概要
巨大オンラインゲーム〈エルダー・テイル〉を遊んでいたプレイヤーたちが、突如としてゲームに良く似た異世界に飛ばされるという設定の長編SF小説。異世界系冒険日常物語。
MMORPGを題材にした類似の諸作品と混同されることが多いが、本作は同作者の『まおゆう魔王勇者』と同様に、戦闘描写よりも政治・経済等の社会に関する描写が比重を占めている。
個人ではなく数万人単位の集団転生を扱い、その誰もが帰還する条件や糸口さえ掴めておらず、混沌の中で少しずつ異世界に沿った秩序を組み立て適応していく。
その中で同じ境遇の現代人同士の関係や軋轢、または異世界の住民と現代人集団とのいわば異民族同士の社会的接触を様々な視点から群像劇的に描いており、主人公達は能力的にも立場的にも集団の中の一個人に過ぎないところに特色がある。
また、読者との交流が活発に行われているのも本作品の大きな特徴で、書籍の章扉に掲載されるキャラ紹介アイテムを毎回ツイッター上で公募しているほか、公式サイトで海外職業案を募集したり、ファンの二次創作からキャラクターや設定の一部を逆輸入する場合もある。
歴史・メディア展開
- 2010年4月 オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載開始。
- 2011年4月 同著者の小説『まおゆう』に続きエンターブレインから書籍化。
- 2012年3月 海外編『竜吼山脈』の再連載が、著者公式サイトにて開始。
- 2013年10月 NHK・Eテレにてアニメ化。
- 2014年3月 アニメ第1部終了。同年秋から第2部スタートの予告がなされる。
- 2014年4月 『ログ・ホライズンTRPG』としてTRPG化。
- 2014年10月 TVシリーズ2ndシーズンの放送がスタート。2015年3月まで放送された。
- 2015年3月19日 GREE制作のゲームアプリ『ログ・ホライズン新たなる冒険の大地』のサービス開始(基本無料・アイテム課金制)。
- 2018年3月25日 なろう版及び本編の更新停止。以降は実質的な絶筆状態。
- 2020年1月 NHK公式サイト内にて、2ndシーズン放送終了から5年ぶりの続編制作並びに放送決定を発表。
- 2020年9月21日 Eテレ『私のアニメ語り』にて本作が特集された。アカツキ役の加藤英美里や最上もが等が出演。
- 2021年1月 TVシリーズ3rdシーズン『ログ・ホライズン 円卓崩壊』が放送開始。シリーズ初のゴールデンタイムでの放送となる(水曜19時25分~)。
また、外伝を含めた複数のコミカライズ作品が平行して複数の媒体で連載されている。
- 『ログ・ホライズン』(ファミ通コミッククリア連載、ハラカズヒロ作画、本編に忠実なコミカライズ)⇒詳細
- 『ログ・ホライズン外伝 Honey Moon Logs』(月刊コミック電撃大王連載、松モトヤ作画、〈三日月同盟〉を主役に据えた外伝、2014年6月完結)⇒詳細
- 『ログ・ホライズン~西風の旅団~』(月刊エイジプレミアム連載、こゆき作画、〈西風の旅団〉を主役に据えた外伝)⇒詳細
- 『ログ・ホライズン外伝 -にゃん太班長・幸せのレシピ-』(コミックビーズログエアレイド<現:ビーズログ・コミック>連載、草中作画、にゃん太を主役に据えた外伝)⇒詳細
- 『ログ・ホライズン カナミ、ゴー! イースト!』 (ビーズログ・コミック連載、コウ作画、本編9巻のコミカライズ) ⇒詳細
- 『ログ・ホライズン 外伝 櫛八玉、がんばる!』 (山本ヤマネ作、平沢下戸画、「小説家になろう」に書かれた二次創作を元に書籍化したスピンオフ)
冒頭のストーリー
1巻
20年の歴史を誇り、世界中でプレイされている本格派人気MMORPG〈エルダー・テイル〉。
その12番目の新規パッチが当たった瞬間、プレイヤーキャラクターである〈冒険者〉としてログインしていた日本人ユーザー3万人が突如として異世界に取り込まれ、ゲーム中のキャラクターの身体を得てしまう。
そこは「脳裏に映るステータス画面」「魔法やスキルの存在」「味のしない食料アイテム」「死からの復活」といった〈エルダー・テイル〉のゲーム要素と、「食事や睡眠、排泄の必要性」「肌に直接感じる自然の気配」「血肉を伴うモンスターとの殺し合い」といった現実的な要素が複雑に入り混じった、いびつで不自然極まりない世界だった。
帰還の方法もわからず死ぬこともできないとあって、多くのプレイヤーが混乱と絶望のどん底に突き落とされる中、日本人ユーザーの半数が飛ばされた、日本サーバ最大のプレイヤータウン・アキバの街。
