(しみず ゆきとし)
CV:石田彰
三章で登場。天職は闇術師。一応、愛ちゃん護衛隊の一人。
後に魔人族に寝返り、魔物の大軍を操って街ごと愛子を殺そうとしたがハジメ達に返り討ちに遭い、最期は魔人族の攻撃の巻き添えで致命傷を負い、ハジメに止めを刺された。
- 永山 重吾(ながやま じゅうご)
CV:山本祥太
- 野村 健太郎(のむら けんたろう)
CV:植木慎英
- 辻 綾子(つじ あやこ)
- 吉野 真央(よしの まお)
- 菅原 妙子(すがわら たえこ)
CV:峯田茉優
- 宮崎 奈々(みやざき なな)
CV:紡木吏佐
- 相川 昇(あいかわ のぼる)
CV:和田将弥
- 仁村 明人(にむら あきと)
CV:小野将夢
- 玉井 淳史(たまい あつし)
CV:金子誠
解放者(反逆者)
CV:寺島拓篤
一章で登場。反逆者の一人。
遥か昔の人物のためオルクス大迷宮の最奥の隠れ家で白骨化していて、ホログラフで登場する。
その正体はトータスの神であるエヒトが諸悪の根源であることに気付き、戦いを挑むも敗れ去ったレジスタンス『解放者』のメンバー。
神代魔法の生成魔法と、エヒトが黒幕であることを教える。
実はハジメと同じ錬成師である。
外伝『ありふれた職業で世界最強零』の主人公。当時のミレディからの呼び名は「オーくん(本編では「オーちゃん」)」。眼鏡の似合う真面目な青年だが、眼鏡やメイド服にやたらこだわっていたりと変なところもある。
CV:ゆかな
二章から登場。反逆者の一人。
ライセン大迷宮の主。
現代も神代魔法の力でゴーレムとして生きている、最後の解放者。
試練を突破した者に重力魔法を教える。
お茶目、どころかとにかく「ウザい」言動だが、内心では一人残された悲しみも抱いている。
『ありふれた職業で世界最強零』のヒロイン。当時は解放者のリーダー格で、オスカー達も彼女が集めた。
CV:日野聡(OVA)
四章で登場。反逆者の一人。
とても寡黙な人物で挑戦者の劣悪な環境での集中力を試す。
遺物も殺風景な部屋にシンプルなメッセージと空間魔法の魔方陣のみを残す。ミレディからの呼び名は「ナっちゃん」。一行の常識人枠。
CV:斎藤千和
四章で登場。反逆者の一人。
おっとりしていて憂いがありつつ柔らかい雰囲気の海人族の女性。吸血鬼とのハーフで再生魔法の使い手。ミレディからの呼び名は「メル姉(ねえ)」。
四章で登場。反逆者の一人。
見た目は頭の禿げた男。
魂魄魔法の使い手。
『零』では当初はミレディたちと敵対していたのだが‥‥?
六章で登場。反逆者の一人。
森人族の女性。
神代魔法の1つ、昇華魔法を遺している。
七章で登場。反逆者の一人。
魔人族で、変成魔法を遺す。竜人とのハーフ。
ハウリア族
CV:金光宣明
二章から登場。
シアの父親にして兎人族の一つ「ハウリア族」の族長。
虫も殺せない温厚な性格だったのだが、ハジメの特訓で豹変してしまう…。
自称「深淵蠢動の闇狩鬼カームバンティス・エルファライト・ローデリア・ハウリア」
二章から登場。
10歳のハウリア族。
花が大好きな優しい少年だったのだが、ハジメの特訓の影響で中二病に‥‥。
自称「必滅のバルドフェルド」
五章から登場。
ハウリア族の女性で、しっかりもののお姉さん的存在だったのだが‥‥。
自称「疾影のラナインフェリナ」。
浩介が『深淵卿』になる原因を作った張本人。
浩介の(自分を含めた)7人の嫁を集めている。
その他
CV:小倉唯
三章から登場。親とはぐれた海人族の少女。
ハジメに助けられたことから、彼を「パパ」と呼んで懐き、一時期行動を共にしていた。
後日談でレギュラーキャラに昇格する。
CV:大原さやか
四章から登場。海人族。24歳の未亡人。
ミュウの実母。隠れファンがいるほどの美人。
娘に便乗する形でハジメを「あなた」「旦那様」と呼んでいる。
書籍版では挿絵などに登場したことがなく、『ありふれた日常』にてデザイン候補の姿で登場しており、その姿はミュウを大人にした感じのもの。
