プロフィール
概要
従来のヒーロー像「真面目で模範的」とは対極に位置するようなキャラクターで、「定職を持たず、飲む・打つ・買う」といった反道徳的な三拍子を持つアウトローである。
束縛されることを嫌い、何よりも自由を愛する彼は、成り行き上ジェットマンになって以降も、地球を守ろうという意識がめったに見せなかったが、天堂竜ら仲間たちと戦う内に、次第にその気ままな性格にも変化が現れ、人間として成長してゆく。
尚、他のメンバーと違い、彼の詳しい生い立ち(家族はいるのか?何故一匹狼を好むのか?など)は最期まで謎のまま終わった
来歴
- 第1話「戦士を探せ」~第12話「俺に惚れろ」
ジェットマンになる前は、ジャズバーでサックスを演奏して、生計を立てていた模様。
ある日、バイクを運転している時に、紫色のバードニックウェーブを浴びて、ブラックコンドルになった。しかし竜による勧誘を固く拒絶し、彼の熱意に負けて入隊を承諾してからも、ことあるごとに反発し、勝手な行動をとることも度々だった。しかし共に戦っていくなかで、少しずつ仲間への信頼と友情も芽生えていく。
- 第13話「愛の迷路」~第32話「翼よ!再び」
戦いが激しくなるにつれて、鹿鳴館香への思いはいつしか大きくなっていく。しかし、香はレッドホーク/天堂竜が好きで、なかなか思いは通じない。加えて、竜は死んだ(と思っている)恋人の藍リエのことが忘れられず、香の思いに答えられない。生き様と育った環境の違いから来る価値観と恋愛感情が複雑に入り組んで、ジェットマンはピンチに陥ることも多々あった。
そして、命がけのアプローチを続けた凱の気持ちが本物だと知った香は、凱と付き合うこととなる。
そして一方で、女幹部のマリアが洗脳された藍リエだと知り、茫然自失に陥ってしまう竜。
今まで弱みなど見せない強い男だと思っていた竜の人間臭い一面を見た凱は、自分と同じ思い悩む人間なのだということを知り、思いの丈をぶつける。
強敵を倒した5人は、ようやくひとつにまとまったのだった。
- 第33話「ゴキブリだ」~第46話「トマト畑の大魔王」
香と付き合うようになり、また竜との衝突が少なくなっていった。やがてトランが成長し、トランザとなってバイラムの頂点に立つと、戦いは新たな局面を迎えていく。
その一方で、絶対に埋まることのない境遇が、次第に凱を苛立たせていく。
上流階級の香と、束縛を嫌う凱。作法という束縛に凱は嫌気が差し、破局を迎えることとなったのだった。
しかし、破局してからも香と別段関係が悪くなったわけでもなく、あくまで戦友としていようと凱は心に決めたのであった。
その一方で竜とは互いを認め合い、「相棒」というまでの間柄となって、二人の絆が何度もピンチを乗り越える原動力となった。
- 第47話「帝王トランザの栄光」~第51話(最終回)「はばたけ!鳥人よ」
バイラムとの最終決戦の火蓋が切られた。トランザとの激戦、マリアとの悲しき戦い、グレイとの矜持を賭けた戦い、そしてラディゲとの死闘を制し、ついにバイラムを倒した5人。
それから3年後、凱はまた1人の自由人に戻っていった。そして・・・(以下、「戦歴」の項目にて後述)
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第28話「翼は永遠に」
宇宙一の賞金稼ぎ・キアイドーの圧倒的な力の前に敗れ去ったゴーカイジャー。
そこに結城凱と名乗る男が現れてマーベラスとジョーのモバイレーツを奪ってしまう。
姿が見え会話の出来る5人とは違い鎧だけにはその姿が見えていないようだが・・・
人物
斜に構えた態度をとる自由人であるが、惚れた女性や自分が認めた男には、一途な面を見せる。この為、ゴーカイジャーではスーパー戦隊の力を失って一般人として生活するメンバーを戦いに巻き込むまいとジェットマンの大いなる力を探すゴーカイジャーの前に立ち塞がり、「ジェットマンを探すな」と警告し、キアイドーに恐怖してるマーベラスを叱咤し、ジェットマンの大いなる力を扱う為に必要な「恐れを知り、恐怖を乗り越える心」を教えた。