そこで目を覚ました古参ソロプレイヤー・シロエは、フレンドの直継やアカツキと共に、サバイバルと化した現状に適応するべくいち早く行動を開始。
そんな矢先、彼は知人のギルドマスターから相談を受ける。ギルドメンバーの少女が、治安が地に落ち暴力が支配する遠くのプレイヤータウンにたった一人で取り残されているという。
ゲーム時代の転送装置も使用不能な状態で赴くには、実体化した凶暴なモンスターが徘徊する長い道のりを突破しなくてはならない。
自分達が請け負うべきと直感したシロエは、仲間達とともに遠征へと踏み切った。
2巻
何とか目的を果たしアキバへ帰還したシロエたちを出迎えたのは、一見落ち着いたものの、裏では以前にも増して状況の悪化したアキバの街だった。
大手ギルドの横暴、子供など低レベルプレイヤーの監禁搾取、ギルド同士の睨み合い。
不信が不信を呼び、このままでは取り返しのつかないことになると判断したシロエは、協力してこの世界を生き抜き、いつか現実の地球に帰るために、覚悟と秘策と人脈を携えて、アキバの街に秩序を打ち立てる「大掃除」を開始した。
3巻
自治組織〈円卓会議〉結成により、ようやく治安の安定と活気を得始めたアキバの街。
ミノリ、トウヤを始めとする多くの新人プレイヤー達は引率の下、戦闘訓練を目的としたザントリーフ半島での夏季合宿に臨み、ベテラン冒険者に頼ることなく自分達の力で戦い抜くための技術を磨いていた。
一方、シロエを含む〈円卓会議〉の代表団一行は、この世界の在来人種〈大地人〉の都市連盟〈自由都市同盟イースタル〉の領主会議へと招かれる。
〈大地人〉に比べ個々人が強大な能力を持つ〈冒険者〉の一大集団である以上、周辺国との関係や立場を明確にしておくことは避けられない。
様々な思惑が交錯し、ゲームスキルの通用しない政治的駆け引きという新たな「戦場」で、〈円卓会議〉の面々は如何にして立ち回るのか。
キャラクター
異世界に取り込まれた登場人物たちは、美形にデザインされた〈エルダー・テイル〉の操作キャラクターと融合しているため、現実世界での面影を残しつつも、男女を問わず基本的に容姿が整っている。アニメ版では現実世界でのキャラクターデザインは〈エルダー・テイル〉のものと比べてリアルタッチに描くことで差異を表現している。
一般書籍化するまでは公式でもキャラクターデザインがはっきりと決まっておらず、主に書籍化前に描かれたイラストに関しては、同じ人物であってもデザインの幅が存在する。
書籍化に際して明確になったキャラクターデザインや設定などは、著者公式サイト「橙乃ままれオフィシャルサイト」の該当ページを参照するとわかる。
シロエ CV:寺島拓篤 | 直継 CV:前野智昭 |
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メイン職業〈付与術師〉/サブ職業〈筆写師〉 | メイン職業〈守護戦士〉/サブ職業〈辺境巡視〉 |
主人公。〈エルダー・テイル〉歴が長く、膨大な知識と卓越した手腕を持つ大学院生。かつて伝説の集団〈放蕩者の茶会〉に参謀役として属していた。穏やかで内省的な性格だが、一度決めたことは何が何でもやり通す芯の強さを持つ。その周到さを指して、知る人の間では「腹ぐろ眼鏡」の二つ名で通っている。 | シロエの親友で、ともに〈茶会〉に参加していた古参プレイヤー。社会人となりゲームから離れていたが、2年ぶりにログインしていたところを〈大災害〉に見舞われた。何かあるたびに「おぱんつ」を連呼し、単語に「~祭り」と付けるスケベ好青年。壁役〈守護戦士〉として豊富な経験と一流の技量を兼ね備える歴戦の勇士。 |
アカツキ CV:加藤英美里 | にゃん太 CV:中田譲治 |
メイン職業〈暗殺者〉/サブ職業〈追跡者〉 | メイン職業〈盗剣士〉/サブ職業〈料理人〉 |
メインヒロイン。寡黙な長身男性になりきってプレイしていた女子大生。「忍び」を極めた生真面目な美少女。慣れない男性の体に困り果てていたところをシロエに助けられ、以後シロエを主君と呼び、行動を共にするようになる。中学生と間違えられるほど小柄。クールで口数が少なく、男言葉で話す。 | 元〈茶会〉のメンバーで、自らを老人と称する料理人プレイヤー。語尾に「にゃ」を付ける独特の喋り方をする。大人の落ち着きをもって仲間達を優しく見守るご意見番。戦闘能力は高く、二刀流レイピアを目にも止まらぬスピードで操る。外伝コミカライズ『ログ・ホライズン外伝 -にゃん太班長・幸せのレシピ-』の主人公。 |
