ドンブラザーズ解散!カシワモチの逆襲!!
混ぜるな危険、混ぜても危険
混ぜなくっても超キケン!
概要
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』と『機界戦隊ゼンカイジャー』のクロスオーバーであるVシネクスト作品。2023年5月3日から期間限定上映され、9月27日にDVD・Blu-rayが発売(限定版にはドンゼンカイブレードとビクトリースーパーギアが付属)。
両作品共に最終回後の時系列となり、ドンブラザーズ側はドンブラザーズ最終回から1年後、ゼンカイジャー側はゼンカイジャー最終カイ・前作の『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』・『ツーカイザー×ゴーカイジャー』の後日談に当たる。尚、本作は『ゼンキラセンパイ』とガッツリ話が繋がっており、同作の内容を知っていないと拾えない箇所も存在する。その為、本作の視聴前に『ゼンキラセンパイ』を予め視聴する事を推奨する。
また、殆どの作品では前作側の戦隊メンバー以外の一部のキャラクターは出演しない(中にはどうにも出来ない事情もある)傾向にあったが、本作では倒された人物以外は五色田家がヤツデを含めて総登場する(その中で功が番外戦士として、再びハカイザーに変身する事になる)。
物語は『ゼンカイジャー編』、『ドンブラザーズ編』、『VS編』の三部構成となっており、嘗ての仮面ライダーの冬映画と同じスタイルを彷彿させる形となっている。
脚本はドンブラザーズの井上敏樹、ゼンカイジャーの香村純子の両氏が担当。尚、共同脚本とは言え、井上氏がVSシリーズに参加するのは今回が初となる。
Twitterハッシュタグ:#ドンゼン
あらすじ
並行世界を巡る旅から帰ってきた介人達ゼンカイジャー、そこで彼らが見た物はゼンカイトピアが柏餅によって支配され、ゾックスが柏餅の王となるという戦慄の光景だった!
一方、ドンブラザーズは最後の戦いから1年が経過。
はるか達5人は記憶が復活した桃井タロウと久しぶりに再会するが、ジロウの発言をきっかけにドンブラザーズが解散すると言う緊急事態が!
最大の危機を迎える2大戦隊が縁を結んだ時、次元を超えた史上最高のミラクルバトルが幕を開ける!!
登場人物
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
- 桃井タロウ/ドンモモタロウ…演:樋口幸平
- 猿原真一/サルブラザー…演:別府由来
- 鬼頭はるか/オニシスター…演:志田こはく
- 犬塚翼/イヌブラザー…演:柊太朗
- 雉野つよし/キジブラザー…演:鈴木浩文
- 桃谷ジロウ/ドンドラゴクウ…演:石川雷蔵※1
※1:ドントラボルトは本作では変身しない。
※2:ゼンカイザーブラックは本作では変身しない。
機界戦隊ゼンカイジャー
- 五色田介人/ゼンカイザー…演:駒木根葵汰※3
- ジュラン/ゼンカイジュラン…CV:浅沼晋太郎
- ガオーン/ゼンカイガオーン…CV:梶裕貴
- マジーヌ/ゼンカイマジーヌ…CV:宮本侑芽
- ブルーン/ゼンカイブルーン…CV:佐藤拓也
- ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー…演:増子敦貴
- セッちゃん…CV:福圓美里
- 五色田ヤツデ…演:榊原郁恵
- 五色田美都子…演:甲斐まり恵※4
- フリント・ゴールドツイカー …演:森日菜美
- カッタナー・ゴールドツイカー…CV:鈴木崚汰
- リッキー・ゴールドツイカー…CV:松田颯水
※3:VSパートではマスター介人と二役。
※4:前作では写真内に登場していたが、本作で正式に登場。
敵
新形態
主なドンブラ中毒並びにゼンカイ脳(ネタバレ注意!)