キアイドーらとの戦いの時にはブラックコンドルのレンジャーキーを使わずにブラックコンドルへ変身をした。
ファイティングスタイルは、我流のケンカ殺法。初戦では、グリナム兵の股間を握り潰した。歴代の戦士では、レッドホークと共に「剣士」にカテゴライズされており、Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、ソウジキジゲン戦が紹介された。
ジハンキジゲンによって暴かれた深層心理は「真面目で寂しがり屋の良い子」。
竜とはケンカが絶えないが、誰よりも彼を理解していたのは他ならぬ凱であり、竜が不在の時は、第6・49話など、他のメンバーを引っ張るシーンが見られる。ここぞという場面では熱い正義感と行動力を見せ、何度も仲間たちの危機を救った。また女湯覗きの罪を竜に押し付けるという悪戯っぽい面も見せる。
名言集
「悪いな、ストレートフラッシュだ。」
「気安く触んじゃねぇ!俺は納豆と男が大嫌いなんだよ!」
「公害問題に人種差別。確かに人類って愚かなもんだ。」
「気に入らねぇなぁ!命令ばっかりしやがって!」
「勘違いするな。俺は降りかかる火の粉を払っただけだ。お前たちと組む気はねえ。」
(第2話「第三の戦士」より)
「惚れるんなら俺に惚れろ!似合いだぜ、俺たちなら。」
(第5話「俺に惚れろ」より)
「いいか、これだけは言っておく。あんたはいずれ俺を愛するようになる。絶対にな。」
「ったく、お前に助けられるとはな。」
「これで貸し借りなしってわけだ!」
(第6話「怒れロボ!」より)
「あいつ田舎者だったのか」
「あいつの場合、デートなんて一生に3回くらいしかなさそうだしな。」
(第7話「竜の結婚!?」~第12話「地獄行バス」より)
「俺を見てくれ、俺を見ろ!お前に惚れてる男はここにいる!」
「惚れた女ひとり守れないとは・・・なんてザマだ・・・」
「香・・・何故だ・・・何故俺の気持ちが通じねぇ!」
(第13話「愛の迷路」、第14話「愛の必殺砲」より)
「香・・・怖いんだ、本当は・・・死にたくねぇ・・・死にたくねぇ!!」
(第18話「凱、死す!」より)
(第20話「結婚掃除機」より)
「俺は地球の平和より、惚れた女の方が大切だ。香の方がずっとな。」
「余計な事をしやがって!誰がてめえなんかに仲人なんか頼んだ!?
香を・・・俺の気持ちを考えたことがあるのか!?」
(第22話「爆発する恋」より)
「そんなに血が欲しいなら、俺の血を採れぇ!!」
「俺たちは戦士である前に人間だ!」
(第30話「三魔神起つ」、第31話「戦隊解散!」より)
「やめろ!俺たちはもう自由なんだ!ジェットマンのことなんざ忘れちまえ!」
「竜の奴に言っとけ。『公私を混同するな』ってな。あいつが普段から言ってるセリフだ。」
「竜の悪口を言うんじゃねぇ!いいか、世界中で奴を、竜をけなしていいのは俺だけだ!」
「てめぇ・・・!お前は戦士だ!根っからの戦士のはずだ!こんなお前なんざ見たかねえぜ!!」
「好きにしろ!だが俺は待ってる。俺たちはお前を待ってるぞ!」
「香。俺もバカだな・・・どうしようもねえぜ・・・」
「これから始まるのかもしれねえな、俺たち5人、ジェットマンとしての本当の日々が。」
(第32話「翼よ!再び」より)
「俺は負ける賭けはしねえ。」
「冗談じゃねえ!あれは俺たちのマシンだ!」
「ボロ雑巾みたいにコキ使われんじゃねえぞ。」
(第33話「ゴキブリだ」~第41話「変身不能!基地壊滅」より)
「竜。この戦いが終わったら、一杯奢るぜ。」
「ああ、心配したさ。俺たちは仲間だ。」
「ホットミルク、砂糖抜きでな。」
(第42話「おれの胸で眠れ!」~第46話「トマト畑の大魔王」より)
