大牟田市
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おおむたし
福岡県南西部にある市。
福岡県南西部にある筑後地域南西部の市。
大手私鉄が通る自治体では日本最南端の市であり、福岡県最南端の市でもある。
但し、すぐ南は熊本県荒尾市であり、県庁所在地である福岡市よりも熊本市の方が近いほどで、福岡市より荒尾市への通勤通学者の割合が高い。
鹿児島本線や西鉄天神大牟田線は大牟田駅を通るが、九州新幹線は新大牟田駅を通るので乗り換えは良くなく、鹿児島本線なら銀水駅、西鉄は東甘木駅の方が近い。
西には有明海に面し、隣接自治体もみやま市以外は全て熊本県と隣接し、荒尾市の他、玉名郡南関町となっている。
かつては三池炭鉱の中心街で、日本有数の炭都のひとつとして栄えた。炭鉱の経営も三井財閥…現在の三井グループが行っていた関係で石炭業のほか、系列会社も多く進出していた。そのさなかの1963年に起きた三池炭鉱三川抗炭塵爆発事故で戦後最悪の458人が犠牲になった炭坑事故から陰りが見え始め、炭鉱労働者の待遇改善を求めた数度にわたる三池争議、日本のエネルギー政策による石炭の減産が相まって、ついには1997年に三池炭鉱は閉山となり、大牟田市の主要産業である石炭産業が消滅してしまう。
因みに福岡県の市であるものの、筑後地方共通点として県内の県庁所在地である福岡市より佐賀県の県庁所在地である佐賀市の方が距離的に近いことがあげられる。
企業としては前述の通り、三池炭鉱から始まった三井グループ系列の重化学工業数社が炭鉱閉山後も大牟田市内に工場を展開するなどで炭鉱に代わる主要産業となっているほか、信号機メーカーである信号電材の本社が同市にある。
炭鉱の全盛期は北九州と並んで福岡で一番公害が酷いと言われていたが、現在はクリーンエネルギーへの転換により「世界の美しい街BEST25」に神戸市と並んで25位に入った。
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