概要
スーパー戦隊シリーズの最終回後に行われる定例イベント。『百獣戦隊ガオレンジャー』以降毎年恒例で行われている(ただし、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は当時世界的に猛威を奮っていた新型コロナウイルスの影響で全公演中止になった。また、その次の『魔進戦隊キラメイジャー』は一応イベント自体は行われたものの未だにコロナ禍が猛威を奮っており、特に大阪府は緊急事態宣言が発令されていたこともあり、最終日の大阪公演は無観客・配信のみで行う措置をとった)。
大まかな流れとしては基本的に二部構成になっており、第一部は本編終了後の後日談を描いたオリジナルストーリー、第二部は番組キャストのトークショーや主題歌を歌うアーティストや戦隊メンバー等のキャラソン等による音楽ライブが行われている。また、第一部のヒーローショーではその年の現行の戦隊が少しだけ登場するのがお約束になっている。『宇宙戦隊キュウレンジャー』以降はスーパー戦隊親善大使の松本寛也氏がMCを務めることが恒例になっている。
なお、第1部の大まかなストーリーは各公演共通であるが、開催地域によってセリフが異なる事がある。
シリーズ一覧
未ソフト化
- 百獣戦隊ガオレンジャー ファイナルライブツアー2002
- 忍風戦隊ハリケンジャー ファイナルライブツアー2003
- 爆竜戦隊アバレンジャー ファイナルライブツアー2004
- 特捜戦隊デカレンジャー ファイナルライブツアー2005
- 魔法戦隊マジレンジャー ファイナルライブツアー2006
- 轟轟戦隊ボウケンジャー ファイナルライブツアー2007
- 獣拳戦隊ゲキレンジャー ファイナルライブツアー2008
ソフト化/サブスク配信有
炎神戦隊ゴーオンジャー ファイナルライブツアー2009
2009年3月14日から4月19日にかけて静岡県、宮城県、愛知県、北海道、大阪府、広島県、福岡県の7都道府県で開催。
ファイナルライブの脚本は古怒田健志氏が担当。
時系列は最終回後、『侍戦隊シンケンジャー』が活躍する時代を舞台としており、同作からシンケンジャーと外道衆(血祭ドウコク、ズボシメシ、ナナシ連中)が登場。
ただし、シンケンジャーとの共闘描写などから現在のクロスオーバー作品とは完全なパラレル設定である事がうかがえる。
また、『炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』の出来事を踏まえ、ヌンチャクバンキ(臨獣トータス拳メカの技が使える)の登場やゴーオンウイングスが炎神拳を使えるといった描写がなされている。
侍戦隊シンケンジャー ファイナルライブツアー2010
2010年03月14日~4月19日にかけて静岡県、宮城県、北海道、愛知県、福岡県、広島県、大阪府の7都道府県で開催。
ファイナルライブツアーの脚本はメインライターの小林靖子氏である。
時系列は最終回後で「力」のモヂカラを利用し、血祭ドウコクの復活を目論む外道衆の残党(骨のシタリ、オオツムジ、ヤナスダレ)にシンケンジャーが立ち向かう。
『天装戦隊ゴセイジャー』からはゴセイジャー、ウォースター(塊のミゾーグ、魔虫兵ビービ)が登場。
天装戦隊ゴセイジャー ファイナルライブツアー2011
2011年3月19日~4月23日にかけて愛知県、静岡県、北海道、広島県、福岡県、大阪府の6都道府県で開催。
宮城県での公演が中止となっているが、これは同年の3月11日に東日本大震災の発生を受けたものである。
時系列は最終回後で脚本は横手美智子氏が担当。
4年に1度開催される「大護星祭」の日に惑星のモンス・ドレイク、ビッグフットの筋グゴン、10サイのロボゴーグ、エージェントのメタルAら4幹部が復活し、ゴーカイジャーと共に立ち向かうストーリー。
なお、彼ら悪き魂を蘇らせたのはシカバネン、バリゾーグら宇宙帝国ザンギャックからの刺客となっており、モンス・ドレイクもザンギャックの存在を認知していたという設定になっている。
ちなみにゴセイジャーの変身能力が健在のため、ゴーカイジャーは終始、レジェンド戦隊にゴーカイチェンジしない。
海賊戦隊ゴーカイジャー ファイナルライブツアー2012
2012年3月17日~4月22日にかけて静岡県、宮城県、静岡県、北海道、広島県、福岡県、愛知県、大阪府の7都道府県で開催。
時系列は最終回後で『特命戦隊ゴーバスターズ』がヴァグラスと戦っている時代。
スーパー戦隊のサインが記入された鎧の手帳を拾いに地球に舞い戻ったゴーカイジャーたちの前にザンギャック本星で蘇ったスーパーワルズ・ギル(姿はそのまんま)が再生幹部を引き連れてリベンジを挑んで来た!さらにさらに皇帝親衛隊やアクドス・ギルまで蘇り、ゴーカイジャーがゴーバスターズがタッグを組んで迎え撃つというストーリー。
今回は一時的にレジェンド戦隊が力を貸し与えている為、ゴーカイチェンジできるという設定。
なお、脚本は香村純子氏が担当。
