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誕生!帝王トランザ

たんじょうていおうとらんざ

特撮作品『鳥人戦隊ジェットマン』第37話のサブタイトルにして、トランザの黄金期とも言える回である
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前後のストーリー

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歩く食欲!アリ人間今回いきなりハンマー!

予告

(本編)

加筆募集中。


(番宣)

成長したトランは、トランザと名乗り、と死闘を繰り広げる。

そして、ラディゲギョライピラニアを差し向け2人を倒そうとした。

鳥人戦隊ジェットマン『誕生!帝王トランザ』


データ

脚本井上敏樹
監督雨宮慶太
備考その名の通り、トランが大人の姿に急成長した姿であるトランザの初登場回だが、トランザが誕生(姿見せ)しただけなら、第36話のラストで少し登場している。

概要

鳥人戦隊ジェットマンの第37話のサブタイトル。1991年10月25日放送。

トランザの初登場回にして、ジェットマンバイラムを相手に戦闘でもそれ以外も圧倒するというまさしく、「トランザの全盛期」とも言える回である。


あらすじ

前回のバイラムの襲撃を退けたジェットマンの5人は引き続き、小田切長官の提案で実施された長野牧場での旅行を楽しんでおり、を除く4人はゴルフを楽しみ、竜はというと森の中で一人訓練に励んでいた。


そして、跳び上がって吊るした的に木刀での打撃を全て命中させて一息つくと、どこからともなく拍手の音が聞こえる。


その方向を見て樹の上にいる拍手の主に竜が「誰だ!?」と声をかけるも、声の主はそれには答えず


だってのに(かわず)がうるさいねぇ……井の中の蛙ってヤツだ……」


「貴様よりも強い奴がいるってことを……教えてやる」


というや否や、突如樹から飛び降りて竜に襲い掛かる。


竜は素手で応戦するも叶わず、ならばと一度手放した木刀を手に応戦するがなんとその謎の男は指二本で竜の木刀の打撃を防いだのである。


結局、散々にしてやられた竜は起き上がるが、いつのまにかその謎の男は姿を消していた……



そして所変わって、ゴルフでナイスショットを決めると、それに感激した女性観光客二人が寄ってくる。それに応じるように凱は女性客二人にゴルフをコーチするボディタッチしながらだったため、それを見ていた恋人のが不機嫌になったのは言うまでもない


するとその傍の陰に、先程竜に武道勝負で完勝した男が現すと、衣装を変えて出現させたゴルフクラブを手に凱達の近くまで寄ると、凱以上のナイスショットを決めたことにより、凱に寄ってきた女性達は手のひら返しとばかりに、謎の男にすり寄る。

そして謎の男は凱の側で「お前より女にモテる奴だっているんだぜ……」の台詞をかけて、女性達と共に去っていくのだった……

(当然、凱も「何だあの野郎……」と気に障ったようである)


そして少し時間が経って所変わって雷太ざるそばを食欲のままに食べていると、またまた竜や凱の時と同じ謎の男が衣装を変えて、雷太の隣のテーブルに腰かける。

そして女店員に「キミ、彼(雷太)と同じ物を」とオーダーしていき、雷太も(何だこの男は……)と言わんばかりの目で見るが、謎の男は注文した大盛のざるそばが運ばれるや否や

割り箸を風を切って音が鳴る勢いで1回転させると、次々と平らげていき、おかわりを注文する。そして二枚目のざるそばも同様に素早く平らげるとサイドおかわりをし、雷太も対抗するかの如く「僕もドンドン持ってきて!」と追加注文するのだが……


