Dr.ヒネラー「エイネジレよ、少しでも抵抗する者は構わん。ネジレ次元に送り込んでしまえ!」
登場話数:第2話「見てくれ!俺たちのギャラクシーメガ」
概要
邪電王国ネジレジアが使役するネジレ獣の一体。作中で最初に生み出され、メガレンジャーと戦闘に及んだ個体でもある。
エイの遺伝子情報をもとに、ネジレ科学で生み出されたもので、その出で立ちはモチーフのそれを反映しつつも、腹面から手足を生やし二足歩行型となっている他、体表も白っぽい生身の部分と青みがかった鋼質な部分とが入り混じった、左右非対称なツートーンとなっているのが大きな特徴。顔に相当する部分は背面・腹面ともに計三箇所存在するが、そのうち実際の顔は腹面側の中央、黄色い目が備わった部分と見られる。
ネジレ獣の大半に共通する「捻れ」の要素は、分かりやすいところでは長く伸びた尾の部分に反映されており、この伸縮自在な尾を振り回しての攻撃や、目から発射する破壊光線が戦闘の際に活用される。
また、両手足を体内に引っ込めることで飛行形態となり、それを活かした突撃も強力である他、単独で大気圏外を飛行することさえもできる。
デザインは下條美治が担当。前述したツートーンもやはり「捻れ」要素を意識してのものであり、エイというモチーフの選定もそれが一番やりやすそうであったことに起因したものであるという。デザイン画稿では鋼質な部分がより彩度の高い青とされている他、二足歩行状態のものに加えて飛行形態の画稿も別途描き起こされている。
CV担当の宇垣は、前年の『ビーファイターカブト』での出演を経てスーパー戦隊シリーズへは本作が初参加となり、翌年以降も度々シリーズに携わっていくこととなる。
作中での動向
I.N.E.T.への襲撃を皮切りに、ネジレジアによる地球侵略作戦がいよいよ幕を開ける中、より大規模な攻勢を仕掛けるべく巨大戦艦「ネジクラッシャー」と一緒に送り込まれたのがエイネジレであった。
兵士クネクネの一団と共に市街地に降り立ち、警官隊を一蹴するなど猛威を振るっていたエイネジレは、さらにネジレジアの攻勢によって危険に巻き込まれたタケシ達を守るべく、単身挑みかかってきた健太をも難なく叩きのめしてみせるが、そこに耕一郎達4人も駆けつけたところで、彼等も含めた5人の変身するメガレンジャーとの戦闘を余儀なくされることとなる。
持ち前の飛行能力なども活かし、当初こそ優位に戦闘を進めていたエイネジレはしかし、メガレンジャーが「デジタルフォーメーション」を発動させると一転して劣勢に立たされ、已む無く宇宙空間で待機していたネジクラッシャーに帰投。ヒネラーと共に宇宙まで追ってきたメガレンジャーを迎撃し、彼等の駆るメガシップと艦同士での砲撃戦を展開するが、メガシップがギャラクシーメガへと変形合体を遂げると、相手方が突撃を敢行しメガサーベルの一撃を叩き込んだことでネジクラッシャーは轟沈。同乗していたヒネラー達が脱出する中、エイネジレのみそうした描写が見られないことから、恐らくは艦と共に宇宙の藻屑と消えたものと見られる。
関連タグ
塊のミゾーグ:13年後の『天装戦隊ゴセイジャー』に登場する敵怪人の一体。CV担当を同じくすると共に、(こちらは第1話に登場したという相違点こそあるものの)作中で最初に戦隊と戦った相手であり巨大化することなく倒されたという共通項も有する。