概要
『電磁戦隊メガレンジャー』第27話「けちらせ!死を呼ぶ魔のサンゴ」に登場。
身体中に赤や黄色、ピンク、緑色のサンゴが生えた怪人と言うべき姿を持ち、右肩から左足にかけてピンク、黄色、赤のサンゴがねじれた意匠が見受けられる。
口から吐く泡状の培養液を浴びせた人間をサンゴに変える能力を有し、劇中ではこの能力で「人間サンゴ」を増殖させて地球の環境を変化させようと目論んだ。
サンゴ型の槍と両肩から伸びる触手を武器に戦い、そのボディもあらゆる攻撃を弾き返す程の強靭な防御力を誇るが、「培養液を放出する際に口を開くと0.3秒間、口内が無防備になってしまう」という弱点を抱えている。
活躍
地球の海を人間サンゴで埋め尽くすことで世界全体を人間サンゴ以外の人類が住めない環境に作り変えるため、上記の能力で神之島の住人を残らずサンゴに変えて行く。
そして「知り合いの経営するリゾートホテルにタダで泊まれる」と、大岩先生に誘われた健太達5人が島にやって来るや、瞬を除く4人にも同様に泡を浴びせ掛けてサンゴ化させる。
犠牲者が安置された洞窟で4人が徐々にサンゴ化して行く中、サンゴネジレは強化培養液で4人のサンゴ化を更に加速させようとする。一方、海中でクネクネに襲われていた瞬は浅瀬に落ちていたデジタイザーを拾った少年の助力を受けてメガブルーに変身。クネクネを捕まえてサンゴネジレのアジトの洞窟へと案内させていた。
そして現れたブルーが健太達の身体についたサンゴをメガスナイパーで撃ち落としたため、サンゴネジレは4人のサンゴ化に失敗したどころか、メガレンジャーへの変身を許してしまった。
かくして5人揃ったメガレンジャーに改めてクネクネを差し向けるも一掃されたため、自ら5人をサンゴにすべく泡を吐き出して応戦するサンゴネジレ。
強固なボディでメガスナイパーの射撃を弾き返すも、ブルーのバーチャルサーチによって口を開けた瞬間が弱点であることを見抜かれた挙句、泡を吐くべく口を開けた瞬間に5人のメガスナイパーの射撃を喰らい負傷。そのままドリルスナイパーカスタムとマルチアタックライフルを同時に撃ち込まれて敗北する。
直後に現れたビビデビから巨大化ウイルスを注入されて巨大化すると、巨大戦ではギャラクシーメガ相手にサンゴ型の槍で挑み、両肩からの触手で拘束しての電撃で攻撃する。だが、駆けつけたデルタメガの攻撃に怯んだ隙にギャラクシーメガに投げ飛ばされ、その間に2体はスーパーギャラクシーメガへと超電磁合体してしまう。そして最期はスーパーギャラクシーナックルを喰らって爆散した。
余談
モチーフはサンゴ。ちなみに前々回に登場したクローンのウツボネジレの腕にも同じモチーフが使われている。
第27話の予告ではホラー映画を思わせる不気味なBGMが流れていた。
声を演じる小室氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。尚、特撮自体は『ウルトラマン物語』におけるウルトラマンジャックとウルトラマン80の役でデビュー済みである。次回作の『星獣戦隊ギンガマン』ではミザルスという本編最後に登場する怪人の声を演じている。
リメイク版にあたる『パワーレンジャー・イン・スペース』ではコーラライザー名義で登場し、川村拓央(現・かわむら拓央)氏が吹き替えを担当する。
関連タグ
電磁戦隊メガレンジャー 邪電王国ネジレジア ネジレ獣 サンゴ
フジミボーマ、ハイジャック犯ナボコフ:同じく無敵の防御力を持つが口が弱点の戦隊怪人。