概要
CV:間宮康弘
一章から登場。ハイリヒ王国の騎士団長。
魔人族への脅威を退ける勇者の一行として舞台の世界トータスに召喚された光輝達の戦闘の指南役。
人物像
王国最強の実力を持ち、豪放磊落な性格でハジメ達とすぐ打ち解けた。
人間族がエヒト神を信仰する聖教教会の傘下にハイリヒ王国が属しているので彼もエヒト神に対しての信仰心を持ち合わせているが、教会上層部らの様な盲目的なまでの思想には染まっていない。そうした考えもあり、光輝達と向き合っていく内に本来戦争とは縁遠い日本に暮らしていた彼らに戦ってもらうのを、それも(自己の種族至上主義故に対立しているだけの)実際は人間族と同じ人である魔人族との殺し合いを人間至上主義の教会への忠誠を示す当然の行為と考えずそんな事をさせていいのかと疑問を抱くようになっていく。人を殺すという感覚はいずれ野党等と戦わせて経験・慣れさせるつもりだったがそんな罪悪感から躊躇して引き延ばし続けており、その結果魔人族の部隊に襲撃された時、兵達を殺された激情から光輝は逆転するも止めの寸前で魔人族も人である事にようやく気づいて殺人への躊躇で手を止めてしまい反撃を許して一行を全滅させかけた。ハジメ一行が救援で魔人族を倒した後、そうした自分の中途半端な指導で一行を死なせるところだったのを謝罪している。その態度やハジメ一行が駆けつける前「魔人族との戦争は自分達この世界の人間族の問題だったのだから光輝達は構わず故郷への帰還を目指せ」と告げ魔人族の部隊を道連れに自爆しようとしたりと仲間以外への情がかなり希薄になっていたハジメをして人格者と言わしめた。
神の使徒・ノイントに殺害された後、恵里によって傀儡兵にされる。最期はわずかに自我を取り戻して(書籍版で追加)ハジメに介錯を頼んで止めを刺された。彼の死を残念に思ったハジメはその墓に花を添えている。