「僕は戦う。お前たちみたいな悪魔から、愛する者を守るために…!だから…力を貸してくれ!」
データ
概要
何でも屋を営む陽気な中年。32歳。獣電竜ステゴッチとの一騎打ちで勝利を収め、鎧の勇者キョウリュウブルーを襲名した。
メンバーからの愛称は「ノッさん」だが、語感が「おっさん」に近いため気に入ってはいない。ただし、だんだん慣れて気にしなくなる。
寒いダジャレを何かと連発し、シリアスなムードや戦いの最中でもちょくちょく挟む。毎回のごとくスベるが、それでもハードな展開の清涼剤とメンバーの心の安定剤になっているのは間違いない。
一見ひょうきん者の普通の社会人だがそこは強き竜の者、生身でも凄まじい怪力の持ち主でゾーリ魔の大群程度ならプロレス技で難なく蹴散らす。
また、デーボ・バーカンスの作戦を即座に看破するなど頭もなかなか切れる。
戦闘中は「どっこいしょー!」の気合いの掛け声を多用する。
家庭持ちヒーロー
夫《福井賢一》と死別した妹の福井優子と、彼女の娘である理香と3人で暮らしている。
キョウリュウブルーとして戦った際、理香にケガをさせてしまったため、優子からは「キョウリュウジャーは危険」と認識される。それ以来「家族=弱点」と考えるようになり、正体を隠すことを良しとしないダイゴにも強く当たってしまう。
しかし、ステゴッチから「理香のケガはブルーのせいではなく、ブルーのおかげでケガで済んだ」ということをダイゴを通じて伝えられると共に彼自身からも一番自分の強さを信じていないのは自分であることを指摘される。
そして理香も「ブルーは自分を守ってくれた」と認識していたため、この一件で「家族は弱点ではなく力の源」と考えを改め、第2話でダイゴとアミィと共に理香の目の前で変身する。
キョウリュウジャーを嫌っている優子には正体を隠し続けていたが、第31話でノブハルとキョウリュウブルーが同じような発言をしていたため、優子はブルー=兄だと勘付く。ただしノブハルにはそれを伝えず(他のメンバーにはソウジとウッチーを通じて伝えている)、知らないフリをしていたため、結果的にノブハルだけが隠し通しているつもりになっていた。
第47話で優子がラミレスの後釜としてスピリットベースに顔を出した際、やっと正体がバレれている事を知る。
プロフィールの通りかつては一流の商社にサラリーマン勤めてしていたが、賢一の死後に退職してまるふくの経営を引き継いだ。賢一はオヤジギャグの最大の理解者だったらしい。
キャンデリラとの関係性
ブレイブ40ではお互いの正体を知っていながらお見合いするという事態になってしまい、本人達も戸惑っていた。しかし、敵と分かっている上で彼女を庇い、悪いことはしないで欲しいとお願いする。戦闘の中で「君とラッキューロは人間を喜ばせたり楽しませたりするために生まれてきた、だったら人間を好きになることだって出来るはず」と必死に呼びかけ、彼女が改心するきっかけを与える。事実この後、キャンデリラは悪事を働いていない。
なおノブハルが直系の子孫を残さなかった(ノブ太さんは理香の孫)ことから生涯独身だったとされていたが、10年後のエピソードでは色々あってキャンデリラとの結婚が決まっており、互いを「ハニー」、「ダーリン」と呼び合う仲睦まじい様子をみせていた。
つまり、残さなかったのではなく(地球人と宇宙人という種族の違い故に)残せなかったのではないかと思われる。100年後にキャンデリラが賢神になり、敵の能力でキョウリュウジャーの記憶をなくした際にも唯一彼の子孫であるノブ太さんが青色ということに確信をもてていた。
得意技
ノブハルアタック
突撃してフライングボディプレスを決める。
ノブハルボンバー
相手の胴を抱き抱えて投げ飛ばす。
ノブハルラリアット
文字通りラリアット。
ノブハルストーンシュート
巨大な岩を持ち上げて投げつける。鉄砕の試練を突破する際に披露した。
ノブハルDDT
プロレスのDDTで攻撃。
ノブハル天空落とし
敵を持ち上げ、勢いよく叩きつける。
ノブハルダイビングアタック
高所から体当たりする。
ノブハルスイング
ノブハルフライングキック
ノブハルグルグル
両足で敵の頭部を捕らえて地面に転がす技。
ちなみにこの技を受けたゾーリ魔はキョウリュウブルーのスーツアクターである高田氏が演じている。
ノブハル背負い
背負投げ。
ノブハル押し返し
相手を抑えている状態から逆にこちらから押し戻し転ばせる。
ラブラブキック
キャンデリラとの腕を組みながらの前蹴り。
『お熱い関係かな?』と察したジェラミー・ブラシエリはこの技を繰り出す様を見て、「違う種族どうしが結ばれるなんて、この地球も素晴らしい星だねぇ!」と感心した。
ノブハルとカグラギの2人がかりで相手を背負い投げ、背面から叩き落とすツープラトン。
本編後の活躍
第32話に登場。
アミィの執事だったジェントルの経営する果樹園に迷い込んでいたカグラギ・ディボウスキと邂逅、デーボ・センキングの襲撃に駆けつけ、退避させた。撤退する際も相変わらずダジャレを披露している。
続く第33話では、なんとキャンデリラともうすぐ結婚を控えている事が判明した。
カグラギとは老け顔、妹がいる、パワーファイターと共通点が多いことから意気投合している。
本作にも登場。キングオージャー本編時と比べ、当時に近い髪型になっている。
レッド以外の初期メンバーと同じく最終決戦で本格的な参戦となった。今回は色繋がりでヤンマ・ガスト/トンボオージャーと共闘し、カメジム・ウンカを撃破した。
余談
スーパー戦隊のレギュラー陣では珍しい三十路のメンバー。通常メンバーではバトルコサックの神誠以来だが、そちらは途中から参加した2代目であるため、番組当初からの初期メンバーでは初の30代となる(ちなみにドラゴンレンジャーのブライは30代の設定の一人だが、こちらは追加戦士。ゲキチョッパーの久津ケンも同じヒゲ面ヒーローだが追加戦士であり、中の人はゲキレンジャー最年少)。
メインライターの三条陸が考えていた初期設定は「45歳・妻子持ち」だったが、さすがに初期メンバーとしては年齢が高過ぎるため現在の形になった。
また、宣伝のためかオフでもまるふくのロゴが入った作業着を着ている。
あと、身内や知人に過去の東映特撮で戦隊ヒロインや仮面ライダーを演じた俳優が多い。
関連タグ
ノッキャン:キャンデリラとのCP。
伯亜凌駕:先代恐竜スーパー戦隊のレッド。同様に親(兄夫婦)を亡くした姪の面倒を見ている(ただしノブハルの方は姪の母親(自身の妹)は存命している等、違いはある)。
ブライ:実年齢は30代設定。こちらは既に命を落としていた人物。お兄さん設定だが彼は弟1人で、ノブハルは妹1人。どちらの弟妹も戦隊メンバーである(ブライの弟はティラノレンジャーで、優子は2代目キョウリュウシアンとなる)。
豪徳寺武:中の人繋がりで、9年後の作品に登場するキャラクター。こちらも正義の戦士に変身するも……。
岩崎リュウジとはブルーの戦士で、怪力。更にアラサーで本来は追加戦士の方が年上のはずだが、訳ありで最年長になってしまっているという共通点がある。