結局、雷太は食べれる量の限界まで行ってダウンしたのに対し、謎の男はまた割り箸を回転させて余裕そうに口元を拭う余裕の勝利であった……

近くにいた香とアコも雷太に駆け寄るのだが、謎の男は雷太の傍まで寄ると「なぁんだ……自慢の胃袋もその程度か? 失礼」と嫌味な言葉をかけると去っていくのだった……


所変わってバイロックにてグレイギターを弾いていると不吉なことの前触れであるかのようにギターの弦が切れてしまう。

それに何かを感じたのか「妙だ……アリバズーカを倒されてから……トランはどこに消えたのだ?」と行方知れずになったトランを気に掛けるが


マリアは「あのような屈辱を味わったのだ……おめおめと帰っては来れまい…トランは脱落したも同然……」とその場にいないトランを嘲笑する。


ラディゲ「ジェットマン……いつまでもレジャー気分でいられると思うな」


また、所変わって4人と合流した竜は自分が謎の男に襲われたことを報告するのだが……


竜「えっ? じゃあみんなの前にも現れたのか」

凱「ああ……キザったらしい嫌な野郎だったぜ……」

香「でも……何者かしら? 一体……」


だがそこに爆発が起こるや否や、ラディゲが襲撃してきたので竜達5人は臨戦の構えを取る。


ラディゲ「ジェットマン……この美しい風景の中で死ねることを……感謝しろ!」


そういうや否やラディゲは竜達めがけて破壊光線を飛ばすが、そこに一人の男が回転跳躍して現れ、竜達をかばうように立ちはだかると手の甲でラディゲの破壊光線を防いで見せたのだ。


雷太「あぁ……アイツだ!」


予想外の乱入者に流石のラディゲも得物の剣『ブラディゲート』を構えて「何者だ!?」と警戒するが、男はそれに介さず空を見上げて


「姿を現せ! マリア! グレイ!」と叫んで手を上にかざすと、バイロック内に雷撃が降り注ぎ、何とマリアとグレイがラディゲの側に現れたのである。


強制的に呼び出されたマリアもラディゲ同様「貴様は……一体!?」と大きく困惑するが、男はそれに答えず指から光のを出現させるとこう言い出した。


を破り……蝶は舞う トランの殻を破った時、このトランザが! 天に輝く」


この口上を言い終わると、男は姿を変える。その恰好はバイラムの幹部……もといトランを連想させる姿だったのもありラディゲは「貴様……トランか!?」と男がトランが成長した姿であると自覚し、その場に居合わせたアコも「あのトランが大人になっちゃったの!?」と困惑する。


トランザは竜達5人とバイラムの三幹部の間に来るように立つと、リボンを付けて返そう……貴様達から受けた屈辱をな……」と言うや否や右腕のメタルトランサーを操作する。


すると元がトランなだけあって超能力によりジェットマンは身体の自由を奪われ、行ったり来たりの動作を延々と繰り返したり、身体を飛ばされる等で弄ばれてしまう。


竜だけはなんとか樹を蹴ってその状態から脱するとレッドホークに変身してブリンガーソードで斬りかかるも、前述の武道勝負の際限の如く、指二本で防がれた上に軽く迎撃されてしまう。


残る4人も変身してレッドホークに駆け寄り、「剣が通じないなら遠距離攻撃で」と、ブラックコンドルイエローオウルがホルスターからバードブラスターを抜いてトランザを撃とうとするが、それよりも早くトランザがメタルトランサーを操作するとバードブラスターは暴発して吹き飛び、その勢いのままトランザの手に二丁とも渡ってしまう。そして奪い取ったバードブラスターの二挺拳銃でジェットマンをまとめて攻撃して、バードブラスターを放り捨てると今度はグレイがマルチショットガンで攻撃するがまともなダメージにもにもなっておらず、トランザはグレイに向かって駆け出し得物の剣『ボルトランザ』を取り出すとグレイに斬撃を見舞い、続けてマリア、ラディゲにも続けざまに連撃を浴びせる。

そしてトランザは狙いをレッドホークに定めると、分身して惑わし、フェンシングのような動きで牽制しつつ斬撃を一太刀浴びせ、その直撃を受けたレッドホークは崩れ落ちるだった……


