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KOF98

きんぐおぶふぁいたーずきゅーじゅーはち

SNKの対戦格闘ゲーム「KOF」シリーズの1つ。 2013年で稼働15周年を迎えた。
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概要

KOFシリーズ5作目であるが、前作97でオロチ編のストーリーが完結したため今作はストーリーのない完全なお祭り作品になっており、『95の如月影二、96の藤堂香澄ボスチーム、96のラスボスのゲーニッツ、97のオロチ(KOF)』を除いたオロチ編の全キャラが登場している。

ゲームシステムは前作97をベースとし、より洗練されたものになっている。

シリーズどころかSNKの格ゲー作品の中でもゲーム性や人気度が最高傑作との呼び声も高く、大会も各地でそれなりの頻度で開かれているなど、今なお多くのプレーヤーに愛されるゲームである。特に京都のゲームセンターa-choで開催されているDuelling the KOFが有名で2004年に第1回の大会が開かれて以来、毎年行われている。

97以前は対戦画面上のキャラクター名がフルネームで表示されていたが、この作品以降は2003まで、姓か名のどちらか1つで表示されるようになった。

また、ラウンド終了時に勝ったキャラクターの名前が呼ばれなくなったほか、特定のキャラクター同士の掛け合いが大幅に追加されている。

「97」からの変更点

コマンド投げ技にすかりモーションが追加され、「1フレーム投げ」と「無敵投げ」の2種類に分類された。前者はコマンド入力完了時点で相手がジャンプや発生の早い技を入力していた場合、投げが失敗したりかち負けるという欠点が存在し、特に超必殺技が前者の場合は暗転中ジャンプ入力や暗転返しで避けられるので、実質「死に技」となってしまう。そのため、後者の投げ技を所持しているか否かで。投げキャラとしての強さが決まった。
「97」で投げキャラとの相性がよかった影響で、エクストラモードが大幅な弱体化を受けている。(1,2人目のゲージの溜め時間・瀕死判定になる範囲の縮小)
暴走庵・暴走レオナがプレイアブルからMAX版超必殺技の演出に変更された。

CPU戦

本作からCPUがエディットで登場することがなくなり、正規チームでのみの登場となった。
また、6戦目には八神チーム親父チームアメリカンスポーツチームのいずれか1組がランダムで登場。いずれも防御力が通常より高く設定されており、実質中ボス戦となっている。

今作のラスボスは95でラスボスを飾ったオメガ・ルガール(名前表記と姿が何故かルガール・バーンシュタインとなっている。)

インタビュー

本作ではストーリーがない代わりに、各キャラクターへのインタビューが存在する。
その内容は「今大会の抱負は?」「誰と一番戦いたいか?」「誰と組みたいか?(もしくは組みたくないか?)」「あなたにとってKOFとは?」「ファンに一言」の5項目を各キャラクターに質問するといったもの。
質問への態度の例としては、大門五郎レオナ・ハイデルン八神庵ハイデルンはいずれも終始淡々としている一方で、ジョー・ヒガシ不知火舞シェルミールガール・バーンシュタインは各質問に対して乗り気で回答している。また、山崎竜二のみインタビュアーに直接暴行を加える描写がある。ビリー・カーンは終始喧嘩腰ながらも組みたい相手として本作には出場していないギース・ハワードを挙げている。

なお、「誰と組みたいか」(あるいは「組みたくないか」)という質問は援護攻撃のキャラ相性に影響しているものがある。例として、テリーとアンディは「(『餓狼伝説』シリーズ本編でも敵対関係にある)ビリーとは組みたくない」と答えており、実際のゲーム中でもビリーを絶対に援護しない。また、バイスは、インタビューに加え、プロフィールの「嫌いなもの」にも草薙柴舟を挙げている通り、こちらも絶対に柴舟を援護しない。逆にチャンは「チョイとは付き合いが長いから外せない」と答えている通り、必ず彼を援護する(チョイもチャンを必ず援護する)。

BGM

チームやキャラクターごとにBGMが用意され、『'94』〜『'97』の曲をメインに使用しているがそれぞれアレンジされている。本作の新曲は親父チーム、ルガール、裏シェルミー、裏クリスの4曲のみ。なお、'95京の「ESAKA」や、庵の「嵐のサキソフォン」など、過去の作品からの一部の曲は本作で新録音された。
ネオジオCDなどの家庭用版で使用されているアレンジ版では、過去に使用していたものをそのまま、一部はアーケード版のBGMをアレンジしたものを収録されている。

