データ
概要
剣術の家柄に育った男子高校生。
私立霧咲高等学校(普段着ているのはこの学校の制服)に通い、学校では剣道部所属。
日本の竹林に潜む獣電竜ザクトルを倒し、キョウリュウグリーンに変身する資格を得た。
人物
クールで生真面目だが、短気でカッとなりやすい欠点を持つ。
アミィ結月のアルバイト先のファミレスの常連の1人で、好物はクリームソーダ。
初期は父との蟠りが原因で無愛想且つ全く笑わない性格だったが、桐生ダイゴとの出会いにより徐々に心を開き、仲間の前で素直に笑うようになる。また、父から新品の木刀を貰って無邪気に喜んだり、トリンからトリニティストレイザーを教えるという言葉をきいてあまりの嬉しさに壁に激突するなど、最年少らしく可愛らしい部分もある。
子供や動物に優しいという裏設定がある(実際、ノブハルが「ノッサンボール」にされてほっとかれた際に1人だけ心配したり、空蝉丸が「ドロロンシノビチェンジ」の無茶振りをされた際には「何でも大丈夫だよ」と助言したりするなどメンバー内でも優しさが垣間見える)。
女心には非常に鈍感で、剣道部マネージャーの勝山りんに想いを寄せられていてもまったく気づかず、他メンバーが仲を取り持とうと世話を焼いても全く理解していなかったようである。
だが、Vシネマで彼女と結婚し曾孫も登場している。
日々の鍛錬を怠らない努力家でもあり、結果的にメンバーの中で最も成長したキャラになった。
戦国時代から続く武士の家柄出身なだけあり、生身でも剣術に長ける。生身で戦う際には木刀を使うことが多い。最終決戦では、左手でフェザーエッジを順手持ちし、右手でガブリカリバーを逆手持ちするという変則的な二刀流で戦った。
デーボス軍の幹部と縁があることが多いキョウリュウジャーの6人(イアン→アイガロン、空蝉丸→ドゴルド、ノブハル&アミィ→キャンデリラ&ラッキューロ、ダイゴも獰猛の戦騎Dを一騎討ちで撃破している)の中で唯一幹部と特に縁のないメンバーである。
だが、強いて言うならトリンと縁が深いと言えるか(後述の「メンバーとの関係性」も参照)。
帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャーでは唯一100年後も存命していることが判明。父の立風館源流のような厳格な性格になっており、ボウリング場で遊び倒すイッちゃん(イアンの曾孫)とウッピー(空蝉丸の曾孫)を厳しく叱りつけ、曾孫のソウジロウを強引に連れ出す(ブレイブ3で源流がソウジを連れ出したシーンと似ている)。両親の「代金はお支払いする!」もちゃんと受け継がれている。
しかも、116歳になっても剣の腕前は健在でソウジロウと剣を交えた(その際に忘れていたキョウリュウジャーの記憶も思い出す)。
イッちゃん、ウッピー、そしてソウジロウに「心の中を探せ」と伝え、彼らが自分の色を見つけるきっかけを作った。
普段、生真面目で無口なため敵の能力にかかったなどの際にはメンバーで1番ギャップがある。
具体的には、
- メンバーが「マッチョ!!!」とノる中一人「まっちょ…」
- キャンデリラのオタク化
- 夏休み浸かりでアハハのハ状態
- 普段来ている制服のせいでヤンキードラマで唯一短ラン服にさせてくれない
- 一人だけちんちんのポーズでトナカイのコスプレ「なかよくなろー」
など。
出生・家族
立風館家は戦国時代からの由緒正しき暗殺剣が伝承される武士の家柄(空蝉丸の必殺技・雷電残光も立風館家に残っていた書に記録されている)でアミィとは別ベクトルで育ちが良い。
今現在は、父の源流と二人暮らしだが、厳しく剣の道を強いられ、そのせいで母が家を出てしまっていたのでいつからかその憎しみにより、伝承される「無双剣」とはかけ離れた荒々しい獣の剣である「斬撃剣」を身に付けてしまった。本人も家柄や父の剣を毛嫌いしていた。
しかし、戦いの中で華麗な「無双剣」と荒々しい「斬撃剣」を合わせた「斬撃無双剣」を編み出したことで父からも認められ、ソウジ自身も「基礎から」ということを再確認して和解する。その後の関係は良好なようである。
ブレイブ43では、生き別れた母親・丹波麗子から強引にファッションモデルにさせられそうになるだけではなく、昔と変わらず喧嘩を繰り返す両親の姿に耐えきれず「嫌い」と叫んでしまう(実際は争っている2人の姿を見たくなかっただけである)。しかし、トリン(人間態)の仲介もあって、何とか場は収まり母に戦う覚悟をみせて両親を和解させることに成功した。
