概要
2019年3月23日よりZigZaGameからリリースされたスマホ用ファンタジーRPG。
現在のキャライラストはcuboon氏、teffish氏、スコッティ氏、かかげ氏、sageジョー氏などが担当。Apple版ですら「よくこれで審査に通ったね?」というレベルの際どい衣装の美少女キャラがかなり出てくる。
2023年からのVer.2以降は古いサーバーはPvP、GvGなどの対人戦がメインになっている。
発表当時は「広告詐欺」でも話題になった(後述)。
ストーリー
100年に一度訪れこの世界「エルデ」を覆う圧倒的な悪意「劫魔節」。その前回の劫魔節からわずか18年後の西方暦2218年に再び劫魔節が発生し、フィンとリゼットがそれに巻き込まれる場面から始まるストーリーとなっている。
劫魔節編(1幕)
すべてのはじまり。
主人公のフィンとリゼットが紋章の勇者として覚醒し、劫魔節を終結する為エルデ各地を冒険する。
野生のモンスターを捕獲する、広大なマップを自由に探索する等の古き良きRPG要素は、この劫魔節編でのみ体験できる。1幕のみフルボイス。
グル・グリム編(2幕〜6幕)
ここからオンラインストーリー。キャラクター操作がすごろく式に変更される。
劫魔節後、荒廃した世界を救うべく奔走する最中、リゼット達は謎の集団の襲撃を受ける。窮地を救ったのは「あの男」に似た謎の剣士だった。
輪廻編(7幕〜10幕)
かつて父の仲間だったという自称「正義のおじさん」によって別の世界線に送り込まれたフィン。そこはアンデッドにほぼ全土を支配された絶望の世界だった。また、この世界にもリュドミラやアストリッドがいるが、全く違う性格をしてることに衝撃を受ける(特にリュドミラ)。
竜劫編(11幕〜)
事件を解決するや、別世界で知り合った人たちと別れを惜しむ間もなく別の世界線へ。そこも人肉を食らう不死身の巨大竜が支配する絶望の世界だった。
登場人物
赤竜騎士団
- フィン…本作の主人公。赤の紋章の勇者。主人公なのに一部シナリオでは影が薄かったり、いい所をリゼットとノーザに奪われる。オンラインストーリーからはハードな展開に巻き込まれていく。
- リゼット…本作のもう1人の主人公。青の紋章の勇者。故郷のウェスカテ村が壊滅し、ティオと逃げている最中にフィンと出会い、その後共に騎士団に入団する。寡黙で表情が乏しいが、弟のティオの身に危険が及ぶと感情的になる。公式のお気に入りキャラ。
- リュドミラ・アルドウィン…赤竜騎士団の隊長。深紅の鎧に身を包み戦場を駆けるその姿から「紅のヴァルキュリア」と呼ばれている。立ったまま寝れる。
- ティオ…リゼットの実の弟。騎士団の給仕係。戦闘は苦手だが、誰にでも愛想が良く、優しさで騎士団を支える。2022年ついにSSRが実装された。
- アストリッド・フォン・ドラクロワ…赤竜騎士団団長の娘。典型的な高プライドお嬢様キャラ。ただし他人の事を考えない性格ではなく、正義感は強い少女。
- ナギ…ビッキ族の剣士。無類の女好きだが、仁義は貫く漢気溢れるカエル。砂漠で1度死にかける。
- ミァシア…ヴァルク族の少女。もふもふの獣人から突然キツネ耳としっぽが生えただけのケモ耳娘に魔改造された。アストリッドと親友になる。
- ガ=ルガ…メ=リザンテ最強のラケルタ戦士。勇猛さと自信、誇りとカリスマを持ち合わせる。密かにSSR実装を望むコアなエバーテイラーもいる…らしい。
- エルミナ…ハイメリアで盗賊をしていたエルフの女性。ファンからの愛称は「エロミナ」(恐らく水着姿が語源)。元グルグリムの幹部。
劫魔将
邪神エターナル配下の、魔軍の幹部達。ゲーム内でのボスキャラ。エターナルから永遠の命である「永劫」を借りているため年も取らず、余程の致命傷を負わない限り死ぬ事はない。
