概要
相手の首をフロントヘッドロックに極め、もう一方の手で腰部(タイツなど)を掴み逆さに持ち上げ、マットに叩き落とす。
その名の通り、頭部に強い衝撃を与える投げ技である。
相手ごと一緒に倒れこんで背中を叩きつけるのは正式には「バーティカル・スープレックス」と呼ばれる。
「殺人技」としてのブレーンバスターは「垂直落下式」と呼ばれ、後頭部を叩きつけることから危険も大きい。
他方、相手を垂直に持ち上げたままの体勢から、自ら垂直に腰を落とし尻餅を着くようにして相手の頭部をマットに叩き落とす為、高い身体能力や技術を要する。
その為この技を使うレスラーにはアントニオ猪木やハヤブサらが居るが、本来の形での使い手は元祖であるキラー・カール・コックスと、そのコックスから直々にこの技を学んだディック・マードックの二人だけである。
つまりこの二人以外の使い手は、実は垂直に体を落としていないのである。
また最近はレスラーの安全を鑑みる事から、「垂直落下式」と称していても後方に投げる形となっている。
フィクション作品では、『1・2の三四郎』の東三四郎、『キン肉マン』のテリーマンなどが有名。