CV:大原さやか
人物
海上の町エリセンに住む海人族(うみびとぞく)の女性でミュウの母親。初登場時24歳。
夫とは5年前、ミュウを妊娠しているときに死別している未亡人(夫の死因は劇中明らかにされていない)。
親子だけあって娘のミュウとよく似た美人であり、ティオに匹敵する巨乳を持ったスタイル抜群の女性。
エリセンでも「美人母娘」としてミュウと共に有名で隠れファンもいる。
ミュウが攫われたときに足を負傷し、娘を探しに行くこともできない体となっていたが、ミュウがハジメ一行に保護されてエリセンまで送り届けられたため無事に再会。香織の治療魔法で怪我も回復した。
娘の恩人ということに加えて、ミュウがハジメのことを「パパ」と呼んで慕っているのに合わせて……というか便乗してハジメを「あなた」と呼んでちゃっかりと妻のように振舞い、ユエ達の嫉妬も「あらあら」と余裕で流す、お淑やかさとしたたかさを合わせ持つ大人の女性。
ミュウとハジメ、双方の心境を理解した上でミュウと別れることを躊躇うハジメの背中を押し、ハジメの旅立ちをミュウと共に見送った。
この際、ハジメがミュウと交わした「現代日本に帰る手段を手に入れたら迎えに行く」という約束にこれまた便乗しており、事実上のハジメの「嫁」の一人となっている。
余談
原作登場当初は挿絵がなく、スピンオフギャグ漫画『ありふれた日常で世界最強』でデザイン候補の姿でようやくキャラデザが登場し、後に原作に逆輸入されたという経緯がある(『ありふれた日常』でもそれをネタにされた)。
なお、『ありふれた日常』では趣味を「未亡人を少々」というギャグシーンがあるが、原作でも
「私も夫を亡くしてそろそろ五年ですし……」
と初対面時で言っており、ギャグ描写ではなくてマジで自分の未亡人属性すら武器にしているフシがある。
また、職業についても不明だが、自宅はハジメ一行が宿泊できる程度には広く、劇中の描写を見る限りお金には困っていない模様(そもそも、足を負傷していたため働けなかったと推測される)。
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以下、一応ネタバレ
本編終盤では、ミュウと共に魔人族に攫われるなど災難に見舞われる場面もあったが、無事に乗り切り、後日談『ありふれたアフターストーリー』ではミュウと共に人間に擬態し、現代日本で暮らしている。
一時期はミュウをハジメに焚きつけるような言動もあったが、ミュウが次第にハジメやユエ達の悪い影響を受けつつあるため、ハジメにお説教をかますことが多くなっている。
なお、(娘を含めて)人外の能力や技量を持つ者ばかりの南雲家ではハジメの両親に次ぐ数少ない一般人ポジションだったりする。