「木造」には、以下の二つの意味がある。
概要
木造建築の歴史は古く、日本をはじめ森林資源が豊富なところでは、おそらく有史以前から木を使って家が作られていたものとみられる。
火に弱いものの、適当に湿気を吸う性質がありまた加工しやすいという特質から、木材は建材として好まれてきた。
法隆寺の五重塔など、世界遺産になった建物にも木造のものが多くある。
現在でも一般家屋の骨組みは木でできていることが多い。また、やわらかく温かみのある雰囲気から、内装に木が用いられることもよくある。
pixivではレトロな雰囲気が画題として好まれ、木造の建物がしばしば描かれる。
出雲大社や奈良にある東大寺の大仏殿など歴史的建造物を除くと、比較的小型の建築物が多いイメージが強いが、こちら(「木造」でサイト内検索してください)の不動産会社では12階建てのビルが2021年に竣工する予定であり、また住友林業が鋼材と組み合わせることで、70階建て高さ350m、9割が木材の木造超高層ビルを2041年に実現を目指す「W350計画」と呼ばれる構想を練っている。海外にも同様の事例が複数存在するため、木造建築の可能性はこれからも大きく広がって行きそうである。