特命戦隊ゴーバスターズ ファイナルライブツアー2013
2013年3月16日~4月21日にかけて広島県、山口県、福岡県、宮城県、静岡県、愛知県、北海道、大阪府の8都道府県で開催。
時系列は最終回後。脚本は小林靖子氏が担当。
人間嫌いの科学者ドクター・オルト(CV:杉田智和)によって再興された「ネオヴァグラス」により、バディロイドたちは洗脳された挙句、エスケイプとエンターまで復活するが、メサイアⅡ世はオルトの手を離れ、再び地球征服を開始。
ゴーバスターズは復活した陣と共にバディロイドたちの心を取り戻すべく奮闘するというストーリー(この流れからもわかる通り、『恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』とはパラレル設定)。
また、『獣電戦隊キョウリュウジャー』からはキョウリュウジャー、百面神官カオス、デーボ・ヒョーガッキが登場する。
獣電戦隊キョウリュウジャー ファイナルライブツアー2014
2014年3月16日~4月20日にかけて静岡県、宮城県、北海道、愛知県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
時系列は最終回後で脚本は三条陸氏が担当。
復活したデーボス軍によってコンプレックスを刺激されたラッキューロとノッさんが洗脳されてしまうという流れになっており、レギュラーメンバーの他にもスピリットレンジャーも活躍する。
『烈車戦隊トッキュウジャー』からはトッキュウジャーとシュバルツ将軍、サーベルシャドーが登場するが、『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー』とはパラレルである。
また、『恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』の出来事も組み込まれているのか、敵としてネオガイルトンやネオグリフォーザーも登場している。
烈車戦隊トッキュウジャー ファイナルライブツアー2015
2015年3月14日~4月25日にかけて静岡県、北海道、愛知県、広島県、福岡県、宮城県、大阪府の7都道府県で開催。
時系列は最終回後で脚本は小林靖子氏が担当。
闇の巨獣の残骸が闇の0号(CV:鈴村健一)として復活、牙鬼軍団の刺客妖怪カマイタチと手を組んでトッキュウジャーに挑戦するというストーリーでニンニンジャーもゲスト出演する。
最終回を踏まえ、グリッタ嬢はシャドーラインの穏健派としての登場であり、それ以外のシャドーライン幹部は複製体という設定である。
なお、今回は大人の事情でワゴンがチケットくんを装着している。
手裏剣戦隊ニンニンジャーファイナルライブツアー2016
2016年3月19日~4月24日にかけて静岡県、北海道、宮城県、愛知県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
時系列は最終回後。脚本は下山健人氏。
臥待天骸(CV:くじら)が招集した悪の戦隊である妖怪戦隊ニャンニャンジャー(メンバーは妖怪ネコマタZ、妖怪フタクチオンナ、妖怪ウミボウズ、上級妖怪ヌエ、妖怪アミキリ、妖怪ユキオンナの6人)との対決を描く。
『動物戦隊ジュウオウジャー』からはジュウオウジャーがゲスト出演した他、本作限定でニンニンジャー超絶が5人分登場しているのも特徴。
動物戦隊ジュウオウジャーファイナルライブツアー2017
2017年3月18日~4月23日にかけて静岡県、北海道、宮城県、愛知県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
時系列は最終回後。脚本は香村純子氏。
ジニスの細胞に寄生されたバドが復活したデスガリアンを率いてジュウオウジャーに挑戦してくるというストーリー。
『宇宙戦隊キュウレンジャー』からはシシレッド、サソリオレンジ、カメレオングリーン、カジキイエロー、ヘビツカイシルバーが登場。ジュウオウジャー側が彼らを知らないそぶりを見せているが、『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』とは特に矛盾しない(そちらで彼らに出会ったのはバドである為)。
宇宙戦隊キュウレンジャー ファイナルライブツアー2018
2018年3月18日~4月22日にかけて静岡県、北海道、宮城県、愛知県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
時系列は最終回後。脚本は毛利亘宏氏。
ミナミジュウジキュータマ、ミナミノウオキュータマ、ミナミノサンカク、ミナミノカンムリの力で並行世界からやって来た鳳ツルギが正史のキュウレンジャーと共に並行世界でドン・アルマゲに取り憑かれたシシレッド(腰マントを装着した黒い戦士であり、シシレッドオリオンにも変身する)を相手に戦う(キュータマのチョイスは南圭介氏に由来)。