「見るんじゃねえ!そっとしといてやれ。」
(第47話「帝王トランザの栄光」~第49話「マリア…その愛と死」より)
「いよいよサシで勝負だな、グレイ。しかしよ、不思議なもんだ。
何故だかわからねえが、お前とは戦いたくねえ。」
「4人じゃねえ!5人だ!!」
(第50話「それぞれの死闘」より)
「お前の命、俺が預かった!」
「このぉ、いっぺん地獄に落ちやがれ!」
「今日はめでたい日なんだ。親友が結婚する。」
「なぁに、例によって二日酔いさ。ああ、空が目に沁みやがる・・・綺麗な空だ・・・」
「ありがとう、竜・・・」
(最終回「はばたけ!鳥人よ」より)
「触るんじゃねぇ。俺は納豆と男が大嫌いなんだよ!」
「今のレッドはこんなものか。落ちたもんだな!俺の知ってるレッドはもっとパンチに魂がこもってたぜ、こんな風にな!」
「自分でもわかってるはずだ。今のお前に戦う資格はない。 偉そうに海賊なんて名乗ってる癖に、お前ビビッてるだろ。まったく情けない奴だ。」
「綺麗な空だ・・・目に沁みやがる。」
「分かってるな?お前等が守る番だ、あの空を。」
(『海賊戦隊ゴーカイジャー』第28話「翼は永遠に」より)
戦歴
この項目では、等身大での主な戦いの結果を示す。
- 第3話「五つの力!」
VS 天堂竜 ○(棄権勝ち)
負けたら仲間になることを条件に、竜にバイクレースで勝負をする凱。途中、近くにいた少年たちがジャグチジゲンに襲われ、竜は棄権。しかし、竜の熱意に負け結局はジェットマンに加わることとなった。
- 第6話「怒れロボ!」
VS 凶獣ラディガン ○ 決まり手:ウイングビーム
ハウスジゲンの体内に閉じ込められた竜を助けるべく、凱は単身体内に飛び込んでいく。
その中で竜は、ラディゲが変身したラディガンに苦戦していた。
竜が閉じ込められる前に、凱はハウスジゲンに襲われ竜に救われたことから、借りを返す意味で助けた。
2人のウイングガントレットでラディガンを撃退。バイロックに帰ったラディゲは、他の幹部から嘲笑された。
- 第14話「愛の必殺砲(バズーカ)」
VS カメラジゲン ● 決まり手:レンズビーム
カメラジゲンのレンズビームによって、香が写真の中に閉じ込められた。香を救うため、凱はマリアに頭を下げるが、聞き入れてもらえず、結局レンズビームによって閉じ込められた。
その後、全員が竜に救われたことにより、香の気持ちはより竜に傾いていく。
- 第20話「結婚掃除機」
VS ソウジキジゲン ○ 決まり手:コンドルフィニッシュ
凱を慕う少女ミチルがソウジキジゲンに襲われた。凱への愛でいっぱいだったミチルの心を踏み躙るソウジキジゲンに凱は激昂、激しい怒りでソウジキジゲンを圧倒した。
この時の「歩きながらポーズを取らずに変身する」シーンは本作屈指の名シーンでもあり、最終回のクレジットでも名シーンのひとつとして取り上げられた(下のイラストを参照)
ちなみに、この戦いで使用されたBGMは、演者の若松が自ら歌った挿入歌「炎のコンドル」。ジェットマンで唯一の個別テーマソングである。
- 第30話「三魔神起つ」
VS 魔神ムー △
伝説の三魔神の1人、ムーによって、香が生贄にされようとしていた。ムーの狙いは「戦士の血」を持つ者を生贄とし、他の魔神、ラモンとゴーグを蘇らせることだ。愛する香を失わせまいと、凱は自ら血を差し出す。
この命がけの熱意に香は、凱の気持ちが本当だったことに気づき、凱と付き合うようになるのだった。
その後、ジェットマンに敗北したムーは、ラディゲの血によって復活したラモンとゴーグに助けを求めたが、「傷ついた戦士はいらない」とゴーグによって粛清された。
- 第37話「誕生!帝王トランザ」
VS 謎の男(トランザ) ●
長野県山田牧場で休暇を楽しんでいたジェットマン。凱は近くにいた女性にゴルフを教えていたが、突然現れた謎の男がドラコン勝負を持ちかけてきた。