後にデザインは小篇集で採用された。
CV:芝崎典子
一章から登場。ハイリヒ王国王女。
クラスメイト達にリリィと呼ばれている。
リリィの専属侍女で、アシエ伯爵家令嬢。
CV:間宮康弘
一章から登場。ハイリヒ王国の騎士団長。
光輝達の戦闘の指南役。王国最強の実力を持ち、豪放磊落な性格でハジメ達とすぐ打ち解けた。
神の使徒・ノイントに殺害された後、恵里によって傀儡兵にされる。最期はわずかに自我を取り戻してハジメに介錯を頼んで止めを刺される。
CV:樫井笙人
一章から登場。エヒトを崇める聖教教会の教皇。
神託を聞き、召喚された主人公たちを出迎えた。
神の意志を何よりも最優先する狂信者で、実質エヒトの傀儡。
神の意思によりハジメの異端者認定を強行した上に、ハジメとノイントの戦闘で司祭たちとともに覇堕の聖歌という合唱して敵を拘束・衰弱させていく魔法でノイントを援護していたが、愛子の発酵操作により可燃性ガスを教会に貯めたところにティオがブレスを放ったことで教会ごと吹き飛ばされ死亡。
一章から登場。
ヘルシャー帝国の皇帝。
強者が弱者を虐げるのは当然という性格の武闘派。
二章から登場。転職は書士。
ブルックの町のギルドの職員。かつては王都のギルド本部でギルドマスターの秘書長で、ギルド運営の教育係も務めていた。そのため、教え子にあたる支部長は現在でも頭が上がらない。
ハルツィナ樹海産の貴重な魔物の素材を持ち込んだハジメ達の実力に目を付け、ブルックの町から旅立とうとした彼にギルド関係者と揉めた時用の推薦状を渡した。
本編では恰幅のいいオバチャンだったのだが、アフターでは、美魔女という表現が実によく似合う美人になっていた。
更にアフターでは夫はブルックの町長であるということが判明した。
二章から登場。ブルックで冒険者向きの店を経営している。
元“金”ランクの冒険者のマッチョなオカマで、身長3メートルもある。
仲間の育成方法も化け物レベルで、元々平均的な中肉中背の男を僅か数ヶ月で筋肉の塊に急成長させている。
CV:近藤玲奈
『マサカの宿』の看板娘。
宿泊に訪れたハジメ・ユエ・シアの関係に興味津々で、クリスタベル仕込みの技術を使って彼等の情事を覗き見ようと凄まじいまでの行動力と執念を見せるが、ハジメと女将である母親から制裁を受けている。アフターでは、光輝がたまたまステータスプレートの内容を見たところ夜目・ロープ下降・壁登り・潜入・潜水といった諜報員向けの技能を大量に身に着けていたことが判明した。
CV:浜田賢二
二章から登場。
リーマンという魔物で、念話で会話できる。
中立商業都市フューレンの水族館に囚われていたが、意気投合したハジメに助けられる。
その後、意外なところでハジメの危機を救う。
CV:平松広和
三章から登場。フューレンのギルド長。
ハジメに興味を持ち、特例で冒険者の最高ランクである“金”を与え、彼らの後ろ盾となる。
一方で、ハジメの無茶に振り回されることも‥‥。
四章から登場。砂漠にあるアンカジ公国の領主。
ハジメ達に公国の危機を救ってもらい、後に聖教教会がハジメを異端者認定したと知ったときは、彼らを庇うことでその恩に報いた。
魔人族
CV:小西克幸
四章から登場。魔人族で、ウラノスという相棒の白竜を従えている。
2つの神代魔法を得ており、魔人族側の神の使徒を名乗る。魔人族としてのプライドが高く、他種族を見下している。グリューエン火山や王都などで度々ハジメ達と対峙していた。
最終章では神の使徒の力をエヒトから貰い神域内でティオと死闘を繰り広げたが、激戦の末に神代魔法を組み合わせてさらに強力な竜化を果たしたティオのブレスでウラノス共々死亡。
なお、魔人族の動向が活発化した理由は、彼が変成魔法により強力な魔物を生み出したためである。
CV:生天目仁美
三章で登場。赤髪の魔人族の女性。