システム

■ジャンプ攻撃からの直接コマンド投げに移行できなくなった。ただし紅丸とルガールのみ、従来通りにジャンプ攻撃から直接投げられる。
■コマンド投げに失敗したときはスカリモーションがつくようになり、投げキャラが弱体化した。
■パワーMAX状態が一度超必殺技を使うと解除され、これによりMAX版超必殺技の連発ができなくなっている。
■エキストラモードにカウンター攻撃が追加され、アドヴァンストモード同様に小ジャンプ、中ジャンプも使えるようになった。
■全体的にゲームテンポが速くなった。
■シリーズ初となるコンティニュー時の特典(本作のみルーレットでサービス内容が決定される)とルーレットチームエディットが導入された。
■キャラクターが一人負けるたびに有利になるアドヴァンテージシステムが導入された。
■キャラクターの機嫌を現すフィーリングバリエーションシステムが導入された。
■前作では勝利メッセージが無いことに非難が集中したためか、本作では復活。また、今作から既成のチームでプレイしていなくとも特殊勝利メッセージを発生させられるようになった。

キャラ相性

96から導入されたシステムであるが96,97と98では若干仕様が違う。

相性が左右するのは援護攻撃の確率のみ。成功率は『'96』および『'97』と同じである。パワーゲージの継承はフィーリングバリエーションシステムにとって代わられた。

キャラクターごとの相性は基本的にわからず、一度試してみるまで分からない。また、前作までは援護しないキャラクターに対して援護するようになっているなど相性は前作までと同一ではない。

援護攻撃をするキャラクターは現在戦っているキャラの次に回ってくるキャラに変更された。

フィーリングバリエーションシステム

今作に導入されたシステムで、キャラクターの機嫌を表すものである。機嫌は「良い」、「ふつう」、「悪い」の3つがあり、これらは完全にランダムで日ごとに決定される。
負けたキャラクターの機嫌が「良い」だと、次のキャラクターに引き継がれるパワーゲージが負けた時の本数+1になる。「ふつう」だと負けた時の本数のまま。「悪い」だと負けた時の本数−1になる。
順番セレクト画面でスタートボタンを押せばキャラの機嫌が表示される。
評価としては賛否両論であり、これが理由で'98を毛嫌いする人もいる。そのためか'99以降は削除された。リメイク版の'98UMでも採用されなかった。
全員の機嫌が悪いことも決して少なくなく、その場合、タクマ・サカザキなどのゲージ必須のキャラはかなり厳しい状況になってしまい、勝敗にまでかかわってきてしまう。

キャラクター

ストーリーはなく、ルガール・バーンシュタイン(オメガ・ルガール)や、一部のオロチ八傑集など、前作までのストーリー上で死亡扱いとなったキャラクターも登場。『'96』以降プレイヤーキャラクターとしては登場しなくなった3人による親父チームや、『'94』のみの登場であったアメリカンスポーツチームも登場している。

裏キャラクターが多く、『餓狼伝説』や『龍虎の拳』のキャラクターの裏バージョンがあり、性能は元ゲームに準じている。ただし、キムやキングのように裏がないキャラクターもいる(詳細は後述)。

裏キャラクター

スタートボタンを押しながら決定することで性能が変化。社、シェルミー、クリスは前作のオロチバージョンとなっており、バストアップなどのCGが専用のものに変化する。家庭用版のみルガールも同様。
ネオジオCD版およびそれ以降の家庭用移植版は、他の9キャラも同様にバストアップCGが専用のものに変化する。

本作で追加された『餓狼伝説』や『龍虎の拳』のキャラクターの裏バージョンは原作の技を一部再現した(「『リアルバウト餓狼伝説2』風」など)という触れ込みだが、実際には前作および本作の裏バージョンの京と同じように、『'95』と『'96』以降で変化した必殺技の性能を一部復元したものとなっている(リョウとユリの虎煌拳などの飛び道具が飛ぶ、舞の龍炎舞がヒット時に相手をダウンさせる、など)

特殊エディットチーム

以下の組み合わせでチームを組むと、スタッフロール後に専用の一枚絵を見ることができる。
なお、真吾チームとルガールチームは正規チーム扱いであり、これらのチームに対する専用の勝利メッセージが存在するキャラクターがいる(『'98UM』でも同様)。
■京、庵、真吾(真吾チーム)
■マチュア、バイス、ルガール(ルガールチーム)
■京、ちづる、庵(三種の神器チーム)
■京、テリー、リョウ(ヒーローチーム)
■紅丸、アンディ、ロバート(No.2チーム)
■大門、ジョー、ユリ(No.3チーム)
■拳崇、クリス、真吾(ティーンチーム)
■シェルミー、マチュア、バイス(女性オロチチーム)
■社、クリス、山崎(男性オロチチーム)
■リョウ、ユリ、タクマ(サカザキ親子チーム)
■キム、タクマ、柴舟(お父さんチーム)
■ジョー、ビリー、チャン(連打でGOチーム)
■京、クリス、柴舟(大蛇薙チーム)
■京、柴舟、真吾(草薙流古武術(?)チーム)
■鎮、チャン、チョイ(色物チーム)
■ロバート、拳崇、チョイ(お笑いチーム)
■ラルフ、チャン、ブライアン(破壊力チーム)
■キング、マチュア、真吾(4月8日お誕生日チーム)
■ラルフ、マリー、ラッキー(野球チーム)
■テリー、クラーク、ラッキー(キャップチーム)
■ユリ、アテナ、舞(新ヒロインチーム)
■紅丸、大門、真吾(偽主人公チーム)
■レオナ、ラルフ、ハイデルン(新怒チーム)

