「合体!スーパーブラザージョイント!」
概要
ファイブマンが操縦する巨大ロボのうち、ファイブロボとスターファイブが合体した強化形態。合体コードは「合体!スーパーブラザージョイント!」。
スターファイブの中に残されていた、星川博士の音声メッセージにより判明した機能であり、同時に文矢やレミにとって、このメッセージこそが初めて聞く父の声となった。
宇宙開拓用の装備を戦闘用に転用している都合上、状況によってはファイブマンが変身せず素顔のまま操縦したり、ファイブレッド不在時にはアーサーG6が代理でパイロットを務める事もあった。
合体の際にはスターファイブ、もしくはその飛行形態であるスターキャリアがファイブロボと並行飛行した後、複数の合体用パーツへと分離。これらのパーツがファイブロボに合体する際には、その様子が操縦席のモニターに映し出され、
ファイブブラック「レッグアーマー、OK!」
ファイブブルー「アームカバー、OK!」
ファイブレッド「ヘッドギア、OK!(確認しつつ指パッチン)」
合体が正常に行われたかのチェックを経て合体を完了する。
主な武器は両拳を飛ばす「ジェットナックル」や頭部から発射する「スーパーファイブロボビーム」の他、第43話では妨害電波も繰り出した。固有の手持ち武器はないものの、ヌンチャクやファイブロボの超次元ソードを一時的に使用した事もある。
必殺技は両足の高速ジェットによる加速で敵に突進し、すれ違い様に強力なパンチを繰り出す「スーパーベクトルパンチ」。最終決戦において黒ゴルリンと対峙した際には、通常の右拳でのパンチに加えて左拳も立て続けに叩き込む「ダブルスーパーベクトルパンチ」も使用、これを撃破せしめている。
またラスボスである銀河超獣バルガイヤーに対しては、機体そのものを炎のようなエネルギーに包んで突撃し、これを貫通するという捨て身の大技を敢行。この一撃によってゾーンとの長きに亘る戦いに終止符を打った。
備考
これまでのスーパー合体ロボが「動きにくさ」による理由から、肉弾戦よりも飛び道具を用いての一撃必殺というパターンが定着していたのに対し、スーパーファイブロボは先行する2作品でのノウハウの蓄積や、製作時間の余裕などもあってか、着ぐるみが従前に比べてアクションしやすい作りとなっている。これにより、上記の通り必殺技としてパンチ技が設定されたり、作中でも肉弾戦を行う事が多くなるなど、スーパー合体ロボのターニングポイントの1つとなった。
他方で、作中での苦戦描写もそれに比例して増加しており、物語後半に入るとサザエマジロギン戦ではスーパーベクトルパンチを弾き返され敗北寸前にまで追い込まれた他、ビッグガロアン戦に至ってはわずか3分ほどで頭部と左腕を落とされるという完封負けを喫するに至っている。
この戦隊ロボの苦戦描写は翌年以降にも引き継がれ、それまで切り札的扱いであったスーパー合体ロボでさえも、例外なく苦戦や大破を強いられていくようになる。
関連タグ
地球戦隊ファイブマン ファイブロボ スターファイブ 戦隊ロボ
スーパーデカレンジャーロボ - ブースターで突進してパンチで仕留めるスーパー合体ロボの後輩
将(エリート) - 『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する巨大ロボのひとつ。パワーアップ状態のデザインモチーフとしてスーパーファイブロボが採用されている