概要
マシン帝国バラノイアの送り込むマシン獣が、巨大化の際に必要とするエネルギー。
マシン獣はバラソーサー等のように、当初から巨大な姿で作られる個体もあるとはいえ、基本的には2メートル前後のサイズの個体が主流であり、それらは本来巨大戦を前提とした設計ではない。しかし地球侵略作戦が一向に進展を見ぬまま、敵対するU.A.O.H.が新戦力として巨大ロボ・オーレンジャーロボを投入したのを受け、その対抗手段として編み出されたのが「巨大化エネルギーを小サイズのマシン獣に注入し巨大化させる」というものであった。
この巨大化プロセスの導入に伴い、バラノイアの幹部であるアチャとコチャの二人にも、皇帝バッカスフンドの命によりそれに対応するための身体改造が施されている。コチャにはマシン獣に取り付いて巨大化エネルギーを注入するメカニズムが組み込まれ、アチャにはそのコチャを遠方よりマシン獣へと投げ飛ばすための身体能力の強化が図られた。
一方で例外として、バラゴールドやバラミクロン等のように巨大化エネルギーに頼らず巨大化する個体も少数ながら存在しており、また皇帝一家やバラケリス等幹部格のマシンは自力、もしくは特殊な装置によって巨大化する。
巨大化プロセス
- オーレンジャーによってマシン獣が撃破されると、戦場にアチャとコチャが駆け付け、「行きますよコチャ」「いいですよアチャ」と確認の掛け合いを取る
- コチャが手足を体内へと収納し、入れ代わりに体内からハンドル付きのロープが伸長する
- アチャがこのハンドルを掴み、コチャをハンマー投げの要領で大きく振り回す。その際「アチャ~」「コチャ~」「アチャ~」「コチャ~」と、両者が交互に掛け声を発する
- 最大限に勢いが付いたところでアチャがコチャを投げ飛ばし、コチャがマシン獣の残骸に取り付く
- 「巨大化エネルギー注入!」の声と共に、コチャが口からエネルギーチューブを伸ばし、マシン獣側にある注入口より巨大化エネルギーを注入する
- エネルギー注入の後、さらにコチャが「おっきくなってね」の台詞と共に胸から青色のエネルギーをマシン獣に放射、この一連のプロセスを経てマシン獣は再起動・巨大化を完了する。
基本的なプロセスは以上の通りであるが、物語中盤以降は1での掛け合いの際のコチャの台詞も、「任せんしゃい」へと変化している他、プロセス導入の最初期には6のプロセスが存在せず、5の段階で「おっきくなってね」の台詞と共に巨大化エネルギーを注入していた事もある。
その「おっきくなってね」の台詞は、コチャ役の安達忍がスタッフより、「巨大化させる時に呪文っぽい台詞をお願いします」という注文を受けた事によるアドリブであるという。
関連タグ
超力戦隊オーレンジャー マシン帝国バラノイア 執事アチャ 執事コチャ
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