用語
英語の「Mansion」は、本来「巨大な家」、それもセレブだの貴族だのが住む豪邸を指す言葉である。
英語ではコンドミニアム(Condominium)、アパートメント(Apartments)などに相当する。イギリスでもアパートに高級感を持たせようと「マンションブロック」(Mansion block)という語を用いている場合はある。
マンション(集合住宅)
日本では「アパートよりも大型の集合住宅」を表す一般名詞として使われている。最初に集合住宅に「マンション」という呼称をつけたのは第一生命である。
その後1960年頃から住宅業者が高級アパートの呼称として使い始め定着した。
「アパート」と「マンション」の違いについて法的な定義はないが、不動産業界の慣例として、「アパート」は「2~3階建てで木造または軽量鉄骨造」であるのに対し、「マンション」は「3階以上で鉄筋コンクリート造(RC)または重量鉄骨造、もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)である」ことが挙げられる。
マンションに住むことのメリットとしては、構造的に強度があることが挙げられる。このほか、構造的な違いにより、防音性はアパートよりもマンションのほうが優れているというイメージがあるが、近年では木造でも防音性を改良した物件もあり、一概には言えない。
また近年はセキュリティ面に配慮して、防犯カメラやオートロックのあるマンションが増えている。
デメリットとしては、アパートよりも家賃などの維持費が高い、高層階の住人の災害時の避難の遅れなどが挙げられる。
上述の通り日本人が想像する「マンション」と英語圏の人間が想像する「マンション」は全く異なっており、英語で自宅を説明しようとして「私はマンションに住んでいる」などと言ったらよほどの自信家か資産家だと思われるため気をつけよう。
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コンドミニアム アパルトマン/アパートメント アパートメントハウス