ちなみに厳しく剣ばかりを教えてきた父を嫌っていたにもかかわらず離婚の際に父を選んだ理由は、自身と麗子に泣いて謝る姿を目撃し「守りたい」と思ったため。その気持ちがトリニティストレイザーを完全習得するために必要な魂でもあり、源流がアイスロンドによって窮地に立たされた際にその事を思い出して「トリニティストレイザー」を完全習得する。
中の人ネタだが、父がゴーグルブラック・ダイナブラック、母がダイナピンクであり「戦隊サラブレッド」と話題になった。
メンバーとの関係性
生真面目な性格と若さもあいまって、イアン・ヨークランドと初めはそりが合わなかったが、彼の仲間想いな面を知ってからは息の合ったシーンが多い。
ブレイブ13では「イアンがからかい、ソウジとアミィのデートを見せつけた」と勘違いする勝山りんに対し、自分たちの関係の誤解よりもイアンの行動の誤解を解こうとしており、その際にイアンのことを「イアンは絶対にそんなこと(からかって傷つける)ようなことはしない。表向きはいい加減だけど、本当は熱くて、他人を傷つけるのが大嫌いな奴」と語っている。
最初は「グリーンボーイ」と呼ばれていたが、和解したのを機に「ボーイ」と呼ばれるようになる。その後、ブレイブ43で成長したソウジをみてイアンの口から「ボーイ呼ばわりもそろそろ」といった言葉が漏れ、ブレイブ47で遂に名前呼びされる。
空蝉丸とは同じ剣士ということで、お互いの腕を高めるために日々鍛錬をしている仲。そのため、ブレイブ37で中身を入れ替えられた際にも動じずに互いの技を再現することが出来た。
トリンがキョウリュウシルバーになり、『トリニティストレイザー』を披露した際は、あまりの美しい剣に心を奪われ(実際喜ぶメンバーの中、ただ1人漠然としていた)、彼の技を見様見真似で練習するが、人間には負担が重すぎる技なため一度は習得するのを諦めかける。
だが、トリンが戦いの末、空蝉丸を通じてソウジのひたむきさに感化されたため、彼に技を教えてもらうことになる。その後、特訓を重ねてブレイブ43で技を完全習得することに成功。戦闘でも度々使用している。
ブレイブ45では、戦隊メンバー中最年少という事で、トリンからフェザーエッジを託された(トリン曰く「縁起担ぎ」)。その後はソウジが呼んで指パッチンをすることで、彼の元に飛んできている。
技
- 斬撃無双剣
ブレイブ3で自身が編み出した華麗な無双剣と荒々しい斬撃剣が合わさった技。
- トリニティストレイザー
トリンとの特訓の末、ブレイブ43で使用出来るようになった必殺技。三角形を描き、その斬撃を敵に向けて爆散させる。
- トリニティストレイザー斬撃無双剣
最終話で使用。トリニティストレイザーの三角形を描いた後、斬撃無双剣を振り下ろして敵に向けて爆散させる大技。大量のゾーリ魔を一瞬で消滅させた。
本編後の活躍
第32話に登場。
ダグデド・ドゥジャルダンを追って宇宙に旅立ったダイゴに代わり、キョウリュウジャーのリーダー的役割を担っている。
ダイゴから桐生ダイゴロウ(プリンス)を託されることとなり、彼の師匠として剣技や戦士としての心構えを指導している。終盤に一般人をかばって瓦礫の下敷きになり重傷を負った。
続く第33話では、地球のメロディの力によりブレイブが復活するとそれまでの怪我が嘘のように回復した。戦闘では機動力重視かつ専用武器が亡くなった人から受け継いだという共通点があるジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノスと共闘した。
本作にも登場。キングオージャー本編では描かれなかった、プリンスとの出会いが明確に描写された。
ダイゴ以外の初期メンバーと同じく最終決戦で本格的な参戦となった。今回はヒメノ・ラン/カマキリオージャーと共闘し、グローディ・ロイコディウムと交戦。一度撃破するものの、不死身ゆえにすぐに立ち上がってしまった。そこにトリン/キョウリュウシルバー、スピリットレンジャーのラミレス/キョウリュウシアン、鉄砕/キョウリュウグレーが助太刀に来たことで彼らに任せた。
関連イラスト
関連タグ
ゴーグルブラック、ダイナブラック→父親役の春田氏が過去に演じていた役
ダイナピンク→母親役の萩原氏が演じていた役