その他のキャラクター

■日本(江坂)ステージ背景
タケシ&ミカ
■アメスポチームステージ背景
ダック・キング(『餓狼SP』時代のコスチュームで登場)
藤堂竜白
Mr.BIG(98UMではプレイヤーキャラとなる)、如月影二(ビリー対庵の掛け合いにも登場。98UMではプレイヤーキャラとなる)
■エンディング登場キャラクター 
渡部薫(サイコソルジャーチーム)
キム・ドンファンキムチーム
キム・ジェイフン(キムチーム)
ロデム(オメガ・ルガールステージ背景にも登場する)
ゲーニッツ(エディットチーム、ルガールステージの左端に彼らしき人物の死体がある)
オロチ(男性オロチチーム)

CPU真吾乱入条件

CPU戦で以下の条件のいずれかを満たすと、真吾が対戦相手として乱入してくる。
■ステージ3でK.O.勝ちし、ステージ4直前の時点でスコアが10万点以上となっている
■ステージ4でストレート勝ちし、ステージ5直前の時点でスコアが10万点以上となっている
■ステージ5でストレート勝ちする

備考

シナリオが全くないことや、これまで毎年全く違うシステムを提供してきたのに対して『'97』と基本的にシステムが同じであったため、稼働当初のプレイ人口は多くなかったが、攻略が進むにつれてシステムの完成度、ゲームバランスに優れていることが明らかになり、プレイヤーの数を増やしていった。

SNKの格ゲーの中でも最高傑作の一つとされることが多く、歴代KOFで『2002(UM)』と一、二を争うほど支持者が多い。

家庭用版

オメガ・ルガールが使用可能。
ネオジオCD版以降の家庭用版では、オロチチーム以外の裏キャラクターにもオーダー時と選択時のものが専用の新規CGに差し替えられている(ただし『'98UM』とはCGが異なる)。なお、プラクティスモードでは相手を裏キャラクターにすることは出来ない。

PS版

初版のプレイステーション版のみ限定版と通常版という形で販売された(パッケージのイラストの京が目を閉じているのが限定版。ゲームの内容自体に変更点はない)。
また、なぜかCPU戦の6戦目に八神チームだけ出現しない仕様になっている。

DC版

タイトルは『ザ・キング・オブ・ファイターズ DREAM MATCH 1999』。SNKのドリームキャスト参入第一弾ソフトとして注目を集めた作品。

オリジナル要素はオープニングアニメと3Dポリゴン化された背景のみ。その他はゲージデザインやキャラクター選択画面が書き直された程度で、基本的には『'98』そのものであり、オリジナルステージなどは追加されていない。
前述のPS版で問題とされていた一部通常技の削除変更や、フレーム単位で絵が削られていた点などが改善されているが、一部の技や動作が調整を受けているなど、『'98』の完全移植というわけではない。
ラウンドが変わる毎にBGMが途切れるという難点もあるが、当時は対戦前のロードが当たり前であった中、このDC版はロードがないに等しいぐらい短い。

ネオジオポケットとの連動やインターネットへの接続により、発売当時は未公開であった『'99』の秘蔵イラストが見えるという家庭用特典が追加されている。

「98UM」「98UMFE」

「98」でリストラされていた如月影二他7人(+裏キャラ6人)を追加、各種演出を強化したマイナーチェンジバージョン。

『98』で存在した即死やお手軽高火力コンボが削除・下方修正を受ける中で、最上位クラスにもかかわらず殆ど下方修正を受けなかった庵や、歴代ラスボスクラスの性能の通常技や必殺技を持つクラウザーの存在によってゲームバランスの面では劣悪しているという声が大きい。

その後、NESiCAに置いて稼動した更なる調整版である「98UMFE」は追加要素こそ無いものの、クラウザー等の最上位陣の弱体化や弱キャラのアッパー調整により「98UM」と比べるとゲームバランス面は向上している。

追加要素

エキストラモードとアドバンスドモードの各種システムを自由に選択できるアルティメットモードの追加。
条件を満たすと、ゲーニッツまたはオロチ(KOF)が乱入してくる。

関連タグ

KOF
KOF94 こちらもドリームマッチだが1チームだけストーリーがある
KOF2002
KOF2002UM

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