- 公式側が遂に混ぜるな危険と言い出す
- 公式ツイッター予告が早速三種三様の混沌
- スーパー戦隊公式「端午の節句に秩序が崩壊!」
- ドンブラザーズ公式「王様の合間に、暴太郎はいかが??」
- ゼンカイジャー公式「カシワモチ…カシワモチ…ブタイアイサツカシワモチ…カ-イ」
- セッちゃん「じかーいじか…」→???「引っ込んでいろ!!」
- 本予告PVのゼンカイジャーパートから音声をしっかり聞くと、バックでずっと連呼され続けている「カシワモチカシワモチカシワモチカシワモチ」
セッちゃん「もう滅茶苦茶チュン…」
ゼンカイジャーパート
- 復活したカシワモチワルドによって支配されたゼンカイトピアにて、柏餅の王に君臨するゾックス。
- 前作の拠点であるカラフルが登場。尤も喫茶どんぶらのセットはカラフルのリデコなので、作り直すのは比較的容易とも言える。
- 復活したカシワモチワルドはDr.イオカルが作り出した人造トジルギアによって生み出された別個体である事、世界を支配しようとしたらゾックスによって下剋上された事が判明。
- マジーヌが「てかネタ被りありなんすね?」とメタ発言をする。
- 状況打破の為、カシワモチトピアをはじめとする並行世界へ赴く一同。その目的は「柏餅を欲しがる人々の為、各並行世界に存在する柏餅を賄賂の如く配布してゾックスへの忠誠を揺るがす」為であった。
- その並行世界特有の柏餅とは「氷漬けの柏餅(コオリトピア)」「椎茸が丸ごと乗っている(キノコトピア)」「柏の葉っぱでは無くカスタネットで餅を挟んでいる(オンガクトピア)」「ハイビスカスの花が添えられている(バカンストピア)」と言ったモノで、ともかくシュール極まりないモノばかりであった(柏要素は…)。
ドンブラザーズパート
- タロウが去った後、ドンブラザーズはジロウをリーダーに活動を再開。冒頭では再び王様鬼と化した大野と戦闘を繰り広げていた。
- はるかはソノザと共に漫画家として順風満帆な日々を送り、真一は私塾を開き、翼はソノニと共に洋菓子店を経営、そして雉野は勤めていた会社の社長となり人生の絶頂の中にいた。
- 尚、何気に以前までの上司だった山田氏は雉野の部下となっていた。
- 夏美は雉野と交際しているが、翼と定期的に会う事には快く思わない様子。
- ソノイはジロウとチームの在り方を巡って対立するも敗北、その後追放。おでん屋のマスターのおでん屋を引き継いでいた。尚、何気にドンブラザーズ加入後の彼の普段の生活が描かれたのはコレが初となる。
- そしてジロウは嘗て電磁鬼となった豪田健太郎から屋敷を譲り受けてそこで生活している。豪田は新生ドンブラザーズのスポンサーでもあり、はるか以外の新しい生活もその財力によってジロウが与えた物であった。
- 嘗ての故郷での心の傷は癒えてない様で、ルミちゃんの肖像画を飾る位に引きずってた上に、髪型が違うとメイド達に怒っていた。まぁあんなことがあればそりゃトラウマになるわな···
- 宅配先に向かったタロウの目の前にラーメンが盛られたドンブリが。ソレを食べようとしたら、マスターの介人からの伝言が流れ、タロウの失われた記憶が復活する。その後、ラーメンは自動的に消滅した。
- ムラサメが喫茶どんぶらのウェイターになっていた。接客応対は結構手馴れたモノで、マザーにも褒められていた。
- 機界鬼は度々「俺こそオォォォンリィィィィィ…ワァァァァァァァァァァァン!!」と叫んでいる。
- 機界鬼との戦いで戦死したタロウの遺体が納められた棺を見たソノイは「嘗てお前に与えられた命を返す時だ」と言い、口からタロウ汁を吐き出し、棺をそれで満たした。 嘗ての宿敵の行動が復活の鍵となる熱いシチュエーションだが…とてもシュールな絵面である。
- タロウが機械鬼に苦戦してる中蘇る時の天女たちが完全にアレである。
ドンブラVSゼンカイパート
- ガオーン「何あれ!?介人がもう一人!?」
- 遂に邂逅する二人の介人。しかもゼンカイパートでも伏線が出た。そして、今回判明したことは…、
- 「…俺は永遠のヒーローさ」
- …結局秘密が明かされる事は無かった(一応、メタ的な意味での正体が明かされなかっただけで彼がどんな存在なのかはある程度は明かされている)。
- しかもこの後ゼンカイザーブラックに変身するかと思いきやそんな事は無く、フリントと共に観戦。一応ギアトリンガー持ってるのに…ゼンカイザーとゼンカイザーブラックは同時に存在し得ないのだろうか?
