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円卓会議

えんたくかいぎ

文字通り、円卓を囲んで会議を開くこと。本記事では主に小説『ログ・ホライズン』に登場する組織について記述する。
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解説

MMORPG〈エルダーテイル〉をプレイしていたプレイヤー達が現実化したゲーム世界に閉じ込められるという〈大災害〉以降、無法状態にあったヤマトサーバー最大のホームタウン〈アキバ〉の街の治安問題を解決するため、主人公シロエが発起人となって三日月同盟と協力、主立ったアキバの大規模ギルドの代表者を招集し立ち上げた合議制の自治機構。

6月の立ち上げの際、12のギルド(〈記録の地平線〉+シロエが招集した11ギルド)が集結したが、〈シルバーソード〉のギルドマスター・ウィリアム=マサチューセッツが不参加を表明したため、結果残った11のギルドの総意によって発足された。 この発案にはにゃん太が発見した異世界から逸脱した新しい技法が大きな起点となっている。

当初はアキバの街を健全化して〈冒険者〉達が皆で協力してサバイバルを乗り越えていくための仕組みとして組織されたが、やがては〈自由都市同盟イースタル〉における一大勢力として成長し、内外で起こる様々な困難やトラブルへと立ち向かっていく。


議会はアキバの〈冒険者〉を代表する11ギルドマスター「円卓の十一人」と、それを補佐する事務員等によって構成される。

活動内容は多岐に渡り、アキバの街の行政や〈大地人〉の治める周辺国家との交渉や折衝の他にも、会議の結果を処理する「事務局」、街を巡回して治安の維持に従事する「自警団」、〈大地人〉からの依頼(クエスト)や〈円卓会議〉としての方針に基づく探索等のニーズを取り纏めて仕事を求める〈冒険者〉たちに適正な報酬で紹介する「冒険斡旋所」、各地の政情やモンスターの分布、〈妖精の輪〉(ポータルゲート)の位置やワープ先など、様々な情報を売買できる「情報取扱所」等、様々な部署や委員会が設置されている。


理不尽なPKや〈大地人〉への横暴を禁止する他、施行されたルールは緩やかで特に成文化されておらず基本的には〈冒険者〉達の自由意志を尊重するものだが、悪質な違反者はギルド会館から締め出され銀行を始めとするインフラ施設を利用できなくなる等、アキバを中心とした〈イースタル〉地域での行動を大きく制限されることになる。

また、身内から処罰者を出すことはギルド全体の責任であり恥であるという風潮もあるため、有名かつ大手のギルドほどルールを徹底して指導する傾向がある。


9月時点で傘下にあるギルドの総数約700、参加人員は約14000人に上る。


ギルド会館を使用すると税金として一日一回金貨一枚を自動徴収される。


〈ミナミ〉を拠点にヤマト西域を支配下に置いている単一巨大ギルド〈Plant_hwyaden〉とは表面上敵対してはいないが、〈天秤祭〉では「攻撃」を受けるなど水面下では諜報合戦が行われており、〈円卓会議〉の行政体制とは互いに相容れないこともあって実質的に対立状態にある。


円卓の十一人(ラウンドテーブル・デクリメント)


円卓崩壊・新生円卓会議


円卓会議ではイースタルとの同盟及び夏季の〈ゴブリン王の帰還〉に伴う討伐、ギルド会館や大神殿をはじめとする各インフラ施設の購入とその維持費問題への解決、大災害以降に出現した新たなモンスターである〈典災〉への対処に取り組んできた。だが、一年経って議長であるクラスティの消息不明(後に中国サーバーでの生存が確認)、冒険者の間で生じる格差問題など徐々に綻びを見せていた。

格差問題についてはホネスティアインスが雇用創出という側面から、積極的な解決策を提示していた。あくまでも「自治組織」の円卓会議に大手ギルドへの徴収などといった強制権を行使する力は無かった。


更に、〈大地人〉の声も汲み取ることを目的とした円卓会議の主要メンバーに大地人は存在しない。アキバの大地人の多くは外から流れ着いた「流民」であり、冒険者の街からいつか追い出されてしまうのではないかという不安を抱えていた。


一方、「虹色昏睡事件」で〈典災〉の脅威を思い知ったPlant_hwyaden濡羽は東西の融和を望む号令を掛けた。

号令は瞬く間に西方の冒険者に浸透した。貴族側の〈元老院〉では意見が割れたが、半数は濡羽側についた。

但し、融和路線に舵を取ることはアキバやイースタルとの戦乱を望む勢力(インティクス達)と水面下で争うことを意味し、先手を打つ必要があった。

その方策として〈斎宮家〉当主・トウリとレイネシア姫の婚姻、斎宮家によるアインスへのアキバ公爵の任命を行った。


アインスは公爵としての地位を利用して、〈円卓会議〉に代わる「統治組織」となる〈アキバ統治府〉の設立を呼び掛け、大地人を中心に歓迎ムードが広がりつつあった。

これによってホネスティは円卓会議を離脱、他にも離脱や距離置くギルドが現れた。半数近くの椅子が欠けた〈円卓会議〉は事実上崩壊しており、設立者のシロエ自身ですら「もう、円卓会議はお終いだ。」と手放しかけていた。


そんな中、レイネシアだけが自身の役目と共に〈円卓会議〉の存続に強い拘りを持っていた。婚約を破棄してまで自身の思いを述べた彼女に対し、シロエの出した結論は「民主主義による投票」———選挙で白黒をつけることであった。

〈アキバ統治府〉とコーウェン家から独立したレイネシアを議長とする〈新生円卓会議〉による選挙戦は、〈大地人〉からの後押しが強い〈統合府〉側の優勢であった。しかし投票日当日にアキバの〈都市間転移門〉が、結界消失のマナを転用して再起動した。ゲートからアキバの大地人のみならず、〈イースタル〉、〈エッゾ〉各地からの商人や旅人まで投票参加に集結した為に、実力が拮抗した状態になった。

しかし西側の政治的・軍事的な側面で見れば、ゲートの再起動は〈統合府〉側の事実上の敗北に等しかった。そのため開票前に撤退を表明、アインスがアキバを離脱する形で決着が着いた。


こうして〈新生円卓会議〉は大地人を含む「統治組織」としての地位を確立、東ヤマト全体に大きな影響力を持つ組織に生まれ変わった。同時に、ボランティアで行っていた業務内容を事業別に整理、シロエの『都市計画課』のような様々な部署が登場している。


前述の議長・レイネシアに加え、〈大地人〉側のアドバイザーとしてリ=ガン、菫星が参加。護衛〈D3-PG〉(プリンセスガード)に三佐、エリッサ、〈D3-hab〉のリーゼ、櫛八玉が就任、〈グランデール〉はセルデシア辺境地域では貴重な郵便ギルドの為に東西二派から距離を置いて一線を退いたものの、〈シルバーソード〉のウィリアムが〈エッゾ〉代表として同席を果たす。


今後の課題として、シロエは『〈神聖皇国ウェストランデ〉との関係』『月との交信』『典災』の3つを挙げている。


また、にゃん太から会議中でも食事を採る提案をされ、名物的な風景になりつつある。




新生・円卓会議のメンバー

ギルドマスター。産業兼イベント担当。


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