マリエール CV:原由実 | ヘンリエッタ CV:高垣彩陽 |
メイン職業〈施療神官〉/サブ職業〈木工職人〉 | メイン職業〈吟遊詩人〉/サブ職業〈会計士〉 |
家庭的な中規模ギルド〈三日月同盟〉を率いる関西弁の女性プレイヤー。通称「マリエ」。いつも明るく朗らかで世話焼きな性格のため交友関係が非常に広い。ひまわりのような笑顔を絶やさぬムードメイカーで、犯罪的なスタイルの持ち主。外伝コミカライズ『Honey Moon Logs』の主人公。 | マリエールの親友で、実務面から〈三日月同盟〉を取り仕切るお嬢様口調の秘書系プレイヤー。包容力はあるが大雑把なマリエールとは好対称な性格で、現実でも彼女とは女子校時代から息のあったコンビを組んでいる。可愛いものに目がなく、「ちっちゃくて可愛い」アカツキを溺愛している。 |
セララ CV:久野美咲 | ミノリ CV:田村奈央 |
メイン職業〈森呪遣い〉/サブ職業〈家政婦〉 | メイン職業〈神祇官〉/サブ職業〈裁縫師〉→〈見習い徒弟〉 |
〈三日月同盟〉の初心者プレイヤー。〈大災害〉発生時、たまたま一人でススキノにいたためギルドから孤立。ススキノで暴れ回る凶悪ギルド〈ブリガンティア〉に追われていたが、同じくススキノにいたにゃん太に保護され、強く慕うようになる。ほのぼのとした性格の穏やかな女子高生。マヨラー。 | 中学生の初心者プレイヤー。ゲームを始めて1週間で、双子の弟・トウヤと共に〈大災害〉に遭遇し、悪徳ギルド〈ハーメルン〉に騙されて加入、軟禁状態に陥ってしまう。真面目で責任感の強いしっかり者。〈大災害〉の直前までシロエにゲームの教えを受けており、姉弟揃ってシロエを「先生」と呼び慕っている。 |
トウヤ CV:山下大輝 | クラスティ CV:櫻井孝宏 |
メイン職業〈武士〉/サブ職業〈会計士〉 | メイン職業〈守護戦士〉/サブ職業〈狂戦士〉 |
初心者中学生プレイヤー。双子の姉・ミノリと共に〈大災害〉に巻き込まれ、〈ハーメルン〉ではアイテム収集のための戦闘に駆り出されていた。現実では事故の後遺症で車いす生活を余儀なくされており、その逆境故か、周囲を鼓舞する不屈かつ前向きな精神を持つ。姉弟間の仲はかなり良い。 | 日本サーバ最大規模の戦闘系ギルド〈D.D.D〉のギルドマスター。普段は紳士然とした眼鏡の美丈夫だが、戦闘では〈狂戦士〉の名に恥じない鬼神じみた活躍を見せる。大規模戦闘の指揮経験も豊富で、幻想級のアイテムを数多く揃える日本サーバ屈指の戦士でもある。シロエが腹黒なら、彼は鬼畜。 |
五十鈴 CV:松井恵理子 | ルンデルハウス=コード CV:柿原徹也 |
メイン職業〈吟遊詩人〉/サブ職業〈遊牧民〉 | メイン職業〈妖術師〉 |
ミノリらと共に〈ハーメルン〉に囚われていた初心者プレイヤー。自称「量産型の田舎女子高生」。吹奏楽部に所属しウッドベースを担当。ゲーム自体にそこまで熱心ではなかったが、〈吟遊詩人〉特有の音楽系の特技を活かして戦うようになる。父親はプロミュージシャン。 | ソロで活動している低レベル魔法職の青年。貴族然とした尊大な物言いをするが、やや抜けているところがあり、熱血型の性格で情も深いため憎めない。王子様風のイケメンだが、五十鈴にはわんこ扱いをされる。戦闘については妥協を知らず、平時から己に厳しい鍛錬を課している。 |
ソウジロウ=セタ CV:下野紘 | レイネシア CV:伊瀬茉莉也 |
メイン職業〈武士〉/サブ職業〈剣聖〉 | メイン職業〈薔薇園の姫君〉 |
元〈茶会〉のメンバーで、シロエの後輩。ほぼ女性で構成された戦闘系ギルド〈西風の旅団〉のギルドマスターを務める凄腕の〈武士〉。主人公体質のモテ男で、おびただしい数の女性ファンが存在する。人懐っこく爽やかな優男だが、その本質は……。外伝コミカライズ『ログ・ホライズン~西風の旅団~』の主人公。 | 〈大地人〉の貴族・コーウェン家の少女姫。〈イースタルの冬薔薇〉と讃えられる儚げな美少女だが、その正体はだらしない格好でぐうたらすることを何よりも愛する残念な植物系。貴族の姫君としての資質や責任感がないわけではない。正体はおろか心の中まで易々と見透かしてくるクラスティを「妖怪」扱いして恐れている。 |
アイザック CV:日野聡 | ミチタカ CV:後藤ヒロキ |
メイン職業〈守護戦士〉/サブ職業〈剣闘士〉 | メイン職業〈武闘家〉/サブ職業〈鍛冶屋〉 |