ボロボロになってバイロックに戻った三幹部の前に現れたトランザは、何も言わずにジェットマンを倒した者が座れる帝王の椅子に腰を掛ける。それを目の当たりにしたラディゲは「何のつもりだ? ジェットマンを倒した者が我等の頂点に立つはず。貴様にはまだ、そこに座る資格は無い!」抗議したが、トランザは我関せずとスルーしていた。


そして所変わって竜達が宿泊するロッジでは竜と雷太以外はトランザの襲撃で受けた傷の手当てをしており、竜はトランザに喰らってしまった分身剣技に対抗すべく雷太に手伝ってもらってその対抗策を編み出すべく特訓に励んでいた。

だが、特訓の努力とは裏腹に思うようにはいかず、「駄目だ……これじゃヤツの剣には勝てない」と悟るとそこにトランザが現れ、竜を攫って姿を消してしまう。

当然近くにいた雷太はすぐさまコレスポンダーで連絡を取り、手分けして竜を探すも一向に見つからなかった……

そして所変わって攫われた竜はトランザが用意したチェーンデスマッチの場に入れられ、有無を言わさずトランザと一騎打ちで戦うことになってしまう。必死に応戦するも苦戦し追い詰められてしまう竜だったが、トランザの分身剣技を受ける刹那に自分の身体を盾にするというまさしく捨て身の防御を行う事で、なんとか耐える事には成功した。


だが、そこにラディゲが竜もろともトランザを倒さんとギョライピラニアを差し向けるのだが、その場面についてはギョライピラニアの記事を参照。


そして、竜との一騎打ちを邪魔されたトランザはすぐさまバイロックに戻ると、一騎打ちを邪魔したラディゲを折檻せんとメタルトランサーを着けた右手から飛ばした光でラディゲを拘束して持ち上げると爆発。

宙に浮いたラディゲは地に伏せられるが立ち上がり、剣を構えて抵抗の意を見せる。

だがトランザは追撃とばかりにメタルトランサーを操作するとラディゲの手が爆発し、宙に浮いたラディゲの剣『ブラディゲート』は投げナイフの如く、ラディゲに向かって勢いよく飛び、そのまま刺突をラディゲは受けてしまう。

それを見ていたグレイとマリアも応戦せんと、トランザに射撃や光線を放つも指一本でそれらを跳ね返され、ラディゲと共に受けてしまう。


そして、抵抗する三幹部の折檻に気が済んだトランザは含み笑いすると玉座から立上がり、ラディゲに向かって歩み寄りこう命じた……


「ラディゲ、俺の名を言ってみろ


だが、それに従う気のないラディゲは反抗の意を込めて口の中のを吐き捨てるのだが、それに気分を害したトランザは折檻の光線を三幹部に浴びせ、もう一度チャンスをやろうと言わんばかりに「俺の名を言ってみろ」と命令する……


それに観念したラディゲは「トランザ……トランザ様ァー!!」と魂の叫び声をあげるのだった……



余談

他にもご存知の方は追記お願いします

  • ラディゲをいたぶって自分の名を『様付け』で呼ばせたトランザであるが、後述の回にて因果応報意趣返しをされることになる。
  • 今回のエピソード(特に「俺の名を言ってみろ」の下り)を撮影する際は、撮影現場は熱気でかなり暑かったようで、ラディゲを演じた館大介氏は前述の「トランザ様ァー!!」と叫ぶシーンが終わるや否や、脱水症状でダウンしたとのことである。
  • トランザがジェットマンの男性陣に勝負を挑む際には、相手の前に姿を現す前に着替えており、竜の武道勝負の時は黒のミリタリージャケット、凱のゴルフ勝負(厳密にはモテ勝負)では白と黒のチェックシャツ、雷太との大食い勝負では黄色いスカジャンとなっている。

関連タグ

鳥人戦隊ジェットマン トラン(トランザ)

黄金期(全盛期)

ギョライピラニア:この話に登場する怪人。


帝王トランザの栄光:本記事と対になるトランザの終焉を描いた回である。

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