デジタイザー
でじたいざー
システム音声:サムエル・ポップ・エニング(初期のみ)
メガレンジャーの初期メンバー5人が、左腕に装着するブレスレット型の変身アイテム。3桁のシークレットコードを、本体に配された0から9までのテンキーで入力し、メガレンジャーへの変身や装備の呼び出しなどといった各種機能を発揮する、というシステムが搭載されている。
またシークレットコードの入力に依らない機能として、メガレンジャー同士やI.N.E.T.との通信機能も実装されており、これのみテンキーとは別に専用のボタンが存在する。
悪用防止の為、他の人間には使えないように変身コードや音声パターンを認識するボイスロック機能がある。そのため、カナリアネジラーの能力で声を取り換えられてしまった千里が変身不能に陥った事もあり、この時は千里の声で喋るカナリアネジラーを巧みに誘導して音声コードを言わせる事で、何とか変身に成功している。
放送当時発売されたなりきり玩具は、スーパー戦隊シリーズとしては初めて作中と同様の音声(※)が収録されており、以降の作品においても踏襲されるようになる他、商品売上の好調が後の携帯電話型変身アイテムの発売にも繋がるなど、玩具面においては画期的とも言える存在となった。
番組終了から20年が経過した2018年には、「戦隊職人」レーベルよりバトルライザーと共に再商品化され、本放送時には実現しなかった音声入力機能や、出演者による各種ボイスなども新たに盛り込まれた。
(※ それまでの玩具では単純な電子音のみが鳴るのが殆どであり、『オーレンジャー』と『カーレンジャー』では逆に電子音を作中のSEに用いる事で、なりきり度を上げる試みもなされていた)
劇中では第3話までは音質が玩具と同じ音声、第4話ではこの回のみの高い声の別の音声、第五話以降から高音質な音声となっている。
なお、『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では再び玩具と同じ音質の音声が使用されている。
パワレン版である『パワーレンジャー・イン・スペース』ではアストロ・モーファーという名前で登場し、全編通して玩具版と同じ音質になっている。
なお、何故「3・3・5」で変身なのかについては高寺PのXによれば当時の玩具担当者が小さな子供でも覚えやすく押しやすいとして選定した数字とのこと。
画面部分には各シークレットコードが書かれている。
- 「3・3・5」→メガレンジャーへの変身時に使用。その際、コード入力の前に「インストール・メガレンジャー」の音声コードを入力する必要があり、最後にエンターキーを押す事でメガスーツ(デジタルスーツ)が転送・装着され、変身を完了する。
- 「2・5・9」→サイバースライダーの呼び出し
- 「7・6・1」→デジタンクの呼び出し
- 「5・4・1」→ギャラクシーメガの呼び出し
- 「1・0・8」→コンピューター分析
上記の他、作中未登場もしくは玩具独自のシークレットコードも存在する。
- 「0・3・1」→メガボイジャーの呼び出し
- 「9・1・2」→ゲームモード
etc...
重甲ビーファイター…デジタイザーと同様のテンキー入力機能を備えた「インプットマグナム」が登場。時系列的にはこのインプットマグナムの玩具のギミックを応用する形で生まれたのがデジタイザーである
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー…同作に登場するルパンコレクションの一つとして、デジタイザーをモチーフとした「賢者~L’homme sage~」が登場する
ファイズフォン…テンキーに3桁の数字を入力する事で複数の機能に対応した、他作品の変身アイテム。
アクセルチェンジャー←デジタイザー→ギンガブレス