アキバで有数の武闘派ギルド〈黒剣騎士団〉のギルドマスター。通称〈黒剣〉。見た目通りの好戦的なヤンキー系兄貴だが、有名ギルドを率いるに足る器量と人を見る目を持つ。気を許した相手には親しい。ギルド名の由来は彼が世界で初めて獲得した幻想級の愛剣〈ソード・オブ・ペインブラック〉から。 | 構成員2500人を超えるアキバ最大の生産系ギルド〈海洋機構〉のギルドマスター。〈豪腕〉〈総支配人〉と呼ばれる。知略や算盤勘定に優れているわけではないが、人望で人を集める親方チックな性格の好人物。職人肌で、どちらかというと腹芸は苦手。 |
カラシン CV:岡本信彦 | 濡羽 CV:斎藤千和 |
メイン職業〈召喚術師〉/サブ職業〈交易商人〉 | メイン職業〈付与術師〉/サブ職業〈娼姫〉 |
構成人数700名を誇り、販売を受け持つギルドメンバーを多く抱えている生産系ギルド〈第8商店街〉のギルドマスター。 | 〈大災害〉後のミナミを統べる超巨大ギルド〈Plant hwyaden(プラント・フロウデン)〉のギルドマスター。誰もが目を奪われ、魂まで虜になるほどの妖艶な美女。かつてはシロエと同じく野良の〈付与術師〉として、その腕を買われていた。西を統一した功績から〈西の納言〉と呼ばれている。 |
ギルド
詳しくはこちらを参照
アニメ
『小説家になろう』発の小説として、初めてアニメ化された作品であり、現時点でNHKで放送された唯一の『小説家になろう』原作小説である。
スタッフ
原作 | 橙乃ままれ |
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キャラクターデザイン原案 | ハラカズヒロ |
監督 | 石平信司 |
シリーズ構成 | 根元歳三 |
キャラクターデザイン | いとうまりこ(1期)熊谷哲矢(2期)小坂知(3期) |
音響監督 | はたしょう二 |
音楽 | 高梨康治 |
アニメーション制作 | 株式会社サテライト(1期) スタジオディーン(2期~) |
主題歌
OP
database feat. TAKUMA(10-FEET)
1st、2ndシーズン共通。
Different
3rdシーズン。
ED
Your song*
歌:Yun*chi
1stシーズンEDテーマ。
Wonderful Wonder World*
歌:Yun*chi
2ndシーズンEDテーマ。
ブルー・ホライズン
歌:大城美友
2ndシーズンEDテーマ。
関連設定等
用語
〈エルダー・テイル〉
米のアタルヴァ社により運営されている本格派MMORPG。異世界「セルデシア」を舞台に、「剣と魔法でモンスターと戦う」ことを前提とした典型的な中世ヨーロッパ風の世界観を持つ。プレイヤーが〈冒険者〉として様々な種類のクエストを介し、異世界セルデシアでの冒険や生活を楽しむことを目的としたゲーム。
現実の地球の規模を1/2にして再現する〈ハーフガイア・プロジェクト〉と呼ばれる計画によってマッピングが施されており、大自然が繁栄しつつも現実世界の地名や建物の残骸が随所に残されていることから、文明崩壊後の遠い未来の地球が舞台なのではないかと目されていた。
2年に一度の割合で新企画拡張パックが導入される。日本円で5000円程度。
月額課金制MMOであるため〈冒険者〉の大多数は20代以上の成年プレイヤーだが、新パッチ適用に合わせて無料チケット配布キャンペーンなどが展開されたこともあり、5月の連休中であった〈大災害〉当日は未成年者や子供の初心者プレイヤーも多くログインしていた。
ゲームとしては(MMORPGをテーマにした作品によくある)未来的な技術が投入されたようなものではなく、ごく普通のPCゲームである。
〈弧状列島ヤマト〉
日本のユーザーたちが織り成す物語の主な舞台となる島嶼(とうしょ)地域。
ゲーム時代は「ヤマトサーバー」とも呼ばれ、日本サーバーの管理区域であった。形状は日本列島をそのまま模しており、地名も現実の名称を捩ったものが使われている。
大きく分けて〈エッゾ帝国〉=北海道と青森、〈自由都市同盟イースタル〉=本州東、〈神聖皇国ウェストランデ〉=本州西域、〈フォーランド公爵領〉=四国、〈ナインテイル自治領〉=九州の5つの国家圏が存在する。
ギルド〈ロデリック商会〉の調査によって、異世界セルデシアの面積自体が拡大しつつあることが報告されている。
ギルド
〈エルダー・テイル〉でシステム的に保証された、プレイヤーのグループ制度。目的を同じにするメンバー同士が集い、拠点や行動を共にする。数人程度のごく小さなものから、構成員が千人を越える大所帯まで存在し、規模に制限はない。
内容も、集団戦闘のために結成したものから、生産や販売に特化したもの、特に目的もなく仲良し同士が集まっているものまで様々である。
