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バラゴールド

ばらごーるど

バラゴールドとは、特撮テレビドラマ『超力戦隊オーレンジャー』に登場する敵怪人の一体。
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ボンバー・ザ・グレート「何も知らず、欲望のエネルギーを招き犬に与え続け、やがてエネルギーでお腹が一杯になった招き犬は、人間の大事な物まで俺の大好きな黄金に変えてしまうのだ!」


登場話数:第39話「皇子決闘に死す」、第40話「出現!謎の姫!」


概要

ボンバー・ザ・グレートI世が、即位に際して地球に送り込んだマシン獣

騎士甲冑を思わせるような、無機質かつ重厚な出で立ちとなっており、また胸部から腹部にかけての意匠や、両肩口から伸びるフィン状の部位が、遠目に見るとのような顔を形作っているのも特徴の一つである。

胸部に備わっている目からは、あらゆる物体を純金へと変えてしまう金色の光線を発射する事が可能で、人間がこの光線を浴びてしまうとその部位が変質して硬直、身動きが取れなくなってしまう。またボディから射出する無数の鎖で敵を絡め取り、それを通しての電撃で苦しめるという戦法も得意とする。


当初は手のひらサイズの「黄金の招き犬」の彫像に擬態しており、人間の姿に変装したアチャの売り込みによって、人間社会へと潜り込むこととなる。

この黄金の招き犬は、純金に目がくらんだ人間の欲望をエネルギーとして吸収し徐々に巨大化していく他、欲望のエネルギーでバリアーを形成し攻撃を無効化するという特性も備えている。

この人間の無尽蔵の欲望を最大限に利用し、人間の生活には欠かせない食料や水までも黄金や砂金に変えることで、食糧危機を起こさせて人間自身の手で社会を破滅に追い込ませることこそが、ボンバーの真の狙いであったのである。


作中での動向

前述の通り、アチャの売り込みによって田中青果店の店主夫妻の手に渡った「黄金の招き犬」は、その能力を発揮して家の中の物を純金に変え、夫妻の欲望を煽り立てることに成功。たまたま店を手伝っていた昌平からの連絡で、吾郎達がバラノイアとの関わりを疑って黄金の招き犬を預かろうとするも、欲に目がくらんだ田中夫妻に拒まれた上、公園での売り込みの場に居合わせていた人々も店内へと乱入、黄金の招き犬を巡って醜い奪い合いが展開されることとなった。


その過程で、黄金の招き犬は段階的に巨大化を重ねて数十メートル規模にまで変化、売り物であった野菜ばかりでなく、昌平の両足や八百屋の主人までも黄金に変えたが、女将や町の人々には最早そうした様子も目に入ることはなく、ひたすら欲望のエネルギーを黄金の招き犬へと注ぎ込み、周囲の物や自分たちも含めた人々を金へと変えさせるのみであった。

程なくして、ボンバーが自ら作戦を披露して勝ち誇るに至り、吾郎達はこれを阻止すべくブロッカーロボで黄金の招き犬を破壊しようとするが、黄金の招き犬はこれを寄せつけないばかりか、金色の光線で各ブロッカーロボの手足を金へと変質させて身動きを封じ、これを窮地に追い込んだ。

さらにアチャの進言により、ボンバーは金に変えられた物体や人間たちをドロドロに溶かし、地球に黄金の宮殿を打ち立てようと画策。(※1)両足ばかりか両手までも金に変えられた昌平もその材料として捕まってしまい、危うく溶鉱炉へ落とされそうになるが、そこに田中夫妻の息子である正一の願いを受けたガンマジンが現れ、昌平や田中夫妻らは間一髪危機を脱した。


その一方、オーレンジャーの危機を察知して駆けつけたキングピラミッダーの攻撃により、黄金の招き犬は擬態を解いてバラゴールドとしての姿を現す。キングピラミッダーを寄せつけず、オーレッドがレッドブロッカーからレッドパンチャーへと乗り換えた後もこれを苦戦させるが、攻撃が目から放たれていることに気づいたレッドは、キングレンジャーと共にこれを集中攻撃して破壊、これにより金に変えられていた物や人々も元に戻った。(※2)

それでもなお鎖でレッドパンチャー等を拘束して電流で苦しめるものの、昌平が合流し5人がオーレンジャーロボに乗り換えると、スーパークラウンソードで鎖を断ち切られて劣勢に追い込まれ、キングピラミッダー・バトルフォーメーションのスーパーレジェンドビームを受けて爆発四散した。


※1:後述の通り、黄金化された生物・物体はバラゴールドの胸部の目を壊せば元に戻る為、もしも黄金の宮殿へ加工された状態で目を壊した場合は・・・(黒い東映)


※2:民間人達を溶鉱炉へ連行した後に参戦したキングピラミッダーとレッドパンチャーに対して何故かバリア展開と黄金化光線を一切使わず、ビームバルカン乱射で応戦していた。民間人達からの欲望エネルギー供給が絶たれた為と思われるが真相は不明。もしもこれが本当であれば、アチャの進言が逆転の引き金となった事になる。


備考

デザインはマイケル原腸が担当。バラドリル等と共に、番組の立ち上げ時期に起こされたデザインの一つで、明確なモチーフを持たない様々な工作機械の寄せ集めをイメージしつつ、牡牛の顔がボディと肩アーマーにそのまま落とし込まれてもいる。


デザイン段階ではこの胸の顔の口部分が、相手に噛みついて破砕するスクラップマシンとして、また肩アーマーは牡牛の角を意識して硬質な作りがそれぞれ想定されていた。体色も金属加工の際の薬品処理を意識した朱色となっている。


結果として、シナリオの内容に即して体色は金へと改められ、また仮称として付けられていた「Bull」が犬のブルドッグにアレンジされたのに伴い、肩アーマーもその耳らしく薄いヒレ状へと造形段階でアレンジされている。



関連タグ

超力戦隊オーレンジャー

マシン帝国バラノイア マシン獣

黄金化

まんが日本昔ばなし:「すべて金」という、このエピソード回と似たような展開のお話がある。

コガネギン:『地球戦隊ファイブマン』に登場する敵怪人の一体。バラゴールドと同様に、対象を金に変える能力の持ち主でもある

邪シュライン:『ウルトラマンメビウス』に搭乗する怪獣でこちらも対象を金に変える光線を放つ。

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