「本気で来てください!」
プロフィール
格闘スタイル | 藤堂流古武術(合気道) |
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出身地 | 日本 |
誕生日 | 3月29日 |
年齢 | 16歳 |
身長 | 154cm |
体重 | 45kg |
3サイズ | B75 W54 H78 |
血液型 | B型 |
趣味 | ビデオ鑑賞(特にホラー物) |
大切なもの | ある人から貰ったお守り。 |
好物 | 学校の帰り道にある肉屋のコロッケ ナポリタン |
嫌いなもの | 母親のお稽古(日本舞踊、華道、茶道) |
得意スポーツ | 合気道、弓道 |
職業 | 学生 |
家族構成 |
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CV | 弓雅枝→田辺留依(KOFAS) |
おめぇらに究極の女性格闘家像ってやつを教えてやろう
まずは身長155センチ未満!(154cm)
体重 うっすらと脂肪を残し45キロ!
脚力! 画面半分くらいの距離を飛び蹴り(飛槍)で駆け抜ける!
鉄球つきのチャン・コーハンを当て身投げで軽々と投げ飛ばす!
そしてその容姿は! 美しい黒髪に凛々しい袴姿!!!
……となりゃ藤堂香澄しかおらんだろ
竜白の実子(ガキ)ではあるけどよォ
概要
初登場は「ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝」(以下「龍虎外伝」)。
古武術「藤堂流」の使い手にして、初代「龍虎の拳」に登場した藤堂竜白の娘。
誕生日はジョー・ヒガシと同じ3月29日(おひつじ座のB型である)。
好きな食べ物はコロッケにナポリタンと、意外と洋風趣味。
「空手のあやしかた」を知っている。
公式ソング「HEAVY BABY'S」の中では「どこまでも勝ち気なカミカゼギャル」とも呼ばれていた
(歌っていたのは香澄の声優である弓雅枝さんなので「名乗っていた」が正しいかも知れない)。
「龍虎外伝」「SNK VS. CAPCOMSVC CHAOS」(以下「SVC」)では、武人のような堂々とした立ち振る舞いをしているのに対して、「KOF」シリーズ(特に99以降)では、活発ながらも控えめな大和撫子といったキャラになっている。
元々武道をしていたわけではないが病弱な姉が父に稽古をつけられるのが見ていられず姉の代わりに父から武道を学ぶようになった。
古武術とは戦場格闘技……
一般的に「古武術」といえば、戦国時代を中心に体系化されたもので、
徒手をはじめ、剣術、火器などを使用した戦闘技術の総称とされる。
藤堂流が徒手のみを極めた流派であるのか、それとも武器全般に長けるかは不明であるが、胴着の形状をみるに、合戦での使用を想定して生まれた技術体系であることは間違いないと思われる。
尚、草薙流や八神流も「古武術」と称されるが、こちらは設定上、1800年以上前から存在していることになるので、分類としては、まったくの別ものと考えられる。
装束
藤堂流の基本スタイルは「道着に袴、そして剣道の胴のようなものを着用、頭部にハチガネ」という
やや特殊ないでたちとなる(「藤堂竜白」のもの)。
※ハチガネは、額の正面部分に鉄板の入ったハチマキのようなもの。
香澄の装束は「胴」も簡単な「胸当」程度で、ハチマキも鉄板のついていない普通のハチマキを着用している(ただし、鉄板に相当する部分に白い布が当てられている)。
竜白のものを仮に「正装」だとすると、香澄のものは「練習着」的なものではないかと推察される。
髪型は黒髪なのだが、ゲームでは都合上、少し青っぽくなっている。
龍虎外伝とKOF'96ではストレートのロングヘアーであり、KOF'99以降は、その髪をポニーテールにしている。
ポニーテールは勝利ポーズでハチマキを取ると同時にほどけたりする
ファッションというより、戦闘中に髪が邪魔にならないようにまとめているだけかもしれない
ハチマキは上述したとおり、額の一部に白い布が当てられた特殊なデザインのハチマキ
これは藤堂流の後継者として修行を始める際、姉・瑞穂から譲り受けたもの。
龍虎外伝のエンディングでもキーアイテムとなっている(後述)。
香澄の腰には、お守りが結びつけられており、常にプロフィールで「大切なもの」とされているが、この「ある人」が誰であったのかは不明。
ふくらすずめは、KOF'99以降に香澄が着用している帯の「結び方」
(正式な設定によると「ふくらすずめっぽい結び方」)