〈大災害〉後は派閥や勢力としての意味合いがより強くなり、システムの悪用も伴って人心荒廃の一因となる面も覗かせた。
〈大災害〉
〈エルダー・テイル〉を模した異世界セルデシアに大勢のプレイヤーが閉じ込められた出来事。2018年5月3日午前0時に発生し、〈大地人〉達からは〈五月事件〉とも呼ばれる。原因は不明で解決方法も明確になっておらず、現状では事件というより一種の天災のようなものとして捉えられていることに由来する。
混乱を経て〈冒険者〉たちが一定の秩序を取り戻した後も、スキルの制限がある程度緩和しつつあること(〈料理人〉でなくともサラダ程度ならば調理可能になる等)、キャラクターとプレイヤーの性別が異なる場合でも声質がキャラの設定に引っ張られるようになること、フレーバーテキストの内容の顕在化といった諸々の変化が刻々と発生しており、〈大災害〉という状況は現在進行形で続いている。
何者かによって行使された世界級魔法〈森羅変転〉(ワールドフラクション)が原因と考えられており、カナミは新規拡張パックである〈ノウアスフィアの開墾〉にその手がかりがあると推測しているが、これらは全て等しく置かれている状況であり、〈冒険者〉のみではなく、〈大地人〉や〈航海種〉も身体能力や技術がゲーム世界よりも向上しているものへ変化し続けている。
〈冒険者〉
〈エルダー・テイル〉においてプレイヤーが操作していたキャラクターの総称であり、現在は異世界から来たプレイヤー自身のことを指す。
この世界に存在していた元NPCの人間種族である〈大地人〉と見た目は変わらないが、高い身体能力、蘇生能力、念話能力(ボイスチャット)、経験値取得効率向上など様々な優れた能力を有している。異世界で肉体を得てからは疲労や空腹、排泄、生殖能力といった現実と同じ生理現象も伴うようになっている。
戦闘における痛覚は、瀕死の状態でもせいぜい全身筋肉痛程度の痛みで済むなど大きく希釈されているが、蘇生できるとはいえ自分や他人の肉体が実際に損壊するという強烈な視覚イメージがトラウマとなる者もいる。
また、蘇生する度に現実世界での記憶の一部が欠落する事実が判明。死亡する毎に、ゲーム時代にテストサーバーとして運用されていた〈Mare Tranquillitatis=静かの海〉に飛ばされ、そこで自分の過去の失敗や挫折を象徴するビジョンを否応無く客観視させられるため、恐怖以外の理由で死や戦闘を忌避するプレイヤーも増えている。
〈大地人〉
〈エルダー・テイル〉がゲームだった頃、NPC(ノンプレイヤーキャラクター/ゲームキャラ)として存在していた人々の総称。決められたセリフを喋るだけだったゲームキャラ時代に比べて、一個の人間としての知性や感情を宿しており、現在は大幅に数を増やし独自の社会を形成、世界人口の約95%を占めている。
〈冒険者〉に比べると、身体能力や潜在能力で大きく劣っており、彼ら自身の認識としても、〈冒険者〉との間には越えられない壁があり、民間人でレベル10以下、軍属の精鋭でもレベル50~60程度と考えられていた。
だが、次々と現れる〈典災〉にも口伝らしき技を繰り出せる強力な個体が現れた前後に、彼らにも身体的変化が現在進行形で顕現化しつつある。
なお〈冒険者〉との交流が活発な地域では、〈大地人〉と〈冒険者〉とのロマンスが発生することもある模様。
〈放蕩者の茶会(デボーチェリ・ティーパーティー)〉
かつて〈エルダー・テイル〉で活動していた伝説的集団。
出自も所属ギルドもばらばらの、ただ気の合うプレイヤー同士でつるんでいただけの集まりであるにもかかわらず、有名ギルドにも引けを取らない数々の無茶な偉業を達成したことで有名だった。27人の少数で最難関のひとつ〈死霊が原〉の大規模戦闘(ハデスズブレスレイド)や〈ヘイロース〉の九大監獄に挑み、クリアしている。
「台風の目」とも呼ばれた中心人物はカナミという女性プレイヤー。シロエ、直継、にゃん太、ソウジロウ、ナズナ、カズ彦、KR、インティクスらが所属していた。〈大災害〉の2年前、カナミの引退を機に解散したが、その活躍は依然として名高い。
ヘイト
数値化された敵愾心。戦闘において、敵の攻撃順位を決定付ける重要な要素。
攻撃や味方の回復等「敵の嫌がること」をすると蓄積し、最もヘイトの高い人物に向かって敵が攻撃を繰り出すようになる。パーティ戦ではヘイトコントロールの巧拙が勝利のカギを握っているといっても過言ではない。壁役になる戦士系職業は、自身にヘイトを集める挑発系の特技を多数所持している。