飛距離に自信のあった凱だったが、謎の男はその上をいったため、敗北。
凱をして「キザったらしい野郎」と言わしめた。
- 第39話「廻せ命のルーレット」
VS グレイ ○ 決まり手:テトラボーイ
グレイが指揮するバイオ次元獣スナイパーキャットが凱以外の4人をチェスの駒にしてしまった。
一方で凱は、グレイの心臓部を奪うことに成功。仲間と心臓を賭けたルーレット対決が始まった。
1回でも勝てば元に戻すと余裕のグレイ。スーパーコンピュータを駆使して凱を追い詰めていく。
しかし、凱もとっておきの秘策を用意していた。それは、テトラボーイを使ってグレイに気付かれないように、建物ごと傾けるというものだった。
見事ルーレット対決に勝った凱。負けたグレイは凱に対する敵愾心を募らせていった。
ちなみに、この回は、ジェットマンの最高視聴率12.1%を記録している。
- 第47話「帝王トランザの栄光」
VS トランザ ● 決まり手:バイオガン
トランザとの直接対決に挑んだジェットマン。しかし、手にしたバイオガンによって仲間たちが次々と剥製にされてしまう。凱もまた剥製にされてしまった。
最終的には、竜と人間態のラディゲがトランザを圧倒。バイオガンが破壊されたことにより、仲間たちも元に戻れた。
その後、ファイヤーバズーカで撃退されたトランザは、ラディゲによって死より悲惨な結末を迎えることとなる。
- 第50話「それぞれの死闘」
VS グレイ ○ 決まり手:ブリンガーソード
マリア=藍リエをラディゲに殺され、復讐鬼と化した竜。ラディゲと相討ちになろうとする竜を止めるべく、後を追いかける4人だったが、グレイが立ち塞がった。
他の3人に竜を任せ、単身グレイとの戦いに挑む凱。途中、メットのゴーグルが割れるほどの大ダメージを負うが、とっさの機転でグレイキャノンを奪ってダメージを与え、最後はブリンガーソードをグレイの腹部に突き立て、辛くも勝利を収める。
「最期の姿を見られたくない」と言うグレイに、戦いを通じていつしか生まれていた友情の証として、煙草に火を手向ける凱。凱が立ち去った後、煙草を一服し、静かにグレイは機能停止した・・・
- 第51話(最終回)「はばたけ!鳥人よ」
VS ひったくり ● 決まり手:ナイフ
強敵バイラムを壊滅させたジェットマン。それから3年後、竜と香が結婚式を挙げることとなった。
花屋で2人の幸せを祝うのに花束を買う凱。そこで出くわしたひったくりの男を追いかけて叩きのめすも、逆上した男が凱の腹部を刺した。
傷ついた体のままで、式場に向かう凱。竜に顔色が悪いと心配されたが、「二日酔い」とごまかした。
そして、幸せに包まれた親友と元恋人に微笑みかけて、煙草の煙をたなびかせながら瞳を閉じた・・・
最終回について
「結城凱は死んだのか?」という議論は今でも絶えないが、メインライターの井上敏樹は「死んだ」と明言した。
また、演じた若松も「凱は死んだ」と言っており、最終回で死亡したとする向きが正しいようだ。
議論の原因としては「それならばどうしてひったくりに刺されたくらいで死んだのか?」という疑問が挙げられるが、これはバードニックウェーブの効果が切れたという見解が正しいかと思われるが、そういう問題ではないような…
ちなみに、雑誌「B-CLUB」で連載されたふじいあきこの書いたジェットマンのその後の漫画『時を駆けて』では、戦いの場に戻る香が再びバードニックウェーブを浴びるシーンが見られる。
後の3D映画「スーパー戦隊ワールド」では何食わぬ様子で登場していたが、これは死ぬ前と考えていいだろう。
ジェットマンの戦いが1991年~92年にまたがったとし、竜と香の結婚および凱の命日が95年だったとするなら、当時現役だった「忍者戦隊カクレンジャー」(94年)と共演できることになる。
2011年1月22日に放送された戦隊シリーズの特番では、「思い出に残る最終回ベスト3」として、『超新星フラッシュマン』『五星戦隊ダイレンジャー』と共に紹介された。