- しかしコレで本編放送当時に言われていた「マスター=ゼンカイトピアの介人」説は間違いであった事と「2人が並行世界の同一人物である事」、『ドンブラザーズ』の世界でゼンカイザーとして戦っていた戦士である事も明らかになった。
- 時間が残り少なかったからか、ドンブラ&ゼンカイの同時変身、そして文字通りの各人同時名乗りで何言ってるか分からない。
- ココで漸くメインタイトルコール。フリント達からも鋭いツッコミが入った。
- 改めて対面した二大戦隊。介人が「あー!『ワッハッハの人』だよね?」という呼びかけに「ああ、そうだ。」と返すタロウ。結局、ゼンカイジャー第42カイ!と同様、戦いが終わった後もタロウが名乗ることは無かった。
- なおこれにて、42カイ!にて召喚されたドンモモはタロウ本人だった可能性が浮上。
- はるかはゼンカイジャーとの対面時とガオーンとの共闘時に何度も「漫画を描いている」事をアピールしていた。
- 猿原は同じ事を繰り返したはるかに突っ込んだ後に一句詠むが、上半身を分離した状態で質問して来たブルーンに質問を返してしまう
- 雉野とマジーヌのピンクコンビはお互いに普段は控えめな性格な為、攻撃をお先にどうぞとお互いに譲り合うばかりだった。
- 犬塚とジュランはお互いに煽り合うが息の合ったコンビネーションを披露する。
- ジロウとゾックスはお互い色々あって機嫌が悪いのでお互いを攻撃しそうになった上、ジロウに至ってはどさくさに紛れてタロウに攻撃しようとする暴挙に出るも、ソノイによって止められる。
- 全てが終わった後、ゼンカイジャーの一同はゼンカイトピアに帰り、スシトピアの寿司でパーティ。次はゾックスを連れてのごめんなさいツアーに行く事を宣言した。
- 一方のドンブラザーズ一同もドンブラトピア(仮)に帰り、乱入したソノイに敗れたジロウは大野の母親が入院している病院で治療を受けていた。ソコでルミちゃんにそっくりの看護師さんに出会う。
- そして大野が機界鬼になる遠因にもなった彼の母親は…実は眠っていただけで生きていた。
- 翼とソノニは手作りの手配書を辺りに貼り付けてセルフ逃亡劇を始めていた。やはり2人は逃亡者としての生活が性に合っていたようだ。
- ソノザはソノイのおでん屋台に足を運ぶ。だが、タロウ汁を放出し切ったソノイは……。
- そしてタロウは「縁の結び直し」と称してはるか達に戦闘訓練を科すのであった。とは言っても逃げ惑うお供達に攻撃を仕掛ける正に暴太郎と言ったタロウであった…
余談
- 節目作品を中心に、どちらかでたまに前作とのスーパー戦隊VSシリーズが無い事もある事から心配された声があった一方、今回に関しては「ギア」が共通点である事から共演を確信された声もあった。
- また、節目作品が前作と次作とのVSを連続で果たせた例は、国内のみのケースに絞れば『オーレンジャー』、ゼンカイジャーからの逆算ならば『カーレンジャー』以来となる。
- 更に、VS以外の例を含めると『ゴーカイジャー』も前作と次回作と連続で共演しており、次回作に至っては2年連続で共演している(細かく分けると共演作品では3作共演している)。また、共同戦線を張る程度に留まった例にまで敷居を広げると『ジュウオウジャー』も該当する。
- シリーズ恒例となる新旧戦隊がズラリと並んでの名乗りシーンであるが、本作では「全員が同時に変身し同時に名乗る」という仕様だったため敵からも「一斉に名乗られちゃゴチャゴチャしてわからん」と突っ込まれていた。
- ドンブラザーズの公式HPによると今回でマスターの正体が明かされるとの事。また、2人の介人が対面し、ジュラン達一同は驚く可能性も…?
- しかし上述の通り結局肝心な事は明かされなかった(もっとも、メタ方面の答え以外は大体は明かされており、今作でも視聴者の疑惑に対しての回答はされた)。
- ドンブラザーズパートではるかが編集者たちから接待を受けていたシーンで編集者のひとりを演じたのは公開から1年後の『爆上戦隊ブンブンジャー』で振騎玄蕃/ブンオレンジを演じることとなる相馬理氏である(相馬氏はドンブラザーズ本編第8話に出演したことがある)。
- ドンブラザーズは科学戦隊ダイナマンにも変身し、ニュースーパーダイナマイトを使用したがダイナマンに変身したのは40周年記念ゆえとのこと。
関連タグ
機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー→本作→王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ/王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー
「だったら…暴太郎戦隊!」
「ドンブラザーズ!」 よっ 日本一!
「機界戦隊!」
「ゼンカイジャー!」 よっ 機界戦隊!