現実のMMORPGでも一般的な概念。
大規模戦闘(レイド)
通常の6人パーティを超えた大人数で挑戦するコンテンツのこと。12人=2パーティで「ハーフレイド」、24人=4パーティで「フルレイド」、96人=16パーティで「レギオンレイド」と呼ばれる。
数十人がかりでやっと戦えるレベルの通常モンスターがうろつくダンジョンや、HPが数億を数えるボスなど、〈エルダー・テイル〉にはレイド専用のコンテンツが多数用意されていたが、その難度の高さから、レイド経験のあるプレイヤーは全体のうちの一握りに過ぎない。
しかし、存在個数が限定される強力な〈幻想級〉の装備など、クリアの暁には困難に見合った報酬と名誉が与えられるため、ゲーム時代は廃人プレイヤーたちがこぞって最速クリアを競い合っていた。
〈大災害〉以降は、ゲーム時代のように中断して拠点と往復することや攻略情報の共有が気軽に行えないため、新たに発見された未踏破の高レベルレイドにおいては大量の消耗品を持ち込んでキャンプを張り、試行錯誤を繰り返しながら数週間~1ヶ月以上かけて攻略することになる。
また転じて作中では、多人数が関わる困難な挑戦も(戦闘に限らず)レイドと呼ぶことがある。
古来種
いわゆる英雄NPC。
通常のNPCはプレイヤーたち〈冒険者〉より弱い存在として設定されているが、物語の都合上、〈冒険者〉に負けない活躍をする強力なNPCが必要になり設定されたキャラクター。クエストによっては〈冒険者〉と肩を並べて戦うこともあった。
三回目に相当する〈大災害〉の前、二回目に行使された〈森羅変転〉によって猫人族らと共に生まれた者たちで、300年しか歴史がない。
世界に13あるサーバーを総合して〈全界十三騎士団〉という組織を結成し活動していたが、〈大災害〉以後は消息が途絶えている。弧状列島ヤマトを守護する〈イズモ騎士団〉も例外ではなく、かれらは〈スザクモンの鬼祭り〉に関わっていたと云われる。
活動停止の原因は、無数の〈典災〉が封じられた扉の封印が解かれ、その殲滅前に襲撃された際に自分たちが「造られた幻(NPC)」という事実を〈典災〉らによって突き付けられたことで、自己消滅するか夢も見ない眠りの状態になってしまったことが明されている。
活動している個体は、現時点ではカナミと行動を共にするエリアス=ハックブレードと、ゲーム時代初期に悪名が高かったレリア=モフール、リトカ=モフール姉妹が確認されているのみだが、地方の山間部にいる特殊な能力を身に付けた仙人や仙女も〈古来種〉らしい。
〈ダザネッグの魔法の鞄(マジックバッグ)〉
一定重量までのアイテムを重さや大きさを無視して収納・持ち運べる鞄。
ゲーム時代はレベル45から受注できるイベント『魔法の鞄を手に入れろ!』で素材アイテム『ワイヴァーンの皮』を特定の〈大地人〉の職人に渡すだけで入手できた。
それまでとは比較にならないほど大量のアイテムを持ち運べるようになるため、中堅以上の〈冒険者〉にとっては必須装備とも言える。しかし〈大災害〉以後の世界では殆どのイベント系クエストは一度誰かにクリアされてしまうと二度と発生しなくなる上、鞄の製作技術を持つ〈大地人〉はプレイヤータウン以外の町に住んでいることから、〈円卓会議〉と〈大地人〉の関係如何によっては手に入らなくなる可能性もあるなど、入手がやや困難な存在となっていた。
しかし、トウヤ達年少組がサフィールでの戦いに於いて必要素材のワイヴァーンの革を大量に取得したお陰で、それを元手にカラシンが〈大地人〉の鞄職人に働きかけて簡易版の販売が開始され、低レベルプレイヤーでも格安で購入できるようになった。
口伝(くでん)
〈大災害〉後のアキバでその存在が噂されるようになった特技ランク。ゲーム時代の最上級特技ランクである〈秘伝〉を超えるものと言われている。
その実体は〈大災害〉後の世界に於いて発見・開発された、ゲーム時代には存在しなかった技術の総称。既存の特技を工夫して組み合わせたり、世界法則を利用する等して発動する。にゃん太の発見した「手料理法」や、ミチタカ達が行っているような現実世界の科学技術の再現も広義的には口伝の一つと言える。
プレイヤーが〈冒険者〉として自分の意志で自由に動かせる肉体を持ったことで、ゲームの仕様を越えて使えるようになった「チート」とも言い換える事ができるが、戦闘用の口伝についてはまさにプレイヤー自身の研鑽と修練、そしてセンスが必要であり、実戦で使える者はトッププレイヤー達の間でもまだまだ少ない。また、口伝だからと言ってそれが強力なものとは限らず、やり方を知っていても他人と同じ物が再現できるという保証もない。
