概要
マリー・コレリの原作、黒岩涙香の翻案小説、そして黒岩版をさらに翻案した江戸川乱歩の翻案小説で細かな設定は異なる。
一度死んだ男が墓の中で蘇生したものの恐怖で白髪と化し、墓から脱出後に妻と親友が自分の「生前」より愛人関係にあった事を知り復讐を決意。墓に隠されていた宝を利用し、名前を変えて二人に接近し復讐計画を実行していくと言う大まかな流れは一致している。
江戸川乱歩版のコミカライズとして横山光輝が描いたものが存在する。1970年、『少年キング』で約半年続いた、人気漫画家(横山の他に桑田次郎、石川球太、古賀新一が参加している)が乱歩作品を描くオムニバス的連載企画「乱歩恐怖シリーズ」の最初の作品である。
その他の白髪鬼
- 安西光義(SLAMDUNK):かつては厳しい指導をしていたことで「白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)」と呼ばれていた。
- 西洋妖怪(変身忍者嵐):第45話「白髪鬼!恐怖のバリヤー攻撃!!」に登場する中国出身という設定の不死身の妖怪。
- 茨木圭介(傷追い人):殺人犯扱いされ婚約者を殺されたため白髪になった。
- 天草財宝伝説殺人事件(金田一少年の事件簿):作品恒例の「怪人名」が「白髪鬼」である。