「せめてその声だけでも…トリカエッコ!」
概要
第37話『どうして?千里がオヤジ声』に登場。
口からはレーザー光線を発射し、胸からは相手の持つ様々な能力を取り換えることのできる「トリカエッコビーム」を発射する。
地球のカナリアのような美しい鳴き声ではなくオヤジ声であることにコンプレックスを抱いており、美しい声を持つ人間の声を自分の声と入れ替えようと企んでいる。また他のサイコネジラー達と違い、コミカルな言動や目つきをしているのが特徴。
活躍
デスネジロの中に今誰もいない事をいいことに天下を上げようとしたビビデビによって呼び寄せられた。
ビビデビからトリカエッコビームを授かると、トリカエッコビームでメガレンジャー達の武器を奪ってくるよう命じられたが、作戦そっちのけで自分好みの美しい声の持ち主を上空から探し回り、文化祭のステージでの歌の練習をしていた千里に目を付け追いかけまわした。
元々の戦闘力が低いのかメガレンジャー相手にレーザーをはじかれるなどして軽くあしらわれたためビビデビに撤退を命令されるも、せめて声だけでも手に入れるためにメガイエローの喉にトリカエッコビームを発射し、念願の千里の声を手に入れた。
その後再び現れ、トリカエッコビームで改めてメガレンジャー達の武器とバトルライザーを自分の持っていたモップや変な腕時計と取り換えてしまう。
そして彼らの武器で暴れ回ろうとしたが、武器の使用には音声認識が必要であるとメガレンジャー達にあおられ、バトルライザーで襲い掛かるもメガレッド用の武器であるため大した威力が出ず、メガレンジャー達に教えられた武器使用に必要な音声「インストール・メガレンジャー」を罠とも思わずに叫んだことでメガイエローの変身を許してしまい、メガスリングの攻撃に怯んだところにドリルスナイパーカスタムとマルチアタックライフルの攻撃で倒された。
直後にビビデビに巨大化ウイルスを注入され巨大化。
メガボイジャーを口から吐くビームで迎え撃ったが、ウイングメガボイジャーのウインガースパルタンを受け爆死した。
その後、千里の声は遅くとも2、3日後に元に戻ることになった。
余談
モチーフはカナリア。戦隊初のカナリアモチーフの怪人であるが、2022年3月現在、同モチーフの戦隊怪人はこのカナリアネジラーしかいない。
(他の特撮作品を含めると、『初代仮面ライダー』のカナリコブラが該当する)
元の声を演じた大塚氏は『超力戦隊オーレンジャー』のバラリベンジャー以来2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。次回作の『星獣戦隊ギンガマン』でもザッカスの声を演じている。ちなみに中の人ネタだが上記の出来事は後にアズールレーンのCMや某クソアニメでもまさかの展開になる。
スーツは後にマボロシネジラーに改造された。
関連タグ
ボイスジゲン:『鳥人戦隊ジェットマン』の怪人で、こちらも女性メンバーの声を奪った繋がり。
ご褒美サイマ獣ガラガ:2年後に登場する鳥モチーフ繋がりの怪人で、下級幹部の手で無断で生み出された点とギャグ回である点、登場回がイエロー戦士の主役回である点が共通している。
カラオケオルグ:4年後に登場する怪人で、こちらも戦隊メンバーの声を奪った繋がり。こちらは犠牲者を猫の鳴き声のような声に変えてしまう。
学園アイドルマスター:27年後に大塚氏が担当する学園長がエイプリルフールの企画で女子高生のセリフを読み上げる奇行に走ってしまった。