本名:古賀申策(1936年8月18日~2018年3月1日)
概要
ホラー漫画家として並び称された楳図かずおとは違い、アイデアやハッタリ重視の分り易くキッチュな作風であった。
略歴
1946年、貸本屋で手塚治虫の漫画を読み漫画家を志す。特に『ロストワールド』には感銘を受けた。
1952年、中学校を卒業後、製菓会社に就職。貯金しつつ独学で漫画を描く。
1955年、上京。ひばり書房の貸本向け単行本「黒猫」に『影なき犯人』が掲載され、漫画家デビュー。
1966年、「週刊マーガレット」(集英社)で『白へび館』を連載。その後は少女向けホラー漫画作家として活躍した。
1974年、「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で映画『エクソシスト』のコミカライズを掲載し、少年誌に進出。
1975年、「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)に『妖虫』が掲載された。「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で『エコエコアザラク』を連載。
1979年、「月刊少年チャンピオン」で『ポケバイキッド』を連載。
1982年、「月刊少年チャンピオン」で『魔女黒井ミサ』を連載。
1992年、PC-9800シリーズ用ゲームソフト『エコエコアザラク』が発売された。
1993年、「サスペリア」(秋田書店)で『エコエコアザラクⅡ』を連載。
1995年、実写映画『エコエコアザラク -WIZARD OF DARKNESS-』(配給:ギャガ・コミュニケーションズ)が製作された。その後、何度も映画化される。プレイステーション用ゲームソフト『エコエコアザラク』が発売された。
1997年、テレビドラマ『エコエコアザラク』(テレビ東京)が放映された。
2004年、テレビドラマ『エコエコアザラク~眼~』(テレビ東京)が放映された。
2011年、古賀が監督・脚本をつとめるVシネマ『エコエコアザラク -黒井ミサ・ファーストエピソード-』(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)が製作された。
2018年3月1日、病気のため死去。81歳。