帯は着る人のイメージに合わせて適した結び方を使用するのが通例とされ、この「ふくらすずめ」はリボンのように可愛らしい形状から、「可愛らしさと若々しさと華やかさ」を持った結び方とされる。
その他
- 番傘
- KOF'99以降、初戦のデモでは赤い番傘をさして登場する。
- KOF2000のストーリーでは、いつもの袴姿に番傘を担いで電車から降りてきているため、演出用とかではなく、普段から実用しているものと思われる。
- バニーガール
主な必殺技
重ね当て
正式名称は「藤堂流・重ね当て」。
藤堂竜白といえば「重ね当て」であり、藤堂流といえば「重ね当て」。
自らの前方やや斜め上空より、刃のごとき鋭い闘気を幾重にも重ねて降らせる恐るべき必殺技(降ってくる闘気の刃の形状がギロチンにも似ていることから、聖闘士星矢に登場する必殺技「ブラッドフラウアシザース」との関係性を示唆する声もある)。
ザンギエフの「スクリューパイルドライバー」や、ギース・ハワードの「当て身投げ」とならび、ファンにも公式にも藤堂流の代名詞的とされる必殺技(余談ではあるが、ジョー東は餓狼伝説の作中で「ハリケーンアッパーのジョー」と呼ばれていた)。
後に「CAPCOM VS. SNK 2」(以下「カプエス2」)に藤堂竜白が出場した際は、
通常の「重ね当て」以外に、空中から打ち下ろす「飛び重ね当て」、対空迎撃用の「仰ぎ重ね当て」と、
まるで斉藤一の「牙突」のように、己の得意技を徹底的に磨き絶対の必殺技にまで昇華させていた。
白山桃(はくざんとう)
打撃防御効果のついたモーションの後に、打ち上げアッパーで浮かせる技。
KOF'99以降では何気に対空性能が良い。
モーションは陸奥圓明流拳技「浮嶽(ふがく)」とも似ている。
代表的なセリフ
- 高笑い
香澄の勝利ポーズのひとつ。
女性格闘家キャラとしては珍しくもない所作ではあるが、いわゆる「オ~ホッホッホ!」という高飛車な雰囲気とは違い、腕を組み、「ハッハッハッハッハ!」と実に男らしい笑いを放つ。
その姿にはどこか「オッサンくささ」すら感じることから、父・竜白のような格闘家を目指す一端として、香澄なりに竜白をイメージした仕草なのではないかとも考えられる。
※後述するが、この勝利ポーズには「裏技」が仕込まれている。
- 「Come back when you grow up!」
直訳すると「成長したらまた来なさい!」というようなコメント。
香澄は英会話が苦手な高校生であるため、このセリフの前に即興で辞書を引く。
※龍虎外伝の舞台はアメリカ(一説にはメキシコ)のグラスヒルバレーであるため、基本的に登場キャラクターは、本来、全員が英語で会話をしている(リョウは日本語も喋れるが、ロバートは日本語がわからない)。
- 「極限流?たいしたことないなぁ!」
「龍虎外伝」において、相手が極限流であった場合の専用挑発。
生意気だとする意見と、虚勢を張って強がる様子が可愛らしいとする意見に分かれる。
キッチリ最後までセリフを言い切ると、ものすごい勢いで気力を減らせる。
- 「父様はどこだ?」
香澄の行動原理ともいえる父・竜白を探す旅。
ちなみにSVCにおいては、オロチの力で暴走したケンに対して驚きつつも、
「どうした!? 大丈夫か? 父様はどこだ?」と普通に質問していた。会話の飛び方が尋常ではない。
もう、まるでムスカである。さらに、オロチの血で暴走した[庵]にも同じことをする。
これが「ひざまずけ! 命乞いをしろ! 父様はどこだ?」でも、まったく違和感がない。
なお、ステージ背景に度々探し求めている竜白が登場しているのだが、気づいていないようである。またKOF2002UMにおけるMAX2『双星重ね当て 竜霞』を放つ際にも背後に現れ、超重ね当てを一緒に繰り出してくれるのだが、放った後にすぐにいなくなってしまうため、背後を振り返るが誰もいないことに不思議がっていたりする。
- 「絶対の絶対だぞ。」
龍虎外伝にて、リョウとの再戦を約束した時のセリフ。
あまりにもしつこく「絶対の絶対だぞ。」と繰り返すので母・志津子に叱られる。
この時、再戦の証としてリョウに手渡したのが、上述の「姉から譲り受けたハチマキ」であった(余談ではあるが、「3×3EYES」のパロであったものと思われる)。
- 「覚悟…よろしいな!」
明らかによろしくなさそうだったリョウに対し、一方的に突っかかる際のセリフ。
KOFシリーズでは「極限流…覚悟してもらいます!」というセリフもあったが、SVCでの会話デモでは「覚悟…よろしいな!」の出現頻度が高かった。
