CV:無し
概要
第6話「怒れロボ!」に登場するラディゲがマンションに次元虫を寄生させることで生み出した次元獣。マンション一棟がそのまま頭部となっており、口から鋭い牙を覗かせる凶悪な顔はインパクト抜群。胴体にマンションの要素は無く、右腕がハンマーと鎌が一体化した鎖鎌となっているのが特徴。
「劇中でラディゲが生み出した最後の次元獣」であり、第2話のファイタージゲンと同じく最初から巨大な姿で登場。最初はマンションの姿で潜伏し、壁や天井にある口で中の住人を捕食していた。その場面は当時の視聴者達の間でみんなのトラウマと名高い。
戦闘では口からガスを吐く攻撃も披露していた。
活躍
都内某所のマンションを媒介に生み出されると、中の住人達を捕食。
凱がナンパしたウェイトレスの女性が帰宅後に捕食されかけたため、凱はそれを助けようとしてハウスジゲンの体内に入り込んでしまう。
その様子をラディゲが喜んで見つめる中、ハウスジゲンは触手で凱を拘束し、そのまま捕食しようとする。
直前に凱がクロスチェンジャーで救援要請を出したため、4人は変身前の姿でそれぞれジェットストライカー、ジェットスピーダー、ジェットバンサーに乗って助けに向かう。
凱が危うく食べられそうになるところへ窓を破って竜が駆けつけると、彼を救助して脱出しようとするも、今度は竜が取り込まれてしまい、そのまま竜は現れたラディゲと交戦することとなる。
一方、ハウスジゲンは残る4人を振り落とすと、正体を現して襲いかかる。街で暴れるハウスジゲンを止めるため、小田切長官の命令で4人はジェットマシンを発進させ、無事にジェットイカロスへと合体させるも、当のハウスジゲンは相手を物ともせずに弾き飛ばし、苦戦させる。ガス攻撃で吹き飛ばし、ジェットイカロスを絶体絶命のピンチに陥れるハウスジゲン。体内に竜を取り込んでいるため、4人はまともに攻撃できずハウスジゲンが圧倒的優位に立っていた。
そんな中、凱は合体を解除することを提案し、5機のジェットマシンが分離している間に自ら竜を助けに向かわんとする。
ハウスジゲンを投げ倒したジェットイカロスが合体を解除すると、凱はブラックコンドルに変身して敵の体内に侵入。窮地のレッドホークを救い出す。
ウイングビームでラディガンを怯ませると、2人はハウスジゲンの中から脱出し、改めて変身した3人と共にジェットマシンを合体させ、ジェットイカロスを再完成させる。
最初は4人しかいなかった事で優位に立っていたハウスジゲンだったが、5人が揃ったことで真の力が発揮されるジェットイカロスを前に、一転して押されることとなる。連続パンチで弾き飛ばされ、ジェットランサーとショットパンチャーをの連撃を浴びた挙句、怯んだところに止めのバードニックセイバーを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフはマンションで、住宅モチーフの怪人としては『高速戦隊ターボレンジャー』のヤシキボーマ以来、2年振りとなった。
『百化繚乱[上之巻] 』によると、デザイン画の時点ではマンションジゲンと言う名前だった模様。
ハウスジゲンが登場した第6話はジェットイカロスの初登場回となった。また、グリナム兵が初めて登場しなかった回でもある。
関連タグ
鳥人戦隊ジェットマン 次元戦団バイラム 次元獣(ジェットマン)
ヤシキボーマ:『高速戦隊ターボレンジャー』に登場する「獣」の名を持つ家モチーフの先輩怪人。
ドールハウスシャドー、ヤドガー・ゴーホム、ポルターガイストマイナソー、スミカエ邪面/ジュウタクローンダガメス:後のシリーズに登場する家繋がりの怪人達。
サーキットグルマー:大規模施設でベースを使い誕生した『獣』の名を持つ後輩怪人。
宇宙鉄人キョーダイン 第28話「にげろ!空飛ぶ人喰いビルデング」:床にある口で中の侵入者を捕食していた建物が登場する東映作品繋がり。
※『ビルディング』ではなく『ビルデング』となっている。
人食いハウス:ハウスジゲンは文字通りこれを地で行く怪人であった。