そして、この技はまかりなりにも〈典災〉ですら与えられている。
ちなみに「口伝」という呼称はアキバでのもので、同様の技術が発見された地方によって「オーバースキル」「崩界技」などとも呼ばれている。
種族
〈エルダー・テイル〉でゲーム開始時にプレイヤーが選択できる種族。全8種類。
これらと12種のメイン職業を決定し、さらなるキャラメイキングや装備、サブ職業と合わせて自分だけのキャラクターを作り出すことができる。
当初は人間、エルフ、ドワーフ、ハーフ・アルヴのみであったが、旧アルヴ族の秘法で猫人族、法儀族、狐尾族、狼牙族の人造種族が生まれた(現実世界では拡張パックの導入による)。
なお、〈大地人〉にもそれぞれの種族は存在する。
種族名 | 特徴 | 主な選択キャラ&大地人 |
---|---|---|
ヒューマン | 一般的な人間。突出した特徴はないが、繁殖力と適応力に優れる。 | 直継、アカツキ、ミノリ、トウヤ、クラスティ、ミチタカ、カナミ、明日架 |
エルフ | ほっそりした体と長い耳が特徴の長命種。自然や精霊との親和性が高い。 | マリエール、ウィリアム、リリアナ、ナギ、デス・ゲイザー、プロメシュース、ディンクロン、インティクス、エリッサ |
ドワーフ | 背が低く、がっちりした体つきの種族。素早さは低いが安定感がある。 | ウッドストック、多々良 |
ハーフ・アルヴ | 古代種族アルヴの特徴を帯びて生まれた突然変異体。マジックアイテムの扱いに長ける。 | シロエ、リーゼ、アイゼル |
法儀族(イレズミ) | 体に紋様の浮かんだ人造種族。体力が低い代わりに精神力に優れ、魔法適性が高い。 | ロデリック、ヘッジホッグAK |
猫人族(ウェアキャット) | 二足歩行の猫の姿をした人造種族。最もケモノ度が高い。身軽なのが最大の特徴。 | にゃん太、えんたーかんと、ボロネーゼ親方、リチョウ |
狼牙族(ウルフヘア) | 一見普通のヒューマンだが、興奮すると狼の耳や尻尾が出現する人造種族。膂力が高い。 | 小竜、アシュリン、高山三佐、セイネ、スマッシュ、レリア=モフール、リトカ=モフール |
狐尾族(フォックステイル) | 狐の尻尾と耳がある人造種族。特技の一部がランダムに入れ替わるという特殊な性質がある。 | 飛燕、濡羽、ナズナ、ラディーブ |
職業
〈エルダー・テイル〉には変更不可のメイン職業(12種類)と、変更可能なサブ職業(50種類以上)が用意されており、各キャラクターごとにメイン/サブ職業の各1種ずつに就くことができる。
一人で全てをこなす最強の職業という都合のいいものは存在せず、職業ごとにそれぞれ長所と短所が全く異なるため、パーティーを組み、連携しなければ真価を発揮できない。
メイン職業
戦闘スタイルを直接決定するもの。キャラクリエイト時に決定し、変更はできない。
戦士系、武器攻撃系、魔法攻撃系、回復系の4系統それぞれに3職ずつの全12種類が存在し、さらに習得する戦闘特技や装備品の選択によって、1職につき2~3パターンの〈ビルド〉と呼ばれる戦闘スタイルに細分化される。
また、地域の特色を反映して、世界中にあるサーバーごとに一部は専用のものに置き換えられている(例えば〈武士〉と〈神祇官〉は日本のヤマトサーバーオリジナルの職業である)。
ちなみに〈大地人〉の場合は、これら12職業以外のメイン職業(〈開拓民〉、〈二級市民〉、〈薔薇園の姫君〉など)に就いている場合がある。
戦士系職業
戦闘の最前線に立ち、敵の攻撃を受け止める壁役(タンク役)が主な役割。
HPと防御性能に優れるが、攻撃性能は武器攻撃系職業に一歩劣る。
- 守護戦士(ガーディアン)
- 鎧と盾による高い防御力を活かし、敵の攻撃を受け止める防御寄りの戦士職。
- 主な選択キャラ:直継、クラスティ、アイザック、ディンクロン
- 武闘家(モンク)
- 低い防御力を高いHPと回避率でカバーするタイプの戦士職。肉弾攻撃特化で継戦能力に優れる。
- 主な選択キャラ:デミクァス、ハギー、ミチタカ、カナミ、カワラ
- 武士(サムライ)
- 威力の高い単発の大技を繰り出す攻撃寄りの戦士職。カウンター系特技も豊富だが、息切れしやすく上級者向き。
- 主な選択キャラ:トウヤ、ソウジロウ=セタ、シゲル、ウルフ、カツオ丸、義仲、忍ぶ道にゃ
武器攻撃系職業
壁役が受け止めた敵にダメージを与える火力担当。
攻撃力は突出しているが、防御力は低い。
- 暗殺者(アサシン)
- 盗剣士(スワッシュバックラー)
