カマキリネジラー
かまきりねじらー
第35話『のりきれ!メガシルバー最大の危機』に登場。
カマキリの遺伝子を元に生み出されたサイコネジラー。緑色のカマキリ型ロボットを思わせる姿で、目が黄色い複眼になっており、捩じれた刃のついた巨大なデスサイズを持つ。
戦闘では大鎌から岩を切り裂く緑色の刃やカマキリの鎌に似たブーメラン、複数の相手の動きを同時に見る複眼を持っているため、攻守共に隙が無い。
街で破壊活動を行っていると、メガレンジャーが駆けつけたために交戦。
持ち前の能力で圧倒し、参戦したシルバーを相手取る中、彼の致命的な弱点を見つけてその場は撤退。
デスネジロに帰還後、シルバーの過去の戦いのデータから彼の変身時間に「2分30秒という制限」があることを突き止める。
改めてメガレンジャーと戦い、駆けつけた裕作がシルバーに変身したのを見計らうと、あらかじめ時限爆弾を仕掛けた2丁の鎌のスイッチを入れて投げ付ける。
それにより動きを封じられたシルバーは、空中でタイムリミットを迎え爆発に巻き込まれてしまう。クネクネに妨害されて助太刀できず、怒りに震えながらも彼の弔い合戦に向かう5人をカマキリネジラーは鎌の斬撃で返り討ちにする。
止めを刺そうとするカマキリネジラーだったが、そこへオートスライダーに乗ったシルバーが空中から体当たりを喰らわせて来た。
殺したはずの相手が生きていることに驚きを隠せないでいる中、シルバーは種明かしをする。
なんと、既に彼は「スーツ着用の時間制限の解除に成功」しており、前回の戦いで精細を欠いていたのも調整のためにスーツのパワーを押さえていたためだったのだ。
折角つかんだ弱点を克服されてしまったが、それでも片手からの光線で応戦するカマキリネジラー。だが、レッドのドリルセイバーとピンクのメガキャプチャーに畳み掛けられ、怯んだところにシルバーのブレイザーインパクトを受けて敗北する。
直後にビビデビから巨大化ウイルスを注入されて巨大化すると、巨大戦ではメガボイジャーをブーメランで攻撃するも、逆に自分に投げ返されてダメージを受けたところに止めのボイジャースパルタンを叩き込まれて爆散した。
カマキリモチーフの怪人は『地球戦隊ファイブマン』のカマキラーギン以来7年振り。
デザインを担当した阿部統氏は『百化繚乱[下之巻]』で、「巨大な複眼はカマキリの卵をイメージした」とコメントしている。
声を演じる岸野氏は『忍者戦隊カクレンジャー』のテング以来、3年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。2年後の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』では司祭サイマ獣ハレルヤンの声を演じている。