職業:武士/剣聖/ビルド〈ヴェンジャンス〉 種族:ヒューマン
人物
正式なキャラクター名は『ソウジロウ=セタ』。更に略して「ソウジ」と呼ばれることもある。
新興ながら一線で活躍する戦闘系ギルド〈西風の旅団〉のギルドマスターで、〈円卓会議〉11ギルドマスターのひとり。
〈放蕩者の茶会〉出身で、シロエやにゃん太、直継とは旧友の関係であり、その当時からシロエを「シロ先輩」と呼び慕っている。
童顔で人懐っこく、爽やかな優男であるが、戦闘技術は一流のもの。前衛盾職〈武士〉の中でも上級者向けのカウンタースタイルのビルドである〈ヴェンジャンス〉を速度に優れる打刀二刀流で攻撃的に運用し、尚且つ的確な戦況把握と仲間へのサポートも忘れない。
「ハーレムメイカー」などと揶揄されるほど女子からは非常に人気があり、自身のギルド〈西風の旅団〉内外にまたがる「ソウジロウ親衛隊」が組織されるほどである。
一言で言うなら天然女たらし、無自覚ジゴロなどとどこぞの某葉王を思い出す。
一方で「敵は敵、味方は味方」と立場と態度を明確にしておくスタンスであり、戦闘においては普段の柔和な様子からは想像もつかない苛烈な表情を見せ、特に身内を傷つけるような『敵』に対しては一切容赦することなく無慈悲に斬り捨てる。
ソウジロウと付き合いの長いナズナはこれを、彼の仲間思いな性格の裏返しと同時にある種の精神的未熟さに由来するものと分析している。これは時にソウジロウをリスクを無視した行動に走らせる危うさでもあると危惧しており、彼に対して本当の意味で影響を与え諌めることができるのはかつて〈茶会〉の仲間であったシロエとカズ彦だけだろうと述べている。
実はトッププレイヤーでも数少ない戦闘用の口伝の習得者。
12月の殺人鬼との初交戦の際に共闘したアカツキの前で披露し、強くなるために口伝を求めていた彼女に、口伝とはゲームシステム上にある特定の戦闘特技や魔法などではなく、プレイヤー自身の創意工夫と技術の延長上のものであるというヒントを与えた。
反面策謀系は大の苦手、さらに挑発に弱いという欠点も持ち合わせてる。
『ログ・ホライズン新たなる冒険の大地』では、既にイベント終了した筈のレイドボス〈海魔〉リヴァイアサン討伐チームの一人としてオキュペテーに乗船。第二回イベント『氷壁の英雄』では主人公らとエッゾに転移し、シルバーソードと共闘した。
2年目の3月頃、〈シブヤ〉が〈常蛾〉の巣窟〈呼び声の砦〉と化した際、〈常蛾〉の鱗粉で昏倒しなかったことからレイド攻略部隊の一員として参加。レベルは94に達しており、白装束に近い装備を纏っている。
なお、名前は疑いの余地なく天剣の人由来だと思われるが、ネトゲにはよくあることということか作中では特にツッコまれていない。
ログホラの舞台が2010年代後半であることを踏まえると若年にしては通なチョイスと言える。
装備
- 〈神刀・孤鴉丸〉
入手が非常に困難な〈武士〉専用の〈幻想級〉刀。珍しいAI型武器であり、強力な攻撃性能に加え、戦闘支援のための刀の化身を特殊召喚する能力を持つ。
- 〈新皇の武者鎧〉
古代の英雄が用いていたとされる〈武士〉専用の〈幻想級〉甲冑。非常に高い物理防御能力と各種ステータスに対するボーナスの他、呪いを吸収する特殊能力を持つ。
- 〈天変万化の蜻蛉玉〉
様々に色を変える蜻蛉玉をあしらった魔除け。クエスト『輝夜問答』の報酬品で、Lv.80以下の移動阻害攻撃に対して高い耐性を得る。
口伝〈天眼通〉
敵の攻撃の軌道を読み、自分の剣閃を合わせることで、通常ならば受け止めて防御するしかないような攻撃でも「流して」「躱す」ことが可能になる防御系の口伝。
ソウジロウ曰く、「空を走る軌跡を見るもの」とのこと。
なお、作中でこの口伝の仕組みは明言されていないが、武士の特技のひとつ〈刹那の見切り〉の2~8秒間全て攻撃を回避できるという効果を一瞬だけ発動し、「一瞬」の合計が8秒になるまで攻撃を回避し続ける、というものなのではないかと考えられる 。
関連イラスト
関連タグ
先輩:シロエ
後輩:アカツキ