- 力より技で戦う、器用さ重視の華麗な攻撃職。広い範囲への手数を重視した攻撃が得意。
- 主な選択キャラ:にゃん太、小竜、セイネ、スマッシュ、リコピン
- 吟遊詩人(バード)
魔法攻撃系職業
魔法の力で攻撃や支援をこなす職業。
職によりスタイルが大きく異なる。いずれも莫大なMPを持つが、防御は紙。
- 妖術師(ソーサラー)
- 威力の高い攻撃呪文で敵を直接叩く攻撃専門職。敵全体へのダメージ総量は攻撃職随一。
- 主な選択キャラ:ルンデルハウス=コード、リーゼ、ナギ、プロメシュース、ヤエザクラ、インティクス
- 召喚術師(サモナー)
- 多彩な種類の召喚獣と契約し、呼び出して共に戦うオールマイティな魔法職。
- 主な選択キャラ:カラシン、ロデリック、ロエ2、シュレイダ、KR、ヘッジホッグ、アザレア
- 付与術師(エンチャンター)
回復系職業
ダメージを受けた味方を癒すパーティーの生命線。
職によって得意分野がやや異なるものの、総じて攻撃性能は低め。
- 施療神官(クレリック)
- 森呪遣い(ドルイド)
- 脈動回復呪文で持続的・多層的に回復を行う回復職。一部召喚魔法や自然攻撃魔法も使える。
- 主な選択キャラ:セララ、リリアナ、フレグラント=オリーブ、ミカカゲ、タロ、ヴォイネン
- 神祇官(カンナギ)
- バリア状のダメージ遮断呪文で攻撃を受け止め、被ダメージを抑える特殊な回復職。
- 主な選択キャラ:ミノリ、アインス、ナズナ、ラディーブ、明日架、櫛八玉、マスダさん
サブ職業
戦闘スタイルを決定するメイン職業と異なり、主に直接戦闘に関係しない便利な能力を与える。
キャラクターレベルとは別にサブ職業のレベルが設定されており、成長させることで使用できるスキルが増えてゆく。既定の手続きを踏むことで変更が可能だが、転職するとサブ職業レベルは1からのやり直しとなってしまう。
大まかに分類すると、アイテムクリエイト技能を得る生産系、固有の便利な能力を得るロール系、特定のクエストをクリアすることで得る称号系などが存在する。また、ロール系であっても一部のアイテムクリエイトが可能なものや、逆に何の役に立つのかわからないものもある。
ちなみに、サブ職業は非常に数が多く、ここに記載されているものが全てではない。
生産系サブ職業
主にアイテムクリエイト能力を有するサブ職業。
食料アイテムを生み出す〈料理人〉、刀だけを作成可能な〈刀匠〉など、それぞれの職能に見合ったアイテムを作成することができる。レベルアップするにつれ、だんだんとレベルの高いアイテムが作成できるようになる。
〈筆写師〉、〈料理人〉、〈裁縫師〉、〈鍛冶屋〉、〈木工職人〉、〈刀匠〉、〈画家〉、〈調剤師〉、〈醸造職人〉、〈機工師〉、〈革細工職人〉、〈刻印呪師〉、〈地図屋〉、〈魔具工匠〉、〈鎧職人〉、〈薬師〉、〈楽器職人〉、〈宝石職人〉、〈小説家〉、〈武具職人〉など
ロール系サブ職業
主に何らかの役割を演じることを目的としたサブ職業。
モンスタードロップが増加する〈辺境巡視〉、隠密移動が可能になる〈追跡者〉のようなフィールドで役立つ能力を有するものから、派手な音楽と垂れ幕を表示させる〈ちんどん屋〉のような意味のない遊びにしか使えないもの、昼夜で根本的なキャラクター性能が激変する〈吸血鬼〉といったものまで、得られる効果は多岐に渡る。
〈辺境巡視〉、〈追跡者〉、〈見習い徒弟〉、〈会計士〉、〈家政婦〉、〈武侠〉、〈賭博師〉、〈海賊〉、〈狂戦士〉、〈学者〉、〈軍師〉、〈交易商人〉、〈戦司祭〉、〈剣闘士〉、〈調教師〉、〈騎士〉、〈娼姫〉、〈ちんどん屋〉、〈配達屋〉、〈詐欺師〉、〈贋作師〉、〈吸血鬼〉、〈冒険者〉、〈アイドル〉、〈メイド〉、〈祈り手〉、〈占い師〉、〈エルダーメイド〉、〈罠師〉、〈将軍〉、〈斥候〉、〈生還者〉、〈採掘師〉、〈食闘士〉、〈怪盗〉、〈す数寄者〉、〈無法者〉、〈砲撃士〉、〈蒐集家〉、〈毒使い〉、〈魔法学者〉、〈ルーンナイト〉、〈採取人〉、〈星詠み〉、〈遊牧民〉、〈交渉人〉、〈軽業師〉、〈探検家〉、〈売り子〉、〈符術師〉、〈傭兵〉、〈魔杖使い〉、〈提督〉など
称号系サブ職業
特定のクエストを達成することで得られるサブ職業。
〈剣聖〉、〈竜殺し〉など
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関連タグ
ログホラ・・・本作の略称
2013年秋アニメ NHKアニメ 2014年秋アニメ 2021年冬アニメ
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