- 邪骸のミボーネ…物語序盤で、リゼットの故郷を襲撃した魔族の女性。自称・医者の元ホムンクルス。邪骸のデザインが変更され、雷属性SSRのデザインにアレンジしたようなデザインになった。
- 千貌のギュエル…踊り子風の美しい衣装を纏った多腕の女魔族。2023年2月からデザインが魔竜っ娘になり、ギュエルの過去の出来事が掘り出された期間限定イベント『魔竜が堕ちる日』が開催され、同時にSSRが実装された。
- 葬剣のノーザ…みんな大好きノーザ様。葬剣の名に相応しい冷酷無情な男魔族。1幕ではあらゆる場面で非道を繰り返していた。青野菜が嫌い。
- 銀怪のアルゲンツォ…武器を作る鍛冶屋の劫魔将でミボーネの保護者代わり。似たような性格で鍛冶屋なせいか、ノーザとも仲がいい。メインストーリーでは回想で少しだけ登場。
- 怪僧のレイス…茶髪ロングに眼鏡をかけたイケメンの男性エルフ。ギュエルが劫魔将になるキッカケとなった元凶。メインストーリーでは未登場。
- クレオパトラ…期間限定イベント『二つの王道』にて登場。かつては砂漠の国の女王であったが、家臣たちの策略により毒蛇に噛まれ死にかけたところで永遠の命を与える「白い蛇」から命を与えられた。おだやかな微笑みを絶やさない茶髪ロングの美女だが、ノーザやミボーネの事は嫌っているようで「あんな狂人たちとわたくしを一緒にしないでくれません?」と言い切っている。メインストーリーでは未登場。
その他
- カレン…リゼットの前の青の紋章の勇者。エルフの隠れ家エルヴンレントで劫魔節の研究をしている「魔法学者」。並行世界では竜娘。
- レイ…カレンに会う方法を教えてくれる「竜の仙女」。慎ましかった胸部も現在は凶悪な魔術兵器と化している。慎ましい頃のお姿は水属性SSR(恒常)として残っている。
- ジャンヌ…並行世界の人物。神の使いとして現れた双子の姉・ミカエラに導かれ、聖女として旅立つ。モデルはジャンヌ・ダルク。
- ヒビキ…並行世界の人物。巫女編の主要キャラ。初登場時から界隈では人気キャラだが、YouTube詐欺広告での変貌ぶりなど悪い意味で顔が知れ渡った運営の被害者。
- ルナ…幼なじみのソラスと、モンスターを連れて冒険をしている天真爛漫な少女。ソラス曰く「嵐のような少女」。
- アリス…「眠り」を司る始原精霊の少女。2幕からフィンの夢に登場し、意識不明状態だったフィンを助ける。モデルは外見の通り「不思議の国のアリス」。
- ロロティア…2幕から登場する女性。「刻」を司る始原精霊の眷属。清楚で美しい容姿だが、性格はおっちょこちょいで危なっかしい。現在はフィンとノーザの協力者的立場。笑い上戸。
広告
世界観は王道を往くファンタジーだが、何故かウェブCMが本編と無関係のホラーテイストとなっている。
それ以外にも『それはちょっとヤバいんじゃないか???』的な問題点も散見され、周りに不安感を振り撒いている。
例えば
- どこかで見たようなゲーム画面
- ゲーム内キャラクターの『ヒビキ』のキャラクターに反する変貌ぶり
- ゲーム内キャラクターである『リゼット』が相棒共々黒い手に惨殺されるシーン
- あるものでは某大型巨人らしきものが遠方で確認できるもの
……など。
しかもそれがYouTubeや他ゲーム内広告にも差し込まれるため、ユーザー以外からかなり不評を買ってしまっているが、その世界観を評価する声も一定数見られ、中にはそれを考察する者も確認できる。
どのみち、広告に釣られた(あるいは怖いもの見たさ)で始めてみた人は困惑したに違いない。
外部リンク
エバーテイル広告まとめ~嘘から出た偽物の傑作ストーリーを解説する~