初めに
フタクチドックリは成虫と幼虫が存在する。
『ピクミン1』では成虫個体のみが、『ピクミン2』と『ピクミン3』では幼虫個体のみが登場している。
成虫と幼虫とあるが厳密には別種であり、和名、学名も異なる。(例として同じイシツツミ科の幼虫であるユキフタクチとその成虫であると明言されているオオユキカブトは和名、学名共に同じ)
『ピクミン4』では成虫がフタクチカブトという別種として名称が変更された。
本稿の成虫の項目で記載されているのは、『1』でフタクチドックリとされていた頃の情報。(ただし、区別の為に成虫の名称はフタクチカブトと表記している)
分類
フタクチカブト(成虫)
和名 | クロガネオオイシツツミ |
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学名 | Granitus ferrous |
科目 | イシツツミ科 |
フタクチドックリ(幼虫)
和名 | ヤマトイシツツミ |
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学名 | Granitus chukkulinae (larva) |
科目 | イシツツミ科 |
解説
フタクチカブト(成虫)
探索地域の在来種「ヤマトイシツツミ」の成虫。
詳細は上記リンク先を参照。
フタクチドックリ(幼虫)
探索地域の在来種「ヤマトイシツツミ」の幼虫。
鮮やかな緑色をしており、口はラッパや大砲のようにみえる。幼虫なので甲殻はなく、大型の外敵からの捕食を避けるため体側に目玉のような紋様がある。また、幼虫時は雌雄の区別がほとんどつかない。
岩石を主な餌とする鉱物食で、オオガネモチなどの鉱虫の体内など特殊な環境下でしか存在できないメタバクテリアの力でエサの鉱物を消化吸収をしている。孵化直後の幼虫はバクテリアを持っていないため、フタクチドックリの成虫が吐き出したメタバクテリアが分解中の岩石を餌とすることで、確実に体内にメタバクテリアを取り入れている。
外敵への攻撃として口から吐き出す岩は、消化吸収されて老廃物となったものである。吐き出す際はフタクチカブト同様に上部の口から空気を吸い込んだのち正面の口から吐き出されるが、『4』以外では明確に描写されていない。
動き回るタイプと動かない砲台タイプの2種類が存在し、後者は近くを通りかかると地中から這い出てくる。また、動き回るタイプには紫ピクミンによる硬直が有効だが、砲台タイプにはこれが効かず、体力が少し高いため厄介。なお、これらは内部データ上別の原生生物として扱われている。
なお砲台タイプは一度狙いを定めると一点に集中して狙い続ける傾向にあるため、片方のリーダーを囮にするのが有効である一方、動き回るタイプの方はリーダーよりもピクミンに対して強く反応を示す傾向にあるため、囮がそれほど有効ではない。
フタクチカブトと違って直接攻撃できるかわりに、ピクミンが張り付くと前方に振り払おうとする。さらに、弱点を突かれると無防備になる成虫と違って、これといった弱点もないため急いで呼び寄せないとそのまま岩を吐かれて潰される・・・という悲劇が起きる。これを防ぐには、岩を吐きだすモーション中にフタクチドックリの側面・後ろから攻撃をしかけ、岩攻撃の直後に回収。これを繰り返せば難なく倒せる。
また、吐き出す岩はパンチで破壊することが不可能となった。ただし『2』に限りたんけんねぶくろで寝ることで岩を無効化することが可能。
『4』では大幅に強化されて正面に張り付くと岩を吐き出す際の衝撃で前に吹き飛ばしつつ岩で潰すという荒技を身に付けており、相変わらずフタクチカブト以上の強敵。
成虫と思われたフタクチカブトの解説から、こちらは本来の成虫と共に絶滅の危機追いやられており、フタクチドックリ(ヤマトイシツツミ)の成虫を目にする機会は激減してしまっている。
一方でフタクチドックリ自体の登場する頻度はかなり高く、本当に絶滅の危機に瀕しているのかは疑わしいところ。(『4』以前のオリマーメモでも、「成虫が確認できず、死滅してしまったのではないかと思われたが、幼虫が確認できたことでその心配はなくなった」と記載されている)
ルーイメモによると、よく砂を吐かせてから殻を剥いて、生食やフライにするとうまいらしい。
関連タグ
ミヤビフタクチ ユキフタクチ オオユキカブト ヒフキドックリ