オルクス大迷宮の90層付近にて、光輝たちと対峙しフリードが変成魔法で作り上げた魔物とともに攻撃して圧倒するが、駆け付けたハジメ達には歯が立たず魔物共々死亡した。
CV:石井真
四章で登場。金髪の魔人族の男性。カトレアの恋人。
カトレアの敵討ちに燃え、第四章の王都侵攻でシアと対峙するが手も足も出ず、(彼女を殺したハジメに会う事も無く)部下とともに死亡。
神
異世界トータスの神。真名はエヒトルジュエ。
ハジメや光輝たちを召喚した。
実はトータスとそこに住むものを玩具のように弄ぶ諸悪の根源。人々に崇められていく内に神性を得たが、それによって人々が築き上げたものを壊すことに愉悦を感じる歪んだ性格になった。
元々はハジメ達と同様、魔法が発達した世界出身の異世界人。到達者(トータスでいう神代魔法の使い手)となり世界を滅ぼす原因となった存在の1人で、仲間たちと共に世界の崩壊から逃れるためにトータスに転移した。
最終章で、ユエの身体を乗っ取り神域以外でも十二分に力を発揮できるようになったことで前の世界と同じようにトータスを滅ぼして、魔人族を率いて地球を支配下に置こうとしたが、ハジメとユエが作り上げた概念魔法の弾丸により消滅した。
ハジメ・ユエとの死闘で致命傷を負った際、自分を置いて逝ってしまった仲間への悲しみや憎しみと生への過剰な執着心を垣間見たハジメは、ユエ達と出会えなかったことで完全な外道に堕ちた未来の自分の成れの果てではないかと考えたが、直後ユエに否定された。
四章から登場。真名はアルヴヘイト。
エヒトの眷属で魔人族を焚きつけて人間族との戦闘を誘発させた。
最終章にて、ユエをエヒトに連れ去られたことで暴走したハジメが作り上げた存在否定の概念魔法が込められた鎖により跡形もなく消された。
CV:佐藤利奈
四章から登場。本当の意味での神の使徒。度々トータスの歴史に干渉している。
分解や双大剣術といった固有能力を持つ。全属性に適性がある上にエヒトから無限に魔力を供給されるので、ユエのように最上級の魔法を使っても魔力切れを起こすことがなく、能力を数倍に上げる限界突破も時間制限がない。
エヒトの命により王宮内に潜伏し、魅了の力で王族や貴族たちを操り、メルドを殺害し愛子を誘拐した。神山に現れたハジメをイレギュラーと呼び、排除しようとしたが死闘の末に命を落とした。
遺体は、再生魔法で治した上で香織の新たな器として利用されている。
エーアストなどの外見がそっくりな神の使徒が多数存在する。
ノイントとエアーストはアフターストーリーにて、ハジメの蜘蛛型ゴーレム「アラクネ」に意志の集合体となって取り憑いていたことが判明した。
ただし、彼女たちの精神そのものとは少し違うため、すっかりキャラが変わっている。
なお、名称は「ノガリ(「ノイント(仮)」の略)」&「エガリ(同じく「エアースト(仮))」の略」。
ありふれた職業で世界最強零
- ベルタ・リエーブル(ベル)
ミレディの侍女兼家庭教師だった女性。表向きはお堅い淑女だが、実はウザキャラ。その正体は解放者の創設メンバー。
ミレディの人生に大きな影響を与えた。
本編でもミレディを変えた存在として名前のみ登場。
ナイズに命を助けられた砂漠の民の姉妹。特に姉のスーシャはナイズに想いを寄せている。‥‥のだが、次第にヤンデレ化しており、ナイズにとって恐怖の対象となっている。
メイルの異父妹の海人族。人間とのハーフのためか“復元”という固有魔法を持っている。実父との関係に悩む一方で、亡き母から聞いていた姉に憧れを抱いている。後に父と和解する。
以下、さらなるネタバレあり、注意
ありふれたアフターストーリー
日本
- 南雲愁(しゅう)、南雲菫(すみれ)
ハジメの両親。
父の愁はゲーム会社の社長、母の菫は人気少女漫画家。
二人そろって筋金入りのオタク(ハジメがオタクに育ったのも二人のせい)で、ファンタジー物への耐性が高い。
ハジメが行方不明の間は流石に意気消沈して憔悴した日々を送っていたが、一年後に帰還したハジメと再会。
