CV:伊瀬茉莉也
人物
フルネームレイネシア=エルアルテ=コーウェン。
職業:〈貴族〉→〈薔薇園の姫君〉(プリンセス・ローズガーデン)
種族:〈ヒューマン〉
〈大地人〉の民衆から圧倒的支持を集める、儚げで可憐な〈大地人〉貴族の姫君。15歳。
マイハマの都を治め、「自由都市同盟イースタル」の筆頭領主でもある大貴族・コーウェン公爵家の現当主セルジアッド=コーウェンの孫娘。劇中では父フェーネルと、年の離れた弟イセルスがいる(母サラリアは『円卓崩壊』で登場。嫁いだ姉リセルテアは確認されている)。弧状列島ヤマトを納めていたウェストランデ公王朝から分派した四大公爵家の末裔でもある。
長い銀髪に、神秘的な濃い青灰色のたれ目ぎみの瞳をしており、全体的にほっそりとした印象がある美少女。
母の異名から準えた「イースタルの冬バラ」などと呼ばれ、イースタル一の美貌とも称されているが、その正体はだらしない格好でぐうたらすることを何よりも愛する残念な植物系。
正体はおろか、心の中まで易々と見透かしてくるクラスティを妖怪扱いして恐れているが、彼がちょっかいを出す理由は妹によく似ているからが正しい。
しかし、貴族の姫君としての資質と責任感はないわけではなく、クラスティとの交流を重ねる内に少しずつ内面が変化。
8月の〈ゴブリン王の帰還〉でモンスターの軍勢が大量発生した際、正体の知れないアキバの〈冒険者〉達に助力を求めることを政治的体面上の理由からいつまでも渋る貴族達に痺れを切らし、領主会議に啖呵を切って自ら〈円卓会議〉代表団と共にアキバへ赴き義勇軍嘆願演説を行うという行動に出る。
その際に自分も含めて貴族達が「強いだけの荒くれ者の集団」と思い込んでいたアキバの〈冒険者〉達が、全員文字の読み書きや地図の解読ができること、提示された状況や戦略を素早く理解していること(システム的に補助されてる物もあるが、〈冒険者〉の「中の人」であるプレイヤー達全体の教養と文化水準の高さ)に驚愕し、貴族や平民という身分制度の常識が覆される感覚を味わう。
事態の収束後は、「領主会議を無視して個人的に援助を求めたのだから、〈冒険者〉への借りは一人で返すべき」という名目上の責任を負わされ、イースタルからの大使としてアキバの街へと拠を移した。
その後はアキバに建てられた出先機関兼公邸である〈水楓の館〉で、日々持ち込まれる〈冒険者〉と〈大地人〉双方からの相談に対応するため、領事見習いとして仕事と勉強の毎日に追われており、大好きなグータラ生活から縁遠くなってしまったことを若干後悔しつつも奮闘している。〈殺人鬼事件〉前後を契機にアカツキやリーゼなど、年の近い〈冒険者〉や女性陣と親しくなっていく。
その見た目や先の演説で見せた勇姿もあって、アキバの〈冒険者〉達からはアイドル的な人気を集めており、彼女を慕う者は多いが、〈大地人〉としての政治的な権力は女子と言う理由から持ち合わせておらず、父親が入り婿である為に実質弟が公爵家の跡取りである。セルジアッドも諸侯を前に啖呵を切った彼女の素質を見極めて居なかった事を後悔している。
ゲーム『新たなる冒険の大地』では本編に出ていないものの、各種イベントで登場する度に上位報奨やレアリティ度高くなっている。但し、戦闘に於いての能力は〈吟遊詩人〉で、味方の全体支援と回復を中心にしたものに特化している(入手自体は運次第)。レアリティが高くなるとクラスティが付き添いとして現れ、中ボスクラスを略一撃で屠る特技を繰り出し殲滅する。
ただ、リーゼやセララだけでなく、伊倉雫のサイドクエストでも登場しており、冒険者の実状を自分なりに理解し受け止めようとしているものの、シロエに関わりが深い人間はみな腹黒だと勘違いしている。
〈戦女神の銀鎧(ヴァルキュリー・メイル)〉姿
義勇軍嘆願演説の際にシロエやカラシン達の見立てで着せられた装備。
戦乙女の銀鎧を選ぶ時のシロエの台詞は「インパクトが欲しいね。第一印象でグッといかなきゃ。〈戦女神の銀鎧(ヴァルキュリー・メイル)〉、ある?」である。
関連イラスト
外部リンク
橙乃ままれ氏 公式サイト内 ログホラ紹介ページ内 レイネシア紹介