概要・世界観
大規模なシステムエラーの発生した「ALICE」と呼ばれる電子仮想空間を舞台に、プレイヤーはその仮想世界で発生したトラブル対処やそのトラブルの中心人物と戦う「適合者」となる形でゲーム内のクエストに挑む。
「ALICE」が具体的にどのような仮想世界なのかは作中での説明がほとんどなくユーザーの想像に委ねる形になっているが、ガイドキャラクターがウサギ型であったり、大規模なエラーを起こしたシステムが「女王」と呼ばれるなど、童話「不思議の国のアリス」を模した要素が随所に見受けられる。
登場キャラクターはそれぞれ神話や歴史人物がモチーフの名前のものが多くを占めるが、開発当時のプロデューサーインタビューによるとそれらもあくまで仮想空間内のユーザーやAIという設定である。
キャラクターイラストの主線を明るめの茶色にしていることや、街が宙に浮かぶ島状になっている電脳世界のビジュアル設定は、スタッフインタビュー記事内の発言からしても映画「サマーウォーズ」の影響を大きく受けていると推測されるが、類似しているのはあくまでビジュアルだけであり、その他のシナリオや登場人物、世界設定等は全くの別物であるので注意されたい。
ゲームシステム
公式サイト等に表記されているジャンルは「ブッ壊し!ポップ☆RPG」。シングルプレイだけでなく最大4人までのマルチプレイにも対応している。
基本のシステムは
・味方・敵と交互に行動するターン制。プレイヤーの手番は1ターンに原則3タップまで。
・画面上部から降ってくる赤・青・黄・緑・ピンクのパネルを1タップすると、同色の隣接パネルを一度に連鎖して破壊することができる。
・赤・青・黄・緑のパネルを破壊すると、その破壊した枚数が多ければ多いほど敵にダメージをより多く与えることができる。
・ピンク色のパネル(ハートパネル)のみ例外で、これを破壊しても敵に直接ダメージを与えることはできないが、これを多く破壊すれば破壊するほどHPを多く回復することができる。
という以上のシンプルなルールで構成されている。
他にも特殊パネルとして使用ユニットの種類ごとに効果の異なる「クラッシュパネル(Cパネル)」、周りのパネルを巻き込んで破壊する「ボムパネル」、Cパネルとボムパネルの性能を併せ持つ「スペシャルクラッシュパネル(SCパネル)」、特定の色のパネルを一気に隣接に引き寄せる「マグネットパネル」、あるいは敵が妨害で与えてくる「お邪魔パネル」や、規定ターン数以内に割らないとダメージを受ける「時限式ダメージパネル」等が存在する。
また、一定数以上パネルを破壊するとこのゲーム特有の「フィーバーモード」が発動可能になる。フィーバーモードを使うと連鎖こそ発生しないがタップ回数の制限がなく、一度に大量のパネルが降ってくるため、制限時間内に連打して破壊したパネル枚数に応じて相手に大ダメージを与えることが可能である。またフィーバーモード後はそれまで盤面にあったパネルが全てリセットされるため、エネミーが作った妨害パネルの類を一掃する使い道もある。使用後もまたパネルを一定数以上破壊するとフィーバーモードは再度使用可能になる。
一見すると画面構成などはパズルゲームのように思われがちだが、「ブッ壊し!ポップ☆RPG」と銘打つ通り、このゲームはパズルゲーム要素よりも「コマンド選択式RPG」要素が非常に強い。
特定のタイミングでエネミーが繰り出してくる攻撃や妨害行為の類を、味方ユニットのスキルでそれぞれ対処していくなどのようにエネミー行動に応じたユニット編成やプレイングが求められる。
主な登場ユニット
※数が膨大な為、CVが実装されているキャラを主に。
- ハッピー…CV:千本木彩花
- メビウス…CV:高野麻里佳
- ユークリッド…CV:小原好美
- クロネッカー…CV:厚地彩花
- シュレディンガー…CV:矢野奨吾
- ヘンペル…CV:阿座上洋平
- チューリング…CV:伊藤かな恵
- アリス…CV:照井春佳
- アインシュタイン…CV:鬼頭明里
- ダ・ヴィンチ…CV:島袋美由利
- アルベルティ…CV:下地紫野
- フロイト…CV:会沢紗弥
- ファーレンハイト…CV:山根綺
- クーロン…CV:大和田仁美
- コペルニクス…CV:上村源
- ガリレオ&ガリレイ…CV:本泉莉奈
- エルシー…CV:広瀬ゆうき
- ミランコビッチ…CV:長江里加
- ジュール…CV:豊田萌絵
- ジェンナー…CV:田中那実
- ニュートン…CV:庄司宇芽香
- ベリアル…CV:岡本信彦
- アーサー…CV:伊東健人
- モルドレッド…CV:のぐちゆり
- ランスロット…CV:坂田将吾
- 近藤勇…CV:乃村健次
- 麒麟…CV:夏目妃菜
- アマテラス…CV:根本京里
- 真田幸村…CV:秋山諒
- 前田慶次…CV:黒木ほの香
- タマモ/玉藻御前…CV:小峯愛未
- 安倍晴明…CV:安部川賢治郎
- モーツァルト…CV:菅野真衣
- ショパン…CV:山下誠一郎
- ベートーヴェン…CV:小林千晃
- 宮沢賢治…CV:宮下早紀
- プランク…CV:小坂井祐莉絵
- マックス…CV:山口立花子
- オペラ…CV:小山百代
- ベネディクト…CV:木野日菜
- 司馬遷…CV:立花理香
- 萬山財神…CV:松井恵理子
- ソウシ…CV:立花慎之介
- エジソン…CV:高橋花林
- ワット…CV:小野将夢
- ガウディ…CV:長久友紀
- アメリータ…CV:北原知奈
- マルコ・ポーロ…CV:倉知玲鳳
- ライト&ライト…CV:蒼井翔太
- アルキメデス…CV:山田麻莉奈
- ゲーテ…CV:福圓美里
- ダイヤモンド…CV:明坂聡美
- ユニ/ユニヴァース…CV:上田麗奈
- アポロ…CV:指出毬亜
- エンデヴァー…CV:間島淳司
- シューベルト…CV:和氣あず未
- マスティマ…CV:瀬戸麻沙美
- ネロ…CV:秋葉祐
- AYON…CV:本渡楓
- ミライ…CV:水瀬いのり
- ノイシュバンシュタイン…CV:福山潤
- ホーエンツォレルン…CV:Lynn
- SGメイズ…CV:石川由依(アディート)、飯田ヒカル(アヴェニール)、小日向美香(アナーコット)
- サヴァラン…CV:林鼓子
- ディストーション…CV:長岡龍歩(2024年のエイプリルフールver.のみ)
- アイオワ…CV:石見舞菜香
海外版について
日本語版のほかにも2016年5月に「台湾・香港・マカオ版」と、2016年10月に15言語対応の「グローバル版」がリリースされている。
(2017年1月に「韓国版」、株式会社ディー・エヌ・エーとの協業で2018年1月に「中国版」がリリースされていたが、どちらも2018年末にサービスを終了した。)
関連タグ
アリスフィクション…同社が開発したアプリ。一部の設定が共有されており、本作とのコラボも行われていた。2024年9月末にサービス終了。
コラボレーション作品/人物タグ
(※日本語版とコラボしたもの・コラボ予定のあるもののみ抜粋。復刻を除くイベント開催順)
ENTUM( ミライアカリ / 猫宮ひなた / 届木ウカ / もちひよこ )
戦闘員、派遣します!(単独ではなく、「このすば」と合わせてコラボされた)