概要
KOFシリーズに登場するチームの一つで、『KOF'96』と『KOF'98UM』に出場。
メンバーはギース・ハワード、ヴォルフガング・クラウザー、Mr.BIG。
その名の通り餓狼伝説シリーズ、龍虎の拳シリーズのボスキャラが揃ったチーム。
今までさんざんプレイヤーを苦しめてきたボスキャラたちが操作できるという触れ込みで期待感をあおったものの、蓋を開けてみれば必殺技の発生が遅かったり、判定が弱かったりして、強さはせいぜい中堅といったところだった。
それぞれの参戦理由があり、ギースはオロチの力を手に入れること、クラウザーは表舞台への進出、BIGは勢力拡大のためである。もっともクラウザーとBIGはギースが何か企んでいるのではと疑い、チームを組んだのである。EDでギースが自分たちを手ごまにしていたことに気づき、BIGはギースを暗殺しようとする一方、クラウザーは気にすることなく、もしまた大会に出るなら誘ってくれと言っている。
なお、Mr.BIGは龍虎の拳のキャラではあるが、1のボスはMr.KARATE、2のボスは若かりし頃のギース、外伝のボスはアミバ似のワイラーというキャラであった。このことから「こいつだけボスじゃないじゃん」という指摘もある。一応、1でMr.KARATEを戦わせるよう仕向けていたのはBIGなので、事件の黒幕という意味ではボスとも言えるし、2も条件未達成の場合はBIGが最後の対戦相手になるが…
実は94でギース、クラウザー、ルガール・バーンシュタインの三人でボスチームを組むはずだったが、スタッフがルガールを推していたためボツになった経緯がある。
『KOF』シリーズ史上初めてキャラクターごとにBGMが用意されたチームである。このチームのみ、キャラクターが変わるごとにBGMが変わる(『'97』、『'98』(UM)では'97スペシャルチーム、オロチチーム(UMのみ)にも同様の演出が存在)。
『'96』の登場チームで唯一チーム内に援護攻撃をするメンバーが全く存在せず、ボスチームのメンバーを援護攻撃するキャラクターはチャンとチョイのみである(チャンとチョイは悪人であれば誰でも援護する)。ただし、『'98UM』ではクラウザーとビッグは援護攻撃をするようになった(しかも互いに援護する)。
トップ画像の件
さて、トップ画像みてわかるが題名通り日本の夏の海を満喫しているようである。だが、みてみると「おや?」というものがある。それを紹介してみよう。
ギース
日本かぶれなので腹巻に白シャツ、白タイツを着用と親父の夏スタイルをしているが、そもそも海水浴にそんな恰好で来ているのでやはりこの人は日本の夏の海をはき違えている。
クラウザー
ギースのような勘違いは無く、海水パンツにアロハシャツ、サングラスと夏の海に合っているスタイルのだが、その姿が某海賊漫画のサイボーク乗組員に見えなくもないのである。