なお、原作でキュウレンジャーはスペース・スクワッドの世界に行っているのにも拘らず、ガルが並行世界について心当たりのない様子を見せている(ただし、今回での「並行世界」とは分岐したIFの世界を指している為に矛盾はない…はず)。
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』からはルパンレンジャーとパトレンジャーが登場。どうやら彼らも並行世界に迷い込んでしまったらしい。
なお、『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』とはパラレルとなっている(パトレンジャー側がラッキーを知らない素振りを見せている為)。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー2019
2019年3月17日~4月21日まで静岡県、北海道、宮城県、愛知県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
最終回のラストシーンの続きを描く作品。脚本は香村純子氏が担当。
カーゼミーが時を巻き戻すルパンコレクションの力でデストラやゴーシュを復活させただけでなく、拘禁されていたドグラニオを解放させた事から物語が動き出す。
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』からはリュウソウジャーが登場するが、恐らくは「騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー」とはパラレルと思われる。
本作限定形態としてスーパールパンブルー、スーパーパトレン3号が登場。
騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー2020
2020年3月20日~4月26日までの開催を予定していたが、COVID-19の感染拡大に伴い、全公演中止。
その代わりとして東映特撮ファンクラブにて『漫画 騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー2020』(脚本:山岡潤平、漫画:根岸真知子、編集:サイドランチ)が2021年2月20日から4月25日まで全4話が連載された。
時系列は最終回後であり、邪悪な戦士リュウソウモーリアが率いるドルイドン幹部のクローン軍団とリュウソウジャーとの戦いを描く。
『魔進戦隊キラメイジャー』からキラメイジャーが登場し、変身前のリュウソウジャーと邂逅を果たすが、『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』とはパラレルと思われる(そちらではコウがキラメイジャーを知らない様子を見せている)。
魔進戦隊キラメイジャー ファイナルライブツアー2021
2021年4月11日(日)~5月30日にかけて静岡県、愛知県、北海道、宮城県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
ファイナルライブツアーのサブタイトルは「エピソードSPECIALさらば愛しのやつら」。
脚本は荒川稔久氏。脚本協力は金子香緒里氏が担当。
ミンジョとヌマージョの姉であるマッジョ(CV:幸田直子)がトラウマを吸い取って生み出したエネルギーで復活させたシャドンや邪面師を相手にキラメイジャーが立ち向かう流れとなっている。
『機界戦隊ゼンカイジャー』からゼンカイジャーが登場するが、『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』では本作の出来事には特に触れられていない。
機界戦隊ゼンカイジャー ファイナルライブツアー2022
2022年4月17日~5月29日にかけて静岡県、北海道、愛知県、宮城県、広島県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
脚本は香村純子氏が担当。
当時の現行戦隊である『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』からドンブラザーズが登場。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー2023
2023年4月8日~5月28日にかけて愛知県、北海道、宮城県、静岡県、山口県、福岡県、大阪府の7都道府県で開催。
ファイナルライブの副題は「じごくさいばん」となっており、脚本は井上敏樹氏。
オリジナル怪人として暴太郎鬼が登場。
王様戦隊キングオージャー ファイナルライブツアー2024
2023年3月31日~5月19日にかけて静岡県、北海道、宮城県、新潟県、愛知県、広島県、福岡県、大阪府の8都道府県で開催。
なお、トークショー部分の「トークオブKINGS」は各公演ごとにゲスト出演者が異なり、TTFCでは静岡・仙台・新潟・名古屋・福岡の5公演が配信されている。