人物像
メイン職業:神祇官(カンナギ)/サブ職業:ギャンブラー/ビルド:戦巫女
アキバの街の五大戦闘系ギルドの一つ〈西風の旅団〉に所属する狐尾族の女性プレイヤーで、ギルド創設以来の最古参メンバー。
身長167cmと女性としてはやや長身でスタイルも良く、どこか余裕のある飄々とした大人な立ち振舞いからあちこちに男女問わずファンがいる。リアルでは歯科助手の仕事に就いており、「まだ20代」であるとのこと。
酒を呑まずに酔っ払う事ができる謎の特技を持つ。
ソウジロウとの付き合いは古く、かつては共に伝説のプレイヤー集団〈放蕩者の茶会〉の一員として戦い抜いてきた歴戦の猛者である。〈茶会〉の先輩であったシロエ達とも付き合いは長い。
ソウジロウに説教できる数少ない一人としてギルドの実務管理を取り仕切り、事実上のサブギルドマスターとして仲間達を支えている。ソウジロウの保護者のように振る舞って彼を可愛がっており、二人の遣り取りは傍から見ると仲の良い姉弟を思わせる。
メイン職として、豊富なダメージ遮断呪文や移動補助呪文を持つ〈神祇官〉の特長を活かし、回復職でありながら武器と軽装鎧を装備して最前線で攻撃に参加する〈戦巫女〉と呼ばれるビルドを組んでいる。
(いわゆる殴りヒーラー、プレイヤースキル次第では対人で驚異となる存在)
一撃離脱スタイルで戦場を高速で飛び回りつつ攻撃と回復を的確かつ華麗にばら撒く彼女の姿は、自称する『くノ一』の名に違わぬものであるが、長年のプレイ経験によって培われたゲーマーの勘と本能で動いているため、特に確固たるプレイング理論があるわけではない。
12月の殺人鬼騒動でギルドが渦中に巻き込まれた事が切っ掛けで女性レイド集団〈水楓の乙女〉の一員として大晦日のアキバに於いて大規模戦闘に参加する。
戦闘訓練でアカツキに直接指導しているが、手加減しているとは言え戦闘能力が無いわけはなく、寧ろ戦力の一角である。
五月に於いてヤマト全域に〈常蛾〉が襲来し、燐粉を浴びても眠らなかった事を理由に〈呼び声の砦〉攻略戦に参加する。この時点でのLvは93である。
『ログ・ホライズン新たなる冒険の大地』では第二回イベント『氷壁の英雄』でギルドメンバーと共に〈エッゾ帝国〉へ転移し、シルバーソードと共闘する。自身はBOXガシャとして引けばユニットとなるが、前半でSRドラゴンベインを引かねば参戦できない(高確率で引かねば最後まで無理である)。
10月前半イベント『ダリストン兄弟のアトリエ』ではアイドルスタイルでデイジー、ヤエザクラ、櫛八玉達と狂ったイベント『良きものの迷宮』を奮戦、『神々の秘湯』では〈ロデリック商会〉の以来でアカツキ、ヒバリらと温泉成分の調査に出掛けている。
装備
- 〈無明・打姿〉
〈神祇官〉専用の刀。障壁強化、呪文詠唱の速度上昇の効果に加え、回復魔法にクリティカルが発生する優れ物。頑丈な拵えで武器としても使用でき、よく前線で振るっている。ある刀匠から博打で巻き上げた戦利品。
- 〈妖精銀糸の帷子〉
妖精銀(ミスリル)の糸で編みあげられた〈製作級〉防具。繊細で肌に直接着ても痛くないため、鎧と重ね着可能で日頃から肌着代わり服の下に着ているが、ナズナは酔うとこれ一枚で徘徊するのでソウジロウの目に触れる前に捕獲され、自室に放り込まれる。
- 〈イカサマさいころ〉
サイコロ形の装飾品。幸運を呼ぶ魔法の力でクリティカルを確実に起こすことができるが、再使用規制時間が長く1日1度の使用が限度。普通のサイコロとして使えるが、ナズナはなぜかロクな目が出ず封印している。
口伝〈天足通〉
移動のための「足場」となる5cm四方の薄く小さな結界を空間上で自由に複数配置する口伝。
これは〈神祇官〉の基本的な障壁呪文〈禊の障壁〉を本来の用途である回復と防御ではなく移動技術として応用したもの。空中の移動をも可能となるが、発動中は攻撃を防ぐための障壁を張ることができなくなるという弱点がある。