概要
長屋とは、住戸が水平方向に連なる集合住宅である。平屋~2階建てで、各戸の玄関が直接外界(道路など)に接しているのがアパートとの違い。「一戸建て住宅が壁を接して並んでいる」ような形態とも表現される。
長屋というと、江戸時代の「裏長屋」を思い浮かべるが、現代風の「テラスハウス」や「タウンハウス」も長屋である。「テラスハウス」は共有部分がない(庭部分がないまたは庭が各住戸で独立している)もの、「タウンハウス」は花壇や植え込みなどを共有スペースとして確保したもののことを指すとされる(法律上は特に区別されずどちらも「長屋」)。
大正〜昭和期には2階建の長屋が都市部に多く建てられ、炭鉱住宅なども多くは長屋形式であった。東京や大阪の下町では当時の長屋が現存している。