性格が変貌したハジメのことを、彼の過酷な経験を聞いたうえで親として受け入れてた。それどころか、息子が連れてきた人外の「嫁」や「娘」達の事もその性格故にすんなり受け入れた。
ハジメ達の帰還後はすっかり以前の調子を取り戻し、時々悪ノリしてハジメ達を振り回すことも。
本編では小篇集や書籍版最終巻に登場。
- 白崎智一(ともいち)、白崎薫子(かおるこ)
白崎香織の両親。父の智一は一級建築士。香織を天使と称するほど溺愛しており、ハジメを目の仇にしている。『トータス旅行記』ではハジメの父である愁と子供じみた張り合いを繰り広げたり、南雲夫婦の悪ノリや、ハジメの破天荒な冒険譚に対し、一般人としての観点からの貴重なツッコミ役となっている。
母の薫子は香織と同じく背中から夜叉のスタンド(?)らしきものを出すことができる。また、昔はかなりのヤンデレだったらしく、娘にしっかりと受け継がれている。
- 八重樫鷲三(しゅうぞう)、八重樫虎一(こいち)、八重樫霧乃(きりの)
八重樫雫の祖父、父、母。八重樫流の道場を営んでいる。
表向きは剣術道場…なのだが、実際は忍術道場。それも、本人達は隠し通せていると思っている。(雫にも隠していたらしく、帰還するまでは雫も知らなかった。)
自宅に訪れたハジメを表向きは穏やかに歓迎しつつ、事ある毎に奇襲や罠を仕掛けている一方、八重樫流を学んだ影響で自分の本心を隠すようになってしまった雫が女の子らしさを取り戻すきっかけを作ったハジメには内心感謝している。また、道場の教え子である光輝に『人生が成功や綺麗事ばかりではない』という大切な教導ができなかった事を後悔しており、(結果的にではあるが)自分達に代わって光輝に『現実』を教えた事についても感謝していた。
ハジメ曰く「香織のとこの親父さん(智一)に比べれば、(敵愾行為が)力押しな分、助かる」との事。
- 園部博之(ひろゆき)、園部優理(ゆうり)
園部優花の両親。洋食レストラン「ウィステリア」を経営している。
父の博之は外食に訪れたハジメに対し、優花を無事に連れて帰ってくれたことに感謝している。
母の優理はおっとりした雰囲気だが無自覚に爆弾発言する傾向があり、ハジメの嫁達を見て優花も嫁に貰えないかと質問している。
- 天之河美月(みつき)
天之河光輝の妹。八重樫雫を非常に敬愛する、一匹見たら三十匹はいるファンクラブ『ソウルシスターズ』の創始者。兄(というよりは半ば天之河家の遺伝とのこと)同様に独善的な思い込みの激しさの持ち主で、雫を略奪した(と思いこんでいる)南雲ハジメを目の敵としている。本人曰く「お兄ちゃん(光輝)だったら、雫の義妹になれて問題なかった」との事で、むざむざと雫をハジメに奪われた光輝に対しても、「馬鹿お兄ちゃん」と罵倒する等、その不甲斐なさに理不尽な怒りを向けている反面、トータスから帰還後、極端に自虐的になった際には心配し、最終的に吹っ切れて、かつての性格を取り戻した際には安堵するなど、彼女なりに兄を想い、案じている模様。ちなみにアフターで光輝の恋人となったモアナやアウラロッドについては「義姉面をしてくるヤンデレ共」と辟易している。
- 遠藤真実(まなみ)
遠藤浩介の妹。『ソウルシスターズ』(地球版)の参謀。ソウルシスターズの一員であるが、一方ではそっちの話題にも興味津々な腐女子でもあり、本人曰く「両立できる女になりたい」との事。美月や後輩ちゃんに比べると、常識人であり、とかく暴走しやすい美月とは互いにボケツッコミのやり取りを交わし合う仲。浩介の事は「浩兄ぃ」と呼んでおり、こちらの仲は至って普通な模様。
- 日野凜(ひの りん)
