「"護星天使"?お前達が例の雑魚か… この塊のミゾーグ様の仕事を邪魔すんじゃねぇ!」
データ
出身星 | ベラスカ星 |
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身長 | 205cm(巨大化時:51.3mらしい※) |
体重 | 179kg(巨大化時:447.5tらしい※) |
任務 | 地球上の建物などを破壊して更地化する |
特技 | 瓦礫を丸めて操る |
趣味 | ボウリング |
CV | 宇垣秀成 |
スーツアクター | 佐藤太輔 |
※作中にて巨大化しなかったため
概要
宇宙虐滅軍団ウォースターの1人で、首領である惑星のモンス・ドレイクに招集され、地球を蹂躙する任務を遂行するベラスカ星人。『天装戦隊ゴセイジャー』本編において見習いである5人の護星天使が戦った最初の悪しき魂である。
金色に輝くスカラベの様な姿を持ち、その能力は腹部にある巨大な回転式の掘削機を思わせる器官から吸い込んだ瓦礫を細かく破砕し、改めて体外で練り直す事で団子状の塊を作り出すという物で、吸い込んだ瓦礫の逆噴射も可能。この能力で作って吐き出す塊は建物の破壊のみならず、敵に対しても押しつぶすことで中に取り込み閉じ込めるという攻撃手段となり、邪魔者の排除も行えてまさに「一石二鳥の能力」である。
ただし、ひとつの塊には一人しか閉じ込められず、閉じ込めた後だと弾き飛ばすだけになる。
同時に、こうした瓦礫を巨大な塊に変える自身の能力こそ、彼が「塊のミゾーグ」と呼ばれる所以なのは言うまでもない。また戦闘では目から光線を放って攻撃する事も可能で、劇中描写を見る限り、ビルをも瓦礫の山に変える威力がある模様。
劇中では自らの能力で都市を破壊し、地球を更地に変える任務に当たった。
活躍
ドレイクの命を受けて地球に降り立つと、ミゾーグは早速、自身の能力で地球を更地にすべく破壊活動を開始。街を瓦礫に変えては自身の能力で巨大な塊に変え、更に目から発射する光線でビルを破壊して回る。
そんな彼の様子を幹部達が「口の利き方はなってないが、相変わらず手際の良い奴」と評する中、自身の生み出した塊で玉乗りをしながら人々を襲う。
そこへ駆け付けた見習い護星天使のアラタ達5人だったが、直前にうっかりチェンジカードを落としてしまったアラタだけは変身出来ずにいた。そのままミゾーグは自身の作り出した瓦礫の塊に他の4人を捕らえて追い詰めるも、残されたアラタは諦めず立ち向かう。
業を煮やして四人を閉じ込めた瓦礫を四方から差し向けるが、アラタがこれを跳躍してかわしたことで衝突した瓦礫が粉砕され、四人は解放させられてしまう。
その後も生身で立ち向かうアラタだが、そんな彼の姿に心を動かされた少年・天知望は拾ったカードをアラタに届け、そこでゴセイジャー5人は初の変身を披露。
嗾けた魔虫兵ビービをゴセイブラスターで一掃されるや、ミゾーグは自ら作り出した瓦礫の塊に乗っかって玉乗りの要領で転がしながら襲い掛かる。だがこれもゴセイブラスターの一斉射撃で破壊され、悪足搔きとばかりに自身の吸い込んだ瓦礫を逆噴射で発射するも同じ様に撃ち落されてしまい、最期はゴセイウェポンを合体させたゴセイバスターによるゴセイダイナミックで天高く打ち上げられ、敢え無く爆散した。
余談
モチーフはフンコロガシで、名前のと出身星の由来はそれぞれ『スカラベ』と映画『未知との遭遇』。特に後者は劇中の舞台に砂漠が登場するため、そこから砂漠に生息するフンコロガシがモチーフになったと思われる。
忘れてはならないのはこの映画のテーマが宇宙人とのファーストコンタクトであるという点で、これも宇宙人の集団であるウォースターとのファーストコンタクトという意味合いとして、最初の構成員の名前に選ばれた可能性が推察される。
声を担当した宇垣氏は『侍戦隊シンケンジャー』のオカクラゲに続き、今作で2年続けてスーパー戦隊シリーズに出演する事となった。次の出演は8年後の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のメルグ・アリータ役である。
尚、宇垣氏はデビュー作となる『電磁戦隊メガレンジャー』でエイネジレを演じていたが、こちらも巨大化せずに倒された怪人だったりする。
関連タグ
フンジーム:フンコロガシモチーフの後輩怪人で、中の人は同僚の怪人を演じている。
フタクチドックリ:ピクミンシリーズの敵生物の1体で、こちらも岩の塊を吐き出して攻撃する。