西日本鉄道

にしにっぽんてつどう

福岡県に路線を持つ大手私鉄、通称「西鉄」

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目次 [非表示]

1 概要

2 鉄道事業

2.1 現有する路線

2.2 廃止された路線

2.3 未成線

3 バス事業

4 レジャー施設

5 不動産

6 国際物流事業

7 キャラクター

7.1 ガタンコ・ゴトンコ

7.2 朝倉ちはや

8 関連タグ

8.1 関連企業など

8.2 その他

9 外部リンク

概要

福岡県内に路線を有する大手私鉄。日本有数の規模を持つ大手バス事業者でもあり、国際物流事業者でもある。

略称西鉄（国際物流事業本部での略称は「にしてつ」または「NNR」）。

かつてはプロ野球チーム「西鉄ライオンズ（現埼玉西武ライオンズ）」のオーナー企業であった。

JR西日本（西日本旅客鉄道）とは関係はないが、JR西日本も福岡県内に路線を有するため、国鉄分割民営化の際は両社の混同が懸念されたことから、西鉄からJR西日本に対して紛らわしい表記をしないことなどを申し入れており、JR西日本もこれを了承している。このためだけではないが、正式社名の読みが西鉄では「にしにっぽん」と称すのに対し、JR西日本では「にしにほん」と称すという相違点がある。

コーポレートスローガンは「まちに、夢を描こう。」。

鉄道事業

1908年に九州電気軌道として開業したのが始まりで、以降福博電車、九州鉄道（のちのJR九州とは別）等と合併し1942年に今の社名となった。

三大都市圏以外に存在する唯一の大手私鉄で、日本の大手私鉄では唯一自社線にトンネルが存在せず、他社との直通運転も実施していない。

現有する路線

天神大牟田線西鉄福岡（天神）駅～大牟田駅

太宰府線西鉄二日市駅～太宰府駅

甘木線宮の陣駅～甘木駅

貝塚線貝塚駅～西鉄新宮駅：旧宮地岳線

廃止された路線

北九州線系統

北九州本線　門司～黒崎駅前～折尾【黒崎駅前～熊西間は筑豊電気鉄道の黒崎駅前乗り入れのため線路が存置されていたが、2015年 3月1日に筑豊電気鉄道に移管され、西鉄としての北九州線は全廃された。】

戸畑線　大門～戸畑

枝光線　中央町～幸町

北方線　魚町～北方【北九州線系統で唯一の狭軌線（1067mm）】

福岡市内線系統

貫線　九大前～姪の浜

城南線　渡辺通一丁目～西新

呉服町線　呉服町～祇園町

吉塚線　吉塚駅前(かつては築港線同様三角から発着したが1944年に旅客廃止)～千代町

循環線　千代町～博多駅前～渡辺通一丁目～天神～千代町

貝塚線　千鳥橋～貝塚【廃止時まで戸籍上、宮地岳線の一部であった】

築港線(貨物専用)　三角(みすみ。国鉄吉塚貨物駅と接続)～吉塚駅前～千鳥橋～博多築港

【吉塚線・循環線と重複する区間は1067mmと1435mmの三線軌条であった】

糟屋線　西戸崎～宇美(戦時買収により香椎線に転換した)

宇美線　吉塚～筑前勝田(戦時買収により勝田線に転換したのち廃止)

福島線　日吉町～福島(八女市中心部)

大川線　大善寺～西鉄大川

上久留米線　上久留米～津福

大牟田市内線　旭町～四ッ山

宮地岳線　西鉄新宮～津屋崎

未成線

雑餉隈線　雑餉隈～博多

バス事業

バス事業は福岡県のほぼ全域、および佐賀県東部を主な営業エリアとしている。

詳細は西鉄バスを参照。

レジャー施設

関連会社を通じて福岡市東区西戸崎に水族館・マリンワールド海の中道を1989年4月から運営している。

また、太宰府天満宮との共同経営という格好で1957年10月からだざいふ遊園地の運営も行っている。

直系の前身である九州電気軌道の時代から（小倉市→）北九州市で到津遊園（1932年7月開園、1933年10月以降は動物園を併設）を運営していたほか、九州電気軌道が吸収合併した福岡県の鉄道会社のひとつであった博多湾鉄道汽船によって福岡市香椎（香住ヶ丘）にて1938年に開園、1943年まで運営されていた香椎チューリップ園を引き継ぐ形で1956年4月にかしいかえんを開園･運営していたが、前者は2000年5月31日限り、後者は2021年12月30日限りでそれぞれ閉園した。

なお、到津遊園については、北九州市民からの、「動物園だけでも残せないものか」という声が多く上がったことから北九州市に引き取られ、2002年4月13日に北九州市営の動物園である到津の森公園にリニューアルされた。