「最後まで…希望を捨てちゃいかん あきらめたらそこで試合終了だよ」
「わたしだけかね…?まだ勝てると思っているのは………」
「おい……見ているのか?谷沢……お前を超える逸材がここにいるのだ……それも……2人も同時にだ………谷沢……」
曖昧さ回避
安西先生と呼ばれる人物は主に以下の3人。
- 漫画「スラムダンク」の登場人物、安西光義。本稿で詳述。
- 将棋のプロ棋士、安西勝一七段。2016年引退。棋士であるため「安西先生」と呼ばれる立場であるが、1.由来の愛称としての安西先生も定着しているらしい。
- スクウェア・エニックス所属のゲームクリエイター、安西崇。2017年11月よりドラゴンクエストⅩのディレクターを務めている。こちらも1.から安西先生の愛称で親しまれている。若干だが将棋界とも縁がある。
概要
CV:西村知道(1993年版)/宝亀克寿(THE FIRST)
フルネームは安西光義。「ホッホッホ」という笑い声が特徴。
桜木花道らが所属する湘北高校バスケ部の監督を務める。バスケの元全日本代表選手。桜木からのあだ名は「オヤジ」。彼からはその二重あごをよくタプタプされている。
普段は「ケンタッキーおじさん」などと言われるほど動かないが、いざ試合となると要所要所で的確な作戦を打ち出し、監督自ら最後まで勝ちに行く姿勢を見せるなど勝負師の顔を見せる。
頭の堅いゴリを諭したり、暴走しがちな花道をやんわりと宥めたり、進路を焦り気味だった流川に助言を与えたりと人心掌握もお手の物。
その穏やかな風貌と物言いから「白髪仏(ホワイトヘアードブッダ)」と呼ばれ、部員達からは親しまれ信頼されており、三井寿や宮城リョータは彼への尊敬心から強豪校からのスカウトを断って湘北へ入学したほど(明言は一切されていないが、全国制覇を本気で目指し、学業成績でも支障がないはずの赤木が、並み居る強豪校ではなく弱小校である湘北をわざわざ進学先に選んだ理由も安西の存在が大きかった可能性がある)。ちなみに流川は「近いから」湘北を選んだだけであるが、一応は彼のことを尊敬している。
そんなわけで現在ではすっかり穏やかな好々爺となった彼だが過去には逆に「白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)」と呼ばれたほどのスパルタ指導で名を轟かせた鬼監督であり、名門大学などで指揮を取っていた名監督でもあった。風貌も現在とは似ても似つかぬヤクザの様な強面でガチガチでシステマチックなバスケ理論者として有名であった。
ちなみにその時代を知る陵南の田岡監督などは今でも安西に頭が上がらない。豊玉の元監督・北野は安西と大学の同期であり、北野の前では白髪仏になってから唯一と言って良いタメ口で話す先生を見られる(断固たる決意の下りはノーカンである)。
鬼監督ではあっても元は日本代表選手に選ばれたエリートであることやバスケに真剣に向き合う姿勢ゆえに大学監督時代の部員たちからは慕われている描写もあり、孤立や嫌われ者ではなかったがとある悲しい出来事から大学の職を辞し、その後ごく普通の公立高校である湘北の顧問になった事から彼の人生はまた動き始めるのだった。
インターハイ前の合宿では、桜木だけ残して彼とマンツーマンの指導を行い、彼の苦手なミドルシュートを克服するために1週間で「シュート2万本」という過酷な課題を課し、桜木軍団のサポートもあって見事やり遂げる。その後、インターハイの豊玉戦でミドルシュートを決めた時は、チームメイトはおろか観戦していた海南の面々も驚愕したほど。
穏やかとなった作中でも一度だけではあるが、山王戦で不貞腐れていた桜木に声をかけて無視された時に、凄まじい迫力(その際、髪が逆立っていた)で「聞こえんのか?(あ?)」と怒りを見せ、当時を思わせる一面を披露したことがあった。その際、(ケンカ慣れして怖いもの知らずなはずの)桜木がビビった様子で反射的に安西の方を向き、他の部員たちも呆然としてしまったが、すぐに普段の様子に戻り、それを目撃した桜木と彩子は今自身が見たものを疑わんばかりに目をこすっていた。
劇場版の資料によれば身長は約175cmと年齢の割にはかなり高めだが、それ以上に相当の肥満体型(大学の監督時代も現在程では無いがほぼ変わらない体型)であり、これが原因でIH地区予選の陵南戦前に倒れてしまうという一騒動が起こる事になった。幸いにもシュート練習中だった桜木が安西の異変に気づいて迅速な処置を行ったため、大事にはならずに済んだものの、湘北は監督不在という痛手の状態で陵南へのリベンジに臨むことになる。
また、アニメ版では初登場時に体育館の前で流川を見ていた流川楓親衛隊にはじかれた際に何メートルもボールの如くゴロゴロ転がる場面が描かれている。
その事を反省したのか、後日談ではダイエットに励む彼の姿が垣間見られる。その際たまたま彩子と遭遇したが、お互いに見なかったことにした。
有名なセリフとして、
・まるで成長していない……
などが存在する。
評価をもらえないからって投稿をあきらめたらそこで試合終了だよ。
関連タグ
表記ゆれ:安西光義
関連人物
- カーネル・サンダース:似ていると度々指摘される。陵南との練習試合の際にベンチ部員から「あんまり動かないからケンタッキーおじさんが置いてあるかと思った」などという発言まで飛び出る始末。
- 坂本太郎(SAKAMOTODAYS):カップ焼きそば現象もいいとこなそっくりさん。モデル?連載誌も同じ。