ゴーカイジャー第28話『翼は永遠に』で登場した際は天国の女神とポーカー勝負をして勝ったことで「ここ(今いる酒場)の酒はまずい。もっと、うまい酒が飲みたい」と言う願いで一時的に地上に姿を現した。
こちらの設定では亡くなったことになっており、凱の墓にジェットマンの他のメンバーが今でもお供え物を手向けている描写(花束、煙草、酒、野菜、陽気なアコちゃん等メンバーにゆかりのあるもの)が見られた。
余談
放送から30年近く経った現在もなお、結城凱は根強い人気を誇り、好きな戦士ランキングでもベスト10に入る程である。
放送当時の人気を示す一端として演じた若松宛には、ファンレターの他に、お米の券やライターや酒などのプレゼントが贈られた。
機界戦隊ゼンカイジャー第18話ではジェットマンギアを使用したゼンカイジャーの技によって凱の最期が全力・丁寧かつギャグテイストでオマージュされることに。
凱役は怪人、ひったくり役は戦隊のメンバー、刺した物(ナイフ)は明らかに鈍器と非常にシュールな内輪ネタであった。
レンアイワルドの記事も参照のこと。
なお、小さい子供がこのネタを分かってもらうべくジェットマン最終回を1週間期間限定でYouTubeで無料配信された。
さらにその翌年
ちなみに恋愛が絡んだ直後の回は、新戦力が出ることが多い。
具体的には以下の通りである。
ゴーカイジャーで客演した際、ジョーを殴るシーンがあるのだが、「ジョーが弱く見える」という理由でスタッフは殴られるのはジョーからハカセに変更する案も存在した。ただしジェットマンのメインライターでその回を担当した井上敏樹は「凱は戦隊で1番喧嘩が強い男、ハカセが殴られると弱い者いじめになる」と考え、そのままジョーが凱に殴られることになった。
また、凱が最終回で死亡したことから、凱を出すかとどうかでスタッフの意見が二分したらしい。
テン・ゴーカイジャーにおいて、マーベラスがレンジャーキーから実体化したブラックコンドルと戦い撃破(しかも変身もせず生身で瞬殺)した際、「魂すらねぇやつに負けるわけねぇだろ」と発言している。凱の「俺の知ってるレッドはもっとパンチに魂がこもってたぜ!」という言葉を聞いていたゆえの発言だろうか。
第18話のサブタイトル「凱、死す!」となっているが、全身が結晶化しただけで元に戻っており、この時はまだタイトル詐欺となったが、最終回で本当に死んでしまうとは当時の視聴者は唖然とした事だろう。
最終回で凱を刺したひったくり犯はブラックコンドルのスーツアクターを演じた大藤直樹氏であり、しかも凱の演者である若松氏からのリクエストであった。
なお、凱の死は当初から決まっていたが、どんな最期を遂げるかについては当時のスタッフは悩んだそうである。
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コンドルのジョー(『科学忍者隊ガッチャマン』)‐結城凱の元となったキャラクター。
疾風翔:スーパー戦隊のブラック戦士で、凱とは『女好き』『気障な所がある』といった共通点があり、天堂竜と同じく『地球を守る組織の一員および戦隊の正規メンバー』という共通点もある。
海賊戦隊ゴーカイジャー:第28話『翼は永遠に』で20年ぶりの復活を果たした。
イアン・ヨークランド:こちらもスーパー戦隊のブラック戦士で、凱とは『女好き』『個別テーマソング持ち(主役回では挿入歌として使用された)』という共通点を持つ。また、本編序盤で『リーダーであるレッドを仲間として認めることで、5人のメンバーが一つの戦隊としてまとまった』というエピソードがある点も共通点もある。
レンアイワルド:ある事情で「凱の最期」を(本放送当時の画角に至るまで可能な限り忠実に)再現させられてしまった。
参考資料
「戦隊ブログ 15.鳥人戦隊ジェットマン」