- 「鬼だ!鬼に金棒だ!」
SVCで豪鬼をみた時のセリフ。色んな意味でとてつもない。
- 「手帳なんか見るな!」
99と2002UMで矢吹真吾との掛け合いで生徒手帳を見ている真吾に対してのセリフ。
そういうアンタも96と龍虎の拳外伝で手帳見てるので、正直何の説得力もない。
龍虎外伝の裏技
対戦で香澄が勝利した際、「負けた側がAボタンを押しっぱなし」にすると、香澄が高笑いをした後に「くしゃみ」をする(CPU戦の場合でも、相手側のAボタンを押しっぱなしにすることで可能)。
香澄役の弓雅枝さんは、「女の子的な可愛らしいクシャミ」というものが苦手であったらしく、最初、普通に演じた際は「ぶえっくしょい!」という迫力のあるくしゃみになったという。
しかし、なんと龍虎外伝のスタッフは「そっちのクシャミ」もしっかり使用しており、香澄が勝利した際、相手側だけでなく、自分もAボタンを押しっ放しにしていると、「デカイ方のくしゃみ」をするという凄まじい遊び心を発揮させた。
この事からしても、龍虎外伝というゲームの命運をかけて、とても期待をかけられ、愛されていたキャラであったことがうかがえる。
ジャンプPとジャンプKで同じ技(落刀)が出るなど、容量をケチられた某すごい漢とはエライ違いである。
関連キャラクター
- リョウ・サカザキ
- 初代「龍虎の拳」において、父・竜白を倒した香澄の宿敵。
- ロバート・ガルシア
- 誇り高きヤングタイガー。宿敵極限流のひとり「最強の虎」。
- 本当は「-ガ-ルシア」なのに、香澄は間違えて「ロバート・-カ-ルシア」と呼んでしまった。
- ユリ・サカザキ
- 極限流の一人のはずだが、香澄曰く「亜流」である。
- KOF2000ではユリに誘われて出場しているなど、実際は仲は良い。
- 如月影二
- 謎の極限流キラーで共に極限流打倒を目指す同志(?)
- KOFではチームを組んだこともあるが、さすがに影二も香澄が「道を踏み外している」懸念を抱いた。
- キング
- 実はKOFだと何度か組んでるチームメイト。
- なのだが、香澄は英語が苦手な為か会話が上手くできないという公式設定がある。
- 李香緋
- KOFのストーリーでウッカリ食い逃げ犯にされかけた。
- 財布の中身も確認せずに店に入り、オマケに払いが足りない上に「銀行でおろしてくる」と慌てて店を出ればそうなる。
- K'
- 嬉野秋彦の小説版KOF99にて対戦。
- 初登場にして謎の新主人公K'の実力を不気味に描写するための噛ませ犬扱いとなり、彼にほぼ一方的にボコられて失神KO。
- チョイ・ボンゲ
- 何気に「ホラー映画好き」つながり。
- エドモンド本田
- 藤堂竜白に「素晴らしい!香澄の婿に迎えたい程だ!」と絶賛されている。(「カプエス2」にて)
- M.バイソン
関連作品
「ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝」がデビュー作にして、本来の登場作品。
余談ではあるが不破刃も同じゲームの出身で、雑誌などの公式イラストでは一緒に載っていた。
「女性格闘家チーム」以外では「アンチ極限流チーム」として出場したこともある。
かつての公式サイトにて、スタッフが登場キャラや大会運営本部に扮して、
ファンからの質問にキャラクターとして答えるコーナーが存在したが、
「藤堂香澄には招待状を送らなかったのか?」という運営本部への質問に対して、
送ったが本人が不在であったため、出場には至らなかった旨の回答がなされていた。
ともあれ、大会に招待されていた(世界観の中に存在する)事実は公式に認められている。
余談
ここまで読んでくれた諸兄はうすうす感じただろうが、・・・まぁ、生真面目で凛々しい風格とまるでギャップを図るようにアレな感じである。
熱烈なファンには否定する人も多く、特に『CvS』や『SvC』でそうした面が大きく取り上げられたことに違和感を持ったプレイヤーも多かったが、実は初登場からもうそんな感じだったからしょうがない。
ただ、彼女はあくまで一生懸命やっての結果であるので、やたら滅多にネタにするのは控えておこう。
また、極限流を目の敵にしていることについても純粋さゆえに「道を踏み外している」以外の何物でもなく、前述の如月影二もこれには懸念していた。
因みに、CVを担当した弓雅枝は他にレオナ・ハイデルンとバイスの声も務めているが、ザ・キング・オブ・ファイターズ完全読本のKOF声優対談で「香澄ちゃんは自分に一番近くて演じやすい」と語っている。