『ソウルシスターズ』の突撃隊長兼諜報隊長を務める少女。美月同様に八重樫雫を非常に敬愛し、ハジメを目の敵にしているが、面と向かっては太刀打ちできない為、陰でセコいちょっかいを仕掛けたり、当人の前で失言をしては呆気なく返り討ちに遭い、最終的におしおきやパシリ同然にこき使われるというやりとりが日常茶飯事となっている。トラブル遭遇体質で、現代日本を舞台にトータスの冒険者並の冒険ができる不思議な女の子。ハジメ曰く「出会った頃のシアに似ている」らしく、なんだかんだ言いながら格好のイジり相手としてそれなりに楽しみながら構っていると雫は解釈しており、美月達からも「南雲先輩にイジられるのが、実は嬉しいのでは?」と疑惑をかけられている。根は真面目だが、少しずれているところもある。
長らく本名は不明で、通称「後輩ちゃん」と呼ばれていたが、2024年1月27日の投稿でようやく本名が判明する。
- 不動明(あかり)
雫と同期の剣道女子。不動明王のような外見にコンプレックスを持っており、人生を剣道に賭けていた。
そのため、帰還後に剣道を止めた雫に嫉妬心を抱き、雫に一騎打ちを挑むも敗北。その後、ダース・ベイダーのような格好で他者に危害を加えようとするも、運悪くそれが香織だったために返り討ちに合う。その後、雫と和解。
…した直後に、地球の服飾関係の勉強のために香織と待ち合わせしていたクリスタベルの目に留まり、魔改造を受けて、不動明王から美少女になった。(ハジメ曰く、変成魔法)
イギリス
- エミリー・グラント
金髪サイドテール+釣り目+お漏らし娘+カリス○ガード+天才白衣娘+チョロイン+ツッコミ属性+忠犬属性etcという属性てんこ盛り少女。
天才少女。自身の発明品を原因とする事件に巻き込まれ、浩介に助けられる。
事件後、浩介の恋人の1人となる。
- ヴァネッサ・パラディ
エミリーの護衛。
優秀だがオタクで通称「駄ネッサ」。浩介の第三の嫁に立候補している。
- シャロン・マグダネス
英国国家保安局の局長。初老の女性。冷徹で清濁併せ持つ合理主義者。英国と結婚した鉄の女、国家守護の要などと呼ばれることもある生きる伝説的な人物。
しかし、ミュウの前では〝シャロンおばあちゃん〟。もの凄くデレる。
- アレン・パーカー
保安局の存在しない組織〝J・D機関〟のエージェント。コードネームはK。凄腕の殺し屋。普段はおちゃらけたり、愚痴ったりばかりの冴えない分析官。年中出会いを求めている。バチカンでの悪魔事件で知り合ったハジメのクラスメートの菅原妙子と少し良い感じらしい。
- バーナード・ペイズ
保安局強襲課特殊部隊の総隊長。息をするように死亡フラグを立て、しかし、何故か幸運に助けられるという、死神と幸運の女神に同時に愛されている人物。浩介をアビィと親しげに呼ぶ。六歳の娘さんがいる。
異世界
≪ティオ編≫
- ローゼ・ファイリス・アーヴェンスト
トータスとは別の異世界にある「アーヴェンスト竜王国」の女王。赤子の頃に国を奪われ、以来船上国家アーヴェンストにて空賊紛いのことをしていた。ハジメ達の助力により国を取り戻し、戦艦アーヴェンストが豪華客船となってハジメやティオと共に訪れるのを待っている。
むっつりスケベ。
- クワイベル
白銀の小竜。竜族最後の王でローゼの相棒。極光を操れる。ティオを母と慕う。
- サバスチャン=オールト
ローゼの忠実なる執事。元近衛だが引退した今の方が強い。
銃弾を普通に避ける、もしくはトレーで弾く。食器と体術だけで完全武装の部隊を圧倒できる。
≪光輝編≫
- モアナ・ディ・シェルト・シンクレア
トータスとは別の異世界にある「シンクレア王国」の王女で、この世界の人類の危機に対抗するため、女神の加護を受けて勇者である光輝を召喚する。妹のクーネを溺愛している。
彼女との出会いが、本編終盤での自身の行動から自責の念にとらわれていた光輝を変えていくことになる。
光輝編終了後はクーネ達のはからいで王女の地位から解放され、光輝と共にトータスに渡ることになったが、直前に光輝(と巻き込まれたハジメ)がまた別の世界に召喚され、その旅路で出会った女神アウラロッドも光輝に惚れ、彼がトータスに戻ってきた時についてきたため、現在は三角関係となっている。